となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二学期編

文化祭2

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少し客足が落ち着いたクラス
冬花が来ているのを教えてもらった
俺は席に向かった。




「よう冬花」

「お、兄ちゃん!……ぶふ!」

「な、何笑ってるんだ!?」

「兄ちゃんwそれwwただのwwサラリー……ぶふww」


「笑いすぎだろ!?」

だが流石我が妹……感想が同じである。


「ふぅ…ふぅ…あぁ~お腹痛い」

「そこまで笑うなよ!」

「いや、ごめん兄ちゃん。でも似合ってるよ?」


「そりゃどうも。」


「タモ〇さんのサングラスぐらい似合ってる!」


「あれは体の一部だから。」

サングラスの無いタ〇リさんを想像出来ない


「ちなみに私も秋兎くんの体の一部よ?」ピョコッ


俺と冬花が話しているとテーブルの
反対側から顔を上げた舞が出てきた!


「どっから出てくるんだお前は!?」

「び、びっくりしました……」

「いえね、冬花さんのスカートの中を観察に……って痛いわ冬花さん!?」


舞の発言に顔を真っ赤にした冬花は
舞の頭を非力なチョップで連打した。
冬花もだいぶ慣れたみたいだな。



「……ンクッ…ハァハァ」ゾクゾク

「変な声を出すなよ舞!?」

「が、我慢はしたのだけど…この少しだけ痛い感覚と顔真っ赤な冬花さんを感じてたら……ンフッ」


「と、冬花!ストップ」ガシッ!

ドクター……では無いがストップだ!
これ以上やると色んな数多の意味でヤバイ!


「は!す、すみません舞さん!大丈夫でしたか?」

我に返った冬花は心配そうに舞を見つめ


「だ、大丈夫よ……ごちそうさまでした!」

「ご、ごちそうさま?」

「飲食する場所の店員(メイド)が客にご馳走になってどうする!」


「た、確かにそうね!じゃあ、秋兎くん!この躾のなってないブt…じゃなくてメイドにキツめのお仕置きを!!」



「……いいだろう」ニヤッ

「「!?」」

俺がそうゆうと2人どころか
周りの人までこちらを意外そうな目で見てきた。
そんな期待やらなんやらの目で見られても
困るが……まぁたまにはお仕置きも
必要だわな。



「じゃあ、舞……」

俺はできるだけ声のトーンを下げ
怖そうな感じで言った。


「は、はひ!」ゾクゾクッ

なんか気に入ったらしいが
俺は無視して続け。


「今日1日舞とは喋らないお仕置きをしてやろう。」プイッ

俺は出来るだけ冷たい目で舞を見た。



「そ、それは……」

「…………」

「勘弁して?」

「…………」

「お仕置きだけど……でもね?」

な、何かしおらしくなった……
かわいい!すっごいかわいいが
これも舞の変態を緩和するためだ!
1日は長いから10分くらい放置しようと
思っただけの俺は甘いかもだが……


「寂しいから……それは嫌……です」

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………グフゥァァ!!


この後10分どころか10秒未満で
お仕置きを解除した俺はやはり甘いのかもしれない。
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