となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
74 / 815
二学期編

メイドさん

しおりを挟む
のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「メイドさんって素敵よね」

「まぁロマンではあるよな?」

「それもあるけど……」

「ん?」

「ご奉仕って言葉がもう素敵よね?」

「お前が言ってるご奉仕はたぶんズレてる!」


「何を言ってるの秋兎くん?」

「ん?」

「ご奉仕はいやらしい方よ?」

「分かってるわ!」

「なら、ズレてないじゃない!」

「普通は掃除とか何だよ!奉仕ってのは!」

「だからご主人の如意棒をお掃除するのよ!」


「如意棒を前回から引っ張るなよ!?」


「如意棒を手で優しくご奉仕するのよ!」

「卑猥だな!?」

「口の中で転がして掃除するのよ!」

「やめい!」

「綺麗にしたら気持ちいいでしょ!?」

「まぁ?」

「あ、間違えたわ」

「ん?」

「キレイにする過程が気持ちいいでしょ?」

「卑猥すぎるわ!」

「まぁメイドさんなのだけど」

「唐突だな毎回!?」

「今度の文化祭楽しみね?」

「まぁな。」

今週ある文化祭でうちのクラスは
メイド&執事喫茶になった
……まぁ定番だが。


「しかし漫画やアニメならよく見るが現実でもあるんだな?」


「そうね。」

「メイド服とか大変だな舞」

「……なんでかしら?」

「いや、着にくそうだしな?」

「確かにそうね…重ね着みたいだしね。」

「だろ?」

「でも……」

「でも?」

「重ね着ってイヤらしいわよね?」

「そうか?」

薄着の方がやらしいような……


「お子様ね秋兎くん?」

「な、なんでだよ?」

「だって……」

俺を少しバカにしたように見つめると
舞は……


「脱がせる楽しみが増えるじゃない?」

と、言い放った。
やはり中身がおっさんである。
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

処理中です...