となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
67 / 815
二学期編

手へん

しおりを挟む
のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「手へんって素敵よね」

「漢字シリーズか!?」

何だ本当にハマってるのか!?


「まず【接】って素敵よね」

「ん?」

「女、手、立つなんて素敵よね?」

「そんなことばっかり考えてるのか!?」

「これで接するって読めるなんて意味深よね?」

「確かにそうだけど……」

「接続にも使われてるのも意味深よね?」

「た、確かに……」

もしかしたら意識したのか?

「漢字を考えた人ってイヤらしい人が多いのかしら?」


「それは無い!」

なんてことを言うんだこいつは!?


「手で受けるで【授】だけど手で受けても授からないわよね?」


「手に受けとるから授かるなんだろ?」

「中で受けなきゃ授からないわよ!」

「そっちか!」

授かりものの方か!

「だって手に出すなんて……ふぅ」

「ふぅ……じゃねぇよ!?」

「【挿】何て字面がもうイヤらしいわよね!」

「字面!?」

「【接】【挿】【授】……最強ね!」

「最低だよ!」

「人生には手へんが必要なのよ!全てを表してくれてるわ!」


「手へんが可愛そうだよ!?」

「手へん……お前がNo.1だ!」

「どこの王子だ!?」

「手へんのエロさは世界一ィィィィィィィ!!」

「どこのドイツ軍兵士だ!」

「……何だか」

「ん?」

「手を繋ぎたくなったわ」

「何じゃそりゃ?」

「いやかしら?」

「……どんとこい」

「あら、なら帰る時にでも」

「了解」

「宝を握るわ!」

「手って言っただろ!?」
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

処理中です...