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二学期編
手へん
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のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。
「ねぇ…秋兎くん」
「何だよ舞?」
「手へんって素敵よね」
「漢字シリーズか!?」
何だ本当にハマってるのか!?
「まず【接】って素敵よね」
「ん?」
「女、手、立つなんて素敵よね?」
「そんなことばっかり考えてるのか!?」
「これで接するって読めるなんて意味深よね?」
「確かにそうだけど……」
「接続にも使われてるのも意味深よね?」
「た、確かに……」
もしかしたら意識したのか?
「漢字を考えた人ってイヤらしい人が多いのかしら?」
「それは無い!」
なんてことを言うんだこいつは!?
「手で受けるで【授】だけど手で受けても授からないわよね?」
「手に受けとるから授かるなんだろ?」
「中で受けなきゃ授からないわよ!」
「そっちか!」
授かりものの方か!
「だって手に出すなんて……ふぅ」
「ふぅ……じゃねぇよ!?」
「【挿】何て字面がもうイヤらしいわよね!」
「字面!?」
「【接】【挿】【授】……最強ね!」
「最低だよ!」
「人生には手へんが必要なのよ!全てを表してくれてるわ!」
「手へんが可愛そうだよ!?」
「手へん……お前がNo.1だ!」
「どこの王子だ!?」
「手へんのエロさは世界一ィィィィィィィ!!」
「どこのドイツ軍兵士だ!」
「……何だか」
「ん?」
「手を繋ぎたくなったわ」
「何じゃそりゃ?」
「いやかしら?」
「……どんとこい」
「あら、なら帰る時にでも」
「了解」
「宝を握るわ!」
「手って言っただろ!?」
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。
「ねぇ…秋兎くん」
「何だよ舞?」
「手へんって素敵よね」
「漢字シリーズか!?」
何だ本当にハマってるのか!?
「まず【接】って素敵よね」
「ん?」
「女、手、立つなんて素敵よね?」
「そんなことばっかり考えてるのか!?」
「これで接するって読めるなんて意味深よね?」
「確かにそうだけど……」
「接続にも使われてるのも意味深よね?」
「た、確かに……」
もしかしたら意識したのか?
「漢字を考えた人ってイヤらしい人が多いのかしら?」
「それは無い!」
なんてことを言うんだこいつは!?
「手で受けるで【授】だけど手で受けても授からないわよね?」
「手に受けとるから授かるなんだろ?」
「中で受けなきゃ授からないわよ!」
「そっちか!」
授かりものの方か!
「だって手に出すなんて……ふぅ」
「ふぅ……じゃねぇよ!?」
「【挿】何て字面がもうイヤらしいわよね!」
「字面!?」
「【接】【挿】【授】……最強ね!」
「最低だよ!」
「人生には手へんが必要なのよ!全てを表してくれてるわ!」
「手へんが可愛そうだよ!?」
「手へん……お前がNo.1だ!」
「どこの王子だ!?」
「手へんのエロさは世界一ィィィィィィィ!!」
「どこのドイツ軍兵士だ!」
「……何だか」
「ん?」
「手を繋ぎたくなったわ」
「何じゃそりゃ?」
「いやかしら?」
「……どんとこい」
「あら、なら帰る時にでも」
「了解」
「宝を握るわ!」
「手って言っただろ!?」
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