となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二学期編

パソコン

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のんびりとした休みの日
ゲームをしに舞の部屋を訪れ
パソコンを開いてゲームを起動した俺に
今日も今日とて神川さんは話しかけてきた。




「ねぇ……秋兎くん」

「何だよ舞?」

「パソコンって素敵よね」

「その話題はこの前やった。」

「あら覚えてたのね?」

「お前との会話だしな。」

「ふふ…ムラムラするわ!」

「したとしても公言するな!」

「それにしてもパパはどんなゲームを……」

「分からをんが…全年齢のやつだろ?」

ギャルゲーと見せかけてシューティングゲーム
とかかもしれんし。


「まぁ、ギャルゲーが嘘の可能性も無くわ無いわね。」


と、会話をしているとゲーム画面が現れ……


【ドキドキ!トロピカルパラダイス2!】


……2!?
いや、そこじゃなかった……ギャルゲーだこれ!


「あらギャルゲーだったわねやっぱり……あのパパ野郎……」


そうゆうと黒い顔をし……

「し、しかし2か…1はいつあったのかな?」

「何?秋兎くんやりたいの?」

うぉ……真剣な顔で迫られた……


「い、いやな…感想を聞きたいって聞いてたから1作目かと……」

ってか個人で二作目を作ってるのか?


「まぁ……感想楽しみにしてたし…やらないとダメね……不本意だけれど」


「まぁ、何にしてもスタートしてみよう?もしかしたら普通のゲームかもしれないだろ?」



「そうね……」

ふぅ……何とか合意を得られた俺は
ゲーム画面をクリックした。
すると……


「名前入力か……まぁここは秋兎で……」

と、普通に打とうとすると目にも止まらない
早さでキーボードが叩かれる音がして


【あかさたな】

名前があかさたなになっていた……



「せめてああああにしろよ!?」

「何よ彼女の前で自分の名前でプレイする気?」

や、ヤキモチモードだな……
いやでも自分の名前もしくは
ちゃんとした名前でしたい……各なる上は!


「お、俺がデータ如きに惚れるわけないだろ?お前だけだよ……舞?」


「あ、秋兎くん……やばいわ鼻血が……」

今だァァァ!!!
一瞬のすきを狙って人生史上最速で
指を動かし【秋】に名前を変えた。


「これなら良かろう?」


「ッ……仕方ないわね。」

よし!OKが出た!
さて……始めるか!


「決定!」バシッ

決定ボタンを押すと浜辺の映像に切り替わり
セリフが画面に現れ始めた


【トロピカルパラダイスに来てから早1年……いろいろあったな。】


「あ、前作でのことか?」

トロピカルパラダイス?

【最近ではようやくこの生活になれて今では楽しくやっている……最初は不安だったが。】


「職場……なのかしら?」

「かもな。」

【まさかあんなことがあった後に5人の女の子と結婚するとは思わなかった。】


「「!?」」


【まぁ、今では15人の娘達と楽しく暮らしてるからよしとするか。】


「「!!??」」


【全員娘とは……ハハ我ながら欲望が強すぎるな。】


「「!!!???」」


俺達が訳が分からないとゆう顔をしていると
今度はサブタイトルと共にタイトルが
現れた!


【ドキドキ!トロピカルパラダイス2!~5人の妻と15人の娘達~】


「な、なぁ舞?」

「な、何かしら秋兎くん?」

「これ……前作気にならないか?」

「しょ…正直何故こうなったか気になるわ……」

「神川お父さんに聞いてみるか?」

「そ、そうね…やらせてもらいましょ?」

俺達はパソコンを閉じ神川お父さんの元に
全速力で向かった。











「な、何だよ2人ともいきなり来てビックリするじゃないか?」


「「神川お父さん(パパ)!ドキドキ!トロピカルパラダイス1をやらせて(ください)!」」



「おお!2をやったんだな!で、どうだった?」

「1が気になりました!」

「よし!なら大成功だ!」

「「え?」」

「あのゲームに1は無い!」

「「!?」」

「私は考えたんだ……2は駄作になる事が結構多いという現実を」

「は、はぁ?」

「そこで駄作になるんならいっそ2から作って1を買ってもらおうと!」


「「??」」


「マンガでいえば上下巻の本を下巻から発売するみたいな事だ!下巻が面白くなかったとしても下巻じゃ意味がわからないから上巻を買うだろ?すると何のことない伏線が凄い納得するものになるんだよ!」




「な、なるほど?」


「物語シリーズで言えば今傷〇語をやってるみたいな事だ!え!阿〇々君はこうやって吸血鬼に!?キ〇ショットはこれで!?みたいな!」


「「つ、つまり?」」


「ふむ!1はこれから作る!」

そうゆうと神川お父さんは胸を張った。


「「は…………」」


「は?」


「「早く作ってね(下さいね)!?」」

正直めっちゃ気になった俺達は
その後も暫く催促を続けた。
あまりに言いすぎたせいで


【続編未定!】
って紙が背中に貼り付けてあったけど
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