となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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夏休み編

花火

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のんびりとした夏休み
今日も今日とて部屋でのんびりしていた
俺に神川さんは話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「花火って素敵よね」

「綺麗だもんな」

「それもあるけど……」

「ん?」

「ドン!ってゆうのがお腹に響いて素敵よね?」

「あぁ…なるな。何かドン!って」

「軽くイキそうになるわ!」

「なぜ!?」

「あの衝撃が何か……いいのよ!」

「よく分からん!」

「出来ればゼロ距離で味わいたいわ!」

「死ぬぞ!?」

「快楽のために死ねるなら……本望よ!」

「かっこよく言ってもダメだ!」

「出来れば発射台に入って飛びたいわ!」

「やめろってば!」

「それで、秋兎くんに汚ねぇ花火だって言われたい!」ゾクッ


「そんな余裕無いわ!」

「あら何故?」

「恋人が爆発して冷静では居られんだろ!?」

泣くわ!


「あら……それもそうね。」

冗談なのは分かってるが……
しかしすごい発想だな。


「なら、家庭用花火の筒の上に立つわ」

「何故!?」

「打ち上がる花火をお尻で受け止めようかと?」

「大火傷だよ!?」

「快楽のためよ!」

「この変態が!」

「っ……エクスタシー!」ゾクッ

「流石に引くぞ!?」

「引くの?」

「流石にな……」

「なら……」

「なら?」

「そうならないように私を花火に連れて行って見張ってて?」


「……花火に行きたかっただけか!?」

「……ダメ?」

「いや、ダメじゃないけど……」

確か夏休みの最後の週に祭りがあったな

「それでね……」

「ん?」

「浴衣を選んでほしいの」

「浴衣何てよく分からないぞ?」

「いいのよ……水着の時も言ったでしょ?貴方の趣味が知りたいの。」


「っ……分かった。なら都合のいい時を教えてくれ」


「今……かしら?」

「へ?」

そう返事が返って来た瞬間
家のチャイムがなり

「お前か……舞?」

「押しかけ妻よ♡」

「居留守しようかな?」

「放置プレイね!ありがとう秋兎くん!」ハァハァ

「分かった今開けるよ!」

俺はそう言ってドアを開けに行った。

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