となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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夏休み編

ハンバーグ

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リビングで寝たせいで腰が痛い
今日の昼今日も今日とて
神川喫茶店のアルバイトをしている
俺達は頑張っていた。
そして時間が過ぎ暇になった瞬間
今日も今日とて神川さんは話しかけてきた。

「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「ハンバーグって素敵よね」

「美味いもんな!」

「それもあるけど……」

「ん?」

「こねる時の音が素敵よね?」クチュクチュッ

「遂に音までいったか!?」

「そして、こね続けると温かくてヌルヌルになって素敵よね?」


「お、おう」

「ちなみに私は秋兎くんが近いだけでヌルヌルと……」


「やめような!?」

「…………」

妹の前でなんて話をしてるんだこいつは!?


「か、神川さんは普通の話題を話せないんですか?」


「普通とは?」

「好きな食べ物とか好きなこととか……」

「好きな食べ物秋兎くん!好きなことエッチいこと!……うん!問題ないわね!」


「俺は食べ物じゃねぇよ!?」

「そうね……捕食者よね!私の」ポッ

「ポッじゃねぇよ!?」

「やっぱり兄ちゃんも変態?」

「ち、違うから」

いや……確かに女性から見たら
男は皆変態かもしれんが……でも
エロいのと変態は違うんだよ!
俺はエロいが変態じゃない!
って妹には言えんわな……



「しかし何でハンバーグの話題を?」

「妹さんにハンバーグを作ってるからよ?」

「餌付けする気ですか!?」

「しないわよ……喜んでほしいだけ」

「ほ、本当に?」

「……ハンバーグは嫌い?」

「好き……です」

「そう……良かったわ」

そうゆうと舞はこねていたハンバーグを
焼き始め

「もちろん秋兎くんのも焼いてるわよ」

「ありがとう」

「気にしないで…私達が助けて貰ってるんだから」


「お父さん……早く良くなるといいな」

「いいのよたまには……無茶ばっかりするんだから……休ませるべきなのよ。」


「腰は辛いしな……」

「そうね…合体出来ないしね」

「やめろってば!?」

「治っても相手いないけど」

「まぁ……」

「あ、秋兎くんはいつでも百獣合体!出来るからね?」


「ガオレ〇ジャーか!」


「獣のように来ていいわよ!」

「やめい!」

「兄ちゃん……獣なの?」

「アイム パーフェクトにヒューマンだ!」

「男は夜に獣になるのよ…妹さんも気をつけてね!」


「冬花!お前に心配事は無いからな!?」

「わ、分かってるよ……兄ちゃん」ヒキッ

「引くな!大丈夫だから!」

「妹さんに対して獣になったら私はどちらを助けたらいいのかしら?」


「妹を助けろよ!?」

「でも、寝とった女だし……」


「兄ちゃんを助けたら……」

「でも、妹さんの敵だし……迷うわ」

「んなことしないから迷うな!」



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