となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
46 / 815
夏休み編

赤信号のアルバイト

しおりを挟む
のんびりとした休憩時間
今日も今日とて
オムライスを作り終えた神川さんは話しかけてきた。




「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「オムライス美味しかった?」

「美味しかった」

「は、はい!美味しかった…です」

「あら、良かったわ」

そう言うと舞は機嫌を良くした。

「お料理上手なんですね?」

「まぁ、それなりですがね」

「その料理で兄ちゃんの胃袋を掴んだんですか?」



「いえ?確か手料理はこれが初めてのはずよ?」

「そ、そうですか」

「でも料理上手な女の子は素敵よね?」

「ぐは!?」

「大丈夫か冬花!?」

すごいダメージを受けてらっしゃる!


「だ、大丈夫だ兄ちゃん…」

「あら?どうされたの?」

悪気はないのだろう舞は意味がわからず
首をかしげた。


「あ、だ、大丈夫だ!冬花はすこし家事が苦手なんだよな?」


俺のフォローで気づいた舞は
申し訳なさそうに下を向いた。


「うぅ~…少しじゃないもん」

確かにな。


「そ、そんなことないぞ!まだ中学生じゃないか!?まだ、大丈夫だ!」



「本当に?」

「本当だ!なぁ舞?」

「そ、その通りよ妹さん!大丈夫よ!」

「うぐ……うん!私頑張る!」

よ、良かった……何とか持ち直した!

「じゃあ、妹さん…次飲み物作ってみる?」

「はい!」

「気が早いぞ2人とも!?」

やめろ!死人が出る!!
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

将棋部の眼鏡美少女を抱いた

junk
青春
将棋部の青春恋愛ストーリーです

処理中です...