となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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夏休み編

理性を試すアルバイト

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のんびりとした夏休み…でわない。
神川お父さんの喫茶店で絶賛アルバイト中だ!
確かにお客さんはそんなに多くないが
それでも覚えることが多過ぎてなかなか大変だ
舞がメニューを用意し俺が運ぶ
妹は注文をとっている。
……人見知りだからすこしぎこちないが
メニュー作らせたり運ばせるよりは
安全だろう…

そして何とか昼ピークを乗り越えた俺に
今日も今日とて神川さんは話しかけてきた。





「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「お疲れ様」

「あぁ…お疲れ様」フゥ

「妹さんもお疲れ様」

「お、お疲れ様です」

まだ舞に慣れていない冬花は俺の影に
隠れた。


「かわいいわ……」ハァハァ

何か興奮してらっしゃる!?

「ま、舞?大丈夫か?」

「大丈夫よ秋兎くん…まだ理性が頑張ってるわ」

頑張れ理性!

「秋兎くんと妹さんが同じ視界に…くっ…鎮まれ私の性欲!」

そう言いながら彼女は腕を抑えた
……お前の性欲は腕にあるのか!?


「あ、あの…神川さん…大丈夫ですか?」


「大丈夫よ妹さん…それより妹さん…ブt……じゃなかった…私のことは舞でいいわよ?」


今ブタって言いかけなかったか!?


「いえ…でも先輩ですし…それに」

そう言うと冬花はこちらを見てきた

「兄ちゃんの彼女さんですし…」

少し拗ねた冬花を見て舞が何か悶えた
……なんだこいつ!?

「あ、秋兎くんが軽蔑の目で見てくる……ありがとう!」


「お礼を言うな!あと軽蔑はしてない!」

引いただけだ!


「これはヤバイわ…私2日耐えれるかしら?耐えて耐えたら絶えたりしないかしら!?」


「もうそれで絶えるんだったら絶えた方がいいと思うぞ?」


「辛辣ね……もっと頂戴!」

「今日は全開だな舞!?」

「テンションが振り切ってるのよ!サイコーにハイってやつよ!」

そう言いながら彼女は人差し指で側頭部をグリグリしてる……あれっぽい。



「DI○ってぽいね兄ちゃん」

「そうだな冬花…だがアイツに『世界』が目覚めたらろくなことにならないがな。」


あとそこを伏せても読めてしまうぞ妹よ。


「あぁ~落ち着いたわ。さて、お昼休憩にしましょうか?……何食べたい?」


そう言って彼女はメニューを渡してきた


「好きなの頼んでいいわよ。」


「そうか?……ならオムライス2つ頼む」

「あら?妹さんのも勝手に決めるの?」

「こいつはなんでも食うし同じのの方が作りやすいだろ?」


「そうだけど…妹さんはいいの?」

「い、いいです。神川さん……兄ちゃんが食べたいのを食べたいですから…」


予想通りの回答だな


「なるほど……分かったわ。」

そう言うと彼女はオムライスを作り始めた。



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