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夏休み編
あなたにだけ
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さっきに引き続きプールでのんびりしてる
俺達。
未だに上着を着ている舞が
今日も今日とて話しかけてきた。
「ねぇ……秋兎くん」
「何だよ舞?」
「最悪ね……」
「そうだな……」
さっきまで天気良かったのに
いきなり降り出した雨を見ながら
俺たちはプールにある売店の屋根の下で
休んでいた。
「何だか冷えてきたわ……」
「そうだな……」
真夏とはいえ流石に寒い……
俺も上着着とけばよかった……
「秋兎くん寒いでしょ?手でも握る?」
「そうだな……」
「秋兎くん寒いでしょ?胸でも揉む?」
「そうだな……って馬鹿かお前は?」
「私は暖かくなるわ。」
「興奮してか?」
「照れてよ。」
「そ、そうか。」
「安心して……興奮もしてるわ」
「そ、そうか。」
「あら?突っ込まないの?」
「普通に嬉しかったからな。」
「…………プールに入ってくるわ」
「寒いぞ?」
「反応してしまったわ」
「反応?」
「……うるさいバカ」
「おぉ……」
いつも見せる顔じゃない
てれを隠したような怒り顔……
ふむ……俺の彼女はかわいいぜ
「でも、やめとけ風邪引くぞ?」
「……そうね。もう帰りましょうか?」
「……そうだな」
残念だ……ションボリだ
まぁ、風邪ひかすよりはいいか。
「じゃあ、着替えるか。」
「そうね……」
俺たちはそう言いそれぞれ更衣室に向かった。
「お待たせ秋兎くん。」
「おう。」
俺が着替えを終え出口で待っていると
舞が出てきた。
なんと言うか……少し濡れた髪が……
「濡れた髪が素敵よ秋兎くん」
「それは男が言うもんだろ?」
「あら?女の子だって思うわよ?」
「そうなのか?」
「何だか色っぽいわ」
「男に色があるのかよ?」
「あるわよ。」
「そうか。」
「好きな男の子は色っぽく見えるのよ。女の子は。」
「それは、よかった。」
「ねぇ……秋兎くんちょっと来て?」
そう言うと彼女は俺の手を引っ張り
人気の無い場所に行きワンピースをめくり……て
「水着の上に着たのか!?」
「目を盗んでワンピースの下に着るのはなかなか大変だったわ。」
「何でまた……」
「秋兎くんにだけ見せたかったのよ。」
「……そうか。」
「照れた?」
「照れた。」
「そう」
彼女はそう言うとワンピースを元に戻し
「私も照れたわ。」
そう言ってまた更衣室に行った。
「下着より興奮したな。」
俺はぼそっと呟いた。
俺達。
未だに上着を着ている舞が
今日も今日とて話しかけてきた。
「ねぇ……秋兎くん」
「何だよ舞?」
「最悪ね……」
「そうだな……」
さっきまで天気良かったのに
いきなり降り出した雨を見ながら
俺たちはプールにある売店の屋根の下で
休んでいた。
「何だか冷えてきたわ……」
「そうだな……」
真夏とはいえ流石に寒い……
俺も上着着とけばよかった……
「秋兎くん寒いでしょ?手でも握る?」
「そうだな……」
「秋兎くん寒いでしょ?胸でも揉む?」
「そうだな……って馬鹿かお前は?」
「私は暖かくなるわ。」
「興奮してか?」
「照れてよ。」
「そ、そうか。」
「安心して……興奮もしてるわ」
「そ、そうか。」
「あら?突っ込まないの?」
「普通に嬉しかったからな。」
「…………プールに入ってくるわ」
「寒いぞ?」
「反応してしまったわ」
「反応?」
「……うるさいバカ」
「おぉ……」
いつも見せる顔じゃない
てれを隠したような怒り顔……
ふむ……俺の彼女はかわいいぜ
「でも、やめとけ風邪引くぞ?」
「……そうね。もう帰りましょうか?」
「……そうだな」
残念だ……ションボリだ
まぁ、風邪ひかすよりはいいか。
「じゃあ、着替えるか。」
「そうね……」
俺たちはそう言いそれぞれ更衣室に向かった。
「お待たせ秋兎くん。」
「おう。」
俺が着替えを終え出口で待っていると
舞が出てきた。
なんと言うか……少し濡れた髪が……
「濡れた髪が素敵よ秋兎くん」
「それは男が言うもんだろ?」
「あら?女の子だって思うわよ?」
「そうなのか?」
「何だか色っぽいわ」
「男に色があるのかよ?」
「あるわよ。」
「そうか。」
「好きな男の子は色っぽく見えるのよ。女の子は。」
「それは、よかった。」
「ねぇ……秋兎くんちょっと来て?」
そう言うと彼女は俺の手を引っ張り
人気の無い場所に行きワンピースをめくり……て
「水着の上に着たのか!?」
「目を盗んでワンピースの下に着るのはなかなか大変だったわ。」
「何でまた……」
「秋兎くんにだけ見せたかったのよ。」
「……そうか。」
「照れた?」
「照れた。」
「そう」
彼女はそう言うとワンピースを元に戻し
「私も照れたわ。」
そう言ってまた更衣室に行った。
「下着より興奮したな。」
俺はぼそっと呟いた。
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