となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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一学期

テスト勉強

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のんびりとした休み時間……では無い
テスト前日の放課後
となり……とゆうか俺の部屋で向かいに座っている
神川さんは
今日も今日とて話しかけてきた。




「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「今日は妹さんは?」

「あぁ冬花は今日も居るぞ?」

自分の部屋だけど

「そう…また気を使わせちゃったわね。」

「気にすんなよ。」

「出来れば妹さんにも会いたかったのだけど」

「呼んでこようか?」

「……いいわ。勉強しましょ。」

「そうだな。」

結構俺はピンチだしな……


「でも、すこし飽きたわね……」

流石に学校終わって2時間ぶっ通しは疲れる


「だな……」

「普段から勉強してない証拠ね」

「うぐっ……」

「私も最近はあまり勉強してないわ」

「そうなのか?」

「おそろいね?」

「そうだな。」

「不服?」

「いや?」

「よかった。」

そう言うと彼女は笑った

「ねぇ…秋兎くん」


「何だよ舞?」

「妹さんは私のこと何か言ってた?」

「別に?……あ、かわいいって言ってたな 」

「あらやだ……照れるわ。」

「照れるんだな。」

「そりゃね…」

「そっか。」

「ねぇ…秋兎くん?」

「何だよ舞?」

「かわいいって言って?」

「な、何だよいきなり」

「いいから。」

「…………かわいいよ」

「ふふ……あなたの勝ち」

「ん?」

「顔が似ててもやっぱりあなたの方がやばいわね。」


そう言うと彼女は笑った

「ねぇ…秋兎くん?」

「何だよ舞?」

「大好きよ?」

「俺もだ。」

気がつくと俺たちは唇を重ねていた。


「ふふ…すこしカサカサしてる」

「悪かったな」

「でも……」

「?」

「とても素敵よ」
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