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風邪と妹
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のんびりとした休み時間……では無く
今日は見慣れた天井を見ながら
熱にうなされている……
久々に風邪を引いたらしい……
「情ねぇ…」
神川にはL○NEで伝えた…
『(・ω・`)お大事に』
って来た。
何かかわいい
学校がこんなに恋しいのは
小学生の遠足やイベント以来だな……
いや…学校じゃないか。
会いたいんだな神川に
「早く治さないとな……」
俺はそう思い布団を被った
……瞬間ドアをノックする音が聞こえ
「兄ちゃん、入っていい?」
妹である。
……妹よ兄ちゃんはすごく眠いんだ……
だから……スマンが無視するぞ
「兄ちゃん?兄ちゃん!!…………おい兄貴!開けろぉぉ!」
すっごいドアノブをガタガタしてる
うるさい!すっごいうるさい!!
いつもながらやかましい!!
「……兄貴居留守をするつもりだな!なら、わたしにも考えがある!」
な、何をする気だ?
「兄貴の持ってるイヤらしい本を今度家の外にばらまいとく!」
な、なんて恐ろしいことを思いつくんだこの
女は!?
……捨てるではなくばらまくだと!?
変な目で近所に見られる!
ってか隠し場所把握されてる!
「……分かったよ我が妹よ。今開ける」
「さすが兄ちゃん!」
全く……末恐ろしい妹だ。
俺はそう思いながらドアを開けた
「で?何のようだよ……眠いんだが?」
「何とは何だよ兄ちゃん!せっかく看病してやろうと思ったのに!」
「やめろ!俺を殺す気か!?」
「何でそうなる!?」
この妹は家事能力が0以下なんだよ……
顔はかわいいとは思うんだが
残念だ…
「兄ちゃんはまだ死にたくないんだ分かってくれ冬花(とうか)。」
「嫌だ!兄ちゃんにはお世話になってるから何かする!」
「何もしないことが最大の看病だ!」
「ぐぬぬ…なら汗拭く!さぁ服を脱げ!」
「はぁ!?お前は何を言い出すんだ!?」
「兄妹何だから大丈夫だ!」
「兄妹でもだ!もう中3だろうが!」
「だから何だ!」
「恥じらえ!」
「兄ちゃんが恥じらえ!」
「なぜ!?」
「こんなにかわいい妹に脱がされて恥じらえ!」
「恥じらうか!妹に脱がされたくらいで!」
「なら、問題ないよな?」
「……しまった!」
「ぐへへ……覚悟しろ兄ちゃん!」
「くそ!!」
俺と妹の死闘が始まろうとした瞬間!
俺のスマホが鳴り響いた!
「あ、すまん電話だ」
「あ、分かった兄ちゃん。」
常識はある妹なのだ。
「もしもし?」
『あ、もしもし秋兎くん?』
「あぁ神川か?どうした?」
『いえ、秋兎くんが女に脱がされそうな気配を感じて……』
「そ、そうか……」
恐怖!純粋な恐怖!
『あ、そうだ秋兎くん。』
「ん?」
『今から御見舞に行くわ。』
「え?」ピンポ-ン
「ん?兄ちゃん誰か来たぞ?」
「……お前か神川?」
『その通りよ。』
「兄ちゃん!女の子が来てる!かわいい子!」
「あぁかわいいのは知ってる」
『まぁ…濡れちゃうわ』
「照れるって言え!おい冬花……開けてやれ」
「う、うん。分かった兄ちゃん。」
『迷惑だった?』
「いや……びっくりした。いろんな意味で」
どうやら余計に寝れそうに無いが……
俺は内心有頂天だった。
今日は見慣れた天井を見ながら
熱にうなされている……
久々に風邪を引いたらしい……
「情ねぇ…」
神川にはL○NEで伝えた…
『(・ω・`)お大事に』
って来た。
何かかわいい
学校がこんなに恋しいのは
小学生の遠足やイベント以来だな……
いや…学校じゃないか。
会いたいんだな神川に
「早く治さないとな……」
俺はそう思い布団を被った
……瞬間ドアをノックする音が聞こえ
「兄ちゃん、入っていい?」
妹である。
……妹よ兄ちゃんはすごく眠いんだ……
だから……スマンが無視するぞ
「兄ちゃん?兄ちゃん!!…………おい兄貴!開けろぉぉ!」
すっごいドアノブをガタガタしてる
うるさい!すっごいうるさい!!
いつもながらやかましい!!
「……兄貴居留守をするつもりだな!なら、わたしにも考えがある!」
な、何をする気だ?
「兄貴の持ってるイヤらしい本を今度家の外にばらまいとく!」
な、なんて恐ろしいことを思いつくんだこの
女は!?
……捨てるではなくばらまくだと!?
変な目で近所に見られる!
ってか隠し場所把握されてる!
「……分かったよ我が妹よ。今開ける」
「さすが兄ちゃん!」
全く……末恐ろしい妹だ。
俺はそう思いながらドアを開けた
「で?何のようだよ……眠いんだが?」
「何とは何だよ兄ちゃん!せっかく看病してやろうと思ったのに!」
「やめろ!俺を殺す気か!?」
「何でそうなる!?」
この妹は家事能力が0以下なんだよ……
顔はかわいいとは思うんだが
残念だ…
「兄ちゃんはまだ死にたくないんだ分かってくれ冬花(とうか)。」
「嫌だ!兄ちゃんにはお世話になってるから何かする!」
「何もしないことが最大の看病だ!」
「ぐぬぬ…なら汗拭く!さぁ服を脱げ!」
「はぁ!?お前は何を言い出すんだ!?」
「兄妹何だから大丈夫だ!」
「兄妹でもだ!もう中3だろうが!」
「だから何だ!」
「恥じらえ!」
「兄ちゃんが恥じらえ!」
「なぜ!?」
「こんなにかわいい妹に脱がされて恥じらえ!」
「恥じらうか!妹に脱がされたくらいで!」
「なら、問題ないよな?」
「……しまった!」
「ぐへへ……覚悟しろ兄ちゃん!」
「くそ!!」
俺と妹の死闘が始まろうとした瞬間!
俺のスマホが鳴り響いた!
「あ、すまん電話だ」
「あ、分かった兄ちゃん。」
常識はある妹なのだ。
「もしもし?」
『あ、もしもし秋兎くん?』
「あぁ神川か?どうした?」
『いえ、秋兎くんが女に脱がされそうな気配を感じて……』
「そ、そうか……」
恐怖!純粋な恐怖!
『あ、そうだ秋兎くん。』
「ん?」
『今から御見舞に行くわ。』
「え?」ピンポ-ン
「ん?兄ちゃん誰か来たぞ?」
「……お前か神川?」
『その通りよ。』
「兄ちゃん!女の子が来てる!かわいい子!」
「あぁかわいいのは知ってる」
『まぁ…濡れちゃうわ』
「照れるって言え!おい冬花……開けてやれ」
「う、うん。分かった兄ちゃん。」
『迷惑だった?』
「いや……びっくりした。いろんな意味で」
どうやら余計に寝れそうに無いが……
俺は内心有頂天だった。
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