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二年目編!
子供がいるって…
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「子供がいるって幸せですか?」
娘の彼氏からこんなことを聞かれた。
秋兎くんの家庭のことは舞から聞いている。
確かに大人としては…良くない…が
親としてなら…気持ちは分かる。
綺麗事だけでは子供は育たない。
やっぱりお金はいる。
だが親がそばにずっといない子供の気持ちは
胸を締め付けるほど苦しい。
「少なくとも…」
俺は慎重に口を開いた。
「少なくとも俺は幸せだよ。」
「そう…ですか。」
彼は下を向いた。
やれやれ…親睦を深める為には暗い場所も
見なくちゃならん…が!
「秋兎くんもそのうち分かるさ」
「そうでしょうか?」
「何なら今から舞とベッドでパーリナイ!すれば…」
「何言ってるんですか!?」
「いやいや舞も待ってるって」
「じょ、女性の気持ちは難しいので…」
「確かに女性の気持ちは分からないな…」
「でしょ?」
「女性の気持ちいいは分かる!」
「いや、ドヤられても!?」
「秋兎くんもそのうち分かる!」
「なっ」
おうおう赤くなりよってうぶい奴よのぉ~♪
……俺もこんな時があったのだろうか?
いや、無いな
昔からマセガキだったし変態的紳士だったし
母さんがいなきゃ…ただの変態だった…
って自分で言ってて悲しくなったいろんな意味で!
「うぐっ」
「か、神川お父さん!?どうしたんですか!?」
今度は吐き気がないような秋兎くんは
心配そうにこちらを見ている。
「なんでもないさ…少し昔を思い出して泣きたくなっただけだ。」
「そ、そうですか」
安心したように胸をなで下ろす秋兎くんを見て
俺は最初の話を思い出す。
「なぁ…秋兎くん」
「何ですか神川お父さん?」
俺は少しあいだを置いてから
「俺のことは凛って呼んでいいよ」
「いや…でも」
「いつまでも神川お父さんじゃ呼びにくいだろ?」
「…分かりました。じゃあ凛さんとこれから呼びます」
「いやん♡呼び捨てがいいわ♡」
「おえ」
俺の渾身のオネダリは僅か2文字と
睨む目線により永遠に却下された。
娘の彼氏からこんなことを聞かれた。
秋兎くんの家庭のことは舞から聞いている。
確かに大人としては…良くない…が
親としてなら…気持ちは分かる。
綺麗事だけでは子供は育たない。
やっぱりお金はいる。
だが親がそばにずっといない子供の気持ちは
胸を締め付けるほど苦しい。
「少なくとも…」
俺は慎重に口を開いた。
「少なくとも俺は幸せだよ。」
「そう…ですか。」
彼は下を向いた。
やれやれ…親睦を深める為には暗い場所も
見なくちゃならん…が!
「秋兎くんもそのうち分かるさ」
「そうでしょうか?」
「何なら今から舞とベッドでパーリナイ!すれば…」
「何言ってるんですか!?」
「いやいや舞も待ってるって」
「じょ、女性の気持ちは難しいので…」
「確かに女性の気持ちは分からないな…」
「でしょ?」
「女性の気持ちいいは分かる!」
「いや、ドヤられても!?」
「秋兎くんもそのうち分かる!」
「なっ」
おうおう赤くなりよってうぶい奴よのぉ~♪
……俺もこんな時があったのだろうか?
いや、無いな
昔からマセガキだったし変態的紳士だったし
母さんがいなきゃ…ただの変態だった…
って自分で言ってて悲しくなったいろんな意味で!
「うぐっ」
「か、神川お父さん!?どうしたんですか!?」
今度は吐き気がないような秋兎くんは
心配そうにこちらを見ている。
「なんでもないさ…少し昔を思い出して泣きたくなっただけだ。」
「そ、そうですか」
安心したように胸をなで下ろす秋兎くんを見て
俺は最初の話を思い出す。
「なぁ…秋兎くん」
「何ですか神川お父さん?」
俺は少しあいだを置いてから
「俺のことは凛って呼んでいいよ」
「いや…でも」
「いつまでも神川お父さんじゃ呼びにくいだろ?」
「…分かりました。じゃあ凛さんとこれから呼びます」
「いやん♡呼び捨てがいいわ♡」
「おえ」
俺の渾身のオネダリは僅か2文字と
睨む目線により永遠に却下された。
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