ゴンザレス☆タマミの日常

海老カツバーガー

ワタシは夜の蝶
夜を舞う一匹の蝶
そんな蝶でもお腹は空く


「いつものスーパーで売れ残りの君と出会ったわけだけど…」


そう仕事終りにお腹を空かせ
いつものスーパーに寄って物色していると
この子に出会った。


「半額シールが貼られた海老カツバーガー…」

一瞬パンからカツはみ出てるスゴ！？
って思ったけど持って気が付いた。


『軽いｯｯ！』

「でも、お持ち帰りした。」

何か食べたかったから。
分かるかしら…？

確かに有名ハンバーガーチェーンの
海老カツバーガーとかの方が絶対美味しいわ
でも…この…スーパーの惣菜パンにしかない
この魅力！



「まぁいいわ…もう限界だし。」

私はたより無さすぎるラップみたいな
包みを剥がし


「いただきます。」

一口かぶり付いた。
…うん。
予想通り海老何かほとんどは言ってない。
正確には小さな海老が所々に居るけど
ほぼ海老のすり身。


「…でも、このチープさがいいのよね。」

海老カツもやっぱり前に付き出してるだけで
後の方はスカスカ…ってゆうか
ソース…タルタルソースとキャベツ
いや、これはこれで美味しいし文句は無いけど


そんなこんな考えながら食べ終ってしまい
残された半額シール付きの
ラップみたいな包みを見て


「悪くなかったわよあんた。」

何だかんだ文句は言ったけど悪くなかった
正直好きだったわ。


「完璧なものより少し隙がある方が愛嬌があるものよ？」


と謎のフォローをいれるタマミなのでした。