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ラーメン
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ワタシは夜の蝶
夜を舞う一匹の蝶
そんな蝶でもお腹は空く
「あぁ~…ラーメン食べたいわ…」
本当に何なのかしら…定期的に起こるこの現象…
皆も無い?
ラーメン食べたくて堪らなくなるとき…
特に食べちゃダメな時間に
「なに?神様…ラーメンで人類減らそうとしてるの?」
回りくど過ぎるわよ神様
効果はテキメンかもしれないけど
回りくど過ぎるわよ神様
「……ラーメン食べて帰ろう」
ワタシは身支度を済ませると
最近教えてもらったことを確かめに行く
「…すぅー本当にあったわ」
疑ってごめんなさい
常連さん…いやでも、そりゃ疑うわよ
だって…
「夜の市役所にラーメン屋台来とるがな」
思わず言葉遣いが変になってしまうくらいの衝撃
そして、それを打ち消す雰囲気と匂い
ワタシは一目散に多分産まれて始めて
ウキウキ気分で市役所の駐車場に足を踏み入れた
「いらっしゃい!こんな時間まで仕事かい?お姉ちゃん」
「あらやだ、口がうまいわね~こんなゴツいの捕まえてお姉ちゃんだなんて」
「なぁに、オレからみにゃガタイのいい綺麗なお姉ちゃんよ」
「もう、お礼に一杯食べちゃお🖤」
「そいつは助かるぜ、そろそろ店仕舞いだってのに今日は客足が延びなくてな…麺ばっかりのびちまいそうだったんだ」
「あら、それならせいだして食べなきゃね」
さて、何食べようかしら…
……屋台ラーメン
「ちょっとお兄さん、屋台ラーメンって何かしら?」
「お兄さんはやめてくれよ。あぁ、屋台ラーメンってのはうちの特製でな…甘めの醤油トンコツみたいな味だ」
「あら、ラーメンで甘め…珍しいわね。じゃあ、それの大盛と…餃子ってまだあるかしら?」
「おうおう!あるぞ!大盛だな、よしきた!」
待ってましたと言わんばかりに
麺を湯で始める店主
その間に保温出来る箱から餃子を取り出し
「ほいよ!お姉ちゃん沢山食べそうだからもう1枚サービスな!」
「あら、ありがとう🖤」
こうゆう交流良いわよね…何か
そんなことを考えていると
どんぶりをお湯で温め、お湯を捨て
タレをどんぶりに入れスープを注ぎ
ジャストタイミングで湯で上がった麺を湯切りし
すばやくどんぶりに入れると
味玉、メンマ、茹でたほうれん草
大きめのチャーシューを二枚乗せて
「はいお待ちどう、屋台ラーメンです!」
「犯罪的だわ…いただきます」
ワタシはもう我慢できないと箸を取り
少し太めの縮れた麺を吸い込んだ
「うっまいわ、お兄さん!」
「ありがとうよ」
プリプリのちぢれ麺が甘めのスープを
引っ張ってきて口のなかがすごく幸せ!
このスープ本当に不思議な味ね
クドくはないけど確かに甘さを感じる
でも、まったく嫌じゃない…ゴマだれ?
に近いのかしら?若干だけど…
「次は…」
ほうれん草と一緒に…ん~…
ほうれん草をラーメンに入れようとした人天才よね
ってかワタシが小さい時、別に定番じゃなかった
わよね?茹でたほうれん草…君はいつから
よく見かけるようになったんだったかしら?
少しの謎を残して次は定番の味玉…
うん、君が居ると安心するわ!
スープが甘めだから少ししょっぱくしてるのかしら?
もちろん嫌なしょっぱさじゃなくて
きちんとダシを感じるわ…鰹かしら?
メンマもコリコリ…ちゃんと噛みきれるいいメンマ
そして…チャーシュー
1枚は単体で食べちゃいましょ🖤
うん…うん!
ここのは少し肉感的を残したタイプね!
とろとろとゆうよりはお肉を食べてると
思わせてくれるタイプのチャーシュー!
私の大好きなやつ!
もう1枚は~麺を巻いてすする!
ん~うまい!文句の付け所が見つからないわ!
箸休めに餃子♪
タレにラー油をちょいと入れて
うん!美味しいわ!ここのは玉ねぎ多め!
いい甘さ~…一皿ペロリね!
さて、ラーメンに
「お姉ちゃん…ずいぶん気に入ってくれたみたいだから良いことを2つ教えてやるぜ!」
「お、何かしら!」
「こいつを入れてみな?」
「ラー油をラーメンに?」
「騙されたと思って…な?」
「分かったわ!」
ワタシはラーメンを少しラーメンに入れて食べた
お、おお!
パンチが出たわ!
甘いスープに後味がすこしぴりりと辛い!
おいしい!これ、すごくおいしいわ!
「気に入ってくれたみたいだな!」
「お兄さん!もうひとつは!?」
「待ちなって、もうひとつは…餃子のタレを酢とコショウにしてみな!」
「酢コショウ!聞いたことあるわ!孤独○グルメで見たわ!」
「オレもだ!」
視聴者だった
「でも、初体験…では!」
ん、なるほど…こうなるのね!
お酢だからさっぱりして終わるのかと思ったら
それだけじゃなくてお酢のお陰で
甘さが引き立った餃子の玉ねぎがいい!
そしてこの後味!
コショウがピリリとしめていい感じ!
「いい食べっプリだね~…白ご飯いるかい?」
「いる!」
きっちりラーメンライスまで
堪能してお腹パンパンで家に帰って大爆睡し
神様の計画?にはまったタマミなのでした。
夜を舞う一匹の蝶
そんな蝶でもお腹は空く
「あぁ~…ラーメン食べたいわ…」
本当に何なのかしら…定期的に起こるこの現象…
皆も無い?
ラーメン食べたくて堪らなくなるとき…
特に食べちゃダメな時間に
「なに?神様…ラーメンで人類減らそうとしてるの?」
回りくど過ぎるわよ神様
効果はテキメンかもしれないけど
回りくど過ぎるわよ神様
「……ラーメン食べて帰ろう」
ワタシは身支度を済ませると
最近教えてもらったことを確かめに行く
「…すぅー本当にあったわ」
疑ってごめんなさい
常連さん…いやでも、そりゃ疑うわよ
だって…
「夜の市役所にラーメン屋台来とるがな」
思わず言葉遣いが変になってしまうくらいの衝撃
そして、それを打ち消す雰囲気と匂い
ワタシは一目散に多分産まれて始めて
ウキウキ気分で市役所の駐車場に足を踏み入れた
「いらっしゃい!こんな時間まで仕事かい?お姉ちゃん」
「あらやだ、口がうまいわね~こんなゴツいの捕まえてお姉ちゃんだなんて」
「なぁに、オレからみにゃガタイのいい綺麗なお姉ちゃんよ」
「もう、お礼に一杯食べちゃお🖤」
「そいつは助かるぜ、そろそろ店仕舞いだってのに今日は客足が延びなくてな…麺ばっかりのびちまいそうだったんだ」
「あら、それならせいだして食べなきゃね」
さて、何食べようかしら…
……屋台ラーメン
「ちょっとお兄さん、屋台ラーメンって何かしら?」
「お兄さんはやめてくれよ。あぁ、屋台ラーメンってのはうちの特製でな…甘めの醤油トンコツみたいな味だ」
「あら、ラーメンで甘め…珍しいわね。じゃあ、それの大盛と…餃子ってまだあるかしら?」
「おうおう!あるぞ!大盛だな、よしきた!」
待ってましたと言わんばかりに
麺を湯で始める店主
その間に保温出来る箱から餃子を取り出し
「ほいよ!お姉ちゃん沢山食べそうだからもう1枚サービスな!」
「あら、ありがとう🖤」
こうゆう交流良いわよね…何か
そんなことを考えていると
どんぶりをお湯で温め、お湯を捨て
タレをどんぶりに入れスープを注ぎ
ジャストタイミングで湯で上がった麺を湯切りし
すばやくどんぶりに入れると
味玉、メンマ、茹でたほうれん草
大きめのチャーシューを二枚乗せて
「はいお待ちどう、屋台ラーメンです!」
「犯罪的だわ…いただきます」
ワタシはもう我慢できないと箸を取り
少し太めの縮れた麺を吸い込んだ
「うっまいわ、お兄さん!」
「ありがとうよ」
プリプリのちぢれ麺が甘めのスープを
引っ張ってきて口のなかがすごく幸せ!
このスープ本当に不思議な味ね
クドくはないけど確かに甘さを感じる
でも、まったく嫌じゃない…ゴマだれ?
に近いのかしら?若干だけど…
「次は…」
ほうれん草と一緒に…ん~…
ほうれん草をラーメンに入れようとした人天才よね
ってかワタシが小さい時、別に定番じゃなかった
わよね?茹でたほうれん草…君はいつから
よく見かけるようになったんだったかしら?
少しの謎を残して次は定番の味玉…
うん、君が居ると安心するわ!
スープが甘めだから少ししょっぱくしてるのかしら?
もちろん嫌なしょっぱさじゃなくて
きちんとダシを感じるわ…鰹かしら?
メンマもコリコリ…ちゃんと噛みきれるいいメンマ
そして…チャーシュー
1枚は単体で食べちゃいましょ🖤
うん…うん!
ここのは少し肉感的を残したタイプね!
とろとろとゆうよりはお肉を食べてると
思わせてくれるタイプのチャーシュー!
私の大好きなやつ!
もう1枚は~麺を巻いてすする!
ん~うまい!文句の付け所が見つからないわ!
箸休めに餃子♪
タレにラー油をちょいと入れて
うん!美味しいわ!ここのは玉ねぎ多め!
いい甘さ~…一皿ペロリね!
さて、ラーメンに
「お姉ちゃん…ずいぶん気に入ってくれたみたいだから良いことを2つ教えてやるぜ!」
「お、何かしら!」
「こいつを入れてみな?」
「ラー油をラーメンに?」
「騙されたと思って…な?」
「分かったわ!」
ワタシはラーメンを少しラーメンに入れて食べた
お、おお!
パンチが出たわ!
甘いスープに後味がすこしぴりりと辛い!
おいしい!これ、すごくおいしいわ!
「気に入ってくれたみたいだな!」
「お兄さん!もうひとつは!?」
「待ちなって、もうひとつは…餃子のタレを酢とコショウにしてみな!」
「酢コショウ!聞いたことあるわ!孤独○グルメで見たわ!」
「オレもだ!」
視聴者だった
「でも、初体験…では!」
ん、なるほど…こうなるのね!
お酢だからさっぱりして終わるのかと思ったら
それだけじゃなくてお酢のお陰で
甘さが引き立った餃子の玉ねぎがいい!
そしてこの後味!
コショウがピリリとしめていい感じ!
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「いる!」
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