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響と魅里の買い物デート

買い出し

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こんにちは…魅里です。
今回いっぱい迷惑をかけた…あたしです。

そんなアタシは…いえ…アタシ達は


「何考えてるんだ魅里?」

響と買い物に来ている…
デート…じゃない!夕飯の買い出し!


「な、なにも!?」

アタシは響に手を引かれながら…そう
手を引かれながら…


「……」

事務所出る時には既に手を握られていたわ。
…最初は何にも思わないことにしてたけど…
え?なんで?


「晩御飯何にしようかな?」

しかも何で響は平気そうなの?
え?キスしてきた女の子の手を握ってるのよ?
なに?キスしたくらいで彼氏面なわけ?

…いや、それならそれでいいんだけどね!

「黙ってるはずなのに心がうるさい気がするよ魅里?」


「き、気のせいよ響。」

「なぁ魅里」

「何よ響?」

「晩御飯…何食べたい?」

「……からあげ」

「んじゃ、からあげの材料買って帰ろうか」

そんな会話をしているとスーパーに着き


「よし…んじゃちゃっちゃと終わらせますか!」

と、響は言った。
何よ?アタシと手を繋いでくれ…いる時間を
短くしたいの?
あぁ~そうですか!

あたしは自分でもめんどくさい怒り方を
しながら買い物を終わらせた。


「よし、帰ろっか」

「そうね」

よかったわね響!
手を離せるわよ!迷子になりそうな
彼女面の女のね!

と、スーパーの中でさらにめんどくさい
女の子になったアタシは
黙って響に手を引かれた

「…魅里」

「なに?」

「寄り道して帰ろうか?」

「え?」

アタシは意外な提案に一瞬ためらったが

「い、いいわよ?」

と、精一杯の笑顔で返した。
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