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第032話:安全なレバ刺しの作り方
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「父上、レイラから手紙が届いたとか……」
エストリア王国国王フリードリヒ四世は、執務室に入ってきた王太子の問いかけに頷いた。上質な羊皮紙数枚が折りたたまれた封書を取り出す。
「ウム、元気にやっているようだ。カトーから聞いたという料理の作り方も幾つか入っている。早速、ジョエルに作らせてみよう。だが重大なことも書かれている。カトーの加護についてだ。読んでみよ」
王太子のウィリアムは手紙を一読し、溜息をついて首を振った。手紙には慎重に取り扱うべきと書かれているが、そんな次元の話ではない。これが明るみになれば、各国がカトーを手に入れようと動き始めるだろう。
「まさか国祖アルスランと同じ異世界人だったとは…… 女神を召喚する加護についても凄まじいですが、それ以上にカトーの知識が危険です。恐らく、料理以外にも様々な知識を持っているでしょう。もしそれが軍事に使われようものなら、大戦に繋がりかねません」
「お前はどう思う? 保護すべきだと思うか?」
国王に問いかけられ、ウィリアムは逡巡した。確かに、可能であれば王国で身柄を押さえてしまうのが一番だろう。理を説けば、妹も納得するはずだ。だが万一にも取り逃がせば、カトーはエストリア王国にとって最大の敵になってしまう。
「カトーには野心も、王国に対する敵意もありません。彼の希望は自由気ままに旅をしながら、各地の食材を料理して広めることでしょう。すぐに王国から出るというわけでもありませんし、現時点ではこちらが動くことには反対です」
「余も同意見だ。レイラも付けてある。あの者が国外に出ようとしたときに、改めて扱いについて考えれば良いか」
父子ではなく、国王と王太子という空気がようやく弛緩する。ウィリアムは普段の飄々とした表情に戻り、二枚目以降のレシピに目を通し始めた。
「細切りにした芋を素揚げし、焼いた肉とトメートソースをかけた料理ですか。美味そうですね。それに牛の内臓と舌を使った料理? これは食べたことないな」
「レイラの手紙には、ギルドから孤児院に寄付されている『余りモノ』だそうだ。これまでは慣習として寄付されていたが、この調理法が広がる前に、寄付を義務化すべきだという。まったく…… たった一つの料理が国政を動かすとはな」
「それが『食の力』なのかもしれませんね」
父子は揃って笑った。
「まったく…… 汝は妾に対する敬意が欠けておるぞ。ホルモンという新しい食材を見出したのなら、真っ先に妾に捧げるべきであろうに!」
のじゃロリ駄女神ことヘスティアが、文句をブー垂れながらホルモン串を頬張っている。塩焼きとタレ焼きの二種類を用意してやった。その隣では、レイラが両手に串を持って左右交互に噛り付いている。
「このタレも良いな。塩焼きとはまた違う甘塩っぱい味がいい! それにハツの塩焼き、このコリコリとした歯ごたえが堪らん!」
現在のところ、醤油やみりんは加護スキル「アルティメット・キッチン」でしか手に入らない。だが食文化の拡散には調味料が不可欠だ。
「レイラ。次の手紙では醤油、味噌などがないか、料理長に聞いてもらえないか? どこかにあると思うんだが…… ヘスティアに聞いてもダメだろうしな」
「当然じゃ。それらを探すのもまた、汝の使命よ。見つからなかったら作ればよい。異世界とはいえ、人の手が生み出したのじゃ。この世界で実現できぬはずはあるまい?」
食いしん坊な駄女神だが、女神として護るべき線があるようだ。答えを教えてくれるようなことはない。ヒトの世界のことは、そこに生きる人々の手によって解決せよというのが、この世界の神の基本スタンスである。加護という目に見える効果がある分、地球の神様よりは信仰されている。地球の神様は人類に対して「無関心」だ。
「さて、ダンジョンに入っていて気づいたんだが、他の狩人や冒険者たちが食事をしている場面を観たことがない。連中はいったい何を食べているんだ?」
ヘスティアのために、レバ刺しや牛ハツのニンニク醤油焼きなど作りながら、レイラに確認した。すると予想通りの回答が返ってきた。
「基本的に、ダンジョン内は黒パンや干し肉、干し葡萄程度だな。水も貴重なので、予定を立ててギリギリの量を用意して進む。高ランク冒険者になれば、飲料水を出す魔道具や収納袋を買うこともできるためダンジョン内に入る時間も大幅に伸びるが、中堅級が最も苦労するのが、ダンジョン内の食事だ」
「なるほど。やはり野戦糧食と同じ考え方か。人間は一日4リットルの水を必要とする。五日間だったら20リットルだ。途中で戦うとなれば、それ以上に水が必要かもしれん。それを背負った状態で魔物と戦うことになれば、そりゃ苦労するだろうな。水はどうしようもないが、食事についてはもう少し改良の余地があるかもな」
かのナポレオン・ボナパルトは「軍隊は胃袋で動く」という名言を残している。俺が思うに冒険者の仕事において最も重宝されるのは「運び屋」だろう。俺がラノベ作家だったら「異世界トランスポーター~不遇の扱いを受けた運び屋は、神スキル“アイテムボックス”でざまぁする~」とか書くだろうな。運び屋に比べれば、勇者職などゴミみたいなものだ。
「レーションといえば乾パンだろう。一般的な黒パンの欠点は、硬すぎるために食べにくいことだ。腰のベルトに引っ掛ける保存容器を開発し、その大きさに合わせて乾パンを成形したらどうだろうか。氷砂糖は紀元前から存在しているから、この世界にもあるかもしれんな」
「お、ユーヤが新しい冒険者食を作るのか?」
「いずれな。俺しか作れない料理にはあまり意味がない。冒険者自身が自作できるほどに簡単なレシピが必要だ。まぁ街の商店で手に入る材料で考えてみよう」
エビル・バッファローの新鮮なレバーをビニールに真空密閉し、58度の湯に90分浸す。レバーのタンパク質は60度前後から変質する。現在、飲食店のメニューにあるレバ刺は多くの場合、63度の湯で40分という低温調理法を使っている。これは店舗で出す場合の条件として、法律で定められているからだ。家庭で楽しむ場合は、法律には縛られない。ただし自己責任になる。
「63度だとタンパク質が変質し、レバ刺しのプリッとした食感が無くなってしまう。せいぜい再現度80%といったところだ。だからギリギリの温度で熱殺菌する。58度だと100%安心はできないが、ほぼほぼ大丈夫という領域まで殺菌可能だ」
低温調理を終えると、すぐに氷水で冷却する。その間に薬味を用意する。おろしニンニク、おろしショウガ、刻んだ小葱などだ。そしてタレは「ゴマ油&岩塩」は当然だが、シンプルな料理だけに質の良し悪しがモロに出る。最上級のゴマ油と岩塩を用意することをお勧めする。今回はヒマラヤ産ピンクソルトを用意したが、藻塩を使っても面白いぞ。
完全に冷えたレバーを5ミリ幅で切って皿に盛り付け、白ごまを振れば完成だ。よし、再現度99%ってところだな。
ユーヤに教えられてから、私はレバ刺しの虜になった。鮮やかな紅色のレバーに、おろしたガーリケと刻んだネギを載せて、ゴマ油という黄金色の油に浸す。その油には良質な岩塩が混ざっており、適度な塩味が付く。そして口に入れる。
「はぅっ!」
プリプリとした感触、ほのかな甘みと苦み、そして微かな血の味が塩気を帯びながら、口の中で混然とする。フワッと香る香ばしいゴマ油がそれらを全体的に包み込む。最初、肉を生で食べるということに腰が引けたが、今では毎日でも食べたいと思う。
「むはぁぁっ! ゴマ油も良いが、この甘醤油と生姜の組み合わせも最高じゃのぉ! そしてコレよ。レバ刺しに合う酒といえば、芋焼酎しかあるまい! 娘よ、汝も試してみよ」
氷が入ったグラスが差し出される。そこに陶製の器に入った透明な酒がトクトクと注がれる。甘く芳ばしい香りが鼻腔をくすぐる。レバ刺しを口にし、その後に酒を飲む。
「はぁ~」
思わず感嘆のため息を漏らしてしまった。レバ刺しにある苦みや血の味に、甘く芳醇な酒が非常によく合う。酒がレバ刺しを求め、レバ刺しが酒を求める。何という組み合わせなのだろうか。
「念のためキロ単位でレバ刺しを用意したんだが、足りるか? 次はユッケ風にして、ビッグ・コッコの卵黄で食べてみるか」
ユーヤが再び料理を始めた。今宵はこのまま、美食の官能に浸って眠ろう。
エストリア王国国王フリードリヒ四世は、執務室に入ってきた王太子の問いかけに頷いた。上質な羊皮紙数枚が折りたたまれた封書を取り出す。
「ウム、元気にやっているようだ。カトーから聞いたという料理の作り方も幾つか入っている。早速、ジョエルに作らせてみよう。だが重大なことも書かれている。カトーの加護についてだ。読んでみよ」
王太子のウィリアムは手紙を一読し、溜息をついて首を振った。手紙には慎重に取り扱うべきと書かれているが、そんな次元の話ではない。これが明るみになれば、各国がカトーを手に入れようと動き始めるだろう。
「まさか国祖アルスランと同じ異世界人だったとは…… 女神を召喚する加護についても凄まじいですが、それ以上にカトーの知識が危険です。恐らく、料理以外にも様々な知識を持っているでしょう。もしそれが軍事に使われようものなら、大戦に繋がりかねません」
「お前はどう思う? 保護すべきだと思うか?」
国王に問いかけられ、ウィリアムは逡巡した。確かに、可能であれば王国で身柄を押さえてしまうのが一番だろう。理を説けば、妹も納得するはずだ。だが万一にも取り逃がせば、カトーはエストリア王国にとって最大の敵になってしまう。
「カトーには野心も、王国に対する敵意もありません。彼の希望は自由気ままに旅をしながら、各地の食材を料理して広めることでしょう。すぐに王国から出るというわけでもありませんし、現時点ではこちらが動くことには反対です」
「余も同意見だ。レイラも付けてある。あの者が国外に出ようとしたときに、改めて扱いについて考えれば良いか」
父子ではなく、国王と王太子という空気がようやく弛緩する。ウィリアムは普段の飄々とした表情に戻り、二枚目以降のレシピに目を通し始めた。
「細切りにした芋を素揚げし、焼いた肉とトメートソースをかけた料理ですか。美味そうですね。それに牛の内臓と舌を使った料理? これは食べたことないな」
「レイラの手紙には、ギルドから孤児院に寄付されている『余りモノ』だそうだ。これまでは慣習として寄付されていたが、この調理法が広がる前に、寄付を義務化すべきだという。まったく…… たった一つの料理が国政を動かすとはな」
「それが『食の力』なのかもしれませんね」
父子は揃って笑った。
「まったく…… 汝は妾に対する敬意が欠けておるぞ。ホルモンという新しい食材を見出したのなら、真っ先に妾に捧げるべきであろうに!」
のじゃロリ駄女神ことヘスティアが、文句をブー垂れながらホルモン串を頬張っている。塩焼きとタレ焼きの二種類を用意してやった。その隣では、レイラが両手に串を持って左右交互に噛り付いている。
「このタレも良いな。塩焼きとはまた違う甘塩っぱい味がいい! それにハツの塩焼き、このコリコリとした歯ごたえが堪らん!」
現在のところ、醤油やみりんは加護スキル「アルティメット・キッチン」でしか手に入らない。だが食文化の拡散には調味料が不可欠だ。
「レイラ。次の手紙では醤油、味噌などがないか、料理長に聞いてもらえないか? どこかにあると思うんだが…… ヘスティアに聞いてもダメだろうしな」
「当然じゃ。それらを探すのもまた、汝の使命よ。見つからなかったら作ればよい。異世界とはいえ、人の手が生み出したのじゃ。この世界で実現できぬはずはあるまい?」
食いしん坊な駄女神だが、女神として護るべき線があるようだ。答えを教えてくれるようなことはない。ヒトの世界のことは、そこに生きる人々の手によって解決せよというのが、この世界の神の基本スタンスである。加護という目に見える効果がある分、地球の神様よりは信仰されている。地球の神様は人類に対して「無関心」だ。
「さて、ダンジョンに入っていて気づいたんだが、他の狩人や冒険者たちが食事をしている場面を観たことがない。連中はいったい何を食べているんだ?」
ヘスティアのために、レバ刺しや牛ハツのニンニク醤油焼きなど作りながら、レイラに確認した。すると予想通りの回答が返ってきた。
「基本的に、ダンジョン内は黒パンや干し肉、干し葡萄程度だな。水も貴重なので、予定を立ててギリギリの量を用意して進む。高ランク冒険者になれば、飲料水を出す魔道具や収納袋を買うこともできるためダンジョン内に入る時間も大幅に伸びるが、中堅級が最も苦労するのが、ダンジョン内の食事だ」
「なるほど。やはり野戦糧食と同じ考え方か。人間は一日4リットルの水を必要とする。五日間だったら20リットルだ。途中で戦うとなれば、それ以上に水が必要かもしれん。それを背負った状態で魔物と戦うことになれば、そりゃ苦労するだろうな。水はどうしようもないが、食事についてはもう少し改良の余地があるかもな」
かのナポレオン・ボナパルトは「軍隊は胃袋で動く」という名言を残している。俺が思うに冒険者の仕事において最も重宝されるのは「運び屋」だろう。俺がラノベ作家だったら「異世界トランスポーター~不遇の扱いを受けた運び屋は、神スキル“アイテムボックス”でざまぁする~」とか書くだろうな。運び屋に比べれば、勇者職などゴミみたいなものだ。
「レーションといえば乾パンだろう。一般的な黒パンの欠点は、硬すぎるために食べにくいことだ。腰のベルトに引っ掛ける保存容器を開発し、その大きさに合わせて乾パンを成形したらどうだろうか。氷砂糖は紀元前から存在しているから、この世界にもあるかもしれんな」
「お、ユーヤが新しい冒険者食を作るのか?」
「いずれな。俺しか作れない料理にはあまり意味がない。冒険者自身が自作できるほどに簡単なレシピが必要だ。まぁ街の商店で手に入る材料で考えてみよう」
エビル・バッファローの新鮮なレバーをビニールに真空密閉し、58度の湯に90分浸す。レバーのタンパク質は60度前後から変質する。現在、飲食店のメニューにあるレバ刺は多くの場合、63度の湯で40分という低温調理法を使っている。これは店舗で出す場合の条件として、法律で定められているからだ。家庭で楽しむ場合は、法律には縛られない。ただし自己責任になる。
「63度だとタンパク質が変質し、レバ刺しのプリッとした食感が無くなってしまう。せいぜい再現度80%といったところだ。だからギリギリの温度で熱殺菌する。58度だと100%安心はできないが、ほぼほぼ大丈夫という領域まで殺菌可能だ」
低温調理を終えると、すぐに氷水で冷却する。その間に薬味を用意する。おろしニンニク、おろしショウガ、刻んだ小葱などだ。そしてタレは「ゴマ油&岩塩」は当然だが、シンプルな料理だけに質の良し悪しがモロに出る。最上級のゴマ油と岩塩を用意することをお勧めする。今回はヒマラヤ産ピンクソルトを用意したが、藻塩を使っても面白いぞ。
完全に冷えたレバーを5ミリ幅で切って皿に盛り付け、白ごまを振れば完成だ。よし、再現度99%ってところだな。
ユーヤに教えられてから、私はレバ刺しの虜になった。鮮やかな紅色のレバーに、おろしたガーリケと刻んだネギを載せて、ゴマ油という黄金色の油に浸す。その油には良質な岩塩が混ざっており、適度な塩味が付く。そして口に入れる。
「はぅっ!」
プリプリとした感触、ほのかな甘みと苦み、そして微かな血の味が塩気を帯びながら、口の中で混然とする。フワッと香る香ばしいゴマ油がそれらを全体的に包み込む。最初、肉を生で食べるということに腰が引けたが、今では毎日でも食べたいと思う。
「むはぁぁっ! ゴマ油も良いが、この甘醤油と生姜の組み合わせも最高じゃのぉ! そしてコレよ。レバ刺しに合う酒といえば、芋焼酎しかあるまい! 娘よ、汝も試してみよ」
氷が入ったグラスが差し出される。そこに陶製の器に入った透明な酒がトクトクと注がれる。甘く芳ばしい香りが鼻腔をくすぐる。レバ刺しを口にし、その後に酒を飲む。
「はぁ~」
思わず感嘆のため息を漏らしてしまった。レバ刺しにある苦みや血の味に、甘く芳醇な酒が非常によく合う。酒がレバ刺しを求め、レバ刺しが酒を求める。何という組み合わせなのだろうか。
「念のためキロ単位でレバ刺しを用意したんだが、足りるか? 次はユッケ風にして、ビッグ・コッコの卵黄で食べてみるか」
ユーヤが再び料理を始めた。今宵はこのまま、美食の官能に浸って眠ろう。
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