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~第一章~魔王に転生
吾輩は女悪魔である、名前はまだない
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ゴキブリとの戦闘のあと俺と女悪魔は応接室にいた。
ゴンゴールはゴキブリに包まれていた後のため近寄りたくなかったから風呂に入ってもらっている
「出るまでのんびりしてろと言われたものの…」
「やることないですよね」
本当は魔王軍をどうにかしないとなんだろうけど、転生した俺にはなんのこっちゃ分からんからな…
「あの」
「どうした?」
「えっと、主様はいつも私のことを女悪魔と言いますが…」
確かに、女悪魔が召喚されてから『女悪魔』としか呼んだことがない。
「すまない、名前を知らなかったものだから」
悪魔だとしても一応女の子な訳だし、ちゃんと呼んでやらないと失礼ってものなのか?
「いえ、まだ名前は無いのです」
「無いのか…」
そうか、さすがに召喚されたときから名前がある訳ではないのか
「ですから…その」
「ん?」
「名前を…付けていただけたら…と…」
強がりだったりするけど、結構可愛げあるような気がする
「そうだな…」
付けるからにはちゃんとした名前を付けてやらないとな
────────
数分が経ったときにやっと満足のいく名前を考えた
「決まったぞ」
「そ、そうですか。では…」
こう改まったりすると、中々緊張するものだ
「お前はこれから、ア…」
「魔王さま、只今上がりました!長らくお待たせしてしまって申し訳ごさいません!」
名前を言おうとしたその時、ゴンゴールによってそれは遮られた
「「…」」
「おや、何やらお邪魔してしまいましたか?」
ゴンゴールは真面目だが、少し空気を読むのが苦手みたいだな、うん。
ゴンゴールはゴキブリに包まれていた後のため近寄りたくなかったから風呂に入ってもらっている
「出るまでのんびりしてろと言われたものの…」
「やることないですよね」
本当は魔王軍をどうにかしないとなんだろうけど、転生した俺にはなんのこっちゃ分からんからな…
「あの」
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確かに、女悪魔が召喚されてから『女悪魔』としか呼んだことがない。
「すまない、名前を知らなかったものだから」
悪魔だとしても一応女の子な訳だし、ちゃんと呼んでやらないと失礼ってものなのか?
「いえ、まだ名前は無いのです」
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「ん?」
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強がりだったりするけど、結構可愛げあるような気がする
「そうだな…」
付けるからにはちゃんとした名前を付けてやらないとな
────────
数分が経ったときにやっと満足のいく名前を考えた
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「そ、そうですか。では…」
こう改まったりすると、中々緊張するものだ
「お前はこれから、ア…」
「魔王さま、只今上がりました!長らくお待たせしてしまって申し訳ごさいません!」
名前を言おうとしたその時、ゴンゴールによってそれは遮られた
「「…」」
「おや、何やらお邪魔してしまいましたか?」
ゴンゴールは真面目だが、少し空気を読むのが苦手みたいだな、うん。
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