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SS03.今日のサーシャ1(アルお兄ちゃんの怪我が治ったらお部屋にいないの)✔
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えっとね、ママが危ないって言っていた狼がお家の庭に出たの、それでね、ベスがめってして、鶏さんを守ってくれたんだよ。でもね、驚いたから卵を産まなくなったってママが言ってたの。サーシャね、オムレツも好きなの、だから鶏さんに早く卵を産んでほしいの。
あとね、アルお兄ちゃんが魔法を使えるようになって、お水汲みが助かるんだって。お掃除もママより上手にできるんだよ! サーシャもアルお兄ちゃんやママのように魔法が使えるようになりたいの。パパもね、体を強くする魔法を使えるんだって、だけど、水や火は出せないの。
アルお兄ちゃんがね、頭を打ってからすごく変わったの! 絵本を読むのも上手だし、すごーく優しくなったの。
サーシャも癒しの魔法を使えるようになって、ママのようにみんなを治してあげたいの。だって、村の人が怪我をしたらママが治してあげるんだよ。そしたら、たくさん、鳥さんとか野菜が貰えるんだって、ママが言ってたの。
サーシャの大好きな焼いた鳥がもっと食べれるようになるんだよ。でも、まだ、サーシャは魔法が使えないの。
裏にある井戸は落ちると死んじゃうから近づいちゃダメなの。でもね、アルお兄ちゃんがお水を汲み上げるポンプを作って塞いでくれたの。
だからね、落ちることが無くなったんだよ、いいでしょ。でも、お外にはひとりで出てはいけないんだよ。狼も出たから危険がいっぱいで危ないの!
それでね、商人のおじちゃんが家に来たの。名前はマ……忘れたの。アルお兄ちゃんが造ったポンプを外して持って行っちゃったの、酷いよね。また、あるお兄ちゃんに造ってもらわなきゃママの洗濯が困るの!
お名前を聞かれたんだけど、お返事できなかったの。
それとね、村の人がゴブリンに襲われたんだよ。ゴブリンは人を襲うから危ないんだってパパが言っていたの。
それでね、パパがお家にいないことが多くなっちゃったの!
なんかね、お家に人がいっぱい来るようになったの、それでね「おなまえ」と「おとし」を訊かれて、かわいいわねって言われるの。だから、誰かに訊かれた時のために練習するの。
「サーシャ、三才なの!」あ、ハイルーンを忘れていたの。
サーシャはパパやママ、それにアルお兄ちゃんたちからも「サーシャ」って呼ばれているの、 だから『ハイルーン』を忘れてしまうの、言えるようにならなきゃ。
「サーシャ・ハイルーン、三才なの!」今度はちゃんと言えた、キャンディーちゃんにも聞いてもらうの。
「サーシャ・ハイルーン、三才なの!」
キャンディーちゃんはお人形さんだから、お返事してくれない……つまらないの!
「サーシャひとりで何をやっているの?」
「おなまえとおとしを訊かれるから練習していたの!」
ソフィアは複雑な表情になり言う。
「ごめんね、ママね、サーシャに人前に出てほしくないのよ。これはねサーシャや家族を守るためなの! だから、人がお家に来ても出てこないでほしいの! ママたちね、怖い人からかくれんぼしているのよ!」
サーシャはポカーンとしてソフィアの話を聞いている。とても意味を理解しているようには見えない。
「サーシャ挨拶しちゃダメなの?」
サーシャがソフィアに言う。
「挨拶はした方がいいんだけど……困ったわね! とにかくワタシとサーシャは人にできるだけ会わない方がいいの! 分からないでしょうね!」
「サーシャ、アルお兄ちゃんに絵本を読んでもらうの! 今日は賢者様の絵本がいいの!」
サーシャはソフィアが困ったような顔をして相手をしてくれなくなったため、アルフレッドの元に向かうことにした。サーシャはアルフレッドのことが大好きになっている。
サーシャは、兄アルフレッドの部屋にテトテトと歩いて向かうとドアは半開きになっていた。
「アルお兄ちゃん!?」
あれ? アルお兄ちゃんがまた、お部屋にいないの、下に降りてみよっと。
サーシャはテトテトと廊下を歩き、上がって来たばかりの階段を一段一段、落ちないように気を付けて降りる。
「ふーう」やっと降りれたの。
一階のどこにもアルフレッドの姿はなかった。玄関戸をそっと開けて顔だけ出して確認するが、姿はない。
裏口にテトテトと歩いて行くとドアを開け顔だけ出して辺りを見回す。
アルお兄ちゃんみーつけた。壁の近くで何かやっているの。
あ! アルお兄ちゃん土魔法も使えるんだ! すごーい! サーシャも教えてほしいの!
あとね、アルお兄ちゃんが魔法を使えるようになって、お水汲みが助かるんだって。お掃除もママより上手にできるんだよ! サーシャもアルお兄ちゃんやママのように魔法が使えるようになりたいの。パパもね、体を強くする魔法を使えるんだって、だけど、水や火は出せないの。
アルお兄ちゃんがね、頭を打ってからすごく変わったの! 絵本を読むのも上手だし、すごーく優しくなったの。
サーシャも癒しの魔法を使えるようになって、ママのようにみんなを治してあげたいの。だって、村の人が怪我をしたらママが治してあげるんだよ。そしたら、たくさん、鳥さんとか野菜が貰えるんだって、ママが言ってたの。
サーシャの大好きな焼いた鳥がもっと食べれるようになるんだよ。でも、まだ、サーシャは魔法が使えないの。
裏にある井戸は落ちると死んじゃうから近づいちゃダメなの。でもね、アルお兄ちゃんがお水を汲み上げるポンプを作って塞いでくれたの。
だからね、落ちることが無くなったんだよ、いいでしょ。でも、お外にはひとりで出てはいけないんだよ。狼も出たから危険がいっぱいで危ないの!
それでね、商人のおじちゃんが家に来たの。名前はマ……忘れたの。アルお兄ちゃんが造ったポンプを外して持って行っちゃったの、酷いよね。また、あるお兄ちゃんに造ってもらわなきゃママの洗濯が困るの!
お名前を聞かれたんだけど、お返事できなかったの。
それとね、村の人がゴブリンに襲われたんだよ。ゴブリンは人を襲うから危ないんだってパパが言っていたの。
それでね、パパがお家にいないことが多くなっちゃったの!
なんかね、お家に人がいっぱい来るようになったの、それでね「おなまえ」と「おとし」を訊かれて、かわいいわねって言われるの。だから、誰かに訊かれた時のために練習するの。
「サーシャ、三才なの!」あ、ハイルーンを忘れていたの。
サーシャはパパやママ、それにアルお兄ちゃんたちからも「サーシャ」って呼ばれているの、 だから『ハイルーン』を忘れてしまうの、言えるようにならなきゃ。
「サーシャ・ハイルーン、三才なの!」今度はちゃんと言えた、キャンディーちゃんにも聞いてもらうの。
「サーシャ・ハイルーン、三才なの!」
キャンディーちゃんはお人形さんだから、お返事してくれない……つまらないの!
「サーシャひとりで何をやっているの?」
「おなまえとおとしを訊かれるから練習していたの!」
ソフィアは複雑な表情になり言う。
「ごめんね、ママね、サーシャに人前に出てほしくないのよ。これはねサーシャや家族を守るためなの! だから、人がお家に来ても出てこないでほしいの! ママたちね、怖い人からかくれんぼしているのよ!」
サーシャはポカーンとしてソフィアの話を聞いている。とても意味を理解しているようには見えない。
「サーシャ挨拶しちゃダメなの?」
サーシャがソフィアに言う。
「挨拶はした方がいいんだけど……困ったわね! とにかくワタシとサーシャは人にできるだけ会わない方がいいの! 分からないでしょうね!」
「サーシャ、アルお兄ちゃんに絵本を読んでもらうの! 今日は賢者様の絵本がいいの!」
サーシャはソフィアが困ったような顔をして相手をしてくれなくなったため、アルフレッドの元に向かうことにした。サーシャはアルフレッドのことが大好きになっている。
サーシャは、兄アルフレッドの部屋にテトテトと歩いて向かうとドアは半開きになっていた。
「アルお兄ちゃん!?」
あれ? アルお兄ちゃんがまた、お部屋にいないの、下に降りてみよっと。
サーシャはテトテトと廊下を歩き、上がって来たばかりの階段を一段一段、落ちないように気を付けて降りる。
「ふーう」やっと降りれたの。
一階のどこにもアルフレッドの姿はなかった。玄関戸をそっと開けて顔だけ出して確認するが、姿はない。
裏口にテトテトと歩いて行くとドアを開け顔だけ出して辺りを見回す。
アルお兄ちゃんみーつけた。壁の近くで何かやっているの。
あ! アルお兄ちゃん土魔法も使えるんだ! すごーい! サーシャも教えてほしいの!
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