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200.2カイル・ハイルーン帰る2(雇用契約書と成績)✔ 2024.2.8修正 文字数 前3,315後2,960減355
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サーシャのはしゃぐ声を聞きつけて、ジェイとソフィアも仕事の手を止めてやって来た。
「カイルお帰りなさい」
「お母様、お父様ただいま帰りました」
「元気そうですね安心しました。よく鍛えていますね、背も伸びて一段とたくましくなっています。無理していそうだけど大丈夫?」
「心配はいりません、無理してませんから!」
「カイル元気そうで何よりだ! この町はお前が守るつもりで頑張るんだぞ」
「お父様、微力ですが任せて、久しぶりに剣術の稽古もつけてください!」
「おう! 俺も最近は剣術の訓練に力を入れているからな! 一緒にやろう!」
お父様がカイル兄さんの背中をバシバシ叩き始めた。挨拶は終わったみたいだな、俺も挨拶するか。
「カイル兄さんお帰りなさい」
「アル! ただいま。さっき少しだけ見て回ったんだけど、店が十軒以上もあったんだ。
子供が沢山いて、畑が広くて……庭園が……マルベリー公爵のお屋敷とそっくりだし……」
カイル兄さんが興奮しているようで、挨拶というなの演説が始まり終わりが見えない。
結局、お母様に止められるまで、カイル兄さんはしゃべり続けたんだ。まずは雇用契約書を確認したいな。
「送った雇用契約書にサインしてくれた?」
「契約書、署名したけど、騎士の契約書の裏に勉強教えるとか書くの酷くないか?」
カイル兄さんは袋から雇用契約書を取り出すと裏面を指さしブツブツと言った。
俺は雇用契約書にカイル兄さんのサインがあることを確認する。カイル・ハイルーンと署名されていた。もちろん俺の署名は先に済ませているから、これで契約成立だ。こんな雇用契約書を取り交わしているのは俺だけだろうね。思わず顔がにやけてしまった。これでまた、ひとり講師を手に入れることができた。
「カイル兄さん、ありがとう。学校の建物は完成しているから、今は絵本の読み聞かせを週に二回開いているんだ。絵本の読み聞かせもやってよね。四月になったら文字や簡単な計算も教えてもらうから頼んだよ」
「絵本の読み聞かせだって? アル、そんなに頼りにされても困るよ。絵本の読み聞かせなんてやったことないぞ。命令されればやるけど過度な期待は持つなよな!」
カイル兄さんが嫌そうにしているが、やってはくれるみたいだな。
「分かってますって、カイル兄さんならやれますから!」
俺は契約書の裏側を家族に見えるようにすると、記載された部分を指さす。
「……アル、お前、分かってないって、っいうか、契約書をそんな風に使うなよ」
カイル兄さんが嫌そうにしているので、契約書は引っ込めよう。大切に保管しておかなきゃね。お母様が俺の手から契約書を奪うようにして、持ち去ると読み始めた。
「よくできた契約書ね。カイル、成績はどうだったの? ここに、上位の成績で卒業したらお給金が増えるって書いてあるわよ」
カイル兄さんが袋の中から二十センチメートルほどの板を誇らしげに取り出した。
次席の生徒に送られる木で作られた『表彰楯』をお母様に手渡した。やっぱりカイル兄さんはすごいんだな。俺には真似できそうにないや。
改めてカイル兄さんを見ると胸の厚みも腕の太さもすごかった。握手してもらうと手が豆や剣だこでゴツゴツだ。村がゴブリンに襲われた時とは別人のようにたくましい、一度県の相手をしてもらおうかな。
なぜか、カイル兄さんが心配そうに見てきた。俺の考えが伝わったのか? 念話できてる? 違ったらしいが、何か危険な感じがしたと言われた。危険を察知したのかな?
「アル、俺は約束は果たしたぞ、お給金を期待しているからな!」
「約束したので、王都騎士団の初任給の一・五倍からスタートしましょう。あとは働き次第で昇給し放題ですよ! カイル兄さん、読み聞かせや講師も期待していますよ」
「お、おう、アル、そんなに期待するなよ!」
カイル兄さんは右手で頭を掻きながら照れ臭そうに言った。
ちなみに、お父様は王都の騎士学校を首席で卒業したと自慢していた。
さて、キッチンに向かうことにする。実は醤油も味噌も完成したんだ。今日帰って来ると聞いていたので、料理を仕込んでいる。
いつものスープとは一味違いますよ。といっても、いつものスープに味噌を加えるだけですけどね。
ベビシェフの作ってくれた塩トラウトも塩抜きしてあり、後は焼くだけにしてある。
オーク肉もステーキばかりでは飽きるので、肉をスライスして玉ねぎとジャガイモを加え、醤油とワインに塩コショウとお砂糖を加えて肉じゃがも作る。味噌を加えた肉みそ炒めも作ってみよう。
おっと臭みを取るためにショウガも少しだけ入れないとね。圧力調整がよく分からないので危険なままだが、土魔法で造った圧力鍋で肉じゃがを作る。
もう一品、オーク肉を使って生姜焼きも作ろう。オーク肉と玉ねぎをスライスして、ショウガをすりおろす。醤油と砂糖、塩コショウを少々、それにワインと隠し味に魔蜂の蜂蜜を入れてよくかき混ぜ少し寝かしてお肉とタレを馴染ませておいた。
そろそろ、お肉に味が浸み込んだはずなので、フライパンで焼くよ。醤油のいい匂いがキッチンの中に広がっていく。匂いだけで食事が進みそうだ。パンに挟んで食べても美味しい本当は白米が欲しいんだけど、ないものは仕方ない。
圧力調整は手動だ。注意しながら土魔法で小さな穴を作る。勢いよく蒸気が出てきた。これ以上加熱していたら危なかったかもしれないな。蒸気からもいい匂いがしている。
やっぱり醤油は最高の万能調味料だな。あと、日本酒があればいいんだけど、ワインで代用する。
味噌と醤油がくわわったので、料理の幅がグーンと広がるな。当分は和テイストに偏ってしまいそうだけどね。味噌スープなんて革命的に美味しくなったからね。
デザートは定番のプリンだ。これで全ての料理が完成した。
器に入れてテーブルに運ぼう。
「アルお兄様、サーシャもお手伝いするの」
最近はサーシャがよく手伝ってくれるから助かるんだよ。一番軽い器を渡して運んでもらう。
「ありがとうサーシャ。これを持って行って! 気を付けてね」
「任せてなの」
サーシャが器を持ってテーブルに向かった。カイル兄さんも手伝ってくれて、いつもよりも早く運び終わった。
お母様が鶏肉の魔蜂蜜掛けを焼いているいい匂いが漂っている。お母様の得意料理だ。料理が出そろった。
「カイルの卒業と就職を祝って乾杯をしよう!」
お父様が自分とお母様、カイル兄さんにワインを継いで渡した。俺とサーシャはワインジュースだ。
「カイルよく帰って来てくれた。期待しているぞ! 乾杯!」
お父様が短い乾杯の挨拶をすると、飲み始めた。お父様は早く飲みたかっただけではないだろうか? カイル兄さんの抱負とか聞きましょうよ。
「カイルの志が聞きたいわね!」
流石はお母様、分かっているな。カイル兄さんは少し悩み始めた。
「そうですね。優秀な成績で卒業する事もできたから、今後もハイルーン家と町のために努力を惜しまず頑張ることを誓います! アル、頑張るからお給金を期待しているぞ!」
カイル兄さんがいい笑顔で、自分で優秀な成績で卒業とか、お給金の事を二度も言うなんて思わなかったよ。
「期待してよ。給与と財務関係はお母様と相談するからね」
「お母様!よろしくお願いします!」
カイル兄さんのこの一言で、家族みんなが大笑いした。いつまでもこの幸せが続くように頑張ろう。
「カイルお帰りなさい」
「お母様、お父様ただいま帰りました」
「元気そうですね安心しました。よく鍛えていますね、背も伸びて一段とたくましくなっています。無理していそうだけど大丈夫?」
「心配はいりません、無理してませんから!」
「カイル元気そうで何よりだ! この町はお前が守るつもりで頑張るんだぞ」
「お父様、微力ですが任せて、久しぶりに剣術の稽古もつけてください!」
「おう! 俺も最近は剣術の訓練に力を入れているからな! 一緒にやろう!」
お父様がカイル兄さんの背中をバシバシ叩き始めた。挨拶は終わったみたいだな、俺も挨拶するか。
「カイル兄さんお帰りなさい」
「アル! ただいま。さっき少しだけ見て回ったんだけど、店が十軒以上もあったんだ。
子供が沢山いて、畑が広くて……庭園が……マルベリー公爵のお屋敷とそっくりだし……」
カイル兄さんが興奮しているようで、挨拶というなの演説が始まり終わりが見えない。
結局、お母様に止められるまで、カイル兄さんはしゃべり続けたんだ。まずは雇用契約書を確認したいな。
「送った雇用契約書にサインしてくれた?」
「契約書、署名したけど、騎士の契約書の裏に勉強教えるとか書くの酷くないか?」
カイル兄さんは袋から雇用契約書を取り出すと裏面を指さしブツブツと言った。
俺は雇用契約書にカイル兄さんのサインがあることを確認する。カイル・ハイルーンと署名されていた。もちろん俺の署名は先に済ませているから、これで契約成立だ。こんな雇用契約書を取り交わしているのは俺だけだろうね。思わず顔がにやけてしまった。これでまた、ひとり講師を手に入れることができた。
「カイル兄さん、ありがとう。学校の建物は完成しているから、今は絵本の読み聞かせを週に二回開いているんだ。絵本の読み聞かせもやってよね。四月になったら文字や簡単な計算も教えてもらうから頼んだよ」
「絵本の読み聞かせだって? アル、そんなに頼りにされても困るよ。絵本の読み聞かせなんてやったことないぞ。命令されればやるけど過度な期待は持つなよな!」
カイル兄さんが嫌そうにしているが、やってはくれるみたいだな。
「分かってますって、カイル兄さんならやれますから!」
俺は契約書の裏側を家族に見えるようにすると、記載された部分を指さす。
「……アル、お前、分かってないって、っいうか、契約書をそんな風に使うなよ」
カイル兄さんが嫌そうにしているので、契約書は引っ込めよう。大切に保管しておかなきゃね。お母様が俺の手から契約書を奪うようにして、持ち去ると読み始めた。
「よくできた契約書ね。カイル、成績はどうだったの? ここに、上位の成績で卒業したらお給金が増えるって書いてあるわよ」
カイル兄さんが袋の中から二十センチメートルほどの板を誇らしげに取り出した。
次席の生徒に送られる木で作られた『表彰楯』をお母様に手渡した。やっぱりカイル兄さんはすごいんだな。俺には真似できそうにないや。
改めてカイル兄さんを見ると胸の厚みも腕の太さもすごかった。握手してもらうと手が豆や剣だこでゴツゴツだ。村がゴブリンに襲われた時とは別人のようにたくましい、一度県の相手をしてもらおうかな。
なぜか、カイル兄さんが心配そうに見てきた。俺の考えが伝わったのか? 念話できてる? 違ったらしいが、何か危険な感じがしたと言われた。危険を察知したのかな?
「アル、俺は約束は果たしたぞ、お給金を期待しているからな!」
「約束したので、王都騎士団の初任給の一・五倍からスタートしましょう。あとは働き次第で昇給し放題ですよ! カイル兄さん、読み聞かせや講師も期待していますよ」
「お、おう、アル、そんなに期待するなよ!」
カイル兄さんは右手で頭を掻きながら照れ臭そうに言った。
ちなみに、お父様は王都の騎士学校を首席で卒業したと自慢していた。
さて、キッチンに向かうことにする。実は醤油も味噌も完成したんだ。今日帰って来ると聞いていたので、料理を仕込んでいる。
いつものスープとは一味違いますよ。といっても、いつものスープに味噌を加えるだけですけどね。
ベビシェフの作ってくれた塩トラウトも塩抜きしてあり、後は焼くだけにしてある。
オーク肉もステーキばかりでは飽きるので、肉をスライスして玉ねぎとジャガイモを加え、醤油とワインに塩コショウとお砂糖を加えて肉じゃがも作る。味噌を加えた肉みそ炒めも作ってみよう。
おっと臭みを取るためにショウガも少しだけ入れないとね。圧力調整がよく分からないので危険なままだが、土魔法で造った圧力鍋で肉じゃがを作る。
もう一品、オーク肉を使って生姜焼きも作ろう。オーク肉と玉ねぎをスライスして、ショウガをすりおろす。醤油と砂糖、塩コショウを少々、それにワインと隠し味に魔蜂の蜂蜜を入れてよくかき混ぜ少し寝かしてお肉とタレを馴染ませておいた。
そろそろ、お肉に味が浸み込んだはずなので、フライパンで焼くよ。醤油のいい匂いがキッチンの中に広がっていく。匂いだけで食事が進みそうだ。パンに挟んで食べても美味しい本当は白米が欲しいんだけど、ないものは仕方ない。
圧力調整は手動だ。注意しながら土魔法で小さな穴を作る。勢いよく蒸気が出てきた。これ以上加熱していたら危なかったかもしれないな。蒸気からもいい匂いがしている。
やっぱり醤油は最高の万能調味料だな。あと、日本酒があればいいんだけど、ワインで代用する。
味噌と醤油がくわわったので、料理の幅がグーンと広がるな。当分は和テイストに偏ってしまいそうだけどね。味噌スープなんて革命的に美味しくなったからね。
デザートは定番のプリンだ。これで全ての料理が完成した。
器に入れてテーブルに運ぼう。
「アルお兄様、サーシャもお手伝いするの」
最近はサーシャがよく手伝ってくれるから助かるんだよ。一番軽い器を渡して運んでもらう。
「ありがとうサーシャ。これを持って行って! 気を付けてね」
「任せてなの」
サーシャが器を持ってテーブルに向かった。カイル兄さんも手伝ってくれて、いつもよりも早く運び終わった。
お母様が鶏肉の魔蜂蜜掛けを焼いているいい匂いが漂っている。お母様の得意料理だ。料理が出そろった。
「カイルの卒業と就職を祝って乾杯をしよう!」
お父様が自分とお母様、カイル兄さんにワインを継いで渡した。俺とサーシャはワインジュースだ。
「カイルよく帰って来てくれた。期待しているぞ! 乾杯!」
お父様が短い乾杯の挨拶をすると、飲み始めた。お父様は早く飲みたかっただけではないだろうか? カイル兄さんの抱負とか聞きましょうよ。
「カイルの志が聞きたいわね!」
流石はお母様、分かっているな。カイル兄さんは少し悩み始めた。
「そうですね。優秀な成績で卒業する事もできたから、今後もハイルーン家と町のために努力を惜しまず頑張ることを誓います! アル、頑張るからお給金を期待しているぞ!」
カイル兄さんがいい笑顔で、自分で優秀な成績で卒業とか、お給金の事を二度も言うなんて思わなかったよ。
「期待してよ。給与と財務関係はお母様と相談するからね」
「お母様!よろしくお願いします!」
カイル兄さんのこの一言で、家族みんなが大笑いした。いつまでもこの幸せが続くように頑張ろう。
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