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180.1別荘にて1(レックスの機嫌を取る)✔ 2024.1.16修正 文字数 前3,010後3,523増513
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一週間ぶりに別荘に来たが、みんな元気にしていただろうか?
《ただいま、帰って来たよ。皆留守にしてごめんね。元気にしていた?》
《遅い、遅すぎるぞ! オレ様をどれだけ待たせれば気が済むのだ! ハンバーグが待ち遠しかったぞ! すぐに美味い物を食べさせてくれ! いいな! ふわふわなやつとプルンプルンのも頼むぞ!》
レックスがまくし立ててくる。帆船の改造でなかなか帰れなかったからな、かなりご機嫌斜めのようだ。
《ママ寂しかったなノ!》
ベビがまたひと回り大きくなっている。この成長スピードっておかしくないか?
《アルママ、チビも寂しかったダォ!》
チビもかなり成長している、龍の成長速度ってこんなに早いのか?
《レックスおじちゃんがハンバーグが食べたいんだって。お肉と玉ねぎを小さくしてくれるかな。ママ、ベビとチビに手伝ってほしいな》
《任せてなノ! お肉をミンチにするノ! チビは玉ねぎをお願いなノ、手を消毒するノ!》
《えー、チビもお肉のミンチがいいダォ! 玉ねぎは目が痛くなるから嫌ダォ! ベビが玉ねぎを切ってダォ!》
《えーーー、ベビも目が痛いの嫌なノ! レックスおじちゃんやってなノ!》
ベビとチビが玉ねぎのみじん切りで言い争いを始めてしまった。こっちの玉ねぎは催涙弾かと言いたくなるほど目にくるからな。
《オレ様に任せておけ! 玉ねぎを細かくすればいいのだな?》
レックスは玉ねぎに耐性でもあるのかな? 目に沁みないとか羨ましいな。 今度から玉ねぎのみじん切りはレックスにお願いしよう。
《ありがとうなノ》《ありがとうダォ!》
《アルフレッドよ、そこに玉ねぎを置いてくれ》
俺は土魔法で作った大きな容器に、皮を剥いだ玉ねぎを入れてレックスの前に置いた。レックスが初めて料理を手伝ってくれることになったが、どうやって玉ねぎをみじん切りにするのか気になる。
《風の刃を使うなら大木を切るような威力を出さないでよ》
《オレ様は風の刃を制御できるから任せておけ、玉ねぎなんて一瞬で細かくできるぞ!》
ビューーー! ピシッ! バラバラ!
嫌な予感がしたんだよ。土魔法で作った容器ごとバラバラになり、辺りには一センチメートルのサイコロ上にカットされた玉ねぎと容器が散らばって酷い有様になっている。広がった玉ねぎの成分で目も痛くなってきた。
レックスの耳がシュンとなっていて、バツが悪そうにしている。破片が混ざって食べることはできそうにない。ブルースライムに処理させるより、森に撒いて肥料にする方がいいな。生き物の餌にもなりそうだしね。
集めていて思ったんだけど、威力以外は素晴らしいコントロールでカットされていたよ。レックスの風の刃は縦横一センチメートルの格子状に飛ばすこともできるんだな。
辺りを水魔法で洗い流してから、火魔法で加熱して、目の痛みの元になる成分を無効化した。加熱するとこの成分が甘くなるのかもしれないよね。
《風の刃は威力を押さえたのだぞ、だが、見ての通りだ! すまない。次はもう少し硬い入れ物にしてくれればやれるぞ!》
レックスはやってくれると言うが、これ以上威力を弱められないなら、鋼鉄製の容器でもなければ無理なんじゃないかな。鉄は高いしすぐ錆びる、玉ねぎのみじん切りのためだけに作れないよ。
いつものように玉ねぎは俺が切ろう。そのうち、目が痛くならないように水中眼鏡でも作ればいいな。
《レックスありがとう。他にやってもらえそうなことがないから、温泉にでも入ったら? ハンバーグができたら呼んであげるから》
《すまない。そうさせてもらおう。温泉というものはいいものだな! だが、寒いと体の毛を乾かすのが大変で危険なのだ! そのままだと風邪をひいてしまうしな!》
《危険? 俺が後で火と風の魔法で乾かすから安心していいよ》
体を乾かすのが危険? なんでだろう。
《そうか!? では安心して温泉に入ってくるとしよう》
レックスの耳がシュンとなっているので温泉を勧めてみた。俺の風の魔法も土魔法の容器を一緒に削る可能性が高いんだよな~。だからナイフで切った方が安全なんだよ。じゃりじゃりするのは嫌だからね。威力が強くなり過ぎるのも考えものだよね。さて、泣きながら切るかな。
あっ、先に熱してから切ってもいいかも。ひとつだけ試してみようかな? 玉ねぎを指で確認しながら、少しずつ加熱してみた。これ以上やるとカットしにくくなりそうだな。
ナイフを入れてみたが、目の痛みが少なくなっていた。最初からやればよかったな。
ハンバーグを食べて片づけ終わったら、俺も露天風呂に入りに行こうかな。
《お肉ミンチにできたダォ!》《できたなノ》
チビとベビが両手をグチャグチャのままで報告に来た。ブルースライムの浄化槽の近くに連れて行き、体ごと温水を作り出して洗い流してやった。ふたりは気持ち良さそうに目を瞑ると、されるがままになってくれる。両手の消毒もやっておくかな。
《ありがとう! チビとベビも温泉に入っておいで、ハンバーグができたら呼んであげるから》
《分かっただォ!》《分かったなノ!》
チビとベビはふわふわと浮かんで温泉に飛んで行った。龍としてはまだ小さいけど、四メートルはあるんじゃないかな。チビとベビの名前が合わなくなってきたな。早くママ龍さんに迎えに来てもらって、ちゃんとした名前をつけてもらわないと。
パン粉はこの前大量に作って、密閉容器に入れてあるのを使う。土魔法で密閉容器を開けると、中からパラパラのパン粉が現れた。指で摘まんで匂いを確認してから口に入れる。カラッとしており、風味も変わっていない。カビなどの問題はなさそうだな。
ミンチと玉ねぎ、パン粉に卵を入れて、コネコネと混ぜる。塩コショウと中濃ソースにマヨネーズ、ケチャップも入れてコネコネと混ぜる。混ぜ終わったら大きなフライパンに詰める。石窯で作ると時間がかかるので、火と風の魔法で外と中を一度に加熱する。最後に火の魔法で炙って焦げ目をつけたら完成だ。
ハンバーグソースは、中濃ソースとケチャップソースを混ぜ合わせたら終了。あとは好きな調味料で食べてもらおう。
土魔法で作ったフライパンの数が今では六個に増えている。これを三回も焼かないとみんなのお腹は満足しないんだ。
そろそろ一回目が焼き上がる。この距離なら念話で呼べばいいな。
《ハンバーグの第一弾が焼けたよ! 戻って!》
《待ちかねたぞ!》《待ってたダォ!》《待っていたノ!》
念話が届いた。帰って来る気配がする。
《風邪をひかないように体を乾かすからね》
《乾かすのはチビ得意だォ!》《ベビもやってあげるノ!》
チビとベビが言うとレックスの様子がおかしくなった。
《いや……アルフレッドがだな》
《ベビ、準備はいい?》《チビ、任せてなノ!》
ボーーーー! ビューーー!
なるほど、チビが火を吐いてベビが送風するのか。素晴らしいコンビネーションだな。……なるほど! レックスが危険だと言っていたのはこれだな。まるで小型の火炎放射器のような炎だ。これ、レックスでなければ毛皮が燃えてもおかしくないな。
どれくらいの温度なのか気になるな。レックスの後ろに移動してみよう。
これはダメなやつだ。温度が高過ぎる。
《熱すぎるから、もう少し温度を下げるか離れないと危ないから》
レックスはこんな高温の中で平気なのかな? って、その顔は平気ではなかったみたいだ。目の玉が乾いていないか?
《チビ、ベビ、もういいぞ。か、乾いたぞ》
《分かったダォ!》《わかったなノ!》
チビとベビが距離をとると少しだけ温度が下がった。
《レックス、よくこの温度で耐えれるね》
《だから危険だと言ったであろう! オレ様は火には耐性があるからいいが、チビとベビに本気で火炎を吐かれたらどうなるか分からんぞ。この空気を吸い込むと息ができなくなるからな。だが、すぐに乾くのは間違いないぞ!》
チビはちゃんと手加減していたんだな。レックスの言う通り危険だな。ベビと一緒に火炎を吐彼でもしたら吐かれでもしたら、鋼鉄でも溶けそうだな。
《チビ、ベビの体を乾かそうね》
ふたりを火と風の魔法で温風を作り出して乾かしてやる。
《えへへへ! やっぱりママは上手なの!》《アルママの風は暖かくて気持ちいいだォ!》
二人が気持ちよさそうに体を空中でぐるぐると回転する。鱗なのですぐに乾かくのがいいよね。
みんな、フライパンに口を突っ込んで美味しそうにハンバーグを食べている。
ひとつ目のフライパンが空いたので軽く洗ってお肉を詰めたら、次のハンバーグを焼くよ。あとはこれを繰り返すだけだ。
今日は五個ずつ食べて満足してくれた。というか、ハンバーグのたねが切れて作れなかったんだよ。
みんな楽しそうに二回目の温泉に行っちゃたな。
俺も洗い物をすませたら、温泉に入ってのんびりしよう。
《ただいま、帰って来たよ。皆留守にしてごめんね。元気にしていた?》
《遅い、遅すぎるぞ! オレ様をどれだけ待たせれば気が済むのだ! ハンバーグが待ち遠しかったぞ! すぐに美味い物を食べさせてくれ! いいな! ふわふわなやつとプルンプルンのも頼むぞ!》
レックスがまくし立ててくる。帆船の改造でなかなか帰れなかったからな、かなりご機嫌斜めのようだ。
《ママ寂しかったなノ!》
ベビがまたひと回り大きくなっている。この成長スピードっておかしくないか?
《アルママ、チビも寂しかったダォ!》
チビもかなり成長している、龍の成長速度ってこんなに早いのか?
《レックスおじちゃんがハンバーグが食べたいんだって。お肉と玉ねぎを小さくしてくれるかな。ママ、ベビとチビに手伝ってほしいな》
《任せてなノ! お肉をミンチにするノ! チビは玉ねぎをお願いなノ、手を消毒するノ!》
《えー、チビもお肉のミンチがいいダォ! 玉ねぎは目が痛くなるから嫌ダォ! ベビが玉ねぎを切ってダォ!》
《えーーー、ベビも目が痛いの嫌なノ! レックスおじちゃんやってなノ!》
ベビとチビが玉ねぎのみじん切りで言い争いを始めてしまった。こっちの玉ねぎは催涙弾かと言いたくなるほど目にくるからな。
《オレ様に任せておけ! 玉ねぎを細かくすればいいのだな?》
レックスは玉ねぎに耐性でもあるのかな? 目に沁みないとか羨ましいな。 今度から玉ねぎのみじん切りはレックスにお願いしよう。
《ありがとうなノ》《ありがとうダォ!》
《アルフレッドよ、そこに玉ねぎを置いてくれ》
俺は土魔法で作った大きな容器に、皮を剥いだ玉ねぎを入れてレックスの前に置いた。レックスが初めて料理を手伝ってくれることになったが、どうやって玉ねぎをみじん切りにするのか気になる。
《風の刃を使うなら大木を切るような威力を出さないでよ》
《オレ様は風の刃を制御できるから任せておけ、玉ねぎなんて一瞬で細かくできるぞ!》
ビューーー! ピシッ! バラバラ!
嫌な予感がしたんだよ。土魔法で作った容器ごとバラバラになり、辺りには一センチメートルのサイコロ上にカットされた玉ねぎと容器が散らばって酷い有様になっている。広がった玉ねぎの成分で目も痛くなってきた。
レックスの耳がシュンとなっていて、バツが悪そうにしている。破片が混ざって食べることはできそうにない。ブルースライムに処理させるより、森に撒いて肥料にする方がいいな。生き物の餌にもなりそうだしね。
集めていて思ったんだけど、威力以外は素晴らしいコントロールでカットされていたよ。レックスの風の刃は縦横一センチメートルの格子状に飛ばすこともできるんだな。
辺りを水魔法で洗い流してから、火魔法で加熱して、目の痛みの元になる成分を無効化した。加熱するとこの成分が甘くなるのかもしれないよね。
《風の刃は威力を押さえたのだぞ、だが、見ての通りだ! すまない。次はもう少し硬い入れ物にしてくれればやれるぞ!》
レックスはやってくれると言うが、これ以上威力を弱められないなら、鋼鉄製の容器でもなければ無理なんじゃないかな。鉄は高いしすぐ錆びる、玉ねぎのみじん切りのためだけに作れないよ。
いつものように玉ねぎは俺が切ろう。そのうち、目が痛くならないように水中眼鏡でも作ればいいな。
《レックスありがとう。他にやってもらえそうなことがないから、温泉にでも入ったら? ハンバーグができたら呼んであげるから》
《すまない。そうさせてもらおう。温泉というものはいいものだな! だが、寒いと体の毛を乾かすのが大変で危険なのだ! そのままだと風邪をひいてしまうしな!》
《危険? 俺が後で火と風の魔法で乾かすから安心していいよ》
体を乾かすのが危険? なんでだろう。
《そうか!? では安心して温泉に入ってくるとしよう》
レックスの耳がシュンとなっているので温泉を勧めてみた。俺の風の魔法も土魔法の容器を一緒に削る可能性が高いんだよな~。だからナイフで切った方が安全なんだよ。じゃりじゃりするのは嫌だからね。威力が強くなり過ぎるのも考えものだよね。さて、泣きながら切るかな。
あっ、先に熱してから切ってもいいかも。ひとつだけ試してみようかな? 玉ねぎを指で確認しながら、少しずつ加熱してみた。これ以上やるとカットしにくくなりそうだな。
ナイフを入れてみたが、目の痛みが少なくなっていた。最初からやればよかったな。
ハンバーグを食べて片づけ終わったら、俺も露天風呂に入りに行こうかな。
《お肉ミンチにできたダォ!》《できたなノ》
チビとベビが両手をグチャグチャのままで報告に来た。ブルースライムの浄化槽の近くに連れて行き、体ごと温水を作り出して洗い流してやった。ふたりは気持ち良さそうに目を瞑ると、されるがままになってくれる。両手の消毒もやっておくかな。
《ありがとう! チビとベビも温泉に入っておいで、ハンバーグができたら呼んであげるから》
《分かっただォ!》《分かったなノ!》
チビとベビはふわふわと浮かんで温泉に飛んで行った。龍としてはまだ小さいけど、四メートルはあるんじゃないかな。チビとベビの名前が合わなくなってきたな。早くママ龍さんに迎えに来てもらって、ちゃんとした名前をつけてもらわないと。
パン粉はこの前大量に作って、密閉容器に入れてあるのを使う。土魔法で密閉容器を開けると、中からパラパラのパン粉が現れた。指で摘まんで匂いを確認してから口に入れる。カラッとしており、風味も変わっていない。カビなどの問題はなさそうだな。
ミンチと玉ねぎ、パン粉に卵を入れて、コネコネと混ぜる。塩コショウと中濃ソースにマヨネーズ、ケチャップも入れてコネコネと混ぜる。混ぜ終わったら大きなフライパンに詰める。石窯で作ると時間がかかるので、火と風の魔法で外と中を一度に加熱する。最後に火の魔法で炙って焦げ目をつけたら完成だ。
ハンバーグソースは、中濃ソースとケチャップソースを混ぜ合わせたら終了。あとは好きな調味料で食べてもらおう。
土魔法で作ったフライパンの数が今では六個に増えている。これを三回も焼かないとみんなのお腹は満足しないんだ。
そろそろ一回目が焼き上がる。この距離なら念話で呼べばいいな。
《ハンバーグの第一弾が焼けたよ! 戻って!》
《待ちかねたぞ!》《待ってたダォ!》《待っていたノ!》
念話が届いた。帰って来る気配がする。
《風邪をひかないように体を乾かすからね》
《乾かすのはチビ得意だォ!》《ベビもやってあげるノ!》
チビとベビが言うとレックスの様子がおかしくなった。
《いや……アルフレッドがだな》
《ベビ、準備はいい?》《チビ、任せてなノ!》
ボーーーー! ビューーー!
なるほど、チビが火を吐いてベビが送風するのか。素晴らしいコンビネーションだな。……なるほど! レックスが危険だと言っていたのはこれだな。まるで小型の火炎放射器のような炎だ。これ、レックスでなければ毛皮が燃えてもおかしくないな。
どれくらいの温度なのか気になるな。レックスの後ろに移動してみよう。
これはダメなやつだ。温度が高過ぎる。
《熱すぎるから、もう少し温度を下げるか離れないと危ないから》
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《チビ、ベビ、もういいぞ。か、乾いたぞ》
《分かったダォ!》《わかったなノ!》
チビとベビが距離をとると少しだけ温度が下がった。
《レックス、よくこの温度で耐えれるね》
《だから危険だと言ったであろう! オレ様は火には耐性があるからいいが、チビとベビに本気で火炎を吐かれたらどうなるか分からんぞ。この空気を吸い込むと息ができなくなるからな。だが、すぐに乾くのは間違いないぞ!》
チビはちゃんと手加減していたんだな。レックスの言う通り危険だな。ベビと一緒に火炎を吐彼でもしたら吐かれでもしたら、鋼鉄でも溶けそうだな。
《チビ、ベビの体を乾かそうね》
ふたりを火と風の魔法で温風を作り出して乾かしてやる。
《えへへへ! やっぱりママは上手なの!》《アルママの風は暖かくて気持ちいいだォ!》
二人が気持ちよさそうに体を空中でぐるぐると回転する。鱗なのですぐに乾かくのがいいよね。
みんな、フライパンに口を突っ込んで美味しそうにハンバーグを食べている。
ひとつ目のフライパンが空いたので軽く洗ってお肉を詰めたら、次のハンバーグを焼くよ。あとはこれを繰り返すだけだ。
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