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172.2モノ作りは楽しい2(ニ週間後)✔ 2024.1.8修正 文字数 前3,513後3,670増157
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醤油と味噌を仕込んでからニ週間が経過したけど、今のところ、雑菌の繁殖は見受けられない。
雑菌の繁殖を心配して、滅菌し過ぎたかもしれないんだよな~。だから麹菌まで死滅させてしまい、熟成が進んでいないんじゃないかと心配でしかたないんだ。醤油や味噌を考えた人って本当にすごい、尊敬しちゃうよ。開けすぎると雑菌を入れるだけだから、待つしかないんだけどね。
乳液だけど五種類ともアレルギーとかの異常はなかったよ。それにお肌がスベスベなんだよ。と言っても、八歳の俺のお肌は元からスベスベだから効果は分かり難いんだよな~。
我が家の女性代表として、お母様に乳液の試作品五種類を渡して試してもらっているんだ。少し付けた感想としてはいい感触の反応だったな。後は使ってみてからの感想待ちになるな。
ただ、お母様も水仕事で荒れた手に癒しの魔法を使っていたりするからな~。だから、乳液の効果を検証するには微妙な被験者なんだよな。サーシャなんて、肌がプニプニピチピチだから使ってもらっても効果なんて分かんないし、それでもお母様にお願いするしかないか。
この二週間の間に、レックスが伐採してくれたから、露天風呂と小屋から別荘にグレードアップさせたんだよ。部屋数も増えたし、キッチン、トイレにこの前分裂したブルースライムで浄化槽も設置したんだ。汚水を垂れ流す心配もなくなったよ。
レックスとチビとベビが、露天風呂に浸かって気持ち良さそうにしている。
《アルフレッド、オレ様は温泉が気に入った。ここに寝る。食事は食べに行くからな》
《チビも温泉大好き、レックスおじちゃんとここで寝るダォ》《チビがそうするならベビも一緒なノ》
レックスとチビ、ベビは、まるで本当の親子のように仲がいいな。なんかもやっとするな、これってレックスに嫉妬しているのだろうか?
《分かったよ。少し小屋を広げておくからね》
《すまぬな》
レックスは出会った頃よりも、お礼とか気遣いを普通にするようになってきた。段々と人間に近い考え方をしているように感じるんだ。
この二週間の間なんだけど、海までには川が二本流れいるから、実験も兼ねて土魔法と古代コンクリートで橋を架けてみたんだよ。鉄筋の代わりに魔蟻の脚も使ってみたし、古代コンクリートの強度や耐久性も検証するからね。
海塩の天日干し施設の風車も、順調に動いて海水を汲み上げている。俺の思い描いていた通りに海水の濃縮が進んでいて、塩田には白い塩の結晶も見えるようになって北からね。
塩田の実験は成功と言えるから、本格的に施設を拡張するよ。風車は作るのに日数が掛かるんだけど、塩田は土魔法でガチガチに固めるだけだからね。
レックスが新しいオークを五十匹くらい獲って来てやるって言っているんだ。集落を見つけたんだろうけど、いったい何匹いるんだろうか? ちょっと心配になる数だよね。でも、おかげで保管庫はお肉がストックできるから助かるかな。と言っても、レックスたちがよく食べるから二十五日分しかないんだけどね。
レックスがフライパンハンバーグを気に入ったらしくて、今日も希望しているんだ。でも油を作るのが大変だから、つけ合わせのフライドポテトはなしだな。
フライドポテト繋がりになるんだけど、マシューさんも気に入ったらしくて、王都のハイルーンのお店で提供すると言っていたな。マシューさんなんだけど、国王陛下の依頼だと、いくつも家を建て始めたんだよ。俺が伯爵になって未だに村なのを気使ってくれているんじゃないかな。……ちょっと違う気がして来たぞ。
俺を監視するために、国王陛下の息のかかった人たちが送り込まれて来るんじゃないのか? なんかそんな気がして来た。ちょっと違うけど、スパイとか忍者で言うなら『草』とかいうやつになるんだろうな。
邪神教の信者がテロを起こす回数が増えていると聞いているし、国王陛下の関係者ならその点は心配しなくてもいいな。でも、見張られていると思うと手放しには喜べそうにないよな。
現在、王都では騎士団が手分けして邪神教の施設を探しているんだって。もし分かったら教えてほしいとマシューさんに言われたんだった。
話は変わるんだけど、グラン帝国の皇帝から手紙が二ヶ月ごとに届くようになってね。お前の領地は順調に開拓できているから心配するな。とか、たまには顔を見せに来い。とか、毎回同じようなことが書かれているんだ。一度顔を見せに行った方がいいかな? 行くならお土産を準備しないといけないけど、何にしよう?
国王陛下に報告してからだよね? 製塩状況の報告もしないといけないし、いつもは事後報告だから、偶には先に許可をもらっておこうかな?
あ! レックス、ベビ、チビが温泉から上がって来た。本当に気に入ったんだろう長湯なんだよな~。夕食を作ってやらなきゃ。
《その顔は気持ちよかったみたいだね。今日もフライパンハンバーグを作るからね。ミンチにするのを手伝ってよ》
体から湯気が立ち上っている。火と風の魔法で温風を作り出し乾かしてやるか。
三匹とも気持ち良さそうに温風にあたって、時折、ブルブルと体を震わせて水を飛ばす。
《任せてなノ。レックスおじちゃんはそこでいい子にしているノ!》《やるダォ!》
《ベビ、チビ、美味しいのを頼むぞ!》
ベビの発言が強いんだよな、なんか三匹に力関係というか序列のようなモノが出来つつあるんじゃないかな。
さて、美味しい料理を作るよ。今日は天然酵母で焼いたふわふわパンやヨーグルトにチーズも持参しているからね。ヨーグルトは魔蜂蜜をたっぷりとかけてやろうかな。
レックスの感想は、〈美味いな!〉くらいだけど、新しい料理を美味しそうに食べているレックスの表情を見るのが楽しみなんだよね。いつまで飽きさせないように胃袋を掴んでいられるかな?
《レックス! 今日はハンバーグと天然酵母のふわふわパンだよ。デザートはヨーグルトに魔蜂蜜をかけたからね。チーズはパンに挟むかハンバーグに乗せて食べても美味しいけど、どっちにする?》
《ママ、今日の料理も美味しいノ! ベビ、ふわふわパンもヨーグルトもチーズもぜーんぶ大好きなノ!》《アルママの料理はどれも美味しいダォ! ふわふわパンもヨーグルトに魔蜂蜜が最高ダォ!》
ベビもチビも気に入ったみたいだな。さあ、レックス、感想を聞かせてよ。
《美味いな! うん! 美味い! やっぱり美味いな!》
ちょっと俺の予想とは違ったが、レックスの感想は大体いつも通りだった。満足そうに頬張る嬉しそうな顔が見れてホッとしたよ。
ふわふわパンにハンバーグとチーズを挟んでみたんだけど、好感触だったな。帰ってベスやサーシャにも食べさせてやらなきゃ。どうせならもう少し多めに作るか、ふわふわパンは大量に焼いてあるから、大きなハンバーグを作ってカットするだけだからね。
訓練場の常設バーベキューコンロで、少し厚みを抑えてハンバーグを焼く。ふわふわパンも魔法で少しだけ温めておこうかな。
レタスも挟みたいがないんだよな、今からだと大変だから次回にするか。あれ? いつの間にかベスに跨ったサーシャがやって来ていた。まだ呼んでないんだけど、匂いに釣られたのかな? 風魔法でカットしたらどんどん挟んでいくよ。仕上げにケチャップとマヨネーズをかけて完成だ。
一番は今か今かと待っているサーシャとベスだな。お皿に乗せて渡す。
「ふわふわパンで作ったハンバーガーだよ、召し上がれ」
「アルお兄様! パンにハンバーグとチーズが挟んであるの?」
サーシャが目を近づけるようにしてハンバーガーを見ている。嫌いなものが挟まっていないか見ているのかな?
「サーシャがハンバーガーを食べた初めての人になるんじゃないかな」
「サーシャが初めてなの? 嬉しいのです!」
サーシャがニッコリと微笑んでガブリと噛り付いたが、大き過ぎたようで、パンしか食べれていない。次はもう少し小さく作ってやらないとだな。
「このパンふわふわで美味しいのです! お父様とお母様にも食べさせてあげたいのです」
「今作るよ。バスケットに入れるからお父様とお母様に持って行ってくれる?」
「サーシャ、これを食べたら持って行くの」
サーシャに配達をお願いしたが、大きなハンバーガーに苦戦しているな。訓練していた騎士たちも食べたそうにしている。どんどん作らないとだな。
「ひとりひとつだけだからね。並んでよ」
「「「おー食べれる! アルフレッド様最高!」」」
あちこちで歓声が上がり、ぞろぞろと騎士と兵士がやってくる。ハンバーガーを受け取り、お礼を言って離れていく。文官や侍女、料理人も全員を呼んでもらうようにお願いしておいた。
連絡通路からパタパタと足音と共にみんながやって来た。みんな待っていたのか、やけに到着時間が早い。侍女と料理人が手伝ってくれる。
マシュー商会のみんなにも届けておいたよ。
マシューさんは、「アルフレッド様、これは売れますよ。フライドポテトと一緒にハイルーンのお店の新しいメニューに加えましょう」と、言っていた。マシューさんのことだから、そのうち、ハンバーガーチェーンも作りそうだよね。
雑菌の繁殖を心配して、滅菌し過ぎたかもしれないんだよな~。だから麹菌まで死滅させてしまい、熟成が進んでいないんじゃないかと心配でしかたないんだ。醤油や味噌を考えた人って本当にすごい、尊敬しちゃうよ。開けすぎると雑菌を入れるだけだから、待つしかないんだけどね。
乳液だけど五種類ともアレルギーとかの異常はなかったよ。それにお肌がスベスベなんだよ。と言っても、八歳の俺のお肌は元からスベスベだから効果は分かり難いんだよな~。
我が家の女性代表として、お母様に乳液の試作品五種類を渡して試してもらっているんだ。少し付けた感想としてはいい感触の反応だったな。後は使ってみてからの感想待ちになるな。
ただ、お母様も水仕事で荒れた手に癒しの魔法を使っていたりするからな~。だから、乳液の効果を検証するには微妙な被験者なんだよな。サーシャなんて、肌がプニプニピチピチだから使ってもらっても効果なんて分かんないし、それでもお母様にお願いするしかないか。
この二週間の間に、レックスが伐採してくれたから、露天風呂と小屋から別荘にグレードアップさせたんだよ。部屋数も増えたし、キッチン、トイレにこの前分裂したブルースライムで浄化槽も設置したんだ。汚水を垂れ流す心配もなくなったよ。
レックスとチビとベビが、露天風呂に浸かって気持ち良さそうにしている。
《アルフレッド、オレ様は温泉が気に入った。ここに寝る。食事は食べに行くからな》
《チビも温泉大好き、レックスおじちゃんとここで寝るダォ》《チビがそうするならベビも一緒なノ》
レックスとチビ、ベビは、まるで本当の親子のように仲がいいな。なんかもやっとするな、これってレックスに嫉妬しているのだろうか?
《分かったよ。少し小屋を広げておくからね》
《すまぬな》
レックスは出会った頃よりも、お礼とか気遣いを普通にするようになってきた。段々と人間に近い考え方をしているように感じるんだ。
この二週間の間なんだけど、海までには川が二本流れいるから、実験も兼ねて土魔法と古代コンクリートで橋を架けてみたんだよ。鉄筋の代わりに魔蟻の脚も使ってみたし、古代コンクリートの強度や耐久性も検証するからね。
海塩の天日干し施設の風車も、順調に動いて海水を汲み上げている。俺の思い描いていた通りに海水の濃縮が進んでいて、塩田には白い塩の結晶も見えるようになって北からね。
塩田の実験は成功と言えるから、本格的に施設を拡張するよ。風車は作るのに日数が掛かるんだけど、塩田は土魔法でガチガチに固めるだけだからね。
レックスが新しいオークを五十匹くらい獲って来てやるって言っているんだ。集落を見つけたんだろうけど、いったい何匹いるんだろうか? ちょっと心配になる数だよね。でも、おかげで保管庫はお肉がストックできるから助かるかな。と言っても、レックスたちがよく食べるから二十五日分しかないんだけどね。
レックスがフライパンハンバーグを気に入ったらしくて、今日も希望しているんだ。でも油を作るのが大変だから、つけ合わせのフライドポテトはなしだな。
フライドポテト繋がりになるんだけど、マシューさんも気に入ったらしくて、王都のハイルーンのお店で提供すると言っていたな。マシューさんなんだけど、国王陛下の依頼だと、いくつも家を建て始めたんだよ。俺が伯爵になって未だに村なのを気使ってくれているんじゃないかな。……ちょっと違う気がして来たぞ。
俺を監視するために、国王陛下の息のかかった人たちが送り込まれて来るんじゃないのか? なんかそんな気がして来た。ちょっと違うけど、スパイとか忍者で言うなら『草』とかいうやつになるんだろうな。
邪神教の信者がテロを起こす回数が増えていると聞いているし、国王陛下の関係者ならその点は心配しなくてもいいな。でも、見張られていると思うと手放しには喜べそうにないよな。
現在、王都では騎士団が手分けして邪神教の施設を探しているんだって。もし分かったら教えてほしいとマシューさんに言われたんだった。
話は変わるんだけど、グラン帝国の皇帝から手紙が二ヶ月ごとに届くようになってね。お前の領地は順調に開拓できているから心配するな。とか、たまには顔を見せに来い。とか、毎回同じようなことが書かれているんだ。一度顔を見せに行った方がいいかな? 行くならお土産を準備しないといけないけど、何にしよう?
国王陛下に報告してからだよね? 製塩状況の報告もしないといけないし、いつもは事後報告だから、偶には先に許可をもらっておこうかな?
あ! レックス、ベビ、チビが温泉から上がって来た。本当に気に入ったんだろう長湯なんだよな~。夕食を作ってやらなきゃ。
《その顔は気持ちよかったみたいだね。今日もフライパンハンバーグを作るからね。ミンチにするのを手伝ってよ》
体から湯気が立ち上っている。火と風の魔法で温風を作り出し乾かしてやるか。
三匹とも気持ち良さそうに温風にあたって、時折、ブルブルと体を震わせて水を飛ばす。
《任せてなノ。レックスおじちゃんはそこでいい子にしているノ!》《やるダォ!》
《ベビ、チビ、美味しいのを頼むぞ!》
ベビの発言が強いんだよな、なんか三匹に力関係というか序列のようなモノが出来つつあるんじゃないかな。
さて、美味しい料理を作るよ。今日は天然酵母で焼いたふわふわパンやヨーグルトにチーズも持参しているからね。ヨーグルトは魔蜂蜜をたっぷりとかけてやろうかな。
レックスの感想は、〈美味いな!〉くらいだけど、新しい料理を美味しそうに食べているレックスの表情を見るのが楽しみなんだよね。いつまで飽きさせないように胃袋を掴んでいられるかな?
《レックス! 今日はハンバーグと天然酵母のふわふわパンだよ。デザートはヨーグルトに魔蜂蜜をかけたからね。チーズはパンに挟むかハンバーグに乗せて食べても美味しいけど、どっちにする?》
《ママ、今日の料理も美味しいノ! ベビ、ふわふわパンもヨーグルトもチーズもぜーんぶ大好きなノ!》《アルママの料理はどれも美味しいダォ! ふわふわパンもヨーグルトに魔蜂蜜が最高ダォ!》
ベビもチビも気に入ったみたいだな。さあ、レックス、感想を聞かせてよ。
《美味いな! うん! 美味い! やっぱり美味いな!》
ちょっと俺の予想とは違ったが、レックスの感想は大体いつも通りだった。満足そうに頬張る嬉しそうな顔が見れてホッとしたよ。
ふわふわパンにハンバーグとチーズを挟んでみたんだけど、好感触だったな。帰ってベスやサーシャにも食べさせてやらなきゃ。どうせならもう少し多めに作るか、ふわふわパンは大量に焼いてあるから、大きなハンバーグを作ってカットするだけだからね。
訓練場の常設バーベキューコンロで、少し厚みを抑えてハンバーグを焼く。ふわふわパンも魔法で少しだけ温めておこうかな。
レタスも挟みたいがないんだよな、今からだと大変だから次回にするか。あれ? いつの間にかベスに跨ったサーシャがやって来ていた。まだ呼んでないんだけど、匂いに釣られたのかな? 風魔法でカットしたらどんどん挟んでいくよ。仕上げにケチャップとマヨネーズをかけて完成だ。
一番は今か今かと待っているサーシャとベスだな。お皿に乗せて渡す。
「ふわふわパンで作ったハンバーガーだよ、召し上がれ」
「アルお兄様! パンにハンバーグとチーズが挟んであるの?」
サーシャが目を近づけるようにしてハンバーガーを見ている。嫌いなものが挟まっていないか見ているのかな?
「サーシャがハンバーガーを食べた初めての人になるんじゃないかな」
「サーシャが初めてなの? 嬉しいのです!」
サーシャがニッコリと微笑んでガブリと噛り付いたが、大き過ぎたようで、パンしか食べれていない。次はもう少し小さく作ってやらないとだな。
「このパンふわふわで美味しいのです! お父様とお母様にも食べさせてあげたいのです」
「今作るよ。バスケットに入れるからお父様とお母様に持って行ってくれる?」
「サーシャ、これを食べたら持って行くの」
サーシャに配達をお願いしたが、大きなハンバーガーに苦戦しているな。訓練していた騎士たちも食べたそうにしている。どんどん作らないとだな。
「ひとりひとつだけだからね。並んでよ」
「「「おー食べれる! アルフレッド様最高!」」」
あちこちで歓声が上がり、ぞろぞろと騎士と兵士がやってくる。ハンバーガーを受け取り、お礼を言って離れていく。文官や侍女、料理人も全員を呼んでもらうようにお願いしておいた。
連絡通路からパタパタと足音と共にみんながやって来た。みんな待っていたのか、やけに到着時間が早い。侍女と料理人が手伝ってくれる。
マシュー商会のみんなにも届けておいたよ。
マシューさんは、「アルフレッド様、これは売れますよ。フライドポテトと一緒にハイルーンのお店の新しいメニューに加えましょう」と、言っていた。マシューさんのことだから、そのうち、ハンバーガーチェーンも作りそうだよね。
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