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361.2救出作戦2(光学迷彩機能付き個人結界)✔
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地下室の前のドアは外から施錠されていた。ドアの蝶番の辺りを土魔法で砂に変えると倒れないように慎重に掴む。穴の隙間から見ると見張りの男はうつらうつらしている、というか眠っているようだ。
穴を広げると魔道具を発動させて見張りの男を結界の中に閉じ込めた。結界内の空気を抜いていくと見張りの男は一分もせずに目を開けて藻掻いた後に意識を失った。眠っている間に空気を抜かれるなんて思ってもいなかっただろうな。
チビとベビがドアを外して地下室の壁に立てかけてくれた。結界を解除すると男に猿ぐつわをして、身体検査してからロープで縛りあげる。男はナイフ数本と毒薬を持っていたため回収する。このナイフの本数からすると毒薬を塗って投げていたんだろうな。
地下室に運び込むとチビとベビに男の見張りを頼んだ。
俺は光学迷彩機能付き個人結界を発動させると静かに階段を上る。一階にもドアがあったが鍵は付いていないようだ。少しだけ開けて鏡をのぞかせると辺りの様子を窺う。見張りの姿は見えない。
辺りに人がいないことを確認して光学迷彩を一時的に解除した。解除した理由だが、他にも洗脳しているなら匂いを辿ることができると考えたからだ。予想した通りかすかだが甘ったるい匂いが漂ってくる、従業員か家族を洗脳しているのではないだろうか。家の間取りは頭に入っており、匂いはマシューさんの寝室の方から漂ってきている。
光学迷彩を再度発動させるとマシューさんの寝室へ向かう。
部屋の前に見張りの男が椅子に座りうつらうつらしていた。誰も来ないだろうし夜中だから眠くなっても不思議ではない、結界を発動させて空気を抜いて気絶させる。
すると男はズルズルと椅子から崩れるように滑り廊下に落ちていく、慌てて結界を解除すると抱きかかえそっと転がした。危うく音を立ててしまうところだったよ。猿ぐつわをしてロープで縛り転がす。部屋の中を片づけたら持ち物を取り上げておくのがいいな。
部屋のドアにカギはなかった。静かに少しだけ開けて中を覗くと、甘ったるい匂いと共に煙が流れ出してきた。マシューさんの奥さんと子供の姿があり眠っているようだ。死角があり鏡を差し込んで確認したが他に人はいない。
酷いことをするな、ふたりはロープでベッドに繋がれており行動が制限されている。魔力鑑定眼で確認すると魔力の塊が見える。隷属の魔道具を使っているのかもしれない。
魔石爆弾の可能性もあるので慎重にドアを開けて室内に入る。奥さんの体を揺すってみたが起きる気配がしない、意識を失っているようだ。怪しげな煙の中で眠っているのだから衰弱していてもおかしくないな。
奥さんの頭に癒しの魔法を行使しつつ、上半身を起こしてエリクシアをほんの少しだけ口に含ませた。意識のない人に飲ませるのは誤って気管に入ると危険なので、子供には飲ませず、癒しの魔法だけ行使する。子供の顔色が悪いな、早く手当てした方がいい。
ふたりに繋がれたロープをナイフで切断するとベビとチビを念話で呼んだ。直ぐに二人が来てくれ、奥さんと子供を地下シェルターに運ぶように頼んだ。
〈チビ、ベビ、ふたりは洗脳されているかもしれないから見張りが必要だと伝えてね。かなり弱っているからお母様に癒しの魔法をお願いしてよ!〉
〈分かったダォ! アルママのママに頼んだらすぐに戻って来るダォ!〉
〈酷いノ! 脚に何か嵌っているノ! ベビが壊してあげるノ!〉
ベビが子供の脚に嵌められた魔道具を外そうとする。
〈待って! なんの魔道具か分からないから調べてからじゃないと爆発するかも!〉
〈えっ! これ爆発するノ!〉
ベビが驚き、伸ばした手を引っ込めた。プンプンに怒っている、魔道具ではなくてベビの方が今にも爆発しそうだ。
チビとベビが奥さんと子供を大事そうに抱きかかえて階段を下りて行った。
廊下に転がしておいた見張りの男を抱えて地下室に下ろし、チビとベビが戻ってきたら見張ってくれるように念話しておいた。再度一階に上がると光学迷彩の魔道具を発動させて他の部屋を確認して回る。
ダイニングに数名の男がおり、眠っているものが大半だが、二人がワインを飲みながら話をしていた。俺の姿が見えていないかちょっと心配になったが、光学迷彩の魔道具はいい仕事をしてくれているようで、今のところ気がつかれる様子はなさそうだ。
確認して回ったがしらない顔ばかりだった。従業員はマシュー商会で監禁されているか、自分の家に帰っているのだろう。帰らなければ家族が心配するから、経営者であるマシューさん家族だけを洗脳しようとしているのかもしれないな。朝になれば見張りの男やマシューさん家族がいないことに気が付かれる、それまでに捕らえないとね。
起きていると結界を張れば気が付かれてしまうからな。邪神教の信者は逃げられないと判断すると自爆したり自決するからな。ここで爆発されたら家が酷いことになってしまう。死なれるのも困るしどうすればいいだろうか? ひとりだけならなんとかできるんだけどな。
〈ママのママにお願いしてきたノ! 酷いことするやつをやっつけたいノ!〉
〈チビも怒っているダォ!〉
チビとベビはマシューさん家族とよく一緒にいることがあったから怒るのも無理ないな。
〈チビ、ベビ、よく聞いてね。自爆される前に意識を奪いたいんだ! ひとりは倒せる自信はあるんだけど、もう一人をお願いできる。他の寝てるやつが起きないように倒さないといけないよ、できる?〉
〈風でやっちゃダメなノ?〉〈やっちゃえばいいダォ!〉
〈マシューさん達の家だよ、分かるでしょ!〉
〈分かったなノ!〈ダォ!〉〉
同時に念話が届いたが、チビとベビが何やら打ち合わせをしている。
チビとベビが到着した。後ろを振り返るとデフォルメ状態の龍の姿で浮かんでいた。
〈俺が近づいて拘束すると同時にもうひとりをお願い!〉
ふたりはコクコク小さく頷いた。男の後ろに回り込み光学迷彩の魔道具を解除すると、一気に首を圧迫して意識を刈り取る。
俺の姿を目にしたのだろう、もう一人の男が大きく目を見開いた。気付かれた! 驚いた男の後ろからチビとベビが巻き付いてギリギリと締め上げる。男は白目をむいて意識を失ってしまった。
物音がしたため寝ていた男のひとりがピクリと動いたが、結界を発動させて空気を抜き失神させた。空気を抜くと簡単に意識を失ってしまう、チビとベビが一緒なら暗殺者にでもなれそうだな。
〈巻きついて倒すなんてよく考えたね!〉
〈アルママに褒められたダォ!〉〈やったーなノ! ベビもママに褒められたノ!〉
〈チビもベビもすごいよ! 誰も怪我してないからね!〉
デフォルメ状態のチビとベビだが以前よりも少し長い二メートルほどの長さの龍の姿をしているんだ。龍の顔だと表情はわからないが、嬉しい気持ちは念話と一緒に届いている。龍は念話でコミュニケーションするから表情は変わらないのかもしれないな。
家の中を調査して回ったが他に知らない者は見当たらなかった。拘束した男たちだがやはり爆発の魔道具や毒に短剣も所持していたんだ。
夜が明けるまでにマシュー商会にいる信者も拘束しておきたい。
〈チビ、ベビ、この調子で商会の建物も手伝ってね!〉
〈任せてダォ〈なノ!〉〉
光学迷彩の魔道具を発動させると俺一人で商会に向かう。こちらの間取りも頭に入っているからね。
穴を広げると魔道具を発動させて見張りの男を結界の中に閉じ込めた。結界内の空気を抜いていくと見張りの男は一分もせずに目を開けて藻掻いた後に意識を失った。眠っている間に空気を抜かれるなんて思ってもいなかっただろうな。
チビとベビがドアを外して地下室の壁に立てかけてくれた。結界を解除すると男に猿ぐつわをして、身体検査してからロープで縛りあげる。男はナイフ数本と毒薬を持っていたため回収する。このナイフの本数からすると毒薬を塗って投げていたんだろうな。
地下室に運び込むとチビとベビに男の見張りを頼んだ。
俺は光学迷彩機能付き個人結界を発動させると静かに階段を上る。一階にもドアがあったが鍵は付いていないようだ。少しだけ開けて鏡をのぞかせると辺りの様子を窺う。見張りの姿は見えない。
辺りに人がいないことを確認して光学迷彩を一時的に解除した。解除した理由だが、他にも洗脳しているなら匂いを辿ることができると考えたからだ。予想した通りかすかだが甘ったるい匂いが漂ってくる、従業員か家族を洗脳しているのではないだろうか。家の間取りは頭に入っており、匂いはマシューさんの寝室の方から漂ってきている。
光学迷彩を再度発動させるとマシューさんの寝室へ向かう。
部屋の前に見張りの男が椅子に座りうつらうつらしていた。誰も来ないだろうし夜中だから眠くなっても不思議ではない、結界を発動させて空気を抜いて気絶させる。
すると男はズルズルと椅子から崩れるように滑り廊下に落ちていく、慌てて結界を解除すると抱きかかえそっと転がした。危うく音を立ててしまうところだったよ。猿ぐつわをしてロープで縛り転がす。部屋の中を片づけたら持ち物を取り上げておくのがいいな。
部屋のドアにカギはなかった。静かに少しだけ開けて中を覗くと、甘ったるい匂いと共に煙が流れ出してきた。マシューさんの奥さんと子供の姿があり眠っているようだ。死角があり鏡を差し込んで確認したが他に人はいない。
酷いことをするな、ふたりはロープでベッドに繋がれており行動が制限されている。魔力鑑定眼で確認すると魔力の塊が見える。隷属の魔道具を使っているのかもしれない。
魔石爆弾の可能性もあるので慎重にドアを開けて室内に入る。奥さんの体を揺すってみたが起きる気配がしない、意識を失っているようだ。怪しげな煙の中で眠っているのだから衰弱していてもおかしくないな。
奥さんの頭に癒しの魔法を行使しつつ、上半身を起こしてエリクシアをほんの少しだけ口に含ませた。意識のない人に飲ませるのは誤って気管に入ると危険なので、子供には飲ませず、癒しの魔法だけ行使する。子供の顔色が悪いな、早く手当てした方がいい。
ふたりに繋がれたロープをナイフで切断するとベビとチビを念話で呼んだ。直ぐに二人が来てくれ、奥さんと子供を地下シェルターに運ぶように頼んだ。
〈チビ、ベビ、ふたりは洗脳されているかもしれないから見張りが必要だと伝えてね。かなり弱っているからお母様に癒しの魔法をお願いしてよ!〉
〈分かったダォ! アルママのママに頼んだらすぐに戻って来るダォ!〉
〈酷いノ! 脚に何か嵌っているノ! ベビが壊してあげるノ!〉
ベビが子供の脚に嵌められた魔道具を外そうとする。
〈待って! なんの魔道具か分からないから調べてからじゃないと爆発するかも!〉
〈えっ! これ爆発するノ!〉
ベビが驚き、伸ばした手を引っ込めた。プンプンに怒っている、魔道具ではなくてベビの方が今にも爆発しそうだ。
チビとベビが奥さんと子供を大事そうに抱きかかえて階段を下りて行った。
廊下に転がしておいた見張りの男を抱えて地下室に下ろし、チビとベビが戻ってきたら見張ってくれるように念話しておいた。再度一階に上がると光学迷彩の魔道具を発動させて他の部屋を確認して回る。
ダイニングに数名の男がおり、眠っているものが大半だが、二人がワインを飲みながら話をしていた。俺の姿が見えていないかちょっと心配になったが、光学迷彩の魔道具はいい仕事をしてくれているようで、今のところ気がつかれる様子はなさそうだ。
確認して回ったがしらない顔ばかりだった。従業員はマシュー商会で監禁されているか、自分の家に帰っているのだろう。帰らなければ家族が心配するから、経営者であるマシューさん家族だけを洗脳しようとしているのかもしれないな。朝になれば見張りの男やマシューさん家族がいないことに気が付かれる、それまでに捕らえないとね。
起きていると結界を張れば気が付かれてしまうからな。邪神教の信者は逃げられないと判断すると自爆したり自決するからな。ここで爆発されたら家が酷いことになってしまう。死なれるのも困るしどうすればいいだろうか? ひとりだけならなんとかできるんだけどな。
〈ママのママにお願いしてきたノ! 酷いことするやつをやっつけたいノ!〉
〈チビも怒っているダォ!〉
チビとベビはマシューさん家族とよく一緒にいることがあったから怒るのも無理ないな。
〈チビ、ベビ、よく聞いてね。自爆される前に意識を奪いたいんだ! ひとりは倒せる自信はあるんだけど、もう一人をお願いできる。他の寝てるやつが起きないように倒さないといけないよ、できる?〉
〈風でやっちゃダメなノ?〉〈やっちゃえばいいダォ!〉
〈マシューさん達の家だよ、分かるでしょ!〉
〈分かったなノ!〈ダォ!〉〉
同時に念話が届いたが、チビとベビが何やら打ち合わせをしている。
チビとベビが到着した。後ろを振り返るとデフォルメ状態の龍の姿で浮かんでいた。
〈俺が近づいて拘束すると同時にもうひとりをお願い!〉
ふたりはコクコク小さく頷いた。男の後ろに回り込み光学迷彩の魔道具を解除すると、一気に首を圧迫して意識を刈り取る。
俺の姿を目にしたのだろう、もう一人の男が大きく目を見開いた。気付かれた! 驚いた男の後ろからチビとベビが巻き付いてギリギリと締め上げる。男は白目をむいて意識を失ってしまった。
物音がしたため寝ていた男のひとりがピクリと動いたが、結界を発動させて空気を抜き失神させた。空気を抜くと簡単に意識を失ってしまう、チビとベビが一緒なら暗殺者にでもなれそうだな。
〈巻きついて倒すなんてよく考えたね!〉
〈アルママに褒められたダォ!〉〈やったーなノ! ベビもママに褒められたノ!〉
〈チビもベビもすごいよ! 誰も怪我してないからね!〉
デフォルメ状態のチビとベビだが以前よりも少し長い二メートルほどの長さの龍の姿をしているんだ。龍の顔だと表情はわからないが、嬉しい気持ちは念話と一緒に届いている。龍は念話でコミュニケーションするから表情は変わらないのかもしれないな。
家の中を調査して回ったが他に知らない者は見当たらなかった。拘束した男たちだがやはり爆発の魔道具や毒に短剣も所持していたんだ。
夜が明けるまでにマシュー商会にいる信者も拘束しておきたい。
〈チビ、ベビ、この調子で商会の建物も手伝ってね!〉
〈任せてダォ〈なノ!〉〉
光学迷彩の魔道具を発動させると俺一人で商会に向かう。こちらの間取りも頭に入っているからね。
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