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333.エグザイルエルフの白い帆船到着(主人がお世話になっています)✔
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海に五隻の白い帆船が見えてきた、エグザイルエルフの帆船は真っ白な船体にシルクスパイダー製のキラキラと輝くような帆を張っている。シルクスパイダー製の帆は太陽光の当たり方によっては輝いて見えるんだ。
俺のウイングスーツも翼竜の飛膜からシルクスパイダー製の布に変更しているので、もしかすると輝いて見えているかもしれないな。
〈帆船が見えてきたよ!〉
〈アルフレッド様の飛んでいる姿も見えています、今日は一段と輝いていますよ!〉
〈太陽の位置かな? ミルトの帆船の帆も輝いて見えているからね〉
五隻の並びは前回同様のようで、ミトとミルトの乗る帆船は真ん中の三隻目だ。きっと護衛のためだろう、ミトとミルトはエグザイルエルフの王女と王子様だからね。
五隻の帆船の甲板に人が立って見上げており、大きく手を振っている。
ミルトとミトの顔も見えた。え! なんでベスが乗っているんだ! 俺よりも早くどうやって来たんだよ? ……よく見ると顔と体の大きさが少しベスとは違っていた。
魔大陸のママ龍さんの所で見かけた神様の使いだ。たしか名前は『ベル』ベスと似ているから紛らわしいなと憶えていたんだ。無口なキャラなのか名前しか教えてくれなかったんだよね。
なんでエグザイルエルフの帆船に乗っているんだろうか? 神様の使いだと言っていたからな、何しに来たのか気になる。
ミトが特に大きく手を振ってくれている。俺はゆっくりとミトの前にホバリングし風を巻き起こしながら着艦した。
「早かったですね? みんな元気そうで良かった! 僕が帰ってから何か変わった事とかありましたか?」
「実は、アルフレッド様が帰って、数日後には出港したんです!」
ミトが身を乗り出すようにしながら言って来た。だからこんなに早く到着したんだな。ミトがどんどん近くに来る。その様子を二メートルほど離れた所からミルトが微笑ましそうに見ている。俺はミトを躱してミルトに歩み寄ると軽く握手を交わす。
「ミルトも久しぶり! 移民はいつから行うことになったの?」
真似するようにミトも握手をねだってきた。
「今回は、調査団という事になりますが、二十名ほどはそのまま残りますのでよろしくお願いします!」
「住む場所は森がいい? それとも帆船を使うから海が近い方がいい?」
「森と海ですか……どちらも捨てがたい、ですが温泉が近いと嬉しいです! あそこなら馬車で二日でしたよね?」
なるほど、温泉を気に入ったんだな。だけど、あそこは魔狼が増えていくはずだから心配だ。危害は加えないだろうけど、家の周りに大きな魔狼がウロウロしていても大丈夫かな? 説明したら遠慮したいと即答だった。
ここの海岸は、海に近いが森に囲まれているようなものなので、ここから少しだけ陸地に入った場所に拠点の村を作ることに決まった。
船着き場が小さいため使い勝手が悪い、土魔法で拡張しないといけないな。
あれ? ガンツさんがいたが顔色が凄く悪い、いつもの元気がないから気が付かなかった。目が合ったが、片手をやっと持ち上げて合図しただけで、覇気が全く感じられない。
「ガンツさん、顔が真っ青だよ! 大丈夫なの?」
「船酔いで大変じゃった。こんなところで死んだら、ワシの酒が、そうおもったら回復したわい!」
「もっと酷かったの?」
「海が荒れたんじゃ! 酒を造るための苦労だと考えれば大したことはない。やせ我慢じゃがな」
ドワーフは帆船に乗ったことなどない者が多く、こんなことになるとは思っていなかったそうだ。ヘロヘロのガンツさんに癒しの魔法をたっぷりと行使する。
「アルフレッド、助かる。なんてきもちいいんじゃ。お前が神に見えるぞ! あとふたり船室にいるお願いできんか!」
ガンツさんの顔色が幾分戻り、かなり普通に喋れるようになってきた。この調子なら直ぐに元気になるだろう。他にもふたりのドワーフが船室でグロッキーだった。慌てて癒しの魔法を行使しておいたよ。
ガンツさんと同じように神様に見えると言われ感謝された。三人のドワーフを早々に地上に下ろしたが、まだ、体が揺れて帆船に乗っているようだと言ってふらふらしていたな。
「ところでミルト、あそこでじっと見つめている神様の使いはなんで一緒にいるの?」
「神の使いだと、乗せてほしいとお願いされましたが、詳しくはわからないんです!」
「そうなんだ」
「お陰で、途中で魔物に襲われそうになった時は助けてもらいましたよ。風の魔法が凄いんですよ。流石は神の使いだなと感心しました!」
俺が時折視線を送っていたことに気が付いたのか、のしのしと歩いてやって来た。
〈主人がいつもお世話になっております〉
いきなり念話が届いたが誰のことを言っているんだろう?
〈どういたしまして、こちらこそお世話になっています?〉
神様の使いなんだから、主人ということは神様のことになるよな? お世話をしてはいないんだけど、どこの神様のことだろうか? 誰かと間違えられているのかな? 会話を続けてみるか。
〈ベスは元気にしていますか?〉
〈ベス? あ! 主人ってそっち、ベスの奥さんですか?〉
〈はい、会いに来ました。それと女神様から『ルナ』と伝言を預かりました!〉
〈え! 『ルナ?』他に伝言はないのですか?〉
〈神は地上に干渉できませんので、これが精いっぱいみたいです。これで使いは終わりましたので主人に会えるのが楽しみです〉
俺が知る『ルナ』と言えばふたつの月のひとつだ。あれ以外にルナは知らないんだけど。
『ルナ』が月で合っているとしてどうしろというのだろうか? ベルの顔をじっと見つめてみたが応えてくれる気は無さそうだ。
帆船の錨を下ろすと全員で上陸した。まだ、帆を下ろしたり、荷下ろしとか色々とやることがあるため時間が掛かるそうだ。
レックスの子供たちが来るまで時間が掛かるから丁度いいのかもしれない。早く作業が終わるようなら、製塩所を見学したり、新しく作った建物を確認してもらうかな。
子供たちが到着したので、馬車に分乗してハイルーンの町に向かう。途中で温泉に入ってもらおう。馬が足りないので、レックスに念話して子供たちにお願いしておいたんだ。
ガンツさん達ドワーフだが、馬車の揺れは平気みたいだ。ここの道はローマンコンクリートで固めてあるし、魔蟻のリーフ式スプリングなどもついているから特に揺れないんだ。船の揺れは独特だからかもしれないな。
信じられないことに、ガンツさんたちはワインを飲み始め、段々と元気になりだした。ドワーフの体はどうなっているんだろうか? ネタでよくある、アルコールが燃料だったりして。
俺は、一度屋敷に帰り、お父様たちにエグザイルエルフ達が来たので数日後に到着することを説明しておいた。
移動中のエグザイルエルフの所に戻ろうとしたら、レックス家族にベビとチビ、ベスまで一緒に行くと言い出した。俺はチビとベビと飛んで行く、ベスが少し大きくなり、チビの体に脚を回してしがみ付くように乗っている。乗って行くのはいいが落ちないでよ、見ているこっちが怖いから。
俺のウイングスーツも翼竜の飛膜からシルクスパイダー製の布に変更しているので、もしかすると輝いて見えているかもしれないな。
〈帆船が見えてきたよ!〉
〈アルフレッド様の飛んでいる姿も見えています、今日は一段と輝いていますよ!〉
〈太陽の位置かな? ミルトの帆船の帆も輝いて見えているからね〉
五隻の並びは前回同様のようで、ミトとミルトの乗る帆船は真ん中の三隻目だ。きっと護衛のためだろう、ミトとミルトはエグザイルエルフの王女と王子様だからね。
五隻の帆船の甲板に人が立って見上げており、大きく手を振っている。
ミルトとミトの顔も見えた。え! なんでベスが乗っているんだ! 俺よりも早くどうやって来たんだよ? ……よく見ると顔と体の大きさが少しベスとは違っていた。
魔大陸のママ龍さんの所で見かけた神様の使いだ。たしか名前は『ベル』ベスと似ているから紛らわしいなと憶えていたんだ。無口なキャラなのか名前しか教えてくれなかったんだよね。
なんでエグザイルエルフの帆船に乗っているんだろうか? 神様の使いだと言っていたからな、何しに来たのか気になる。
ミトが特に大きく手を振ってくれている。俺はゆっくりとミトの前にホバリングし風を巻き起こしながら着艦した。
「早かったですね? みんな元気そうで良かった! 僕が帰ってから何か変わった事とかありましたか?」
「実は、アルフレッド様が帰って、数日後には出港したんです!」
ミトが身を乗り出すようにしながら言って来た。だからこんなに早く到着したんだな。ミトがどんどん近くに来る。その様子を二メートルほど離れた所からミルトが微笑ましそうに見ている。俺はミトを躱してミルトに歩み寄ると軽く握手を交わす。
「ミルトも久しぶり! 移民はいつから行うことになったの?」
真似するようにミトも握手をねだってきた。
「今回は、調査団という事になりますが、二十名ほどはそのまま残りますのでよろしくお願いします!」
「住む場所は森がいい? それとも帆船を使うから海が近い方がいい?」
「森と海ですか……どちらも捨てがたい、ですが温泉が近いと嬉しいです! あそこなら馬車で二日でしたよね?」
なるほど、温泉を気に入ったんだな。だけど、あそこは魔狼が増えていくはずだから心配だ。危害は加えないだろうけど、家の周りに大きな魔狼がウロウロしていても大丈夫かな? 説明したら遠慮したいと即答だった。
ここの海岸は、海に近いが森に囲まれているようなものなので、ここから少しだけ陸地に入った場所に拠点の村を作ることに決まった。
船着き場が小さいため使い勝手が悪い、土魔法で拡張しないといけないな。
あれ? ガンツさんがいたが顔色が凄く悪い、いつもの元気がないから気が付かなかった。目が合ったが、片手をやっと持ち上げて合図しただけで、覇気が全く感じられない。
「ガンツさん、顔が真っ青だよ! 大丈夫なの?」
「船酔いで大変じゃった。こんなところで死んだら、ワシの酒が、そうおもったら回復したわい!」
「もっと酷かったの?」
「海が荒れたんじゃ! 酒を造るための苦労だと考えれば大したことはない。やせ我慢じゃがな」
ドワーフは帆船に乗ったことなどない者が多く、こんなことになるとは思っていなかったそうだ。ヘロヘロのガンツさんに癒しの魔法をたっぷりと行使する。
「アルフレッド、助かる。なんてきもちいいんじゃ。お前が神に見えるぞ! あとふたり船室にいるお願いできんか!」
ガンツさんの顔色が幾分戻り、かなり普通に喋れるようになってきた。この調子なら直ぐに元気になるだろう。他にもふたりのドワーフが船室でグロッキーだった。慌てて癒しの魔法を行使しておいたよ。
ガンツさんと同じように神様に見えると言われ感謝された。三人のドワーフを早々に地上に下ろしたが、まだ、体が揺れて帆船に乗っているようだと言ってふらふらしていたな。
「ところでミルト、あそこでじっと見つめている神様の使いはなんで一緒にいるの?」
「神の使いだと、乗せてほしいとお願いされましたが、詳しくはわからないんです!」
「そうなんだ」
「お陰で、途中で魔物に襲われそうになった時は助けてもらいましたよ。風の魔法が凄いんですよ。流石は神の使いだなと感心しました!」
俺が時折視線を送っていたことに気が付いたのか、のしのしと歩いてやって来た。
〈主人がいつもお世話になっております〉
いきなり念話が届いたが誰のことを言っているんだろう?
〈どういたしまして、こちらこそお世話になっています?〉
神様の使いなんだから、主人ということは神様のことになるよな? お世話をしてはいないんだけど、どこの神様のことだろうか? 誰かと間違えられているのかな? 会話を続けてみるか。
〈ベスは元気にしていますか?〉
〈ベス? あ! 主人ってそっち、ベスの奥さんですか?〉
〈はい、会いに来ました。それと女神様から『ルナ』と伝言を預かりました!〉
〈え! 『ルナ?』他に伝言はないのですか?〉
〈神は地上に干渉できませんので、これが精いっぱいみたいです。これで使いは終わりましたので主人に会えるのが楽しみです〉
俺が知る『ルナ』と言えばふたつの月のひとつだ。あれ以外にルナは知らないんだけど。
『ルナ』が月で合っているとしてどうしろというのだろうか? ベルの顔をじっと見つめてみたが応えてくれる気は無さそうだ。
帆船の錨を下ろすと全員で上陸した。まだ、帆を下ろしたり、荷下ろしとか色々とやることがあるため時間が掛かるそうだ。
レックスの子供たちが来るまで時間が掛かるから丁度いいのかもしれない。早く作業が終わるようなら、製塩所を見学したり、新しく作った建物を確認してもらうかな。
子供たちが到着したので、馬車に分乗してハイルーンの町に向かう。途中で温泉に入ってもらおう。馬が足りないので、レックスに念話して子供たちにお願いしておいたんだ。
ガンツさん達ドワーフだが、馬車の揺れは平気みたいだ。ここの道はローマンコンクリートで固めてあるし、魔蟻のリーフ式スプリングなどもついているから特に揺れないんだ。船の揺れは独特だからかもしれないな。
信じられないことに、ガンツさんたちはワインを飲み始め、段々と元気になりだした。ドワーフの体はどうなっているんだろうか? ネタでよくある、アルコールが燃料だったりして。
俺は、一度屋敷に帰り、お父様たちにエグザイルエルフ達が来たので数日後に到着することを説明しておいた。
移動中のエグザイルエルフの所に戻ろうとしたら、レックス家族にベビとチビ、ベスまで一緒に行くと言い出した。俺はチビとベビと飛んで行く、ベスが少し大きくなり、チビの体に脚を回してしがみ付くように乗っている。乗って行くのはいいが落ちないでよ、見ているこっちが怖いから。
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