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13. 真由美の異動
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翌日、大糸が出社して営業1課に顔を出すと、真由美は既に自席でなにやら書類をパソコンで作成する仕事をしていた。キーボード上を動く真由美の美しい指には、昨日までは無かった社長のプラチナの指輪がしっかりとはまっている。
「おはようございます。」
大糸に気づいた真由美が挨拶する。
「ああ、おはよう。頑張っているね。」
もはや自分の手で触れることのできなくなった部下を前に、大糸もいつもより丁寧な返事を返す。
「あの、実は…。先ほど、課の皆様にも報告したのですが、私、今日付けで社長室勤務を命じられまして…。」
「ほう、それはおめでとう。大出世じゃないか。」
やはり、と思いながらも、大糸は精一杯の気力で返答した。
「ありがとうございます。後ほど部長室にご挨拶に伺おうと予定していたのですが、このような場所での報告となってしまい、申し訳ありません。」
「気にしなくていいよ。今作っているのは、仕事の引継ぎの書類かい?」
「はい。私の後任となる方のために、できる限りのことはさせて頂きたいと思いまして、社長にお願いして、今日一日だけこちらでのお仕事をお許し頂きました。」
社長室勤務というのは、セイゴーにおいては、社長専属の愛人になることとほぼ同義であり、全ての女子社員にとっての憧れの部署でもある。今日の真由美は、社長の寵愛を受けるべく、これまでの地味なスーツ姿とは打って変わって、色こそ黒だが、スカートの部分に大きくスリットの入ったチャイナ風のドレスを身に纏っている。ボディラインが強調されるドレスであり、真由美の美しい胸のふくらみが嫌でも目に入る。自分の男根でよがり狂わせた真由美の姿が思い出されるが、もはや二度とその姿を見ることはできないだろう。大糸は、いたたまれなくなり、
「新しい部署での活躍を楽しみにしているよ。」
とだけ言い残すと、そそくさと営業1課をあとにした。
「おはようございます。」
大糸に気づいた真由美が挨拶する。
「ああ、おはよう。頑張っているね。」
もはや自分の手で触れることのできなくなった部下を前に、大糸もいつもより丁寧な返事を返す。
「あの、実は…。先ほど、課の皆様にも報告したのですが、私、今日付けで社長室勤務を命じられまして…。」
「ほう、それはおめでとう。大出世じゃないか。」
やはり、と思いながらも、大糸は精一杯の気力で返答した。
「ありがとうございます。後ほど部長室にご挨拶に伺おうと予定していたのですが、このような場所での報告となってしまい、申し訳ありません。」
「気にしなくていいよ。今作っているのは、仕事の引継ぎの書類かい?」
「はい。私の後任となる方のために、できる限りのことはさせて頂きたいと思いまして、社長にお願いして、今日一日だけこちらでのお仕事をお許し頂きました。」
社長室勤務というのは、セイゴーにおいては、社長専属の愛人になることとほぼ同義であり、全ての女子社員にとっての憧れの部署でもある。今日の真由美は、社長の寵愛を受けるべく、これまでの地味なスーツ姿とは打って変わって、色こそ黒だが、スカートの部分に大きくスリットの入ったチャイナ風のドレスを身に纏っている。ボディラインが強調されるドレスであり、真由美の美しい胸のふくらみが嫌でも目に入る。自分の男根でよがり狂わせた真由美の姿が思い出されるが、もはや二度とその姿を見ることはできないだろう。大糸は、いたたまれなくなり、
「新しい部署での活躍を楽しみにしているよ。」
とだけ言い残すと、そそくさと営業1課をあとにした。
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