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第2話 ハルスの街
第38話 優しさと、やっぱり変態
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「いいか、お前達!これは我々にとって、初めての勝負だ!負けたらタダでは済まさんぞ!」
「は!シェスカ様!」
「アルス達に負けでもしてみろ!お前達にはキツイ仕置きが待っているからな!」
「ッツ……はい!頑張ります!」
姉様に奴隷好きだと打ち明けられた翌日。俺達は街から離れた森の中へとやってきていた。ここは普段冒険者達が魔獣の狩場として使っている場所。だが今日は冒険者の姿はどこにも見えない。
それもそのはず。今日はシェスカ姉様のために、俺がオルトに頼んで冒険者が森の中に入らないよう、警戒発令を出すよう指示を出したのだ。
その結果、人目を気にせず姉様は初めて趣味の奴隷遊びが出来ると大はしゃぎしている。
俺はそんな姉様を横目に、防具に身を包んだアンヌとカイルに魔法を付与していった。
「あー……二人共。無理しなくていいからな?一応『身体能力上昇』と『防御上昇』と『攻撃上昇』の魔法は付与してあるから、大丈夫だろうけど。一時間くらいしたら戻って来い」
「承知しました!怪我しないようにだけ気を付けます!」
カイルは色々と察しているのか。少し苦笑いを浮かべた後、元気に返事をする。しかし鈍感なアンヌはというと、やる気満々といった様子で息を荒げて見せていた。
「任せてください!絶対にアルス様の顔に泥を塗るような真似はしませんから!頑張って沢山狩ってきます!」
「いや、頑張りすぎなくていいと思うぞ?相手は一流の護衛だし。怪我しないようにだけ頑張ってこい」
そう言いながら姉様の護衛兼奴隷達の方をチラリと見る。姉様に『お仕置き』といわれたせいか、二人共頬を紅潮させてフーフーと鼻から荒い息を出していた。
もうあの二人が魔獣を狩ってくることなんて、絶対にないだろう。万が一狩ってきたら、姉様の真の怒りに触れることになってしまいそうだ。
◇
奴隷達が魔獣狩りのために森の中へ入ってからしばらくした後、姉様が嬉しそうに頬を緩ませながら俺に話しかけて来た。
「ふふふ。楽しみだなぁアルス!どちらの奴隷が多く魔獣を狩って来れるか……こんな勝負を出来る日が来るとはな!これも全てお前のお陰だぞ!」
「ハハハ……姉様が喜んでくださって、俺も嬉しいです」
興奮した様子の姉様に乾いた笑みを向ける。もう後戻りはできないところまで来てしまった。姉様が死ぬまで、俺は一生『奴隷大好き仲間』として生きていくしかないのだ。
俺が苦悶していると知らない姉様。ニヤニヤと笑いながら森の方を見つめていたと思うと、突然カッと目を見開いて声を上げた。
「アルス!そう言えば、興奮しすぎてすっかり本題を忘れていたぞ!」
「え、本題?まだなにか重たい話でもあるんですか?」
姉様の勢いに、俺はこれ以上重たい話が来るのではないかと思わず身構える。しかし姉様の口から出てきた言葉は、俺の想像とは違うモノだった。
「お前、クルシュとレオンの勧誘を避けているそうだな!?以前会った時に、クルシュの方がぼやいていたぞ!どうするつもりなんだ!?」
姉様に問われ、俺は顔を下へと向けた。折角忘れ去っていた事について、姉様のせいで思い出す羽目になるとは。憂鬱な感情が波のように押し寄せてくる。
だがここでそれを顔に出すわけにもいかず、俺は少し悩んでいるといった様子で哀し気な笑みを浮かべながら話し始めた。
「実はそうなんです……まだ覚悟がつかないというか、何といっていいか。そんな中途半端な気持ちで何方の兄弟に付くか選ぶ事なんて、俺には出来ませんから」
俺が話し終えても、姉様はただじっと俺の顔を見つめている。その直後、姉様は俺の肩に手を置き、穏やかな微笑みを浮かべた。
「アルス、私には嘘をつかなくても良いんだぞ?この性癖を共有した仲ではないか!私達の絆は、誰にも引き裂けるようなものではない!そうだろ?」
「シェスカ姉様……ごめんなさい」
優しい言葉をかけられた俺は、涙を隠すように姉様に抱き着いた。姉様は一瞬戸惑ったようだったが、「謝らなくて良いんだ」といいながら、俺の頭をなでてくれた。そんな姉様の優しさに、俺の両目から涙が溢れ出していく。
謝罪の言葉の真意を伝えられず、俺は唇を噛み締める事しか出来ない。それを知らぬ姉様は、会話を続けていった。
「あの二人は自分達が地位や権利を得るために必死だからな。さぞかしお前への勧誘もキツイものだっただろう。かく言う私も、何度もつまらんアプローチを受けたものさ」
「姉様もですか?でも、姉様は……」
俺は言葉を詰まらせながら、顔を上に向けて姉様の顔を見つめる。それに対し、姉様はニヤリと笑ってみせた。
「ハハハハ!私は面倒事は嫌いだからな!どちらの派閥にもつかないと、陛下と父に宣言したのだ!それ以降、奴らからの勧誘は無くなったぞ!」
そう言いながら嬉しそうな顔を浮かべる姉様。俺はそれがたまらなく羨ましかった。そんな豪快な事、俺には絶対に出来ない。姉様が女性だったからこそできた選択肢だといえる。
俺がそんな発言したとしても、「馬鹿な事を言うな」と一蹴されるか、新しい派閥を作る気かも知れないと深読みされてしまうだけだ。
「すいません。姉様みたいにハッキリと言える人間じゃなくて……」
「謝ることなどない!派閥勧誘から逃げるために領主代理の職務に就いたとはいえ、お前は立派に役目をはたしている!それなら誰にも文句は言われる筋合いはないさ!」
姉様は俺を慰める様に力いっぱい抱きしめてくれた。俺も姉様を力いっぱい抱きしめ返す。俺の思惑通りに行っていないとはいえ、姉様に褒めて貰えるなら良しとしよう。
穏やかな笑顔を浮かべていた姉様だったが、森の木々が騒めき始めたのと同じころ、その美しい顔を曇らせていった。俺は少し心配になり、姉様の名を呼んだ。
「シェスカ姉様?」
「……アルス。お前が考えているよりも、我が国の闇は深いぞ。上手く逃げたと思っているだろうが、奴らはお前の力を欲しがっている。その為ならどんな手でも使ってくるだろう」
俺の頭をなでながら、悲しそうに笑うシェスカ姉様。この国の闇を見て来た姉様だからこそ、俺の身を案じてくれているのだろ。
それから姉様はひとしきり俺の頭をなでた後、ニコリと笑みを浮かべた。
「まぁ安心しろ!何かあったら私を頼ってくると良い!奴隷好き同士、私に出来る事なら力を貸してやるさ!」
「姉様……ありがとうございます!」
姉様に感謝の言葉を告げ、ギュッと抱きしめる。もしこれから何かあったら、姉様を頼らせて貰おう。
そんなこんなで時間は過ぎていき、一時間後。ホーンラビットを三体とビックボアを一体狩ってきたカイルとアンヌと、魔獣を一匹も狩ってこなかった姉様の奴隷達が帰還した。
「何たる様だ!貴様等それでも私の奴隷か!恥をしれぇ!!」
そう言って息を荒げながら奴隷達を鞭で叩く姉様の顔は、今までで一番エロかったのは言うまでもない。
「は!シェスカ様!」
「アルス達に負けでもしてみろ!お前達にはキツイ仕置きが待っているからな!」
「ッツ……はい!頑張ります!」
姉様に奴隷好きだと打ち明けられた翌日。俺達は街から離れた森の中へとやってきていた。ここは普段冒険者達が魔獣の狩場として使っている場所。だが今日は冒険者の姿はどこにも見えない。
それもそのはず。今日はシェスカ姉様のために、俺がオルトに頼んで冒険者が森の中に入らないよう、警戒発令を出すよう指示を出したのだ。
その結果、人目を気にせず姉様は初めて趣味の奴隷遊びが出来ると大はしゃぎしている。
俺はそんな姉様を横目に、防具に身を包んだアンヌとカイルに魔法を付与していった。
「あー……二人共。無理しなくていいからな?一応『身体能力上昇』と『防御上昇』と『攻撃上昇』の魔法は付与してあるから、大丈夫だろうけど。一時間くらいしたら戻って来い」
「承知しました!怪我しないようにだけ気を付けます!」
カイルは色々と察しているのか。少し苦笑いを浮かべた後、元気に返事をする。しかし鈍感なアンヌはというと、やる気満々といった様子で息を荒げて見せていた。
「任せてください!絶対にアルス様の顔に泥を塗るような真似はしませんから!頑張って沢山狩ってきます!」
「いや、頑張りすぎなくていいと思うぞ?相手は一流の護衛だし。怪我しないようにだけ頑張ってこい」
そう言いながら姉様の護衛兼奴隷達の方をチラリと見る。姉様に『お仕置き』といわれたせいか、二人共頬を紅潮させてフーフーと鼻から荒い息を出していた。
もうあの二人が魔獣を狩ってくることなんて、絶対にないだろう。万が一狩ってきたら、姉様の真の怒りに触れることになってしまいそうだ。
◇
奴隷達が魔獣狩りのために森の中へ入ってからしばらくした後、姉様が嬉しそうに頬を緩ませながら俺に話しかけて来た。
「ふふふ。楽しみだなぁアルス!どちらの奴隷が多く魔獣を狩って来れるか……こんな勝負を出来る日が来るとはな!これも全てお前のお陰だぞ!」
「ハハハ……姉様が喜んでくださって、俺も嬉しいです」
興奮した様子の姉様に乾いた笑みを向ける。もう後戻りはできないところまで来てしまった。姉様が死ぬまで、俺は一生『奴隷大好き仲間』として生きていくしかないのだ。
俺が苦悶していると知らない姉様。ニヤニヤと笑いながら森の方を見つめていたと思うと、突然カッと目を見開いて声を上げた。
「アルス!そう言えば、興奮しすぎてすっかり本題を忘れていたぞ!」
「え、本題?まだなにか重たい話でもあるんですか?」
姉様の勢いに、俺はこれ以上重たい話が来るのではないかと思わず身構える。しかし姉様の口から出てきた言葉は、俺の想像とは違うモノだった。
「お前、クルシュとレオンの勧誘を避けているそうだな!?以前会った時に、クルシュの方がぼやいていたぞ!どうするつもりなんだ!?」
姉様に問われ、俺は顔を下へと向けた。折角忘れ去っていた事について、姉様のせいで思い出す羽目になるとは。憂鬱な感情が波のように押し寄せてくる。
だがここでそれを顔に出すわけにもいかず、俺は少し悩んでいるといった様子で哀し気な笑みを浮かべながら話し始めた。
「実はそうなんです……まだ覚悟がつかないというか、何といっていいか。そんな中途半端な気持ちで何方の兄弟に付くか選ぶ事なんて、俺には出来ませんから」
俺が話し終えても、姉様はただじっと俺の顔を見つめている。その直後、姉様は俺の肩に手を置き、穏やかな微笑みを浮かべた。
「アルス、私には嘘をつかなくても良いんだぞ?この性癖を共有した仲ではないか!私達の絆は、誰にも引き裂けるようなものではない!そうだろ?」
「シェスカ姉様……ごめんなさい」
優しい言葉をかけられた俺は、涙を隠すように姉様に抱き着いた。姉様は一瞬戸惑ったようだったが、「謝らなくて良いんだ」といいながら、俺の頭をなでてくれた。そんな姉様の優しさに、俺の両目から涙が溢れ出していく。
謝罪の言葉の真意を伝えられず、俺は唇を噛み締める事しか出来ない。それを知らぬ姉様は、会話を続けていった。
「あの二人は自分達が地位や権利を得るために必死だからな。さぞかしお前への勧誘もキツイものだっただろう。かく言う私も、何度もつまらんアプローチを受けたものさ」
「姉様もですか?でも、姉様は……」
俺は言葉を詰まらせながら、顔を上に向けて姉様の顔を見つめる。それに対し、姉様はニヤリと笑ってみせた。
「ハハハハ!私は面倒事は嫌いだからな!どちらの派閥にもつかないと、陛下と父に宣言したのだ!それ以降、奴らからの勧誘は無くなったぞ!」
そう言いながら嬉しそうな顔を浮かべる姉様。俺はそれがたまらなく羨ましかった。そんな豪快な事、俺には絶対に出来ない。姉様が女性だったからこそできた選択肢だといえる。
俺がそんな発言したとしても、「馬鹿な事を言うな」と一蹴されるか、新しい派閥を作る気かも知れないと深読みされてしまうだけだ。
「すいません。姉様みたいにハッキリと言える人間じゃなくて……」
「謝ることなどない!派閥勧誘から逃げるために領主代理の職務に就いたとはいえ、お前は立派に役目をはたしている!それなら誰にも文句は言われる筋合いはないさ!」
姉様は俺を慰める様に力いっぱい抱きしめてくれた。俺も姉様を力いっぱい抱きしめ返す。俺の思惑通りに行っていないとはいえ、姉様に褒めて貰えるなら良しとしよう。
穏やかな笑顔を浮かべていた姉様だったが、森の木々が騒めき始めたのと同じころ、その美しい顔を曇らせていった。俺は少し心配になり、姉様の名を呼んだ。
「シェスカ姉様?」
「……アルス。お前が考えているよりも、我が国の闇は深いぞ。上手く逃げたと思っているだろうが、奴らはお前の力を欲しがっている。その為ならどんな手でも使ってくるだろう」
俺の頭をなでながら、悲しそうに笑うシェスカ姉様。この国の闇を見て来た姉様だからこそ、俺の身を案じてくれているのだろ。
それから姉様はひとしきり俺の頭をなでた後、ニコリと笑みを浮かべた。
「まぁ安心しろ!何かあったら私を頼ってくると良い!奴隷好き同士、私に出来る事なら力を貸してやるさ!」
「姉様……ありがとうございます!」
姉様に感謝の言葉を告げ、ギュッと抱きしめる。もしこれから何かあったら、姉様を頼らせて貰おう。
そんなこんなで時間は過ぎていき、一時間後。ホーンラビットを三体とビックボアを一体狩ってきたカイルとアンヌと、魔獣を一匹も狩ってこなかった姉様の奴隷達が帰還した。
「何たる様だ!貴様等それでも私の奴隷か!恥をしれぇ!!」
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