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第1章 土地神ってなんですか
第5話 畑仕事
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翌日、俺はザイルさんと共に村の中を歩いていた。
「それじゃあ子供が五人で大人が十五人の、合計二十人ってことですね?」
「そうでございます。これも、昨日ナオキ様が子供達をお助け下さったお陰でございます!」
村人の人数はこれで把握した。使用した治療スキルと残りの信仰Ptとで合わせて考えてみると、俺が昨日得た信仰Ptは10以上だ。信仰レベルが2に上昇したのと信仰Ptがどう関係しているのかは分からないが、きっと何かしら関係しているはずだ。
それについて問いかけてみても、『文字』は答えを浮かび上がらせてはくれなかったため、俺が自力で導き出すしかない。
ひとまず、そこら辺の問題は後で考えるとして、今は村の食糧問題を解決しなくてはならない。
「着きました。ここが村で管理している畑でございます」
「……これが、畑?」
ザイルさんに案内して貰った場所には、畑と思しきものが広がっていた。目測で測った感じ、50m四方に区切られてはいるみたいだが、種を撒いた場所の管理は粗雑なものだった。
畝があるわけでもなく、種を撒いた上に足跡がちらほら残っている。これは地質とか言っている場合じゃない。根本的な改善が必要だ。
「どうですかナオキ様。私共の自慢の畑は!」
「……この畑を普段管理している人を呼んできてださい。あと、撒いている種や育てている農作物が有ったらそれも持ってきてもらえますか?」
「は、はぁ。少々お待ちください」
ザイルさんはそう言うと村の方へと引き返していった。俺は畑の傍まで歩み寄り、土を踏まないようにしゃがみ込む。種が撒かれている周辺の土を少量だけ手に取り、俺は観察を始めた。
「湿り気がない。匂いは……普通だな。この世界に肥料があるとは思って無かったけど、まさか『三圃式農法』も知らないってことは無いだろうな」
近くに水場らしきものを見かけなかったし、この畑の面積で十分な水分を補給出来ているとは考えにくい。育てる作物によっては水分の要らないものもあるのだが、多分その知識は無いだろう。
「いずれにせよ、一旦話を聞いてからだな。『土地改善』を使うか『水生成』を使うか。もしかしたら『種生成』が必要になるかもしれないな。Ptが足りてくれるといいんだけどな……」
そうこうしているうちにザイルさんが二人の男性を連れてやってきた。
「ナオキ様。畑の管理をしている者を連れて参りました。大きい方がトール、小さい方がフランクです」
ザイルさんに名を呼ばれた二人は俺に向かって頭を下げた。俺も軽く会釈をした後、すぐに話始める。
「急な話で申し訳ないんですが、俺も畑の管理者にして頂いても構いませんか?」
「ナオキ様自ら!?よ、よろしいのですか?」
「はい。当分はこの村でお世話になりそうですし、食糧問題は解決しないといけませんから」
「そうでしたか!我々としてはナオキ様に管理して頂けるのならこんなに嬉しいことはありません!是非ともお願いいたします!」
トールさんとフランクさんが嬉しそうに頭を下げる。これで畑を改造する権利は得た。後は育てる作物を確認して、それに合わせて『土地改善』をするか『水生成』をするか判断するだけだ。
「それで、頼んでいたモノはそれですか?」
そう言って俺はフランクさんが手に持っていた野菜を指さす。
「はい!こちらが現在育てているモノになります!こちらがトメト、こちらがピーメン、こちらがジェガイモで、こちらがナッスです!他にも麦を植えたりしております!」
フランクさんの説明に思わずずっこけそうになる。彼が説明したものは俺が知っている野菜と全部名前は一文字違いだったが、色や形は全く一緒だった。しかしその全てがかなり小さいのである。
「すみませんが、どこにどの野菜を植えているか説明して頂いても構いませんか?」
「はい!こちらが──」
そういってトールさんが説明を始める。俺は彼の説明と同時に、目印になるようそれぞれの場所に野菜を置いていった。
「──ここで終わりになります!如何でしたでしょうか!?」
自信たっぷりに説明を終わらせたトールさん。そんな彼に俺は質問を始める。
「収穫し終えた後、植える場所を変えたりはしていますか?」
「植える場所ですか?変えたことはありませんが……何か問題があるのですか!?」
「作物を、同じ場所で育て続けるにはそれ相応の栄養が必要になります。土に栄養を与えることが出来れば問題ないのですが、何か肥料は使用していますか?」
実際、うちの畑でも年毎に作物を植える場所を変えるということはしなかった。その理由は、メーカーが開発した素晴らしい肥料があったからだ。それが無ければ、別の場所に植えなくてはならないのだが──
「肥料とはなんですか?」
トールさんが首をかしげながら言葉を返す。ザイルさんもフランクさんも、肥料と言う言葉を知らなかったようだ。
「作物をより大きく育てるためのモノです。例えば動物の骨を砕いたりしたモノや、牛の糞などといったものまでありますが。知りませんか?」
「知りません……牛の糞を、撒くのですか?」
どうやら肥料と言う言葉のみならず、その概念すらないらしい。牛糞は立派な肥料になるのだが、トールさんの嫌そうな顔を見る限り、その選択は出来そうにない。
「あくまでも一例ですので、抵抗があるようでしたら別の方法を取りましょう」
牛の舌を食べるのに抵抗がある人もいるし。問題は畑の区画管理だ。俺の『土地改善』のスキルがどれだけのモノか分からない以上、一旦は『三圃式農法』を取るべきだろう。俺が居なくなった後でも、この手法を残しておけば収穫量は格段に増えるはずだ。
「それじゃあ肥料の件は一旦置いておいて、まずは畑の場所をしっかりと決めましょうか!」
俺は地面に落ちていた木の枝を拾い上げ、地面に絵を描いていく。
「これから教える方法は『三圃式農法』というものです。どんな方法かというと、三つの畑を使って、一年毎に『野菜』を植えたり『麦』を作ったり、畑を休ませる『休耕』にするモノになります!」
「折角作った畑を休ませるのですか?」
「そうしないと畑も疲れてしまうんです!『三圃式農法』の良いところは、収穫量の増加などもありますが、管理する畑が実質二つだけと言う点も挙げられます!」
「畑を二つですか……」
俺の説明を聞き、少し険しい表情を作るトールさん。流石にこの面積を三人で耕したり、管理するのは無理がある。だが村の大人総出でやればできないことは無い。
「本当はもっと広い方が良いんですけどね。二十一人分の野菜となると、少なくてもこの四倍は欲しいです」
「四倍ですか!?」
「野菜だけで食料問題を解決するのであれば、ですけどね。この村では他にどんなことをしているのでしょうか?」
「一応村の男達で狩りをしておりますが……あまり期待は出来ません」
成果が無いのであれば畑仕事に大人を総振りしていい気もするが、摂取する栄養の事も考えると肉は欲しいのでそれは出来ない。となると、畑を作るまでは大人総出でやってしまい、そこからは人数を減らす作戦の方が良いな。
「でしたら、村の大人達で畑を作っちゃいましょう。一度耕してしまえば、後は人数を割り振って狩りにも行って貰えば良いですし」
「わかりました!ナオキ様がそう仰るのであれば、皆も直ぐに手伝いに来てくれるでしょう!急いで呼んでまいります!」
そう言うとトールさんは村の方に駆けて行ってしまった。俺はこの場に残ったフランクさんと共に、畑の区画を決めていく。
「さっきは四倍と言いましたけど、とりあえずこのサイズの畑をあと一つで大丈夫です!」
今の村人達を酷使させるのは可哀想だからな。
「それじゃあ子供が五人で大人が十五人の、合計二十人ってことですね?」
「そうでございます。これも、昨日ナオキ様が子供達をお助け下さったお陰でございます!」
村人の人数はこれで把握した。使用した治療スキルと残りの信仰Ptとで合わせて考えてみると、俺が昨日得た信仰Ptは10以上だ。信仰レベルが2に上昇したのと信仰Ptがどう関係しているのかは分からないが、きっと何かしら関係しているはずだ。
それについて問いかけてみても、『文字』は答えを浮かび上がらせてはくれなかったため、俺が自力で導き出すしかない。
ひとまず、そこら辺の問題は後で考えるとして、今は村の食糧問題を解決しなくてはならない。
「着きました。ここが村で管理している畑でございます」
「……これが、畑?」
ザイルさんに案内して貰った場所には、畑と思しきものが広がっていた。目測で測った感じ、50m四方に区切られてはいるみたいだが、種を撒いた場所の管理は粗雑なものだった。
畝があるわけでもなく、種を撒いた上に足跡がちらほら残っている。これは地質とか言っている場合じゃない。根本的な改善が必要だ。
「どうですかナオキ様。私共の自慢の畑は!」
「……この畑を普段管理している人を呼んできてださい。あと、撒いている種や育てている農作物が有ったらそれも持ってきてもらえますか?」
「は、はぁ。少々お待ちください」
ザイルさんはそう言うと村の方へと引き返していった。俺は畑の傍まで歩み寄り、土を踏まないようにしゃがみ込む。種が撒かれている周辺の土を少量だけ手に取り、俺は観察を始めた。
「湿り気がない。匂いは……普通だな。この世界に肥料があるとは思って無かったけど、まさか『三圃式農法』も知らないってことは無いだろうな」
近くに水場らしきものを見かけなかったし、この畑の面積で十分な水分を補給出来ているとは考えにくい。育てる作物によっては水分の要らないものもあるのだが、多分その知識は無いだろう。
「いずれにせよ、一旦話を聞いてからだな。『土地改善』を使うか『水生成』を使うか。もしかしたら『種生成』が必要になるかもしれないな。Ptが足りてくれるといいんだけどな……」
そうこうしているうちにザイルさんが二人の男性を連れてやってきた。
「ナオキ様。畑の管理をしている者を連れて参りました。大きい方がトール、小さい方がフランクです」
ザイルさんに名を呼ばれた二人は俺に向かって頭を下げた。俺も軽く会釈をした後、すぐに話始める。
「急な話で申し訳ないんですが、俺も畑の管理者にして頂いても構いませんか?」
「ナオキ様自ら!?よ、よろしいのですか?」
「はい。当分はこの村でお世話になりそうですし、食糧問題は解決しないといけませんから」
「そうでしたか!我々としてはナオキ様に管理して頂けるのならこんなに嬉しいことはありません!是非ともお願いいたします!」
トールさんとフランクさんが嬉しそうに頭を下げる。これで畑を改造する権利は得た。後は育てる作物を確認して、それに合わせて『土地改善』をするか『水生成』をするか判断するだけだ。
「それで、頼んでいたモノはそれですか?」
そう言って俺はフランクさんが手に持っていた野菜を指さす。
「はい!こちらが現在育てているモノになります!こちらがトメト、こちらがピーメン、こちらがジェガイモで、こちらがナッスです!他にも麦を植えたりしております!」
フランクさんの説明に思わずずっこけそうになる。彼が説明したものは俺が知っている野菜と全部名前は一文字違いだったが、色や形は全く一緒だった。しかしその全てがかなり小さいのである。
「すみませんが、どこにどの野菜を植えているか説明して頂いても構いませんか?」
「はい!こちらが──」
そういってトールさんが説明を始める。俺は彼の説明と同時に、目印になるようそれぞれの場所に野菜を置いていった。
「──ここで終わりになります!如何でしたでしょうか!?」
自信たっぷりに説明を終わらせたトールさん。そんな彼に俺は質問を始める。
「収穫し終えた後、植える場所を変えたりはしていますか?」
「植える場所ですか?変えたことはありませんが……何か問題があるのですか!?」
「作物を、同じ場所で育て続けるにはそれ相応の栄養が必要になります。土に栄養を与えることが出来れば問題ないのですが、何か肥料は使用していますか?」
実際、うちの畑でも年毎に作物を植える場所を変えるということはしなかった。その理由は、メーカーが開発した素晴らしい肥料があったからだ。それが無ければ、別の場所に植えなくてはならないのだが──
「肥料とはなんですか?」
トールさんが首をかしげながら言葉を返す。ザイルさんもフランクさんも、肥料と言う言葉を知らなかったようだ。
「作物をより大きく育てるためのモノです。例えば動物の骨を砕いたりしたモノや、牛の糞などといったものまでありますが。知りませんか?」
「知りません……牛の糞を、撒くのですか?」
どうやら肥料と言う言葉のみならず、その概念すらないらしい。牛糞は立派な肥料になるのだが、トールさんの嫌そうな顔を見る限り、その選択は出来そうにない。
「あくまでも一例ですので、抵抗があるようでしたら別の方法を取りましょう」
牛の舌を食べるのに抵抗がある人もいるし。問題は畑の区画管理だ。俺の『土地改善』のスキルがどれだけのモノか分からない以上、一旦は『三圃式農法』を取るべきだろう。俺が居なくなった後でも、この手法を残しておけば収穫量は格段に増えるはずだ。
「それじゃあ肥料の件は一旦置いておいて、まずは畑の場所をしっかりと決めましょうか!」
俺は地面に落ちていた木の枝を拾い上げ、地面に絵を描いていく。
「これから教える方法は『三圃式農法』というものです。どんな方法かというと、三つの畑を使って、一年毎に『野菜』を植えたり『麦』を作ったり、畑を休ませる『休耕』にするモノになります!」
「折角作った畑を休ませるのですか?」
「そうしないと畑も疲れてしまうんです!『三圃式農法』の良いところは、収穫量の増加などもありますが、管理する畑が実質二つだけと言う点も挙げられます!」
「畑を二つですか……」
俺の説明を聞き、少し険しい表情を作るトールさん。流石にこの面積を三人で耕したり、管理するのは無理がある。だが村の大人総出でやればできないことは無い。
「本当はもっと広い方が良いんですけどね。二十一人分の野菜となると、少なくてもこの四倍は欲しいです」
「四倍ですか!?」
「野菜だけで食料問題を解決するのであれば、ですけどね。この村では他にどんなことをしているのでしょうか?」
「一応村の男達で狩りをしておりますが……あまり期待は出来ません」
成果が無いのであれば畑仕事に大人を総振りしていい気もするが、摂取する栄養の事も考えると肉は欲しいのでそれは出来ない。となると、畑を作るまでは大人総出でやってしまい、そこからは人数を減らす作戦の方が良いな。
「でしたら、村の大人達で畑を作っちゃいましょう。一度耕してしまえば、後は人数を割り振って狩りにも行って貰えば良いですし」
「わかりました!ナオキ様がそう仰るのであれば、皆も直ぐに手伝いに来てくれるでしょう!急いで呼んでまいります!」
そう言うとトールさんは村の方に駆けて行ってしまった。俺はこの場に残ったフランクさんと共に、畑の区画を決めていく。
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