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未来 -夜ご飯-
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立夏はいうと…
教室に戻ると、再び例の生徒から、今まで先輩と居たのか聞かれていた。
「もう、授業始まるから席戻れよ」
嫌そうにしながら、また休み時間の度に来るだろうなと思い。
「あんたさぁ、凪斗のこと好きだろ?」
何回目かの休憩の時に単刀直入に聞いてみることに。
「あ、気づいた?」
「てか、気付かせる為に、聞いてきたんだろ。だったら、俺じゃなくて凪斗に声かけろよ」
「うーん、まずは先輩の事をよく知らなきゃだしさ。それに、休み時間になるとすぐ立花の事迎えに来て、学校内ではほぼ一緒にいるだろ?話しかける隙がねぇーよ」
授業を受けながら、さきほどの生徒の言葉を気にしていて。
授業が終わると立夏の席に来て話しかけられ。
「今日も来るんだろ?」
「もう来ると思うけど…」
凪斗は授業を受け終わり筆記用具だけ鞄に入れてから鞄を持ち教室を出て急いで立夏の教室に向かい。
立夏の教室に着くとあいつが立夏と話をしていたが、気にせず立夏に近づき声をかけ。
「立夏、帰るか」
「あ、なぎ…」
「あ、先輩!待ってたんすよ。ほんと、ずーっと一緒にいるんですね」
立夏より先に声をかけそいつは笑顔で話し。
「お前こそ立夏とずっといるじゃん。立夏から離れろよ」
馴れ馴れしい相手を睨みつけ。
「そんなことないですよ」
そいつはヘラッと笑ったままでいて。
「凪斗、もう行こ」
鞄を持って立ち上がり。
「おう、行くかー」
教室から出ると話しかけ。
「やっぱりあいつ、凪斗の事好きなんだってさ。モテモテだな」
「まじで俺なのかよ…全然嬉しくねー」
あり得ないと溜息をつき。
「女の子だったら嬉しいのかよ」
「女の子でも嬉しくないし。立夏にだけ好かれていたい」
はっきりそう言って。
「ふーん、ならいいけど」
下駄箱に着くと靴を履き替え。
「少し前の俺なら誰でもいいから好かれたかったけどな」
学校を出て立夏の家に向かおうとし。
「じゃあ、俺と会ってなかったら、今のやつと付き合ってたかもな」
冗談っぽく言い。
「あんま学校に行ってなかったからそもそも会わないだろー」
学校行かない時はナンパしてたしさと苦笑いをして。
「そうかもしれないけど、凪斗って学校ではちょっとした有名人だしな」
自分も知っていたくらいだしなと思い。
「多分女遊びが激しい不良って噂されてたんだろうな」
実際噂を聞いたことがないがそんな感じに周りに言われてるような気がする。
「不良って…喧嘩も弱いくせに…」
少し可笑しくて笑ってしまい。
「喧嘩した時殴られっぱなしだったわ」
あの時かっこ悪かったなと思い出しながら言い。
「弱いんだから、やめとけよ。俺は喧嘩なんて野蛮なものは嫌いだ」
「絡まれてる子がいたから助けたくてさ」
そういうの見るとほっとけないらしく。
「俺も嫌いだ、人を殴ったことなんて一度もない」
「そっか、やっぱり優しいんだな」
ボソッと呟く。
「俺、凪斗のこと惚れ直した」
「え、まじで。めっちゃ嬉しい。あ、急に抱きついてごめんな」
思わず抱きついてしまったが照れてすぐ離れて。
「ほんとだよ、こういう事は家に着いてからにしてよ」
恥ずかしそうに顔を逸らし。
「おう、そうだな」
今度から気をつけようと思い。
そうしてる間に家に着いたので鍵を開けて中に入る。
「どうぞ」
「お邪魔します」
中に入って靴を脱ぎ揃えてから上がり。
「おー、ただいま」
ミルクが出迎えに来ると抱き上げ。
「ミルクちゃん!ほんと可愛いなあ」
ミルクちゃんを愛しそうに見て。
「冷蔵庫の中見てみてよ。いろいろ買っておいたから」
ミルクをリビングでおろす。
凪斗は台所に行き冷蔵庫を開け。
「おっ、なんでも揃ってる!立夏、何食べたい?」
「うーん、なんか美味いもん」
考えるのが面倒だったので、そう言えばソファに座り。
「生姜焼きはどう?」
いい豚肉があったので聞いてみて。
「んーいいよ」
「じゃあ、作るとしますかー」
手を洗ってから冷蔵庫から材料を取り出し野菜を洗って切り。
その間に立夏は携帯で自分は何を作ろうかなと検索している。
ツナサラダを作ってからお皿に盛り付け冷蔵庫で冷やし、冷蔵庫からイカを取り出しイカと里芋の煮物を作ろうとイカをさばき切り、皮を剥いて一口大に切った里芋と一緒に調味料を入れて落し蓋をして煮込み。
米を洗い米を炊く準備をしてから豚ロースに薄力粉をふるい、調味料とすりおろした生姜を合わし生姜焼きのたれを作り。
「あとは肉を焼いて味噌汁を作るだけだな」
立ち上がるもミルクの餌入れにドックフードを入れ。
「皿とか準備する?」
「頼むわー!」
出汁をとってわかめと豆腐の味噌汁を作り豚肉を焼きたれを入れて生姜焼きが完成し皿に乗せイカと里芋の煮物を皿に盛る。
「分かった」
皿を2枚づつ用意すると、凪斗の所にもって行き。
「さんきゅー!」
皿を受け取り千切りしたキャベツと焼いた生姜焼きを皿に盛り付けし。
教室に戻ると、再び例の生徒から、今まで先輩と居たのか聞かれていた。
「もう、授業始まるから席戻れよ」
嫌そうにしながら、また休み時間の度に来るだろうなと思い。
「あんたさぁ、凪斗のこと好きだろ?」
何回目かの休憩の時に単刀直入に聞いてみることに。
「あ、気づいた?」
「てか、気付かせる為に、聞いてきたんだろ。だったら、俺じゃなくて凪斗に声かけろよ」
「うーん、まずは先輩の事をよく知らなきゃだしさ。それに、休み時間になるとすぐ立花の事迎えに来て、学校内ではほぼ一緒にいるだろ?話しかける隙がねぇーよ」
授業を受けながら、さきほどの生徒の言葉を気にしていて。
授業が終わると立夏の席に来て話しかけられ。
「今日も来るんだろ?」
「もう来ると思うけど…」
凪斗は授業を受け終わり筆記用具だけ鞄に入れてから鞄を持ち教室を出て急いで立夏の教室に向かい。
立夏の教室に着くとあいつが立夏と話をしていたが、気にせず立夏に近づき声をかけ。
「立夏、帰るか」
「あ、なぎ…」
「あ、先輩!待ってたんすよ。ほんと、ずーっと一緒にいるんですね」
立夏より先に声をかけそいつは笑顔で話し。
「お前こそ立夏とずっといるじゃん。立夏から離れろよ」
馴れ馴れしい相手を睨みつけ。
「そんなことないですよ」
そいつはヘラッと笑ったままでいて。
「凪斗、もう行こ」
鞄を持って立ち上がり。
「おう、行くかー」
教室から出ると話しかけ。
「やっぱりあいつ、凪斗の事好きなんだってさ。モテモテだな」
「まじで俺なのかよ…全然嬉しくねー」
あり得ないと溜息をつき。
「女の子だったら嬉しいのかよ」
「女の子でも嬉しくないし。立夏にだけ好かれていたい」
はっきりそう言って。
「ふーん、ならいいけど」
下駄箱に着くと靴を履き替え。
「少し前の俺なら誰でもいいから好かれたかったけどな」
学校を出て立夏の家に向かおうとし。
「じゃあ、俺と会ってなかったら、今のやつと付き合ってたかもな」
冗談っぽく言い。
「あんま学校に行ってなかったからそもそも会わないだろー」
学校行かない時はナンパしてたしさと苦笑いをして。
「そうかもしれないけど、凪斗って学校ではちょっとした有名人だしな」
自分も知っていたくらいだしなと思い。
「多分女遊びが激しい不良って噂されてたんだろうな」
実際噂を聞いたことがないがそんな感じに周りに言われてるような気がする。
「不良って…喧嘩も弱いくせに…」
少し可笑しくて笑ってしまい。
「喧嘩した時殴られっぱなしだったわ」
あの時かっこ悪かったなと思い出しながら言い。
「弱いんだから、やめとけよ。俺は喧嘩なんて野蛮なものは嫌いだ」
「絡まれてる子がいたから助けたくてさ」
そういうの見るとほっとけないらしく。
「俺も嫌いだ、人を殴ったことなんて一度もない」
「そっか、やっぱり優しいんだな」
ボソッと呟く。
「俺、凪斗のこと惚れ直した」
「え、まじで。めっちゃ嬉しい。あ、急に抱きついてごめんな」
思わず抱きついてしまったが照れてすぐ離れて。
「ほんとだよ、こういう事は家に着いてからにしてよ」
恥ずかしそうに顔を逸らし。
「おう、そうだな」
今度から気をつけようと思い。
そうしてる間に家に着いたので鍵を開けて中に入る。
「どうぞ」
「お邪魔します」
中に入って靴を脱ぎ揃えてから上がり。
「おー、ただいま」
ミルクが出迎えに来ると抱き上げ。
「ミルクちゃん!ほんと可愛いなあ」
ミルクちゃんを愛しそうに見て。
「冷蔵庫の中見てみてよ。いろいろ買っておいたから」
ミルクをリビングでおろす。
凪斗は台所に行き冷蔵庫を開け。
「おっ、なんでも揃ってる!立夏、何食べたい?」
「うーん、なんか美味いもん」
考えるのが面倒だったので、そう言えばソファに座り。
「生姜焼きはどう?」
いい豚肉があったので聞いてみて。
「んーいいよ」
「じゃあ、作るとしますかー」
手を洗ってから冷蔵庫から材料を取り出し野菜を洗って切り。
その間に立夏は携帯で自分は何を作ろうかなと検索している。
ツナサラダを作ってからお皿に盛り付け冷蔵庫で冷やし、冷蔵庫からイカを取り出しイカと里芋の煮物を作ろうとイカをさばき切り、皮を剥いて一口大に切った里芋と一緒に調味料を入れて落し蓋をして煮込み。
米を洗い米を炊く準備をしてから豚ロースに薄力粉をふるい、調味料とすりおろした生姜を合わし生姜焼きのたれを作り。
「あとは肉を焼いて味噌汁を作るだけだな」
立ち上がるもミルクの餌入れにドックフードを入れ。
「皿とか準備する?」
「頼むわー!」
出汁をとってわかめと豆腐の味噌汁を作り豚肉を焼きたれを入れて生姜焼きが完成し皿に乗せイカと里芋の煮物を皿に盛る。
「分かった」
皿を2枚づつ用意すると、凪斗の所にもって行き。
「さんきゅー!」
皿を受け取り千切りしたキャベツと焼いた生姜焼きを皿に盛り付けし。
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