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報告 -胃袋を掴め-
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「あ、帰ってきたかな」
「まじか…あ。膝の上からおりてくれ」
「えぇー、やだ」
慌てながら立夏から離れようとするとぎゅぅと抱きしめて離れず。
「兄さんが来るって…」
どうしようもできなく困っていると
「別にいいじゃん。付き合ってること言うんだしさ」
「まあ、そうなんだけどよ…」
「立夏、ただいまー疲れたから癒してくれ」
勢いよくドアを開けてリビングに入ると、兄さんは2人を見て固まり。
「あ、仕事お疲れ様です。おかえりなさい…」
固まってる兄さんを見て苦笑いをして。
「お、お前ら。いったい何をして…」
「あ、おかえり兄さん。何って抱きついてたんだよ」
緊張しつつ話をしようと
「…あの、兄さんに伝えないといけないことがあるんです」
「な、なんだ」
実は立夏が言おうと思っていたので立夏は意外そうな顔をし。
「立夏さんと、付き合っています。昨日寝るときにそうなりました」
ゆっくり言い終えると真剣な表情で兄さんの方を見る。
「つ、付き合ってる。だとぉ」
「おーい、大丈夫か?」
言いようのない感情が交差して、頭がショートしてしまい、凪斗から降りて兄の前に行き手をひらひらさせ。
「はい、本気で立夏さんのことが好きなんです」
立夏が降りた後立ち上がり立夏の隣に立つと聞こえてないかもしれない相手に真っ直ぐ見つめて。
「凪斗、だめだわ。これ聞いてねーわ。覚醒するまでほっとこーぜ」
立夏は再びソファーに座り直して。
「まじかよ、いきなりすぎたか」
一旦ソファーに座り待つことに。
「でも、きっと兄さんなら俺たちの事許してくれるよ」
「そうだといいな」
「大丈夫だって」
しばらく待っていると向こう側から戻ってきて立夏に駆け寄り肩を掴み。
「り、立夏。付き合ってるとはほんとなのか」
「うん、ほんとだよ。俺、凪斗が好きなんだ」
立夏と兄さんの方を見ながら、改めて好きということを聞いて顔が少し赤くなる。
「お、お前の気持ちはよくわかった。ナギ、もし立夏を泣かせたり悲しませたりしたら、許さねぇからな」
凪斗の方を向くと拳を握りしめながら話し。
許してくれることになって喜びを噛みしめながら。
「ありがとうございます、約束します。絶対そんな顔はさせません」
頭を下げてから誓うと約束をして。
「あと、学生のうちは、セックス禁止だからな」
指を指しながらとんでも発言を口にする。
「じゃあ、キスはいいってことね」
「セッ…わかってますよ」
立夏は平然としていたが凪斗は驚き恥ずかしくて目を逸らし。
律は凪斗の様子を見て、これはしばらく大丈夫そうだなと思い椅子に腰掛け。
「じゃあ、この話しはこれで終わりだ。俺は仕事終わりで疲れてんだぞ」
「夕飯何も作ってないや。何か作る?」
「仕事終わりにすみません。簡単なものでよければ作るわ」
確か野菜が残ってたなと思い何か作ろうとして。
「凪斗、料理美味いから、気にいると思うぜ」
「ふん、料理で俺の心を掴もうもしたって無駄なんだからな」
「何作ろかっな、んー...オムライスとポテトサラダとかでいい?」
残っている材料ですぐ作れそうなので。
「うん、それでいいよ」
「台所借りて今から作るなー」
立ち上がり台所に向かい手を洗ってから米を洗い炊く準備をする。
兄の機嫌をとるため立夏は兄の近くに行き。
「機嫌直せよ。兄さん。」
「立夏がギュッとしてくたら…」
「おい、変なとこ触るなっ」
めんどくさいけど抱き締めてやると、律は腰の辺りに手を回して撫でていて。
冷蔵庫から材料を取り出し野菜を洗い切り終わると鶏肉も切っていきたまごを溶く。
じゃがいもを湯がきつぶしながら気になってちらっとリビングの方を見てみたら
「うー、立夏。俺の立夏」
「あんたのじゃない」
兄を腰から引き離そうとしていた。
行った方がいいんだろうかと様子を見、ポテトサラダを作ってお皿に盛り付け冷蔵庫に冷やし。
「あー、もう。凪斗ー早くしてくれー」
「おう、すぐ作る」
「もう、いい加減弟離れしろよなぁ」
律の頭に手を乗せ、もう引き離す事を諦めて大人しく料理が出来上がるのを待ち。
野菜と鶏肉を炒めケチャップをいれて炊き上がったご飯を冷ましてから手早くチキンライスを作り
簡単に残った野菜でスープを作りお皿に入れてから
使ったフライパンを洗い溶いた卵をふわふわに焼きチキンライスを包みこれを3回繰り返し人数分出来上がる。
「晩ご飯できました」
テーブルを拭き食器を用意し冷蔵庫に入れたポテトサラダとスープとオムライスをテーブルに置き冷蔵庫からケチャップを取り出してから声をかけ。
「ほら、兄さん。ご飯できたみたいだぞ」
ゆっくりと立夏から離れ匂いを嗅ぎ。
「いい匂い」
「さ、食べようぜ」
「これでよし。どうぞ食べてください」
皆が席に着くとオムライスにケッチャプをかけ召し上がれと差し出し。
「美味しそう!いただきまーす」
「いただきます。美味い…」
「ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです」
兄さんに食べてもらえて安心して嬉しそうに笑い。
「ほら、兄さん。あーんしてやるよ」
「ほ、ほんとか?あーん」
機嫌が直るかもしれないと思い言ってみたら案の定、機嫌は直ったらしく。
「俺もいただきますか」
兄弟を見ながらいただきますと食べ始め。
「凪斗って、料理上手だろ?」
「あ、あぁ…そうだな。」
「今度から毎週休み前に来てご飯作ってもらおうよ」
袋をつかませればいいと思い提案してみて。
「いつでも作りにいきますよ。リクエストがあればなんでも言ってください」
毎週休み前に立夏ん家に行けるとか最高じゃんと思いにやけそうになったが我慢し。
「そうだな。立夏に不味いもん食わすわけにはいかないしな。じゃあ、来週はハンバーグな」
「兄さん、好きだもんね」
「ハンバーグですね、わかりました」
昨日の昼にハンバーグ立夏に食べてもらったなとふと思い出す。
「俺もハンバーグ好き。ホワイトソースがのってるやつがいい」
「おっけ、ホワイトソースな!楽しみにしてくれ」
ホワイトソースのハンバーグを張り切って作らなければと気合を入れて作ろうと決め。
「まじか…あ。膝の上からおりてくれ」
「えぇー、やだ」
慌てながら立夏から離れようとするとぎゅぅと抱きしめて離れず。
「兄さんが来るって…」
どうしようもできなく困っていると
「別にいいじゃん。付き合ってること言うんだしさ」
「まあ、そうなんだけどよ…」
「立夏、ただいまー疲れたから癒してくれ」
勢いよくドアを開けてリビングに入ると、兄さんは2人を見て固まり。
「あ、仕事お疲れ様です。おかえりなさい…」
固まってる兄さんを見て苦笑いをして。
「お、お前ら。いったい何をして…」
「あ、おかえり兄さん。何って抱きついてたんだよ」
緊張しつつ話をしようと
「…あの、兄さんに伝えないといけないことがあるんです」
「な、なんだ」
実は立夏が言おうと思っていたので立夏は意外そうな顔をし。
「立夏さんと、付き合っています。昨日寝るときにそうなりました」
ゆっくり言い終えると真剣な表情で兄さんの方を見る。
「つ、付き合ってる。だとぉ」
「おーい、大丈夫か?」
言いようのない感情が交差して、頭がショートしてしまい、凪斗から降りて兄の前に行き手をひらひらさせ。
「はい、本気で立夏さんのことが好きなんです」
立夏が降りた後立ち上がり立夏の隣に立つと聞こえてないかもしれない相手に真っ直ぐ見つめて。
「凪斗、だめだわ。これ聞いてねーわ。覚醒するまでほっとこーぜ」
立夏は再びソファーに座り直して。
「まじかよ、いきなりすぎたか」
一旦ソファーに座り待つことに。
「でも、きっと兄さんなら俺たちの事許してくれるよ」
「そうだといいな」
「大丈夫だって」
しばらく待っていると向こう側から戻ってきて立夏に駆け寄り肩を掴み。
「り、立夏。付き合ってるとはほんとなのか」
「うん、ほんとだよ。俺、凪斗が好きなんだ」
立夏と兄さんの方を見ながら、改めて好きということを聞いて顔が少し赤くなる。
「お、お前の気持ちはよくわかった。ナギ、もし立夏を泣かせたり悲しませたりしたら、許さねぇからな」
凪斗の方を向くと拳を握りしめながら話し。
許してくれることになって喜びを噛みしめながら。
「ありがとうございます、約束します。絶対そんな顔はさせません」
頭を下げてから誓うと約束をして。
「あと、学生のうちは、セックス禁止だからな」
指を指しながらとんでも発言を口にする。
「じゃあ、キスはいいってことね」
「セッ…わかってますよ」
立夏は平然としていたが凪斗は驚き恥ずかしくて目を逸らし。
律は凪斗の様子を見て、これはしばらく大丈夫そうだなと思い椅子に腰掛け。
「じゃあ、この話しはこれで終わりだ。俺は仕事終わりで疲れてんだぞ」
「夕飯何も作ってないや。何か作る?」
「仕事終わりにすみません。簡単なものでよければ作るわ」
確か野菜が残ってたなと思い何か作ろうとして。
「凪斗、料理美味いから、気にいると思うぜ」
「ふん、料理で俺の心を掴もうもしたって無駄なんだからな」
「何作ろかっな、んー...オムライスとポテトサラダとかでいい?」
残っている材料ですぐ作れそうなので。
「うん、それでいいよ」
「台所借りて今から作るなー」
立ち上がり台所に向かい手を洗ってから米を洗い炊く準備をする。
兄の機嫌をとるため立夏は兄の近くに行き。
「機嫌直せよ。兄さん。」
「立夏がギュッとしてくたら…」
「おい、変なとこ触るなっ」
めんどくさいけど抱き締めてやると、律は腰の辺りに手を回して撫でていて。
冷蔵庫から材料を取り出し野菜を洗い切り終わると鶏肉も切っていきたまごを溶く。
じゃがいもを湯がきつぶしながら気になってちらっとリビングの方を見てみたら
「うー、立夏。俺の立夏」
「あんたのじゃない」
兄を腰から引き離そうとしていた。
行った方がいいんだろうかと様子を見、ポテトサラダを作ってお皿に盛り付け冷蔵庫に冷やし。
「あー、もう。凪斗ー早くしてくれー」
「おう、すぐ作る」
「もう、いい加減弟離れしろよなぁ」
律の頭に手を乗せ、もう引き離す事を諦めて大人しく料理が出来上がるのを待ち。
野菜と鶏肉を炒めケチャップをいれて炊き上がったご飯を冷ましてから手早くチキンライスを作り
簡単に残った野菜でスープを作りお皿に入れてから
使ったフライパンを洗い溶いた卵をふわふわに焼きチキンライスを包みこれを3回繰り返し人数分出来上がる。
「晩ご飯できました」
テーブルを拭き食器を用意し冷蔵庫に入れたポテトサラダとスープとオムライスをテーブルに置き冷蔵庫からケチャップを取り出してから声をかけ。
「ほら、兄さん。ご飯できたみたいだぞ」
ゆっくりと立夏から離れ匂いを嗅ぎ。
「いい匂い」
「さ、食べようぜ」
「これでよし。どうぞ食べてください」
皆が席に着くとオムライスにケッチャプをかけ召し上がれと差し出し。
「美味しそう!いただきまーす」
「いただきます。美味い…」
「ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです」
兄さんに食べてもらえて安心して嬉しそうに笑い。
「ほら、兄さん。あーんしてやるよ」
「ほ、ほんとか?あーん」
機嫌が直るかもしれないと思い言ってみたら案の定、機嫌は直ったらしく。
「俺もいただきますか」
兄弟を見ながらいただきますと食べ始め。
「凪斗って、料理上手だろ?」
「あ、あぁ…そうだな。」
「今度から毎週休み前に来てご飯作ってもらおうよ」
袋をつかませればいいと思い提案してみて。
「いつでも作りにいきますよ。リクエストがあればなんでも言ってください」
毎週休み前に立夏ん家に行けるとか最高じゃんと思いにやけそうになったが我慢し。
「そうだな。立夏に不味いもん食わすわけにはいかないしな。じゃあ、来週はハンバーグな」
「兄さん、好きだもんね」
「ハンバーグですね、わかりました」
昨日の昼にハンバーグ立夏に食べてもらったなとふと思い出す。
「俺もハンバーグ好き。ホワイトソースがのってるやつがいい」
「おっけ、ホワイトソースな!楽しみにしてくれ」
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