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キス以上 -名前-(Dキス)
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「じゃあ、俺たちこれで恋人同士だね」
俺の上から退けると満足そうに微笑み。
「恋人同士か、なんか照れるわ…」
友達だった相手と恋人同士になって照れ臭そうに笑うと
「今までだって恋人居なかったわけじゃないのに」
「ちゃんと好きになって付き合ったのは立夏が初めてだから」
少し意地悪な質問を投げかけられると、真面目に答える。
「え、そうなの。じゃあ、好きでもないのに付き合ってたの」
「そういうことになるな。寂しくて付き合ってただけだからさ…」
意外そうな顔をしてる相手に俯き加減でそう言って。
「でも、今回は違うね」
ズイっと顔を近づけるとニコッと笑い。
「お、う…」
顔を上げると立夏の顔が目の前にあって顔が赤くなり目を逸らす。
「恥ずかしいの」
「は、恥ずいし…」
逸らされた顔を追うように視線を合わせるが、目を合わそうとせず手で顔を隠し。
「ふーん」
「なっ、なに服脱ごうとしてんだよ」
服を脱ぎ初めてるのを手の隙間から気づき。
「ん?そしたら先輩が見てくれるかなと思って」
「見るから服着ろって…」
顔を隠すのをやめ立夏の方をちらっと見て。
「えー、俺の裸見たくないの」
少し腑に落ちない様子になっていて。
「見たら我慢できなくなるだろ…」
「なにを」
聞こえないよう小声で呟いたが、かろうじて聞こえたらしくて首を傾けて聞いてくる。
「えっ、いや…なんでもね」
聞かれてるとは思わず顔を逸らし。
「先輩って、ナンパとかしてるからチャラいのかと思うけど、意外と奥手だよねぇ」
手を伸ばし胸に手を当てて話をする。
「奥手で悪かったな、そういう立夏は積極的で反応に困る」
「だって、好きな相手にだし。後悔したくないし」
懐に入ると上目遣いで見てきて
「…っ、やばいわ、可愛い」
我慢出来ずぎゅっと抱きつき、立夏は手を背中に回してギュッとした。
「先輩、ミルクの事ばっかり可愛い可愛いって言うんだもん」
「ミルクちゃんも勿論可愛いけど、立夏が一番可愛い」
愛しそうに優しく頭を撫でる。
「ほんとに」
「おう。嘘はつかない」
抱きしめたまま頭だけ上に上げていて頭を撫で続け。
「じゃあ、キス以上の事もしたい?」
嘘は言わないと言ったので更に聞いて。
「キ、キス以上っ…」
耳まで赤くなり声が裏返ってしまい動揺してしまう。
「うん。どうなの」
答えてくれるまで聞くつもりなのかじっと見てきて。
「…したい、かも」
立夏の耳元にボソッと囁く。
「かも?なんかどっちでもいいような言い方だなぁ
答えに不満を覚えて文句を言い。
「…したい、キス以上のこと。もっと立夏と触れ合いたいから」
恥ずかしさを我慢して素直に言いそっと立夏の腰を触る。
「俺も、先輩のいろんな顔が見たいよ」
「たくさん見せるな…」
目を細めて笑った後、頬に手を添えて顔を近付けてきたので目を瞑り唇を重ね。
「ん…」
嬉しく思えば目を閉じてキスを受け入れてくれて。このまま深いキスをしようと立夏の唇を軽くふちどるように舐め。
「んっ」
意図が分かると自ら口を開くと舌を出して絡めて濃厚なものにしていき。
「…っ、ん」
身体の力を抜き舌を絡め続けながら薄く目を開ける。
「ふっん…」
慣れない事で上手くできているか立夏は不安で必死になり。
「…っ」
もう限界だと思い舌を絡ませるのをやめゆっくり唇を離し肩で息をして。
「はっぁ…」
糸を引いて唇が離れて行くと目を開き少し涙目で見てきて。
「ごめんっ…ちょっと慣れてなくて…」
「大丈夫。俺の方こそ急にしてごめんな」
目を開け立夏を見つめ優しく頭を撫でる。
「ううん、大丈夫。気持ち、良かったし」
口元に手をあてて頬を染め、顔を逸らし。
「よかった、安心したわ」
照れてる立夏が見れて嬉しそうにして。
「そろそろ、寝る?」
「そうだな、もう寝るか」
時計を見れば深夜を過ぎていて、寝ようと準備する。
「じゃあ、電気消すね」
確認してから電気を消すと2人でベッドに入り、抱きついてきて。
「おやすみ。凪斗」
「えっ。おやすみ、立夏…へへっ」
先輩呼びじゃなく下の名前を呼んだので嬉しすぎてにやけが止まらず。
「だって、兄さんは名前で呼んでるのに俺が先輩って言うのもさ…」
実は前から言いたかったが、いざ言ってみると恥ずかしかったらしく。
「どんな理由でも呼んでくれてめっちゃ嬉しい。兄さん、俺と立夏が付き合ったこと許してくれんかな…」
何かしたら殺すと言ってた兄さんを思い出し苦笑いして。
「多分、激怒すると思うけど、俺が黙らせるから」
ニコッと小悪魔的な笑みで笑い。
「それは助かる。さんきゅ」
頼もしいなと感心してしまう。
「キス以上の事は、そのうちね」
耳元に吐息と一緒に囁くと肩に頭を寄せ。
「お、う…」
囁かられビクッとしてしまい恥ずかしそうにし。
凪斗の反応に満足すると、欠伸をして目を閉じて。
俺の上から退けると満足そうに微笑み。
「恋人同士か、なんか照れるわ…」
友達だった相手と恋人同士になって照れ臭そうに笑うと
「今までだって恋人居なかったわけじゃないのに」
「ちゃんと好きになって付き合ったのは立夏が初めてだから」
少し意地悪な質問を投げかけられると、真面目に答える。
「え、そうなの。じゃあ、好きでもないのに付き合ってたの」
「そういうことになるな。寂しくて付き合ってただけだからさ…」
意外そうな顔をしてる相手に俯き加減でそう言って。
「でも、今回は違うね」
ズイっと顔を近づけるとニコッと笑い。
「お、う…」
顔を上げると立夏の顔が目の前にあって顔が赤くなり目を逸らす。
「恥ずかしいの」
「は、恥ずいし…」
逸らされた顔を追うように視線を合わせるが、目を合わそうとせず手で顔を隠し。
「ふーん」
「なっ、なに服脱ごうとしてんだよ」
服を脱ぎ初めてるのを手の隙間から気づき。
「ん?そしたら先輩が見てくれるかなと思って」
「見るから服着ろって…」
顔を隠すのをやめ立夏の方をちらっと見て。
「えー、俺の裸見たくないの」
少し腑に落ちない様子になっていて。
「見たら我慢できなくなるだろ…」
「なにを」
聞こえないよう小声で呟いたが、かろうじて聞こえたらしくて首を傾けて聞いてくる。
「えっ、いや…なんでもね」
聞かれてるとは思わず顔を逸らし。
「先輩って、ナンパとかしてるからチャラいのかと思うけど、意外と奥手だよねぇ」
手を伸ばし胸に手を当てて話をする。
「奥手で悪かったな、そういう立夏は積極的で反応に困る」
「だって、好きな相手にだし。後悔したくないし」
懐に入ると上目遣いで見てきて
「…っ、やばいわ、可愛い」
我慢出来ずぎゅっと抱きつき、立夏は手を背中に回してギュッとした。
「先輩、ミルクの事ばっかり可愛い可愛いって言うんだもん」
「ミルクちゃんも勿論可愛いけど、立夏が一番可愛い」
愛しそうに優しく頭を撫でる。
「ほんとに」
「おう。嘘はつかない」
抱きしめたまま頭だけ上に上げていて頭を撫で続け。
「じゃあ、キス以上の事もしたい?」
嘘は言わないと言ったので更に聞いて。
「キ、キス以上っ…」
耳まで赤くなり声が裏返ってしまい動揺してしまう。
「うん。どうなの」
答えてくれるまで聞くつもりなのかじっと見てきて。
「…したい、かも」
立夏の耳元にボソッと囁く。
「かも?なんかどっちでもいいような言い方だなぁ
答えに不満を覚えて文句を言い。
「…したい、キス以上のこと。もっと立夏と触れ合いたいから」
恥ずかしさを我慢して素直に言いそっと立夏の腰を触る。
「俺も、先輩のいろんな顔が見たいよ」
「たくさん見せるな…」
目を細めて笑った後、頬に手を添えて顔を近付けてきたので目を瞑り唇を重ね。
「ん…」
嬉しく思えば目を閉じてキスを受け入れてくれて。このまま深いキスをしようと立夏の唇を軽くふちどるように舐め。
「んっ」
意図が分かると自ら口を開くと舌を出して絡めて濃厚なものにしていき。
「…っ、ん」
身体の力を抜き舌を絡め続けながら薄く目を開ける。
「ふっん…」
慣れない事で上手くできているか立夏は不安で必死になり。
「…っ」
もう限界だと思い舌を絡ませるのをやめゆっくり唇を離し肩で息をして。
「はっぁ…」
糸を引いて唇が離れて行くと目を開き少し涙目で見てきて。
「ごめんっ…ちょっと慣れてなくて…」
「大丈夫。俺の方こそ急にしてごめんな」
目を開け立夏を見つめ優しく頭を撫でる。
「ううん、大丈夫。気持ち、良かったし」
口元に手をあてて頬を染め、顔を逸らし。
「よかった、安心したわ」
照れてる立夏が見れて嬉しそうにして。
「そろそろ、寝る?」
「そうだな、もう寝るか」
時計を見れば深夜を過ぎていて、寝ようと準備する。
「じゃあ、電気消すね」
確認してから電気を消すと2人でベッドに入り、抱きついてきて。
「おやすみ。凪斗」
「えっ。おやすみ、立夏…へへっ」
先輩呼びじゃなく下の名前を呼んだので嬉しすぎてにやけが止まらず。
「だって、兄さんは名前で呼んでるのに俺が先輩って言うのもさ…」
実は前から言いたかったが、いざ言ってみると恥ずかしかったらしく。
「どんな理由でも呼んでくれてめっちゃ嬉しい。兄さん、俺と立夏が付き合ったこと許してくれんかな…」
何かしたら殺すと言ってた兄さんを思い出し苦笑いして。
「多分、激怒すると思うけど、俺が黙らせるから」
ニコッと小悪魔的な笑みで笑い。
「それは助かる。さんきゅ」
頼もしいなと感心してしまう。
「キス以上の事は、そのうちね」
耳元に吐息と一緒に囁くと肩に頭を寄せ。
「お、う…」
囁かられビクッとしてしまい恥ずかしそうにし。
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