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出会い -ナンパ‐
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現在の時刻は夕方で駅前には人が溢れていて学校終わりの若者が沢山いる時間に流行をおさえた私服で一人歩いている。学校には行かず昼間は適当に声かけたお姉さんと遊び別れ今からどうしようかと思いながらこれからすることを決めようとして立ち止まり携帯見る。普通ならまっすぐ家に帰ろうとすると思うがそうしようとはせず、家に帰ってもやることないし家族も友達すらいない。いるのは今までナンパした軽い付き合いの女の子たちだけ。一人で家にいるのが嫌なので今日も誰かの家に上がり込もうと考えており。携帯を片手に持ちメッセージを送り返事を待ちながら適当にぶらつくと黒髪ショートの可愛い子を見つけていつもの様に気さくに声をかけていく。
「そこのカーノジョ、今からさ2人で遊びにいかない?」
声に気づいてその子が振り返り顔を見ると不機嫌そうな顔していた。相手の顔を見てこれは失敗かと諦めることにして通り過ぎようとすると
「すいません。俺、女子じゃないので他あたってください」
その子が口を開き案の定冷たく断られる。女子じゃないなら仕方ないと思い今度こそ通り過ぎようとすると動きが止まり。ちょっと待てよ。女子じゃないということは…
「え、まじか」
この子は男ということになる。こんなに可愛い子が男のはずがないからまじまじと相手を見て上から下までじっくり見ると、身体は華奢であるが喉仏があり男だということがわかる。失礼なことをしたなと思い謝ろうとして。
「ごめんごめん、あまりにも可愛いから間違えたわ」
男ではあるが正直見た目はタイプである。ぱっちりとした二重の大きな目に凛とした黒髪に惹かれてしまったのだ。いつもは適当に誰にでもついていきそうな軽い子を選ぶが今回は違っていた。どうみてもこの子は真面目そうで自分みたいなタイプは苦手な筈だ。多分友達も真面目そうな人しかいない気がして自分みたいな奴と関わることないんだろうなと思い。
「じゃあ、俺はこれで」
関わりたくなさそうですぐに立ち去ろうとして、普段なら一度断られた相手に執着しようとはせず呼び止めることもなく次に切り替えていこうとするのが俺だが。
「ちょっと待て。お詫びになにか奢らせてよ。なんでも買ってあげるからさ」
立ち去ろうとする相手を引き止めてしまった。何故か関わりたいと思ってしまい必死でどうにかもので釣ろうとして、目の前に立ちはだかり帰らせないようにする。相手は迷惑そうな顔をしていて誘いに乗らなそうで。
「いや、別にないのでいいです」
首を横に振り案の定誘いを断られる。だが、諦めることはできなく。
「そんなこと言わずに頼むよ」
しつこく言い寄り大げさに頭を下げて頼み込む。この時間は人通りが多いので沢山の人に見られているのがよくわかる。恥ずかしくて絶対にしないことだが正直どうでもよかった。どうしても関わりたくてこんな行動をしてしまったのだ。こんなに余裕がないのは初めてなので、思い切った行動で勝負をしてこれで無理なら諦めようとして。
「じゃあ、お腹すいたのでどこかご馳走してください」
仕方ないなという感じで相手が了承してくれたので、頭を上げ嬉しそうに笑みを浮かべる。俺の粘り勝ちだ。
「よっしゃ、さんきゅ。どこ行きたい。肉でも食べにいくか」
ガッツポーズをして喜びどこに行きたいと相手に聞こうとして、女の子ならお洒落なカフェに行くけど今回誘ったのは男の子なので細いけど肉とか食べれんのかなと思い聞いてみる。
「なんでもいいです」
なんでもいいと返事が返ってきてどうしようと相手を見ると、キョロキョロと見渡していてお店を探してるようだった。どうやら近くの店で済まそうとしてる。ここってなんかお店あったけな。相手が探してない方を見ると近くに小洒落たお店があるのに気づき営業中の看板を見つける。ここならよさそうだ。
「あそこの店どう」
「いいですよ」
「おっけー。んじゃ、いこ」
このお店でいいと言ってくれたので一緒に店に入るのであった。
「そこのカーノジョ、今からさ2人で遊びにいかない?」
声に気づいてその子が振り返り顔を見ると不機嫌そうな顔していた。相手の顔を見てこれは失敗かと諦めることにして通り過ぎようとすると
「すいません。俺、女子じゃないので他あたってください」
その子が口を開き案の定冷たく断られる。女子じゃないなら仕方ないと思い今度こそ通り過ぎようとすると動きが止まり。ちょっと待てよ。女子じゃないということは…
「え、まじか」
この子は男ということになる。こんなに可愛い子が男のはずがないからまじまじと相手を見て上から下までじっくり見ると、身体は華奢であるが喉仏があり男だということがわかる。失礼なことをしたなと思い謝ろうとして。
「ごめんごめん、あまりにも可愛いから間違えたわ」
男ではあるが正直見た目はタイプである。ぱっちりとした二重の大きな目に凛とした黒髪に惹かれてしまったのだ。いつもは適当に誰にでもついていきそうな軽い子を選ぶが今回は違っていた。どうみてもこの子は真面目そうで自分みたいなタイプは苦手な筈だ。多分友達も真面目そうな人しかいない気がして自分みたいな奴と関わることないんだろうなと思い。
「じゃあ、俺はこれで」
関わりたくなさそうですぐに立ち去ろうとして、普段なら一度断られた相手に執着しようとはせず呼び止めることもなく次に切り替えていこうとするのが俺だが。
「ちょっと待て。お詫びになにか奢らせてよ。なんでも買ってあげるからさ」
立ち去ろうとする相手を引き止めてしまった。何故か関わりたいと思ってしまい必死でどうにかもので釣ろうとして、目の前に立ちはだかり帰らせないようにする。相手は迷惑そうな顔をしていて誘いに乗らなそうで。
「いや、別にないのでいいです」
首を横に振り案の定誘いを断られる。だが、諦めることはできなく。
「そんなこと言わずに頼むよ」
しつこく言い寄り大げさに頭を下げて頼み込む。この時間は人通りが多いので沢山の人に見られているのがよくわかる。恥ずかしくて絶対にしないことだが正直どうでもよかった。どうしても関わりたくてこんな行動をしてしまったのだ。こんなに余裕がないのは初めてなので、思い切った行動で勝負をしてこれで無理なら諦めようとして。
「じゃあ、お腹すいたのでどこかご馳走してください」
仕方ないなという感じで相手が了承してくれたので、頭を上げ嬉しそうに笑みを浮かべる。俺の粘り勝ちだ。
「よっしゃ、さんきゅ。どこ行きたい。肉でも食べにいくか」
ガッツポーズをして喜びどこに行きたいと相手に聞こうとして、女の子ならお洒落なカフェに行くけど今回誘ったのは男の子なので細いけど肉とか食べれんのかなと思い聞いてみる。
「なんでもいいです」
なんでもいいと返事が返ってきてどうしようと相手を見ると、キョロキョロと見渡していてお店を探してるようだった。どうやら近くの店で済まそうとしてる。ここってなんかお店あったけな。相手が探してない方を見ると近くに小洒落たお店があるのに気づき営業中の看板を見つける。ここならよさそうだ。
「あそこの店どう」
「いいですよ」
「おっけー。んじゃ、いこ」
このお店でいいと言ってくれたので一緒に店に入るのであった。
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