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「お姉さまなら教科書なんてなくて大丈夫でしょ?」
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「お姉さま、教科書を忘れてしまったから貸して」
妹はかわいい。
双子である私とパーツはほとんど同じはずなのに、くるんとした髪とか上目遣いとか甘ったるい声だとか、とにかく愛され系。こういうのに頼まれると、男は断れなくなるそうだ。大変ね。
「アイラ……初日から忘れてしまうなんて、もっとちゃんとしなくては駄目よ」
二年生になってから今日が最初の授業日なので、私が呆れて言うのも当然のことだろう。
「忘れてしまったのはしょうがないじゃない。いじわる言わないで、貸して」
アイラは少し苛立ったように言った。いつも私が何も言わずに譲るのが当然なので、思い通りにいかなくて腹を立てているのだろう。
アイラと私、シェイラは同じ日に生まれたそっくりの双子だ。
両親はなかなか子供ができなかったので、これからも男子が生まれるかは怪しい。なので両親は私を姉、将来の公爵家夫人として厳しく育てることにしたらしい。
そしてその代わりのように、アイラをひたすらに甘やかしてきた。
あなたは夫とともに公爵家を継ぐのだから、強い心を持たねばなりません。
優しい心も持たねばなりません。
アイラはかわいそうに、この家を出ていかなければならないのですよ。
優しくしてあげなさい。
アイラが欲しがっているのだから、譲ってあげなさい。あなたは立派な淑女でしょう。物にこだわるなんて、貧しい者のすることです。
そういうわけで貧しいアイラは、私に教科書をねだっている。貸して、と言われて貸しても、まあ二度と返ってくることはない。
「……1時間目は何なの?」
「歴史よ。それからマナー、リギア語、毒草知識。全部貸して」
「アイラ、私も使うのよ」
「そんなの! お姉さまなら教科書なんてなくて大丈夫でしょ? 家庭教師に勉強教えてもらってたんだから。貸してよ!」
私の隣の席の子が、ぎょっとしたようにアイラを見ている。でもアイラは「当たり前のこと」を主張するのに必死で、全く気づいていないようだった。
「1時間ごとに借りにくればいいじゃないの」
「時間の無駄じゃない。ねえ、早く貸して! 忙しいの。早くクラスのみんなと仲良くなりたいんだから!」
「自分の都合ばかり人に押し付けては駄目よ」
「お姉さまは私に優しくしなきゃ駄目でしょ!? お母さまに言いつけるから!」
その時、教室に担任の先生が入ってきた。
「早く貸してよ、貸して! お姉さまは恵まれてるんだから、私に尽くさなきゃいけないの!」
「……わかったわ」
先生がぎょっとしているのを確認してから、私は教科書をアイラに渡した。
するとアイラはにっこりと笑って教科書を胸に抱える。
「ありがとう。でも、もっと早く貸してくれたらよかったのに」
アイラが出ていってから、教室はしんとなっていた。
「なんか……すごい妹ね……?」
隣の席の子が話しかけてくる。その軽装と話しぶりからして、一般から入ってきた子だろう。貴族と違って枠が狭いので、間違いなく優秀ということだ。
「ええ。両親が甘やかしてしまって……困ったものだわ。どうにか矯正させたいんだけど、渡さないでいるとずっとわめき続けているの」
「うちの妹もわがままだと思ってたけど、認識を改めるわ……」
教室の他のみんなも、同情的な目で私を見ている。アイラのおかげで初日のアピールは上手くいったようだ。
1年生の時はアイラが私にいじめられているとかいう噂を流して、クラスに居づらかったのだ。これだけアイラが困った妹だと知らしめられていれば、だいぶ過ごしやすくなるだろう。
「先生、そういうわけなので、教科書がなくて」
「……ああ。おまえも大変だな。貸し出しの教科書はまだあるが、使うか?」
教科書が買えない平民のために、卒業生が置いていったもののことだ。ありがたい。
1年の時の担任は私が不真面目で教科書を持ってこない生徒だと思っていたので、そんな提案はしてもらえなかった。教科書の内容を全部覚えていたけれど、さすがに一言一句までとはいかずに、困ることもあったのだ。
「お願いします! あ、でも、できるだけボロボロなのでお願いします。きれいなものだと、それも欲しがられるかもしれないので……」
「……わかった」
先生は微妙な表情でうなずいた。
平民ならともかく、公爵家のいざこざに何を言うのも難しいのだろう。アイラはすぐ「お母さまに言いつける」なので、関わらないに越したことはない。
「ねえ、今日は私の教科書見る?」
「いいの? ありがとう!」
「すごいもの見ちゃったから、このくらい。それにしてもあの妹さん、きれいな格好してたね」
それはまあ、公爵家の令嬢なので。
とは、とりあえず言わないことにした。たぶん私が質素な格好をしているので、同じ平民だと思ってくれている。
私とアイラはさすがに食事に優劣をつけられることはなかったので、ほぼ同じ体型をしている。つまり私に誂えられたドレスは例外なくアイラのところに行くということだ。
『シェイラにはまた買ってあげるからね』
そう両親は言うし買ってくれるのだけれど、そのドレスもまたアイラのところに行く。というわけで私は着るものがなく、家にいた頃は、使用人のいらなくなった服を譲ってもらって着ていた。
最初は公爵令嬢らしからぬ姿に説教されたけれど、ドレスがないと言うと、また買ってきて、奪われて、の繰り返しが、実にバカバカしかった。
寮から学園に通うことになったので、親の目がなくなってとても嬉しかった。お小遣いは「私のもの」という感じがしないせいか、妹は奪っていかない。
なので今は古着を買って着ている。公爵家の使用人が譲ってくれた服より質素だが、これが動きやすいし、洗濯も楽でとてもいい。
ちなみに寮に使用人もつれてきていたが、きっちり妹に取られた。
新しい使用人が来ることもないので、両親は私を厳しく躾けているというより、まあ興味がないんだなと思う。家庭教師に任せきりで、義務感で育ててるうちに、そうなったんだろうな。
妹はかわいい。
双子である私とパーツはほとんど同じはずなのに、くるんとした髪とか上目遣いとか甘ったるい声だとか、とにかく愛され系。こういうのに頼まれると、男は断れなくなるそうだ。大変ね。
「アイラ……初日から忘れてしまうなんて、もっとちゃんとしなくては駄目よ」
二年生になってから今日が最初の授業日なので、私が呆れて言うのも当然のことだろう。
「忘れてしまったのはしょうがないじゃない。いじわる言わないで、貸して」
アイラは少し苛立ったように言った。いつも私が何も言わずに譲るのが当然なので、思い通りにいかなくて腹を立てているのだろう。
アイラと私、シェイラは同じ日に生まれたそっくりの双子だ。
両親はなかなか子供ができなかったので、これからも男子が生まれるかは怪しい。なので両親は私を姉、将来の公爵家夫人として厳しく育てることにしたらしい。
そしてその代わりのように、アイラをひたすらに甘やかしてきた。
あなたは夫とともに公爵家を継ぐのだから、強い心を持たねばなりません。
優しい心も持たねばなりません。
アイラはかわいそうに、この家を出ていかなければならないのですよ。
優しくしてあげなさい。
アイラが欲しがっているのだから、譲ってあげなさい。あなたは立派な淑女でしょう。物にこだわるなんて、貧しい者のすることです。
そういうわけで貧しいアイラは、私に教科書をねだっている。貸して、と言われて貸しても、まあ二度と返ってくることはない。
「……1時間目は何なの?」
「歴史よ。それからマナー、リギア語、毒草知識。全部貸して」
「アイラ、私も使うのよ」
「そんなの! お姉さまなら教科書なんてなくて大丈夫でしょ? 家庭教師に勉強教えてもらってたんだから。貸してよ!」
私の隣の席の子が、ぎょっとしたようにアイラを見ている。でもアイラは「当たり前のこと」を主張するのに必死で、全く気づいていないようだった。
「1時間ごとに借りにくればいいじゃないの」
「時間の無駄じゃない。ねえ、早く貸して! 忙しいの。早くクラスのみんなと仲良くなりたいんだから!」
「自分の都合ばかり人に押し付けては駄目よ」
「お姉さまは私に優しくしなきゃ駄目でしょ!? お母さまに言いつけるから!」
その時、教室に担任の先生が入ってきた。
「早く貸してよ、貸して! お姉さまは恵まれてるんだから、私に尽くさなきゃいけないの!」
「……わかったわ」
先生がぎょっとしているのを確認してから、私は教科書をアイラに渡した。
するとアイラはにっこりと笑って教科書を胸に抱える。
「ありがとう。でも、もっと早く貸してくれたらよかったのに」
アイラが出ていってから、教室はしんとなっていた。
「なんか……すごい妹ね……?」
隣の席の子が話しかけてくる。その軽装と話しぶりからして、一般から入ってきた子だろう。貴族と違って枠が狭いので、間違いなく優秀ということだ。
「ええ。両親が甘やかしてしまって……困ったものだわ。どうにか矯正させたいんだけど、渡さないでいるとずっとわめき続けているの」
「うちの妹もわがままだと思ってたけど、認識を改めるわ……」
教室の他のみんなも、同情的な目で私を見ている。アイラのおかげで初日のアピールは上手くいったようだ。
1年生の時はアイラが私にいじめられているとかいう噂を流して、クラスに居づらかったのだ。これだけアイラが困った妹だと知らしめられていれば、だいぶ過ごしやすくなるだろう。
「先生、そういうわけなので、教科書がなくて」
「……ああ。おまえも大変だな。貸し出しの教科書はまだあるが、使うか?」
教科書が買えない平民のために、卒業生が置いていったもののことだ。ありがたい。
1年の時の担任は私が不真面目で教科書を持ってこない生徒だと思っていたので、そんな提案はしてもらえなかった。教科書の内容を全部覚えていたけれど、さすがに一言一句までとはいかずに、困ることもあったのだ。
「お願いします! あ、でも、できるだけボロボロなのでお願いします。きれいなものだと、それも欲しがられるかもしれないので……」
「……わかった」
先生は微妙な表情でうなずいた。
平民ならともかく、公爵家のいざこざに何を言うのも難しいのだろう。アイラはすぐ「お母さまに言いつける」なので、関わらないに越したことはない。
「ねえ、今日は私の教科書見る?」
「いいの? ありがとう!」
「すごいもの見ちゃったから、このくらい。それにしてもあの妹さん、きれいな格好してたね」
それはまあ、公爵家の令嬢なので。
とは、とりあえず言わないことにした。たぶん私が質素な格好をしているので、同じ平民だと思ってくれている。
私とアイラはさすがに食事に優劣をつけられることはなかったので、ほぼ同じ体型をしている。つまり私に誂えられたドレスは例外なくアイラのところに行くということだ。
『シェイラにはまた買ってあげるからね』
そう両親は言うし買ってくれるのだけれど、そのドレスもまたアイラのところに行く。というわけで私は着るものがなく、家にいた頃は、使用人のいらなくなった服を譲ってもらって着ていた。
最初は公爵令嬢らしからぬ姿に説教されたけれど、ドレスがないと言うと、また買ってきて、奪われて、の繰り返しが、実にバカバカしかった。
寮から学園に通うことになったので、親の目がなくなってとても嬉しかった。お小遣いは「私のもの」という感じがしないせいか、妹は奪っていかない。
なので今は古着を買って着ている。公爵家の使用人が譲ってくれた服より質素だが、これが動きやすいし、洗濯も楽でとてもいい。
ちなみに寮に使用人もつれてきていたが、きっちり妹に取られた。
新しい使用人が来ることもないので、両親は私を厳しく躾けているというより、まあ興味がないんだなと思う。家庭教師に任せきりで、義務感で育ててるうちに、そうなったんだろうな。
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