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第2章 少年期
29.不安
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約1週間療養生活を経て、ノエルはついに外に出る許可を得た。約束の日、兄たちはまるで自分たちが散歩に行くかのように早くから準備を整え、万全の体制を敷いていた。
窓の外では木々に付いたつぼみが膨らみ始め、柔らかな春の気配が漂い始めていた。
「ロイ兄さん、そんなに多荷物持ってどうするの?」
ノエルはローレンツの大きな鞄に目を丸くした。その中には水筒やら毛布やらが詰め込まれており、まるで遠くにピクニックに出かけるかのような装いだった。
「外は何があるか分からないだろう。急に寒くなったら困るし、何か飲みたくなるかもしれない。それに……」
「うん、そうだね…… 」
ノエルは、これ以上聞いていると散歩どころではなくなりそうなことを察し、苦笑しながらもう大丈夫と言わんばかりに右手を挙げた。
「ルー兄さんも一緒なんだよね?」
「もちろんだとも。」
部屋の隅で静かに準備をしていたルーベルトが微笑みながら言った。
「ノエルを一人で外に出すなんて考えられないだろう?」
「……二人とも大げさすぎだよ。ちょっと庭を歩くだけなのに。」
ノエルは呆れたように肩をすくめたが、心の奥底では嬉しさも感じていた。兄たちの過剰な気遣には度々呆れるが、その愛情を素直に嬉しくも思えていた。
庭に出ると、春の柔らかな日差しがノエルの頬を照らした。木々の芽吹きが風に揺れ、鳥のさえずりが心地よく耳に届く。久しぶりの外の空気に、ノエルは深く息を吸い込んだ。
「やっぱり外の空気はいいね。」
「無理しないように、ゆっくり歩くんだぞ。」
ローレンツは隣で付き添いながら、ノエルの手を握っていた。
「そんなに心配しなくても大丈夫!」
ノエルは少し先を歩くルーベルトに目をやった。彼は目を細めながら周囲を見回し、何か考え込んでいる様子だった。
「ルー兄さん、どうしたの?」
「いや、特に何も。ただ、こうして三人で歩くのは久しぶりだなと思ってね。」
ルーベルトの言葉に、ノエルとローレンツも立ち止まり、しばし無言の時間が流れた。それぞれの表情には、思い出を懐かしむような柔らかさがあった。
「確かに、3人で一緒に外を歩くのはいつ以来だろう……」
ノエルがそう呟くと、ローレンツが口元に手を当てながら考え込んだ。
「そういえば何年か前の冬に、雪の中一緒に歩いたことがあったな。」
「雪合戦した時の!僕とロイ兄さんでルー兄さんに沢山投げたんだったっけ。」
「ルーベルトもノエルも一切手加減せずにぶつけてくるもんだから、流石にあの時は堪えたね。。」
三人はその思い出に笑い合った。自然と歩みが軽くなり、会話も弾む。
庭園の奥には小さな池があり、そこには蓮の花が咲き始めていた。ノエルは足を止め、池のほとりにしゃがみ込む。
ノエルは花に触れようと手を伸ばしたが、途中でふっと止めた。
「触っちゃダメだよね。せっかくきれいに咲いてるんだもん。」
「そうだね。」
ルーベルトがノエルの隣に腰を落とし、柔らかい声で続ける。
「きれいに咲いている姿をそのまま見守る方が、花にとっても幸せだろう。無理に触れたり、動かしたりしない方がいい。……それは、ノエルも同じだ。」
「えっ、僕?」
ノエルは不意に顔を上げてルーベルトを見た。その言葉の意図がよく分からないような表情だ。
「そうだよ。」
ルーベルトが軽く咳払いしながら言葉を引き継いだ。
「俺たちはつい、守ろう守ろうとして手を出しすぎる節がある。……今日もそう。でも君はこうして立派に自分の力で咲いている。僕たちはもっとノエルを信じて見守るべきだよね。」
「……ルー兄さん。」
ノエルは驚いたように二人を見たが、2人ともふっと優しい笑みを浮かべた。
「でも、それでも心配なのが兄たるものの性なんだよ。だから、たまには許してくれると助かる。」
ノエルは小さく笑った。
「うん、ありがとう。本当に必要な時には僕の方からちゃんと頼るようにする。」
「ぜひ些細なことでも頼ってくれると兄は嬉しいよ。」
ルーベルとは肩をすくめるようにして頷き、ローレンツも微笑んで同意した。ノエルは再び蓮の花に視線を戻しながら、深く息を吸い込んだ。
***
日が少し傾きかけた頃、ノエルは疲れたのか、池のほとりのベンチに座った。
「今日はもうこれくらいにしておこうか。」
ローレンツが提案すると、ノエルは小さく頷いた。
「うん、すごく楽しかったよ。それに久しぶりに外に出られて、嬉しかった。」
「それなら良かった。」
ルーベルトがノエルの隣に座り、そっと肩に手を置いた。
「無理をしなくていい。少しずつ体を慣らしていこう。」
「分かってるよ。ありがとう、ルー兄さん、ロイ兄さん。」
あたたかな日差しの元、三人の穏やかな時間が続いた。その背後には、少し距離を置いて侍女たちが控えている姿が見えたが、彼女たちも主の無事を喜んでいるように見えた。
ノエルは目を閉じ、柔らかな風を感じながら思った。
あと1ヶ月で学園生活が始まる。ちゃんとやっていけるかな……
もうすぐに訪れる学園での生活に、期待と不安を抱えながら、ノエルは自身の胸をそっと撫でた。
窓の外では木々に付いたつぼみが膨らみ始め、柔らかな春の気配が漂い始めていた。
「ロイ兄さん、そんなに多荷物持ってどうするの?」
ノエルはローレンツの大きな鞄に目を丸くした。その中には水筒やら毛布やらが詰め込まれており、まるで遠くにピクニックに出かけるかのような装いだった。
「外は何があるか分からないだろう。急に寒くなったら困るし、何か飲みたくなるかもしれない。それに……」
「うん、そうだね…… 」
ノエルは、これ以上聞いていると散歩どころではなくなりそうなことを察し、苦笑しながらもう大丈夫と言わんばかりに右手を挙げた。
「ルー兄さんも一緒なんだよね?」
「もちろんだとも。」
部屋の隅で静かに準備をしていたルーベルトが微笑みながら言った。
「ノエルを一人で外に出すなんて考えられないだろう?」
「……二人とも大げさすぎだよ。ちょっと庭を歩くだけなのに。」
ノエルは呆れたように肩をすくめたが、心の奥底では嬉しさも感じていた。兄たちの過剰な気遣には度々呆れるが、その愛情を素直に嬉しくも思えていた。
庭に出ると、春の柔らかな日差しがノエルの頬を照らした。木々の芽吹きが風に揺れ、鳥のさえずりが心地よく耳に届く。久しぶりの外の空気に、ノエルは深く息を吸い込んだ。
「やっぱり外の空気はいいね。」
「無理しないように、ゆっくり歩くんだぞ。」
ローレンツは隣で付き添いながら、ノエルの手を握っていた。
「そんなに心配しなくても大丈夫!」
ノエルは少し先を歩くルーベルトに目をやった。彼は目を細めながら周囲を見回し、何か考え込んでいる様子だった。
「ルー兄さん、どうしたの?」
「いや、特に何も。ただ、こうして三人で歩くのは久しぶりだなと思ってね。」
ルーベルトの言葉に、ノエルとローレンツも立ち止まり、しばし無言の時間が流れた。それぞれの表情には、思い出を懐かしむような柔らかさがあった。
「確かに、3人で一緒に外を歩くのはいつ以来だろう……」
ノエルがそう呟くと、ローレンツが口元に手を当てながら考え込んだ。
「そういえば何年か前の冬に、雪の中一緒に歩いたことがあったな。」
「雪合戦した時の!僕とロイ兄さんでルー兄さんに沢山投げたんだったっけ。」
「ルーベルトもノエルも一切手加減せずにぶつけてくるもんだから、流石にあの時は堪えたね。。」
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庭園の奥には小さな池があり、そこには蓮の花が咲き始めていた。ノエルは足を止め、池のほとりにしゃがみ込む。
ノエルは花に触れようと手を伸ばしたが、途中でふっと止めた。
「触っちゃダメだよね。せっかくきれいに咲いてるんだもん。」
「そうだね。」
ルーベルトがノエルの隣に腰を落とし、柔らかい声で続ける。
「きれいに咲いている姿をそのまま見守る方が、花にとっても幸せだろう。無理に触れたり、動かしたりしない方がいい。……それは、ノエルも同じだ。」
「えっ、僕?」
ノエルは不意に顔を上げてルーベルトを見た。その言葉の意図がよく分からないような表情だ。
「そうだよ。」
ルーベルトが軽く咳払いしながら言葉を引き継いだ。
「俺たちはつい、守ろう守ろうとして手を出しすぎる節がある。……今日もそう。でも君はこうして立派に自分の力で咲いている。僕たちはもっとノエルを信じて見守るべきだよね。」
「……ルー兄さん。」
ノエルは驚いたように二人を見たが、2人ともふっと優しい笑みを浮かべた。
「でも、それでも心配なのが兄たるものの性なんだよ。だから、たまには許してくれると助かる。」
ノエルは小さく笑った。
「うん、ありがとう。本当に必要な時には僕の方からちゃんと頼るようにする。」
「ぜひ些細なことでも頼ってくれると兄は嬉しいよ。」
ルーベルとは肩をすくめるようにして頷き、ローレンツも微笑んで同意した。ノエルは再び蓮の花に視線を戻しながら、深く息を吸い込んだ。
***
日が少し傾きかけた頃、ノエルは疲れたのか、池のほとりのベンチに座った。
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「うん、すごく楽しかったよ。それに久しぶりに外に出られて、嬉しかった。」
「それなら良かった。」
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「分かってるよ。ありがとう、ルー兄さん、ロイ兄さん。」
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ノエルは目を閉じ、柔らかな風を感じながら思った。
あと1ヶ月で学園生活が始まる。ちゃんとやっていけるかな……
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