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第1章 幼年期
17.お出かけ
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今日の僕はとってもワクワクしている。
なんと、なんと、お父様の弟に、会いに行くんです!なんだかお父様の弟ってややこしい……
昨日は久しぶりのお出かけがすっごく楽しみでなかなか寝れなくって、エマにちょっぴり怒られちゃったのは内緒!
「ノエル、もう出発するよ?」
「はぁーい!」
ノエルは荷馬車に詰めたい荷物を侍女にお願いをして、お父様たちが乗っている馬車へ、たたっと駆け寄った。馬車の扉に差し掛かると、ローレンツが手を差し伸べてくれた。その手に従い手を差し出すと、両側から脇に手を入れキャッチされ、そのままふかふかな椅子に腰掛ける所までして貰った。至れり尽くせりだ。
「すっごいふかふか!きもちいねぇ。」
ノエルは今まで馬車に乗っての長距離の移動は経験が無く、長距離を走る馬車への乗車も今日が初めてだった。ノエルが外出した事があるのは、いちばん遠くても10分程度で着いてしまう街くらいだった。
「そっか、ノエルは初めて遠乗り用の馬車に乗ったのか……初めては不安だろう?僕の膝の上なんてどう?」
「今日はふかふかに座るから大丈夫!」
ルーベルトがノエルを膝に乗せようと誘ってみるが、ふかふかな椅子には勝てないようでキッパリと断られてしまった。
((よくやったノエル!!!!!))
ロイスとローレンツは膝の上を拒否したノエルに
心の中で親指を立てた。恐らくここでノエルがルーベルトの膝を選択していた場合、3人の仁義なき争いが勃発していたことだろう。
***
数時間おきに休憩を挟みつつ半日強をかけ、やっとの事で目的の地へと辿り着いた。
「わぁ…!ここがお家?何だかすごく強そう!」
ロイスの弟であるランドルフは、今は引退してしまったが、ほんの数年前まで近衛騎士団の団長としてこの国で名を馳せていた。左腕の怪我をきっかけに惜しまれながらも第一線からは退いたが、現役時代の功績を評価され、現在は辺境伯としてこの地域一体を任されている。
騎士時代の名残からか、このような重厚な造りの建造物が好きらしく、目の前にそびえ立つものは普通の屋敷より何十倍も強そうな重厚感のある門構えを持った屋敷というより、砦というような出で立ちだった。
ゆっくりとノエル達を乗せた馬車が速度を落としていく。馬車が停止したのを確認し、従者が扉を開けた。
「やぁ、ロイス兄さん久しぶり元気だった?」
「勿論。そっちはみんな元気そうだな。」
ノエルはランドルフ達の姿を見ると同時に、ルーベルトの後ろに隠れてしまった。だが、好奇心には勝てないようで、ルーベルトの後ろから頭だけを覗かせ、じーっとランドルフの方を伺っている。
「おやおや、そちらの子がノエルくんかな?噂で聞いたのより何倍も可愛いらしいね。」
そう言ってランドルフはノエルに笑いかけた。
「に、にぃにあの人だぁれ……?」
「あぁ、紹介が遅れてしまったね。私はランドルフ、君のお父さんの兄弟だよ。彼女がクロエ、僕の妻……そう、ノエルで言うところのお母様かな…?そして、この子達が私の子供、テオとイリーナだよ。」
ランドルフが至極丁寧に、ノエルに説明してくれた。
「……あっと、僕はノエルでしゅ!」
自分も紹介しなければと思い、ルーベルトの背中から1歩踏み出し、自身の名前を告げたが、思い切り語尾を噛んでしまったノエルは、その恥ずかしさに再度ルーベルの背に隠れてしまい、俯き頬を赤く染めた。
「あらあら、可愛い子ね。」
クスクスと控えめに笑いながらクロエが屈み、ノエルと目線を合わせるようににこりと微笑んだ。クロエの行動に気づいたノエルは、またルーベルトの背から顔を覗かせた。それを皮切りに、その場に自然と笑顔が広がる。
すると突然、先程からランドルフの横でソワソワと浮き足立っていたご令嬢、イリーナが口を開いた。
「ルー!ロイ!久しぶり、私あなたたちが来るのを楽しみにしてたの、今日はとっても可愛い弟さんもいるみたいね。」
「げぇ…イリーナが来た……」
ローレンツがあからさまに嫌そうな声を上げる。
「げぇ、って何よローレンツ!ほら、私が遊んであげるから早く行きましょ!勿論、ルーベルトもね!」
「そう来るかなと思ったよ、はは……」
ローレンツはともかく、ルーベルトが他人の前で嫌悪の色を全くもって隠さないのはとても珍しい。それだけ彼女との仲が親密であるということだろう。
3人は幼い頃からの知り合いである。イリーナは年頃の貴族の令嬢とは異なり、男勝りな性格で、木登りをしてはよくランドルフに怒られたり、木刀での模擬戦をしたりだとか、相当お転婆な女の子だった。
そんなイリーナにとっては同じくご令嬢達とのお茶会より、ローレンツやルーベルトと遊ぶ事の方が性に合っていたし、好きだった。
先程は悪態をついていた2人だが、そんなイリーナを、家格や恋愛感情ではなく、”ただの友人”として見てくれている、なんだかんだ言って気の置けない友人だと思っている。
「……いや、今日はノエルとあそぶ……「はいはい、じゃあ今日は剣でも交えてもらいましょうかね!私、お父様と特訓してまた強くなったのよ!」
そう言うと、イリーナはローレンツの腕をぐいっと掴み、更に反対の手でルーベルトの腕も掴み、まさにズルズルという効果音が似合う引きずり方で屋敷の方にあっという間に消えていった。
「あの子の逞しさは誰に似たのかしら、ねぇ?」
その場の全員の視線がランドルフに注がれる。
「…………ま、まぁそんなことはどうでもいいだろ?そ、そうだテオ!ノエルと遊んできたらどうだ………ははっ、もう既に仲良くなってるみたいだな。」
ランドルフの言う通り、テオとノエルは大人たちが色々と話し込んでいる間に、2人で話し始めていた。
「ねぇ、ノエルは何歳なの?」
「えっと、僕はもうすぐ6さい!テオは何さい?」
「僕は最近9歳になったんだ。」
「じゃあ僕のおにぃちゃんだね、ふふっ、」
ノエルには友達が極めて少ない。普通なら家格や、年齢が見合った家同士の交流は盛んに行われるはずだが、父と兄達があいつはダメだ、コイツもダメだと、ノエルと会う人間を最小限に絞ってきた為である。
お友達……って呼んでいいのかな?お友達とお話出来るのってすごく嬉しい…!テオはすごく優しそうだし仲良しになれそう。
ノエルが蕩けるような笑みテオに向けると、テオもノエルに笑い返してくれた。
「テオは僕のお友達、になってくれる?」
「もちろんだよ。……ノエルってほんとに可愛いね。今まで会ってきたご令嬢達なんかよりよっぽど可愛いよ。」
褒められてるのかな?と不思議に思い、首を傾げると、テオが「そういう所が可愛いんだよ。」と言いながら頭をわしゃわしゃってしてくれた。ろいにぃにみたいで凄く好きな頭のなで方だなぁ。
「じゃあさ、早速だけど僕と一緒に遊ばない?そうだな……じゃあ、中庭にブランコがあるからそこなんてどう?」
「いく!」
お庭にブランコ…!いいなぁ、僕も誕生日のプレゼントはブランコを頼もうかな。そんなことを考えながら、テオと共にブランコのある中庭へと手を繋いで歩き出した。
なんと、なんと、お父様の弟に、会いに行くんです!なんだかお父様の弟ってややこしい……
昨日は久しぶりのお出かけがすっごく楽しみでなかなか寝れなくって、エマにちょっぴり怒られちゃったのは内緒!
「ノエル、もう出発するよ?」
「はぁーい!」
ノエルは荷馬車に詰めたい荷物を侍女にお願いをして、お父様たちが乗っている馬車へ、たたっと駆け寄った。馬車の扉に差し掛かると、ローレンツが手を差し伸べてくれた。その手に従い手を差し出すと、両側から脇に手を入れキャッチされ、そのままふかふかな椅子に腰掛ける所までして貰った。至れり尽くせりだ。
「すっごいふかふか!きもちいねぇ。」
ノエルは今まで馬車に乗っての長距離の移動は経験が無く、長距離を走る馬車への乗車も今日が初めてだった。ノエルが外出した事があるのは、いちばん遠くても10分程度で着いてしまう街くらいだった。
「そっか、ノエルは初めて遠乗り用の馬車に乗ったのか……初めては不安だろう?僕の膝の上なんてどう?」
「今日はふかふかに座るから大丈夫!」
ルーベルトがノエルを膝に乗せようと誘ってみるが、ふかふかな椅子には勝てないようでキッパリと断られてしまった。
((よくやったノエル!!!!!))
ロイスとローレンツは膝の上を拒否したノエルに
心の中で親指を立てた。恐らくここでノエルがルーベルトの膝を選択していた場合、3人の仁義なき争いが勃発していたことだろう。
***
数時間おきに休憩を挟みつつ半日強をかけ、やっとの事で目的の地へと辿り着いた。
「わぁ…!ここがお家?何だかすごく強そう!」
ロイスの弟であるランドルフは、今は引退してしまったが、ほんの数年前まで近衛騎士団の団長としてこの国で名を馳せていた。左腕の怪我をきっかけに惜しまれながらも第一線からは退いたが、現役時代の功績を評価され、現在は辺境伯としてこの地域一体を任されている。
騎士時代の名残からか、このような重厚な造りの建造物が好きらしく、目の前にそびえ立つものは普通の屋敷より何十倍も強そうな重厚感のある門構えを持った屋敷というより、砦というような出で立ちだった。
ゆっくりとノエル達を乗せた馬車が速度を落としていく。馬車が停止したのを確認し、従者が扉を開けた。
「やぁ、ロイス兄さん久しぶり元気だった?」
「勿論。そっちはみんな元気そうだな。」
ノエルはランドルフ達の姿を見ると同時に、ルーベルトの後ろに隠れてしまった。だが、好奇心には勝てないようで、ルーベルトの後ろから頭だけを覗かせ、じーっとランドルフの方を伺っている。
「おやおや、そちらの子がノエルくんかな?噂で聞いたのより何倍も可愛いらしいね。」
そう言ってランドルフはノエルに笑いかけた。
「に、にぃにあの人だぁれ……?」
「あぁ、紹介が遅れてしまったね。私はランドルフ、君のお父さんの兄弟だよ。彼女がクロエ、僕の妻……そう、ノエルで言うところのお母様かな…?そして、この子達が私の子供、テオとイリーナだよ。」
ランドルフが至極丁寧に、ノエルに説明してくれた。
「……あっと、僕はノエルでしゅ!」
自分も紹介しなければと思い、ルーベルトの背中から1歩踏み出し、自身の名前を告げたが、思い切り語尾を噛んでしまったノエルは、その恥ずかしさに再度ルーベルの背に隠れてしまい、俯き頬を赤く染めた。
「あらあら、可愛い子ね。」
クスクスと控えめに笑いながらクロエが屈み、ノエルと目線を合わせるようににこりと微笑んだ。クロエの行動に気づいたノエルは、またルーベルトの背から顔を覗かせた。それを皮切りに、その場に自然と笑顔が広がる。
すると突然、先程からランドルフの横でソワソワと浮き足立っていたご令嬢、イリーナが口を開いた。
「ルー!ロイ!久しぶり、私あなたたちが来るのを楽しみにしてたの、今日はとっても可愛い弟さんもいるみたいね。」
「げぇ…イリーナが来た……」
ローレンツがあからさまに嫌そうな声を上げる。
「げぇ、って何よローレンツ!ほら、私が遊んであげるから早く行きましょ!勿論、ルーベルトもね!」
「そう来るかなと思ったよ、はは……」
ローレンツはともかく、ルーベルトが他人の前で嫌悪の色を全くもって隠さないのはとても珍しい。それだけ彼女との仲が親密であるということだろう。
3人は幼い頃からの知り合いである。イリーナは年頃の貴族の令嬢とは異なり、男勝りな性格で、木登りをしてはよくランドルフに怒られたり、木刀での模擬戦をしたりだとか、相当お転婆な女の子だった。
そんなイリーナにとっては同じくご令嬢達とのお茶会より、ローレンツやルーベルトと遊ぶ事の方が性に合っていたし、好きだった。
先程は悪態をついていた2人だが、そんなイリーナを、家格や恋愛感情ではなく、”ただの友人”として見てくれている、なんだかんだ言って気の置けない友人だと思っている。
「……いや、今日はノエルとあそぶ……「はいはい、じゃあ今日は剣でも交えてもらいましょうかね!私、お父様と特訓してまた強くなったのよ!」
そう言うと、イリーナはローレンツの腕をぐいっと掴み、更に反対の手でルーベルトの腕も掴み、まさにズルズルという効果音が似合う引きずり方で屋敷の方にあっという間に消えていった。
「あの子の逞しさは誰に似たのかしら、ねぇ?」
その場の全員の視線がランドルフに注がれる。
「…………ま、まぁそんなことはどうでもいいだろ?そ、そうだテオ!ノエルと遊んできたらどうだ………ははっ、もう既に仲良くなってるみたいだな。」
ランドルフの言う通り、テオとノエルは大人たちが色々と話し込んでいる間に、2人で話し始めていた。
「ねぇ、ノエルは何歳なの?」
「えっと、僕はもうすぐ6さい!テオは何さい?」
「僕は最近9歳になったんだ。」
「じゃあ僕のおにぃちゃんだね、ふふっ、」
ノエルには友達が極めて少ない。普通なら家格や、年齢が見合った家同士の交流は盛んに行われるはずだが、父と兄達があいつはダメだ、コイツもダメだと、ノエルと会う人間を最小限に絞ってきた為である。
お友達……って呼んでいいのかな?お友達とお話出来るのってすごく嬉しい…!テオはすごく優しそうだし仲良しになれそう。
ノエルが蕩けるような笑みテオに向けると、テオもノエルに笑い返してくれた。
「テオは僕のお友達、になってくれる?」
「もちろんだよ。……ノエルってほんとに可愛いね。今まで会ってきたご令嬢達なんかよりよっぽど可愛いよ。」
褒められてるのかな?と不思議に思い、首を傾げると、テオが「そういう所が可愛いんだよ。」と言いながら頭をわしゃわしゃってしてくれた。ろいにぃにみたいで凄く好きな頭のなで方だなぁ。
「じゃあさ、早速だけど僕と一緒に遊ばない?そうだな……じゃあ、中庭にブランコがあるからそこなんてどう?」
「いく!」
お庭にブランコ…!いいなぁ、僕も誕生日のプレゼントはブランコを頼もうかな。そんなことを考えながら、テオと共にブランコのある中庭へと手を繋いで歩き出した。
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