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第一章オオカミの子
〜キリアの悩み〜
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『ねぇキリア…ほんとうに断っちゃって良かったの?』
「うん…これでいいの…。それともカルは私が一緒にいたら邪魔?」
『何で邪魔なのさ…ボクがキリアを誘ったんだよ?
ボクは君がボクを要らないって言うときまではいつまでも一緒だよ』
「私も同意見よ?」
『ちょっと…お前は勝手に僕らの旅に入ってきただけだろ?』
「ありがとう……フィン、カル」
「あっそうだわ!!キリアちゃんのための武器を買いましょうよ! もしものときの護身用にね」
「持ってたほうがいいかな……でも私お金持ってない」
私は孤児院が壊されてそのまま出てきたので銅貨1枚も持っていないのだ。
「大丈夫よ!私エドワーから預かっているお金がいくつかあるのよ」
「それって使っても大丈夫なの?」
「いいの、いいの!あの子、キリアちゃんに惚れてるみたいだし、キリアちゃんの安全の為なら何も言わないわよ!」
『はー?!あいつ……』
「……………」
キリアの顔が、みるみるうちに赤くなっていった
赤くなった顔を隠すように手で覆い、その隙間から戸惑った目をのぞかせていた。
「わっ…私に惚れ?
そんなわけっ…………
…………あ…暑いね!!なんでかな!」
今にも湯気が上がりそうなほど真っ赤になった顔をフードを深くかぶりかくす。
「やっぱり可愛いわね」
『キリアは、いつでもかわいいよ。』
ドラゴンの二人はまるで子を見守る親であった。
「うん…これでいいの…。それともカルは私が一緒にいたら邪魔?」
『何で邪魔なのさ…ボクがキリアを誘ったんだよ?
ボクは君がボクを要らないって言うときまではいつまでも一緒だよ』
「私も同意見よ?」
『ちょっと…お前は勝手に僕らの旅に入ってきただけだろ?』
「ありがとう……フィン、カル」
「あっそうだわ!!キリアちゃんのための武器を買いましょうよ! もしものときの護身用にね」
「持ってたほうがいいかな……でも私お金持ってない」
私は孤児院が壊されてそのまま出てきたので銅貨1枚も持っていないのだ。
「大丈夫よ!私エドワーから預かっているお金がいくつかあるのよ」
「それって使っても大丈夫なの?」
「いいの、いいの!あの子、キリアちゃんに惚れてるみたいだし、キリアちゃんの安全の為なら何も言わないわよ!」
『はー?!あいつ……』
「……………」
キリアの顔が、みるみるうちに赤くなっていった
赤くなった顔を隠すように手で覆い、その隙間から戸惑った目をのぞかせていた。
「わっ…私に惚れ?
そんなわけっ…………
…………あ…暑いね!!なんでかな!」
今にも湯気が上がりそうなほど真っ赤になった顔をフードを深くかぶりかくす。
「やっぱり可愛いわね」
『キリアは、いつでもかわいいよ。』
ドラゴンの二人はまるで子を見守る親であった。
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