ドラゴンテイマー

黒猫優

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番外編

〜フルートとシルフ〜2

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『…一人で行く気なの?』

「止めても…ボクはいくよ」

『違うわよ、私も一緒に行ってあげるって言ってるの!』

えっ……

だがメディスンドラゴンの彼女にとって関係ない事のはずだ、それに人間も居るかもしれない

「でも恩人を命の危険に晒すわけには」

『何言ってるの…助けた人が自殺しに行ってるのをみすみす見逃せないわ!それだけよ!!』

「でもっ」

『ちなみに……私ね俗に言う家で少女なのよ。龍の里から出たことなかったからこっそり出てきちゃったの』

『ここで私をおいて死ににいくってことは私を見捨てることと思いなさい!』

「…分かった…一緒に行こう」

彼女も、一応ドラゴンだ。自己防衛ぐらいはしてくれるだろう。

『そういえば、名前を聞いてなかったわ!
私はフルートよ、あなたは?』

「ボクはシルフ」

待ってて姉さん、これが終わったらすぐに迎えに行くから
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