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第一章オオカミの子
〜シルフ〜1
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「一目惚れってどういう…?」
『つまり、僕とキリアみたいに出会ったっていうこと?』
「えーっと…なんて言えば良いんだろう…まぁ、とりあえず移動しない?」
シルフ君がそう言うまで気づかなかったが、幾人かが何やら不思議そうにこちらをじっと見ていた。
「それもそうね…」
今はまだこちらを見ているだけだけれど、もしも私とシルフ君のフードが脱げたとき大惨事になりかねない…
『こっちに来て…あら?カルは別に付いてこなくてもいいのよ?』
『なっ…僕はキリアの行くところ何処にでも何があろうとも一緒に行くんだよ』
「ふふっ、ホント純愛よね~」
シルフ君は、フィンが話した時にしか反応が無かった…もしかしたら彼は聴こえないの?
「ねぇ…」
「何?」
「いや…やっぱり何でもない」
「?」
もし、シルフ君が聴こえてなかったら…寂しいばかりである。ならば、最初から聞かなければいい。
もう、一人ぼっちの感覚は味わいたくない…
======================
「ここだよ、僕が泊まってる宿屋」
「宿屋って…大丈夫なの?」
とても、防音までしてくれそうには見えないが…
『大丈夫よ、私がちゃーんと防音を施してるんだから』
「へー…魔法って色んな使い方があるんだ…」
『凄いでしょ』
「うん」
これって、カルにもできるのかな?
『あー、言っておくけどね、これフルートが編み出した魔法だから僕にはできないよ』
「それって…フルートちゃんが凄いって事?」
『その通り、私は魔法を極めたんだから!』
くるくると、私の周りを飛ぶ。
そんなこと気にも留めず
「さて…姉さん、はなしの本題だよ。」
『つまり、僕とキリアみたいに出会ったっていうこと?』
「えーっと…なんて言えば良いんだろう…まぁ、とりあえず移動しない?」
シルフ君がそう言うまで気づかなかったが、幾人かが何やら不思議そうにこちらをじっと見ていた。
「それもそうね…」
今はまだこちらを見ているだけだけれど、もしも私とシルフ君のフードが脱げたとき大惨事になりかねない…
『こっちに来て…あら?カルは別に付いてこなくてもいいのよ?』
『なっ…僕はキリアの行くところ何処にでも何があろうとも一緒に行くんだよ』
「ふふっ、ホント純愛よね~」
シルフ君は、フィンが話した時にしか反応が無かった…もしかしたら彼は聴こえないの?
「ねぇ…」
「何?」
「いや…やっぱり何でもない」
「?」
もし、シルフ君が聴こえてなかったら…寂しいばかりである。ならば、最初から聞かなければいい。
もう、一人ぼっちの感覚は味わいたくない…
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「ここだよ、僕が泊まってる宿屋」
「宿屋って…大丈夫なの?」
とても、防音までしてくれそうには見えないが…
『大丈夫よ、私がちゃーんと防音を施してるんだから』
「へー…魔法って色んな使い方があるんだ…」
『凄いでしょ』
「うん」
これって、カルにもできるのかな?
『あー、言っておくけどね、これフルートが編み出した魔法だから僕にはできないよ』
「それって…フルートちゃんが凄いって事?」
『その通り、私は魔法を極めたんだから!』
くるくると、私の周りを飛ぶ。
そんなこと気にも留めず
「さて…姉さん、はなしの本題だよ。」
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