ドラゴンテイマー

黒猫優

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第一章オオカミの子

〜大きな街〜

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キリア達は、ある大きな都市に訪れていた。
 キリアは、フィンがどこからか取り出した白いフード付きの膝丈ローブを身に纏っていた。
~~~~~~
 「いくら危険だからって、ちゃんと服とか食べ物は買わなくちゃいけないんじゃない?」
とフィンに言われしぶしぶ許可を出したカル

なんだか、お父さんとお母さんみたいだな。

会ったことはないけど、周りの子たちの様子を見てなんとなくこんなのかなと思い描いていた両親に今のフィンとカルの姿がかぶる。

嬉しいな

「ほら!キリアちゃんだって街に入れるってあんな嬉しそうな顔してるじゃない!!」

『……ん…キリア、絶対に…ぜーったいに耳を見らたら駄目だよ!!何されるか分かったもんじゃないんだらかね  
  あとそっちの、僕見張ってるけどもしも何かあったら絶対キリアを守れよ!』

「あったりまえじゃない 変態とか、チンピラとかがキリアちゃんに指一本でも触れようものならその指へし折ってやるわよ♡」


ドラゴンは、とっても過保護でした
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