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〜空の友〜
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ドラゴンが近づいてくる。
カルは結構のんびりしているけど、私はピリピリしていた。
『そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。』
「だって…」
『ほら、よく見てみて。』
言われたとおり、あのドラゴンをよく見てみる。
「あっ。誰か乗ってる!」
そのとおり、そのドラゴンの上にはキリアとおなじくらいの青年が乗っていた。
「ねえカル、近づいてみましょ!」
『えーーー 』
あからさまにいやそうではあるが…
「だめ?」
『うぐっ…もうぼくが、キリアのお願いを断れるわけ無いじゃん。』
そうして近づくと
いきなり
「なぁおまえって女子?」
「えっ?ごめん聞き取れなかった、もう一回ゆってくれない?」
「だから、おまえって本当に女子か?ってきいてるんだけど…」
「女子だよ?えっ…それってわたし女子っぽくないってこと?」
確かに胸は慎ましやかではあるけど…
「違っ、そうじゃなくて、ドラゴンテイマーって男子しか成れないと思ってたからさ。気を悪くしたならすまん。」
まぁ、悪気はなさそう?
『もう!女のコにそんなこと聞くなんて…エドワーたら本当に乙女心がわかってないんだから』
エドワー?あぁ
「あなたエドワーっていうのね」
「なんで俺の名前を?」
不思議そうに聞いてくる
「その子がゆってたから」
そう答えると、目をキラキラさせながら
「もしかして、ドラゴンの考えてる事がわかるのか?!」
「うん、一応人以外ならどの動物でも。」
「すげー!」
「なあ、このドラゴンなんていってた?」
興味しんしんで聞いてくる
「えっとねー…ほんっとエドワーたら乙女心がわかってないんだから…って言ってたよ。っどうしたの!」
エドワーの顔は真っ青で今にも倒れそうな顔をしていた。
「い、いや…なんでもない…
グラルお前カマだったんだな…」
「えっ?いまなんて…」
「気にすんな、ありがとな、えっと…」
「キリアよ」
『あのさーキリア暇ーかまってくれないならこいつ等落とすよ?』
「もーちょっとまってよ
ごめんカルが暇ーって言い出したからもうそろそろ」
「ああ、じゃあまたな。」
そう言ってから小声で付け足す
「お前は、美人な方だと思う」
『いくよ! キリアはずっと飛びっぱなしで疲れたと思うからーあそこの村に降りようかな』
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『えーーー 』
あからさまにいやそうではあるが…
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そうして近づくと
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「えっ?ごめん聞き取れなかった、もう一回ゆってくれない?」
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確かに胸は慎ましやかではあるけど…
「違っ、そうじゃなくて、ドラゴンテイマーって男子しか成れないと思ってたからさ。気を悪くしたならすまん。」
まぁ、悪気はなさそう?
『もう!女のコにそんなこと聞くなんて…エドワーたら本当に乙女心がわかってないんだから』
エドワー?あぁ
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「もしかして、ドラゴンの考えてる事がわかるのか?!」
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「すげー!」
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「い、いや…なんでもない…
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「えっ?いまなんて…」
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「キリアよ」
『あのさーキリア暇ーかまってくれないならこいつ等落とすよ?』
「もーちょっとまってよ
ごめんカルが暇ーって言い出したからもうそろそろ」
「ああ、じゃあまたな。」
そう言ってから小声で付け足す
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