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絢斗のおねだり※

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「あっ、またおっきくなってる」

「ああ。絢斗がこんなにも可愛いんだ。当然だろう?」

「嬉しい」

「とりあえず掛け湯をして、温泉に入ろうか」

シャワーを手に取り自分の身体を洗い流し、肌襦袢姿の絢斗にもシャワーをかけた。

「――っ!!」

薄い肌襦袢がピッタリと体に張り付いて、いつも可愛がっているぷっくりと膨らんだ乳首まで露わにしてくれる。
裸はもちろん美しいし興奮するが、これはこれで興奮する。

こんな艶かしい姿を見れば理性というものはあっという間に消えてしまうもので、私はすぐに棚に置いてあったローションボトルを手に取って絢斗を抱きかかえて温泉に向かった。

絢斗は周りを囲っている岩に座らせ、私は温泉に入り、手に届く場所にボトルを置いておいた。そして向かい合わせに立って絢斗を腕の中に閉じ込めるように岩に両手をついた。

「絢斗……」

「んっ……」

すでにほんのりと頬を染めている絢斗の唇に重ねて肌にピッタリと張り付いた肌襦袢の上からぷっくりと膨らんだ乳首を指で軽く摘むと

「んんっ!!」

キスをしながらも身体を震わせた。
ゆっくりと唇を離し、乳首を弄りながら首筋に舌を這わせると絢斗の口から可愛らしい嬌声が漏れる。

「ああっ、やぁ――っん、あっ、ん!!」

肌襦袢の襟を少しずらし首筋にチュッと吸い付くと、絢斗の可愛い声と共に赤い花が咲いた。
今は温泉の熱で肌もほんのりピンク色になっているからあまり目立たないが、いつもの真っ白な肌には綺麗に見えることだろう。この歳になっても絢斗を独占したい、絢斗は私のものだと見せつけたい欲望が衰えることはない。だが、絢斗以外に欲望を感じることはないのだから、それは許してほしい。

「す、ぐるさん……こっち、も……」

まだ弄られていない乳首が私に触れてほしいと望むように肌襦袢を押し上げているのがわかる。
絢斗も相当辛いみたいだ。

「ああ、こっちも可愛がってやろう」

片方の乳首を弄りながら、もう片方の乳首に肌襦袢ごと吸い付いた。

「ああっ! んっ、きもち、いぃ……っ」

いつもより気持ち強めに吸い付いて、軽く噛んでやると絢斗は身悶えながら可愛い声を上げた。ああ、もう可愛すぎる。
乳首に刺激を与えながら片手を下にやると、絢斗の可愛い果実が反応していたことに気づいた。

私がずっと我慢していたように絢斗もまた我慢していたのかもしれない。
乳首から唇を外し、肌襦袢の上から絢斗の果実を咥えて刺激を与えてあげたが、どうにももどかしいらしく

「やぁ――っ、ちょくせつ、なめてぇ……っ」

とおねだりしてくる。

「ごめん、ごめん。意地悪したな」

肌襦袢を広げて果実を外の空気に触れさせると、ピクピクと震えて可愛い。

「もう蜜も溢れてるな」

小さな果実の先端に蜜が溜まっているのをみるだけで興奮する。ぺろっとひと舐めしてから私の大きな口でパクッと咥えると絢斗の果実は根元まで私の口におさまった。そのまま口を窄めて顔を上下に動かすと

「あっ、もぅ……だ、めぇ……イくぅ……っ」

という声と同時に私の口内に絢斗の甘い蜜が飛び込んできた。
それを最後の一滴まで吸い取ってからゴクリと飲み干し、唇を離すと絢斗は恥ずかしそうにしながらも笑顔を見せた。

「卓さん、美味しい?」

「ああ、絢斗の蜜は最高だな」

「嬉しい……ねぇ、今度はこっちにちょうだい」

絢斗は岩の上に足をあげ、少し身体を横たわせながら、右手の中指を自分の後孔に挿し入れた。
いつも可愛がっているそこは絢斗の指を難なく受け入れているのが見える。
温泉の音が聞こえる中、私の耳には絢斗のそこがクチュクチュと音を立てているのが聞こえる。

こんな姿を見せつけられて私はもう限界まで昂っていた。準備していたローションを手のひらに乗せ、凶器のように昂った愚息に纏わせ、絢斗を岩のぎりぎりに座らせて解れ切った後孔にググッと押し込んだ。

「ああっ! すごっ……おっきぃ……っ、す、ぐるさん……すご、いよ……っ」

「絢斗のこんな可愛い姿を見てるんだ。当然だよ」

そう言いながら押し込むと、絢斗の小さいそこが私の形通りに広がって受け入れてくれる。

「すごぃ、きもちいぃよぉ……っ」

「くっ――!!」

いつもより大きくなった愚息の気持ちよさに恍惚とした表情を見せる絢斗の姿にたまらなくなってきて、私は絢斗の膝からお尻に腕を回し抱きかかえた。絢斗は私の首に腕を回しピッタリと密着したところで腰を動かすと、

「ひゃぁっ! ああっん、ああっ!! そ、こっ、おくぅ、きもち、いぃ……っんんっ、やぁ――っ、ああっ!!」

いつも以上に大きな愚息に奥を刺激されて気持ち良すぎたのか、私が腰を動かすたびに絢斗の果実から蜜が溢れてくる。
ああ、もう可愛い、可愛い!

「くっ――! 私も限界だ! あ゛あっ!!」

あまりにも可愛い絢斗の姿にあっという間に限界を迎え、私は絢斗の最奥に大量の欲望の蜜を叩きつけた。

「絢斗……愛してるよ」

チュッと唇を重ねると、

「すぐ、るさん……しあわせ……」

と笑顔がかえってきた。それだけでまた絢斗の中で愚息が昂るのがわかった。
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