168 / 275
父との電話
しおりを挟む
数コールの後に電話がつながった。
ー卓か? こんな朝早くにどうした?
ーもしかして外ですか?
ーああ。近くの公園にフードトラックが出ているんだが、そこのタコスが最高でね。散歩がてら買いに行っていたところだよ。
ーそうなんですね。じゃあ、後でかけ直しましょうか?
ーいや、気にしないでいい。それよりどうしたんだ? そっちはもう寝る時間じゃないのか? 絢斗くんに何かあったのか?
ーいえ。あの……ああ、今日毅と二葉さんがフランスに発ちましたよ。
直くんのことを話そうとしたがあまりにも唐突すぎるのもどうかと思って、毅たちの話題を出してみた。流石に父親には海外赴任の話をしているだろうと思ったが、やはり毅は連絡を入れていたようだ。
ーああ。そのことなら毅から連絡が来ていたよ。昇は卓のところに残るんだってな。
ーええ。そうです。もうすぐ大学受験でフランスに行くのは可哀想ですからね。
ーそうだな。絢斗くんの講義を受けるんだって会うたびに話していたからな。
ーはい。頑張って勉強していますよ。
ーそれで、本当に話したいことはなんだ? それじゃないんだろう?
ガチャガチャと鍵を開ける音がする。どうやら家に到着したらしい。
ーちょっと込み入った話になるんですが……。
ーわかった。しっかり聞くとしよう。
電話口の向こうからマグカップにコーヒーを淹れる音が聞こえる。これはいつも父がすることだ。大事な話をするというときはいつも決まってコーヒーを淹れる。父曰く、その方が落ち着いて話が聞けるらしい。
ソファーに腰を下ろす音が聞こえて、どうやら準備が整ったようだ。
ーそれで一体何があった?
ー数ヶ月前に事件がきっかけで中学生の男の子を預かることになりました。母親が重大犯罪を犯し逮捕され、父親は単身で中東に赴任することになり、14歳という年齢のため保護してくれる施設も簡単には見つからないということでしばらくの間、彼を預かることにしたのですが、預かっている間に、彼が実母に虐待され洗脳されていた事実を知り、それと同時に実父から自分を忘れるようにという手紙が彼の元に届き、私は絢斗と話し合って、彼を養子として迎えることにしました。
ーな――っ、養子? 絢斗くんもそれを了承したのか?
ーはい。絢斗も彼……直くんというのですが、直くんを可愛がっていて、今では本当の親子のように過ごしています。
ーそうか。卓が決めたことで絢斗くんも賛成しているなら私が反対することはないが。彼を引き取ったのは数ヶ月前と言ったか?
ーは、はい。
ーその間、私にはなんの知らせもなかったな?
ーすみません。正式に養子縁組が決まったら報告しようと思っていたんですが、毅たちの見送りやらいろいろと予定が重なってしまって……。
ーということは、毅たちには彼……直くんを紹介したということか?
うわ……やっぱり怒ってるな……。ここは潔く謝るしかない。
ーはい。すみません……。
ー賢将さんには連絡を入れたのか?
ーあ、いえ。実は……つい先日、アフリカから帰国なさっていて、直くんが今日熱を出したので往診に来ていただきました。
ーなに? じゃあ賢将さんに先に報告したということか?
ーすみません……。
ーはぁーっ。私が最後だったというのは許し難いが、聞けば事情もあったようだから今回は許すとしよう。その直くんの写真と動画はないのか?
ーたくさんありますが……
ーじゃあそれをすぐに私に送ってくれ。すぐにだぞ。
ーわ、わかりました。
一旦電話を切り、保管アプリの中から絢斗の桜守の制服を来た直くんの写真と、毅たちとお祝いをした時にケーキを前に大喜びしていた動画を送った。
すると、すぐに父からメッセージが送られてきた。
<来週末には帰国する。その時は家に泊めてくれ>
とだけ書かれていたけれど、予定を前倒ししてしかも我が家に泊めてくれと言ってくるなんて今までの父の行動では絶対にあり得ない。
どうやら、直くんは賢将さんに引き続き、私の父までメロメロにしてしまったようだ。
まぁあれだけ可愛いのだから当然か。
<わかりました。気をつけて帰ってきてください>
それだけ送り、スマホをテーブルに置いた。
「絢斗、電話終わったよ」
絢斗は気を遣って私たちの部屋の奥にある書斎スペースで本を読んでいた。だが、きっと気になっていたに違いない。
「すみませんっていっぱい聞こえてたけど、お義父さん、怒ってた?」
「まぁ、自分への報告が最後だってことは怒っていたというよりは呆れていたのかもしれないな。でも事情があったってわかってくれたからよかったよ。直くんの写真と動画が欲しいっていうから送ったら、なんて言ってきたと思う?」
「なんだって?」
「来週末には帰国するから、うちに泊めてくれって」
「えっ、まだあとひと月近くあるのにそんなに早く?」
「もともと、ちょっと手伝いを頼まれて休養がてらアメリカに行っていただけだったから帰国日なんてあってないようなものだよ。それより泊まりに来たいって言い出した方がびっくりしたよ」
「うん、確かに。今まで泊まりはなかったもんね」
「絢斗に気を遣わせるな」
「そんなことないよ。お義父さん、すっごく優しくていい人だし。私、好きだよ」
「絢斗……嬉しいが、少し嫉妬する」
「卓さんったら……」
どれだけ狭量だと思われてもいい。絢斗の愛は私だけのものにしていたい。
「絢斗……いいか?」
「うん、きてぇ……」
いつだって私を受け入れてくれる絢斗を抱きしめて、そのまま私たちはたっぷりと愛し合った。
ー卓か? こんな朝早くにどうした?
ーもしかして外ですか?
ーああ。近くの公園にフードトラックが出ているんだが、そこのタコスが最高でね。散歩がてら買いに行っていたところだよ。
ーそうなんですね。じゃあ、後でかけ直しましょうか?
ーいや、気にしないでいい。それよりどうしたんだ? そっちはもう寝る時間じゃないのか? 絢斗くんに何かあったのか?
ーいえ。あの……ああ、今日毅と二葉さんがフランスに発ちましたよ。
直くんのことを話そうとしたがあまりにも唐突すぎるのもどうかと思って、毅たちの話題を出してみた。流石に父親には海外赴任の話をしているだろうと思ったが、やはり毅は連絡を入れていたようだ。
ーああ。そのことなら毅から連絡が来ていたよ。昇は卓のところに残るんだってな。
ーええ。そうです。もうすぐ大学受験でフランスに行くのは可哀想ですからね。
ーそうだな。絢斗くんの講義を受けるんだって会うたびに話していたからな。
ーはい。頑張って勉強していますよ。
ーそれで、本当に話したいことはなんだ? それじゃないんだろう?
ガチャガチャと鍵を開ける音がする。どうやら家に到着したらしい。
ーちょっと込み入った話になるんですが……。
ーわかった。しっかり聞くとしよう。
電話口の向こうからマグカップにコーヒーを淹れる音が聞こえる。これはいつも父がすることだ。大事な話をするというときはいつも決まってコーヒーを淹れる。父曰く、その方が落ち着いて話が聞けるらしい。
ソファーに腰を下ろす音が聞こえて、どうやら準備が整ったようだ。
ーそれで一体何があった?
ー数ヶ月前に事件がきっかけで中学生の男の子を預かることになりました。母親が重大犯罪を犯し逮捕され、父親は単身で中東に赴任することになり、14歳という年齢のため保護してくれる施設も簡単には見つからないということでしばらくの間、彼を預かることにしたのですが、預かっている間に、彼が実母に虐待され洗脳されていた事実を知り、それと同時に実父から自分を忘れるようにという手紙が彼の元に届き、私は絢斗と話し合って、彼を養子として迎えることにしました。
ーな――っ、養子? 絢斗くんもそれを了承したのか?
ーはい。絢斗も彼……直くんというのですが、直くんを可愛がっていて、今では本当の親子のように過ごしています。
ーそうか。卓が決めたことで絢斗くんも賛成しているなら私が反対することはないが。彼を引き取ったのは数ヶ月前と言ったか?
ーは、はい。
ーその間、私にはなんの知らせもなかったな?
ーすみません。正式に養子縁組が決まったら報告しようと思っていたんですが、毅たちの見送りやらいろいろと予定が重なってしまって……。
ーということは、毅たちには彼……直くんを紹介したということか?
うわ……やっぱり怒ってるな……。ここは潔く謝るしかない。
ーはい。すみません……。
ー賢将さんには連絡を入れたのか?
ーあ、いえ。実は……つい先日、アフリカから帰国なさっていて、直くんが今日熱を出したので往診に来ていただきました。
ーなに? じゃあ賢将さんに先に報告したということか?
ーすみません……。
ーはぁーっ。私が最後だったというのは許し難いが、聞けば事情もあったようだから今回は許すとしよう。その直くんの写真と動画はないのか?
ーたくさんありますが……
ーじゃあそれをすぐに私に送ってくれ。すぐにだぞ。
ーわ、わかりました。
一旦電話を切り、保管アプリの中から絢斗の桜守の制服を来た直くんの写真と、毅たちとお祝いをした時にケーキを前に大喜びしていた動画を送った。
すると、すぐに父からメッセージが送られてきた。
<来週末には帰国する。その時は家に泊めてくれ>
とだけ書かれていたけれど、予定を前倒ししてしかも我が家に泊めてくれと言ってくるなんて今までの父の行動では絶対にあり得ない。
どうやら、直くんは賢将さんに引き続き、私の父までメロメロにしてしまったようだ。
まぁあれだけ可愛いのだから当然か。
<わかりました。気をつけて帰ってきてください>
それだけ送り、スマホをテーブルに置いた。
「絢斗、電話終わったよ」
絢斗は気を遣って私たちの部屋の奥にある書斎スペースで本を読んでいた。だが、きっと気になっていたに違いない。
「すみませんっていっぱい聞こえてたけど、お義父さん、怒ってた?」
「まぁ、自分への報告が最後だってことは怒っていたというよりは呆れていたのかもしれないな。でも事情があったってわかってくれたからよかったよ。直くんの写真と動画が欲しいっていうから送ったら、なんて言ってきたと思う?」
「なんだって?」
「来週末には帰国するから、うちに泊めてくれって」
「えっ、まだあとひと月近くあるのにそんなに早く?」
「もともと、ちょっと手伝いを頼まれて休養がてらアメリカに行っていただけだったから帰国日なんてあってないようなものだよ。それより泊まりに来たいって言い出した方がびっくりしたよ」
「うん、確かに。今まで泊まりはなかったもんね」
「絢斗に気を遣わせるな」
「そんなことないよ。お義父さん、すっごく優しくていい人だし。私、好きだよ」
「絢斗……嬉しいが、少し嫉妬する」
「卓さんったら……」
どれだけ狭量だと思われてもいい。絢斗の愛は私だけのものにしていたい。
「絢斗……いいか?」
「うん、きてぇ……」
いつだって私を受け入れてくれる絢斗を抱きしめて、そのまま私たちはたっぷりと愛し合った。
1,447
お気に入りに追加
2,121
あなたにおすすめの小説
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
孤独なまま異世界転生したら過保護な兄ができた話
かし子
BL
養子として迎えられた家に弟が生まれた事により孤独になった僕。18歳を迎える誕生日の夜、絶望のまま外へ飛び出し、トラックに轢かれて死んだ...はずが、目が覚めると赤ん坊になっていた?
転生先には優しい母と優しい父。そして...
おや?何やらこちらを見つめる赤目の少年が、
え!?兄様!?あれ僕の兄様ですか!?
優しい!綺麗!仲良くなりたいです!!!!
▼▼▼▼
『アステル、おはよう。今日も可愛いな。』
ん?
仲良くなるはずが、それ以上な気が...。
...まあ兄様が嬉しそうだからいいか!
またBLとは名ばかりのほのぼの兄弟イチャラブ物語です。
春を拒む【完結】
璃々丸
BL
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。
出戻り聖女はもう泣かない
たかせまこと
BL
西の森のとば口に住むジュタは、元聖女。
男だけど元聖女。
一人で静かに暮らしているジュタに、王宮からの使いが告げた。
「王が正室を迎えるので、言祝ぎをお願いしたい」
出戻りアンソロジー参加作品に加筆修正したものです。
ムーンライト・エブリスタにも掲載しています。
表紙絵:CK2さま
僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした
なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。
「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」
高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。
そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに…
その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。
ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。
かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで…
ハッピーエンドです。
R18の場面には※をつけます。
瞳の代償 〜片目を失ったらイケメンたちと同居生活が始まりました〜
Kei
BL
昨年の春から上京して都内の大学に通い一人暮らしを始めた大学2年生の黒崎水樹(男です)。無事試験が終わり夏休みに突入したばかりの頃、水樹は同じ大学に通う親友の斎藤大貴にバンドの地下ライブに誘われる。熱狂的なライブは無事に終了したかに思えたが、……
「え!?そんな物までファンサで投げるの!?」
この物語は何処にでもいる(いや、アイドル並みの可愛さの)男子大学生が流れに流されいつのまにかイケメンの男性たちと同居生活を送る話です。
流血表現がありますが苦手な人はご遠慮ください。また、男性同士の恋愛シーンも含まれます。こちらも苦手な方は今すぐにホームボタンを押して逃げてください。
もし、もしかしたらR18が入る、可能性がないこともないかもしれません。
誤字脱字の指摘ありがとうございます
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる