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夢が広がる
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「直くん、私の息子としての手続きが終わったら学校に通わせたいと思っているんだけど、どう思う?」
食事を終えて、みんなでソファーに座って談笑中に、伯父さんがそう話しかけた。
「えっ? 僕、学校に行ってもいいんですか?」
「もちろんだよ。直くんさえ良ければ高校にも大学にも行ってもらいたいと思っている」
「――っ!!」
勉強ばかりさせられていたと言っていたけれど、元々直くんは勉強が好きなんだ。
だから、俺が学校に行っている間もずっと一人で勉強して、わからないところは絢斗さんにも教えてもらっているようだし、学力でついていけないことはなさそうだ。
「どうかな?」
「はい。行きたいです!」
「そうか、じゃあ正式に私の息子になったらすぐに編入試験の手続きをしよう」
「あの、僕……どこの中学校に行けるんですか?」
「ああ。そうか。それを話していなかったね。絢斗とも話し合ったんだが、直くんは桜守に行かせたいと思っている。もちろん試験にパスしなければ通うことはできないけれど、今の直くんの実力ならほぼ合格は間違い無いだろう」
「僕が……桜守? そんな……っ、いいんですか?」
「もちろんだよ。私たちの大事な家族の直くんだから桜守に行かせたいんだ。頑張れるかな?」
「はい! 僕、入学できるように頑張ります!!」
そのやる気に満ちた声に俺も、伯父さんたちもたまらなく嬉しかった。
「桜守は中学校の修学旅行は三年次で行くから、直くんも行けるよ」
「わー! それはすっごく嬉しいです!!」
「えっ、ちょっと待って。伯父さん、直くんを行かせるの?」
「ははっ。大丈夫だよ。なぁ、絢斗」
「うん。あのね、桜守は修学旅行とかスキー合宿とかそういう宿泊を伴う行事は保護者1名以上の同伴が義務付けられてるんだよ」
「えっ? そうなんですか?」
「男子校だから、同伴の保護者は男性限定だけどね。だから、私も、お父さんがついてきてくれたし、お兄さんが来ている人もいたよ」
修学旅行に、保護者同伴……。
さすが桜守だな。
「じゃあ、直くんが修学旅行に行く時は俺がついていくよ」
「昇さんが? いいんですか?」
「ああ、もちろんだよ」
「えー、昇くん。ずるい! 私も直くんと修学旅行行きたい!」
「ははっ。それはその時に考えるとしよう。とりあえず、桜守を受験することを考えておいてくれ」
「わかりました」
「後もう一つ、明後日の土曜日に私の友人が訪ねてくるんだ」
以前、話をしていた一花さん関係の人か。
確か一花さんを轢いて怪我させたけど、今は一花さんの専属理学療法士だって言ってたっけ。
「パパの、お友達ですか?」
「ああ、直くんとも話がしたいと言っているからそのつもりでいてほしい」
そう言われて、直くんは少し戸惑っていたようだったけれど、
「わかりました」
と笑顔で頷いていた。
きっと、伯父さんへの信頼があるから、決して怖い人じゃないと理解したんだろう。
それくらい、伯父さんと直くんの間にはもう深い信頼関係ができているんだろうな。
「じゃあ、直くん。お風呂に入っておいで」
「はい。いただきます」
直くんは立ち上がるとそのまま脱衣所に向かった。
着替えも何もかも脱衣所に揃えられているから大丈夫だろう。
あの店でついでに買ってきたあの着ぐるみパジャマは、部屋で二人っきりになった時に着てもらおう。
またとてつもなく反応してしまいそうだけど、お宝写真をゲットできるならそれくらいの我慢はしてみせる。
とりあえず反応しても直くんにバレなければいいんだ。
あの可愛い着ぐるみパジャマを着た直くんを妄想するだけでニヤついてしまう。
「おい、昇っ!」
「わっ!」
「何度も呼んでいるのに何しているんだ?」
「い、いや。なんでもないよ」
「まぁいいが、これから私たちは部屋に入る。朝まで出てこないから、そのつもりでいてくれ。なぁ、絢斗」
そういうと絢斗さんの顔がパッと赤くなった。
ああ、なるほど。
そういうことか。
「わかりました」
俺はさっとその場から立ち去り自分の部屋に向かった。
直くんのいる風呂場と伯父さんたちの部屋とは真反対にあるから、これから会うこともないだろう。
そのまま俺の部屋にきて、あのパジャマに着替えてもらおうか。
ああ、楽しみだな。
その前に、一度処理しておくか。
今日はたっぷり煽られまくって、さっきのだけじゃ足りないかもしれないからな。
「昇さん……」
「ああ、ゆっくりあったまってきた?」
「はい。あの、パパたちは?」
「ああ。もう寝たみたいだよ」
「そうなんですね」
「ほら、おいで。髪乾かしてあげるから」
そういうと直くんは嬉しそうにトコトコと走ってきて、いつものようにラグの上に座ってくれる。
直くんの中で俺が髪を乾かすことが当然になっているのが嬉しい。
あっという間に髪を乾かして、プレゼントの袋を持ってきた。
「昇さん? これ……」
「実は制服の他にももう一つプレゼント買ったんだ」
「えっ、もう一つ?」
「そう、絶対に直くんに似合うと思ったんだ。ねぇ、今から着てくれないかな?」
「はい。わかりました」
「やったっ!!」
俺の喜んだ様子が面白かったのか、直くんは嬉しそうに袋を開けたけれど、中身を見た途端、
「わぁっ!!」
と驚きの表情を見せた。
食事を終えて、みんなでソファーに座って談笑中に、伯父さんがそう話しかけた。
「えっ? 僕、学校に行ってもいいんですか?」
「もちろんだよ。直くんさえ良ければ高校にも大学にも行ってもらいたいと思っている」
「――っ!!」
勉強ばかりさせられていたと言っていたけれど、元々直くんは勉強が好きなんだ。
だから、俺が学校に行っている間もずっと一人で勉強して、わからないところは絢斗さんにも教えてもらっているようだし、学力でついていけないことはなさそうだ。
「どうかな?」
「はい。行きたいです!」
「そうか、じゃあ正式に私の息子になったらすぐに編入試験の手続きをしよう」
「あの、僕……どこの中学校に行けるんですか?」
「ああ。そうか。それを話していなかったね。絢斗とも話し合ったんだが、直くんは桜守に行かせたいと思っている。もちろん試験にパスしなければ通うことはできないけれど、今の直くんの実力ならほぼ合格は間違い無いだろう」
「僕が……桜守? そんな……っ、いいんですか?」
「もちろんだよ。私たちの大事な家族の直くんだから桜守に行かせたいんだ。頑張れるかな?」
「はい! 僕、入学できるように頑張ります!!」
そのやる気に満ちた声に俺も、伯父さんたちもたまらなく嬉しかった。
「桜守は中学校の修学旅行は三年次で行くから、直くんも行けるよ」
「わー! それはすっごく嬉しいです!!」
「えっ、ちょっと待って。伯父さん、直くんを行かせるの?」
「ははっ。大丈夫だよ。なぁ、絢斗」
「うん。あのね、桜守は修学旅行とかスキー合宿とかそういう宿泊を伴う行事は保護者1名以上の同伴が義務付けられてるんだよ」
「えっ? そうなんですか?」
「男子校だから、同伴の保護者は男性限定だけどね。だから、私も、お父さんがついてきてくれたし、お兄さんが来ている人もいたよ」
修学旅行に、保護者同伴……。
さすが桜守だな。
「じゃあ、直くんが修学旅行に行く時は俺がついていくよ」
「昇さんが? いいんですか?」
「ああ、もちろんだよ」
「えー、昇くん。ずるい! 私も直くんと修学旅行行きたい!」
「ははっ。それはその時に考えるとしよう。とりあえず、桜守を受験することを考えておいてくれ」
「わかりました」
「後もう一つ、明後日の土曜日に私の友人が訪ねてくるんだ」
以前、話をしていた一花さん関係の人か。
確か一花さんを轢いて怪我させたけど、今は一花さんの専属理学療法士だって言ってたっけ。
「パパの、お友達ですか?」
「ああ、直くんとも話がしたいと言っているからそのつもりでいてほしい」
そう言われて、直くんは少し戸惑っていたようだったけれど、
「わかりました」
と笑顔で頷いていた。
きっと、伯父さんへの信頼があるから、決して怖い人じゃないと理解したんだろう。
それくらい、伯父さんと直くんの間にはもう深い信頼関係ができているんだろうな。
「じゃあ、直くん。お風呂に入っておいで」
「はい。いただきます」
直くんは立ち上がるとそのまま脱衣所に向かった。
着替えも何もかも脱衣所に揃えられているから大丈夫だろう。
あの店でついでに買ってきたあの着ぐるみパジャマは、部屋で二人っきりになった時に着てもらおう。
またとてつもなく反応してしまいそうだけど、お宝写真をゲットできるならそれくらいの我慢はしてみせる。
とりあえず反応しても直くんにバレなければいいんだ。
あの可愛い着ぐるみパジャマを着た直くんを妄想するだけでニヤついてしまう。
「おい、昇っ!」
「わっ!」
「何度も呼んでいるのに何しているんだ?」
「い、いや。なんでもないよ」
「まぁいいが、これから私たちは部屋に入る。朝まで出てこないから、そのつもりでいてくれ。なぁ、絢斗」
そういうと絢斗さんの顔がパッと赤くなった。
ああ、なるほど。
そういうことか。
「わかりました」
俺はさっとその場から立ち去り自分の部屋に向かった。
直くんのいる風呂場と伯父さんたちの部屋とは真反対にあるから、これから会うこともないだろう。
そのまま俺の部屋にきて、あのパジャマに着替えてもらおうか。
ああ、楽しみだな。
その前に、一度処理しておくか。
今日はたっぷり煽られまくって、さっきのだけじゃ足りないかもしれないからな。
「昇さん……」
「ああ、ゆっくりあったまってきた?」
「はい。あの、パパたちは?」
「ああ。もう寝たみたいだよ」
「そうなんですね」
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そういうと直くんは嬉しそうにトコトコと走ってきて、いつものようにラグの上に座ってくれる。
直くんの中で俺が髪を乾かすことが当然になっているのが嬉しい。
あっという間に髪を乾かして、プレゼントの袋を持ってきた。
「昇さん? これ……」
「実は制服の他にももう一つプレゼント買ったんだ」
「えっ、もう一つ?」
「そう、絶対に直くんに似合うと思ったんだ。ねぇ、今から着てくれないかな?」
「はい。わかりました」
「やったっ!!」
俺の喜んだ様子が面白かったのか、直くんは嬉しそうに袋を開けたけれど、中身を見た途端、
「わぁっ!!」
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