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「じゃあ、直くん。いつでも電話でもメッセージでもしてちょうだいね」
「はい! 今日はありがとうございました。ケーキ、すっごく美味しかったです」
「ふふっ。他にもおすすめのケーキ屋さんがあるから、一時帰国した時は絢斗さんと一緒に食べに行きましょうね」
「わぁ! 楽しみにしてます!」
「直くん、昇を頼むよ。直くんがそばにいてくれたらなんでも頑張れるみたいだからな」
「ちょ――っ、父さん!」
余計なひと言を言う父さんに文句を言おうと思ったら、
「僕こそ、昇さんがいてくれるだけで頑張れます」
と笑顔で返してくれた。
くっ! 可愛いっ!!
「お前、ニヤけすぎだぞ。直くんのこと本当に幸せにするんだぞ」
ぼそっと父さんからそう告げられてニヤけた顔を必死に抑えながら
「もちろんだよ」
と告げると、安心したように笑っていた。
伯父さんたちのこともあるからかもしれないけど、俺の気持ちを理解してくれた父さんと母さんには本当に感謝している。
父さんと母さんを見送ると、一気に静かになった。
「直くん、ちょっとこっちで話そうか」
「はい」
伯父さんの声に少しピクッとしていた直くんだったけれど、俺と絢斗さんに挟まれているから不安はないだろう。
でも伯父さんの声はさすが弁護士とでも言うのか、いつでもドキドキさせられる。
ソファーに俺と直くん、伯父さんと絢斗さんと向かい合わせに座り、俺はずっと直くんの手を繋いでいた。
「改めて、直くんが私たちの家族になったことを嬉しく思う。ありがとう」
「――っ!! 僕も、嬉しいです」
直くんの心からの声に絢斗さんも伯父さんも嬉しそうだ。
もちろん、俺も嬉しいに決まってる。
「直くんも気持ちも聞けて、こうして家族としてのお祝いもして、これから実際に手続きをすることになる。必要な書類は私が準備をするんだが、直くんのお父さんにも書いてもらわなければいけない書類があってね、明日にでも櫻葉さんを通じて、中東にいるお父さんに書類を届けようと思っているんだ。それで、もしよければなんだが……前に絢斗が話していたように直くんから、お父さんに今の気持ちを手紙に書いてみないか?」
「えっ……」
握っていた直くんの手が強張って一気に冷たくなっていく。
緊張しているみたいだ。
それをそっと両手で握って、
「大丈夫だよ」
と声をかけると強張りが解けていく感じがした。
「直くんがお父さんと離れていろいろ話したいこともあるだろう。お父さんからの手紙をもらったままになっているし、返事を書いてみてもいいんじゃないかと思ったんだ。もちろん無理に書くことはないが、お父さんも直くんが幸せだとしれば、気持ちも和らぐんじゃないかな?」
「僕……絢斗さんと話をしてから父さんに手紙を書きたいと思ってました。でも手紙には父さんの住所が書かれてなかったからどうやって送っていいかわからなくて……」
「そうか、悪かったね。ちゃんと話しておけばよかった。残念ながら私もお父さんの住所はわからないが、櫻葉さんがちゃんと届けてくれるから安心していいよ。お父さんも直くんからの手紙を読んだら、きっと返事も書きたくなるんじゃないかな」
「あっ、ねぇ。手紙にメッセージアプリのIDを書いたらいいんじゃない? あれは世界中どこにいたってメッセージを送れるし、いつだって繋がっていられるよ。だめかな?」
「うーん、そうだな。一応連絡を取り合うのは櫻葉さんを通じてということになっていたが、私たちの子どもになるなら問題はなくなるだろう。そのことも櫻葉さんに話をしておこう」
「ーーっ、パパ、ありがとうございます! 僕、父さんに手紙を書きます! 父さんに届けて下さい!」
「ああ。わかった。じゃあ直くんの手紙が書き終わったら、櫻葉さんに書類と一緒に届けるようにするから急がなくていいよ。ゆっくりと気持ちを整理して書くといい」
「はい。パパ、ありがとうございます」
「ふふっ。よかったね。直くん」
「はい。あやちゃん、ありがとうございます!」
直くんもすっかりパパとあやちゃん呼びが板について来たな。
本当の親子みたいだ。
「伯父さん、これで話は終わりかな?」
「ああ、そうだな」
「じゃあ直くん、部屋に行こうか。もう一つのプレゼントを渡したいんだ」
「はい」
ソファーに座らせておいた小さなクマを直くんに抱っこさせて、俺は大きなクマを腕に抱き、立ち上がった。
絢斗さんはもう一つのプレゼントが少し気になっていたみたいだったけれど、何も言わずに俺たちを見送ってくれた。
部屋に入り、そのままソファーに案内してあの包みを直くんの前においた。
「これ、気に入ってくれたら嬉しいんだけど……」
「開けてもいいですか?」
「ああ」
直くんは自分の膝にクマを乗せて、目の前にあった包みを手に取った。
その手が少し震えている。
「直くん、大丈夫?」
「は、はい。こうしてプレゼントの包みを開けるのって、初めてなので……緊張します」
そうか、パーティーしたことないんだもんな。
直くんの初めてを邪魔しないように見守っていると、ようやく包みが開き、直くんの目が中身をとらえた。
「わぁっ!! これ……」
「ふふっ。このクマたちの洋服なんだ。気に入ったかな?」
「はい!! これっ、昇さんの制服にすごく似てます!!」
「あっ、よかった。気づいてくれたんだ。そうなんだよ、似てたからお揃いで買ったんだ。このクマ、俺と直くんに似てるから」
「――っ!!! 昇さん!! 僕、すっごく嬉しいです!!! 一生大切にしますね!!」
その顔がとてつもなく可愛いくて我慢できずに俺は直くんを抱きしめた。
しばらく抱きしめて直くんの温もりと匂いを堪能してから、
「着替えさせてみようか?」
と声をかけた。
直くんは嬉しそうに大きなクマから服を着せ始めた。
「わぁー、本物みたい!」
「ここのは本当に人でも着られるんだって。だからぬいぐるみとお揃いで着る人もいるらしいよ」
「えー、そうなんですね。楽しそう!!」
きっとこういう着せ替えのような遊びをするのも初めてなんだろう。
俺もあまりしていた方じゃないけれど、直くんは好きそうだからやってみたくてたまらなかったんだろうな。
こうして少しでも夢が叶えられたらいい。
俺はいつでもその手助けがしてやりたい。
直くんのためならなんだってやるさ。
「はい! 今日はありがとうございました。ケーキ、すっごく美味しかったです」
「ふふっ。他にもおすすめのケーキ屋さんがあるから、一時帰国した時は絢斗さんと一緒に食べに行きましょうね」
「わぁ! 楽しみにしてます!」
「直くん、昇を頼むよ。直くんがそばにいてくれたらなんでも頑張れるみたいだからな」
「ちょ――っ、父さん!」
余計なひと言を言う父さんに文句を言おうと思ったら、
「僕こそ、昇さんがいてくれるだけで頑張れます」
と笑顔で返してくれた。
くっ! 可愛いっ!!
「お前、ニヤけすぎだぞ。直くんのこと本当に幸せにするんだぞ」
ぼそっと父さんからそう告げられてニヤけた顔を必死に抑えながら
「もちろんだよ」
と告げると、安心したように笑っていた。
伯父さんたちのこともあるからかもしれないけど、俺の気持ちを理解してくれた父さんと母さんには本当に感謝している。
父さんと母さんを見送ると、一気に静かになった。
「直くん、ちょっとこっちで話そうか」
「はい」
伯父さんの声に少しピクッとしていた直くんだったけれど、俺と絢斗さんに挟まれているから不安はないだろう。
でも伯父さんの声はさすが弁護士とでも言うのか、いつでもドキドキさせられる。
ソファーに俺と直くん、伯父さんと絢斗さんと向かい合わせに座り、俺はずっと直くんの手を繋いでいた。
「改めて、直くんが私たちの家族になったことを嬉しく思う。ありがとう」
「――っ!! 僕も、嬉しいです」
直くんの心からの声に絢斗さんも伯父さんも嬉しそうだ。
もちろん、俺も嬉しいに決まってる。
「直くんも気持ちも聞けて、こうして家族としてのお祝いもして、これから実際に手続きをすることになる。必要な書類は私が準備をするんだが、直くんのお父さんにも書いてもらわなければいけない書類があってね、明日にでも櫻葉さんを通じて、中東にいるお父さんに書類を届けようと思っているんだ。それで、もしよければなんだが……前に絢斗が話していたように直くんから、お父さんに今の気持ちを手紙に書いてみないか?」
「えっ……」
握っていた直くんの手が強張って一気に冷たくなっていく。
緊張しているみたいだ。
それをそっと両手で握って、
「大丈夫だよ」
と声をかけると強張りが解けていく感じがした。
「直くんがお父さんと離れていろいろ話したいこともあるだろう。お父さんからの手紙をもらったままになっているし、返事を書いてみてもいいんじゃないかと思ったんだ。もちろん無理に書くことはないが、お父さんも直くんが幸せだとしれば、気持ちも和らぐんじゃないかな?」
「僕……絢斗さんと話をしてから父さんに手紙を書きたいと思ってました。でも手紙には父さんの住所が書かれてなかったからどうやって送っていいかわからなくて……」
「そうか、悪かったね。ちゃんと話しておけばよかった。残念ながら私もお父さんの住所はわからないが、櫻葉さんがちゃんと届けてくれるから安心していいよ。お父さんも直くんからの手紙を読んだら、きっと返事も書きたくなるんじゃないかな」
「あっ、ねぇ。手紙にメッセージアプリのIDを書いたらいいんじゃない? あれは世界中どこにいたってメッセージを送れるし、いつだって繋がっていられるよ。だめかな?」
「うーん、そうだな。一応連絡を取り合うのは櫻葉さんを通じてということになっていたが、私たちの子どもになるなら問題はなくなるだろう。そのことも櫻葉さんに話をしておこう」
「ーーっ、パパ、ありがとうございます! 僕、父さんに手紙を書きます! 父さんに届けて下さい!」
「ああ。わかった。じゃあ直くんの手紙が書き終わったら、櫻葉さんに書類と一緒に届けるようにするから急がなくていいよ。ゆっくりと気持ちを整理して書くといい」
「はい。パパ、ありがとうございます」
「ふふっ。よかったね。直くん」
「はい。あやちゃん、ありがとうございます!」
直くんもすっかりパパとあやちゃん呼びが板について来たな。
本当の親子みたいだ。
「伯父さん、これで話は終わりかな?」
「ああ、そうだな」
「じゃあ直くん、部屋に行こうか。もう一つのプレゼントを渡したいんだ」
「はい」
ソファーに座らせておいた小さなクマを直くんに抱っこさせて、俺は大きなクマを腕に抱き、立ち上がった。
絢斗さんはもう一つのプレゼントが少し気になっていたみたいだったけれど、何も言わずに俺たちを見送ってくれた。
部屋に入り、そのままソファーに案内してあの包みを直くんの前においた。
「これ、気に入ってくれたら嬉しいんだけど……」
「開けてもいいですか?」
「ああ」
直くんは自分の膝にクマを乗せて、目の前にあった包みを手に取った。
その手が少し震えている。
「直くん、大丈夫?」
「は、はい。こうしてプレゼントの包みを開けるのって、初めてなので……緊張します」
そうか、パーティーしたことないんだもんな。
直くんの初めてを邪魔しないように見守っていると、ようやく包みが開き、直くんの目が中身をとらえた。
「わぁっ!! これ……」
「ふふっ。このクマたちの洋服なんだ。気に入ったかな?」
「はい!! これっ、昇さんの制服にすごく似てます!!」
「あっ、よかった。気づいてくれたんだ。そうなんだよ、似てたからお揃いで買ったんだ。このクマ、俺と直くんに似てるから」
「――っ!!! 昇さん!! 僕、すっごく嬉しいです!!! 一生大切にしますね!!」
その顔がとてつもなく可愛いくて我慢できずに俺は直くんを抱きしめた。
しばらく抱きしめて直くんの温もりと匂いを堪能してから、
「着替えさせてみようか?」
と声をかけた。
直くんは嬉しそうに大きなクマから服を着せ始めた。
「わぁー、本物みたい!」
「ここのは本当に人でも着られるんだって。だからぬいぐるみとお揃いで着る人もいるらしいよ」
「えー、そうなんですね。楽しそう!!」
きっとこういう着せ替えのような遊びをするのも初めてなんだろう。
俺もあまりしていた方じゃないけれど、直くんは好きそうだからやってみたくてたまらなかったんだろうな。
こうして少しでも夢が叶えられたらいい。
俺はいつでもその手助けがしてやりたい。
直くんのためならなんだってやるさ。
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