67 / 80
番外編
神の贈り物
しおりを挟む
今まで読んでいただきありがとうございました。
また思いついたら番外編を書いちゃうかもしれませんがとりあえずはここで完結ということで。
最後バタバタになってしまいましたが、喜んでいただけると嬉しいです♡
「グレイグ! グレイグ!!」
神さまと話をしてすぐに、ランハートは部屋にグレイグさんを呼んだ。
そのランハートの勢いに何事かといった様子でグレイグさんは部屋に飛び込んできた。
「旦那さまっ! どうなさったのですか? もしやヒジリさまに――」
「グレイグ! こっちだ!」
慌てふためくグレイグさんに被せるようにランハートがそう声をかけると、グレイグさんは寝室に入ってきた。
いつもピシッと綺麗に整えている髪が乱れていてグレイグさんの焦った様子がよくわかった。
グレイグさんは僕の顔を見ると、その場に座り込み
「ああ……っ、ヒジリさま。ご無事でございましたか」
と心からホッとした様子を見せた。
無事?
あ、そういえば僕、倒れたその間に神さまに呼ばれたんだっけ。
きっと意識失った時じゃないと神さまのところへはいけないんだろうけど、グレイグさんにここまで心配させていたと思うと胸が痛い。
「グレイグ、心配かけて悪かった。ヒジリは大丈夫だ。そして、ここからはめでたい報告だ」
「めでたい? と言いますと?」
「グレイグ、よく聞くんだ。今、ヒジリのお腹には私たちの子がいる」
「御子……? ……えっ? 御子が、お腹に……?」
パッとグレイグさんの視線が僕のお腹の辺りを向いたのがわかった。
その目は驚きに満ち溢れている。
「ああ。そうだ。神があの時の約束をお守りくださったのだ。ヒジリはその話を聞くために神のところに行っていた。
意識を失っていたのはそのせいだ」
「ということは本当にヒジリさまのお腹に旦那さまとの御子が?!!!」
「ああ。私もヒジリと共に神から直接お話を伺ったから間違いはない」
「旦那さまが……直接、神さまよりお話を伺ったのでございますか?」
「そうだ。神としても男であるヒジリに子を宿すのは初めての試みなのだそうだ。
ヒジリが無理をしないように大切に見守ってほしいと仰っていた。我々の子はいわば神の子でもある。
グレイグや他の使用人たちにもしっかりと周知させ、ヒジリが無事に子を産めるよう配慮してやってほしい」
「神の子……畏まりました。このグレイグ、必ずや旦那さまとヒジリさまの御子をお守りいたします」
「その決意、ありがたく受け取った。頼むぞ、グレイグ!!」
グレイグさんは涙を流しながら、固く誓ってくれた。
なんだか、自分が思っていたよりもずっとずっと大変なことになってしまっているけれど、シェーベリー公爵家にとっては待望の、そして唯一の直系なんだから、それも当然なんだろうな。
ランハートは僕が子どもを産むことができないと思っていた時は、親戚の何処かから後継を探せばいいなんて言ってくれていたけれど、僕と結婚してから5年をすぎた頃からランハートの遠戚の誰かわかんないけどそんな人たちに子どもはまだか? なんて言われたこともあった。
神さまとの約束はお父さまたちやグレイグさん以外には話していなかったし。
女性として婚姻したことになっているから普通に産めるだろうと思われていたんだよね。
まぁ言われたのは数回だったし、僕にそう言ってきた人とはあれから全然会っていないから気にも留めていなかったけれどそういえば生まれたらあの人たちにもお披露目するのかな。
きっとようやく生まれたかぁってホッとするのかもしれないな。
うーん、ここに僕たちの赤ちゃんがいるのかぁ……。
自分のお腹に子どもがいるという実感はまだあんまりないけれど、じんわりと温かい感じがして嬉しくなる。
「ヒジリさま、本当に宜しゅうございました」
「ありがとう、グレイグさん。生まれたら抱っこしてあげてくださいね」
「はい、喜んで抱かせていただきます」
グレイグさんはもう涙で顔がぐしゃぐしゃだ。
ランハートがそっとハンカチを差し出すと、
「ありがとうございます、旦那さま」
とお礼を言って笑顔で拭っていた。
「グレイグ、城に早馬を。すぐにヒジリのことをヴァージルたちに知らせるのだ」
「はい。畏まりました」
グレイグさまはまだ鼻先を赤らめたまま、部屋から出て行った。
ランハートは僕をベッドで抱きしめてから
「決して無理するでないぞ。約束してくれ」
と真剣な表情で言ってきた。
「うん、わかった。僕たちにとって最初で最後の赤ちゃんだから、大切に大切に育てないとね」
「ヒジリ……よく聞いてくれ。もちろんお腹の子は大事だが、私にとって最も大切なのはヒジリに変わりはない。
誰もなし得たことがない偉業をヒジリが達成しようとしているのだ。しかし、そこに危険が伴わぬとも限らぬ。
ヒジリは身重の女性以上に大切に大切に過ごさねば、ヒジリと子に危険が及ぶかもしれないのだよ。
子を守るためにはヒジリを守らなければいけないということだ。わかるな?」
そうだ。
僕に危険があれば、お腹の赤ちゃんだって無傷ではいられない。
いつも無理しがちな僕だから、神さまは心配してランハートにも告げてくれたんだ。
「ランハート……わかった。僕が無理しないようにいつでも見守っていてね」
「ああ、ヒジリ……わかってくれて嬉しいよ。これから半年の間、みんなでヒジリと子を大切に守っていこう」
それからの日々は毎日、毎日が僕中心に回っているようだった。
お父さまから、ランハートは子どもが生まれるまでは僕の傍から離れないようにという命令が下り、ランハートはずっと僕と同じ部屋で過ごしながら、公爵としての仕事を続けていた。
騎士団の仕事は危険が伴うとのことで演習への参加は絶対に禁止と言われたそうで、ランハートは実のところ喜んでいるみたいだ。
お母さまは毎日のように僕の好物を送ってくれたり、生まれてくる赤ちゃんのために洋服を送ってくれたり生まれる前からすっかりおばあちゃんになっている。
って、まだまだ若くて綺麗なお母さまにおばあちゃんは失礼か。
今から用意されている子ども部屋にはお母さまとランハートが競い合うように買った子ども服やおもちゃでいっぱいになっている。
レニーさんのお店はこれだけで大繁盛だろうな。
ふふっ。
今からこんなに可愛がられてるなら、生まれても幸せだろうな。この子は。
僕はといえば、この半年ほとんど自力で歩いたことがない。
転んだら危ない! と言われて、トイレに行くのもお風呂に入るのも全部ランハートに抱っこされて連れていかれるんだ。
少しくらい運動した方がいいんじゃないかなと思ったけれど、神にとっても初めての試みなのだからと言われれば反対もできない。
朝起きてから、夜寝るまで……いや、寝てからも24時間ずーっとランハートにお世話してもらいながら、僕は妊娠生活を送っていた。
そんなある日の夜、今ではもう恒例になってしまったお風呂で身体を洗ってもらっていると、
「ヒジリのお腹もだいぶ大きくなったな」
とランハートが優しく撫でてくれる。
「うん、最近はよく動くようになったしね。やっぱり公爵家の後継だから男の子なんだね、この子」
「ああ、そうだな。おっ、ほら、動いてるぞ」
ぽこっとお腹に小さな膨らみが見える。
きっと中でお腹を押してるんだろう。
「ふふっ。早く出たいのかな? そろそろだよね? 生まれてくるのって」
「ああ、そうだな。神のことだ。おそらくヒジリと子にとって良い時機を考えてくださっているのだと思うが、楽しみだな」
「あれっ? ねぇ、見て……ランハート、なんか変だよ」
「んっ? なんだ、これは……」
見ると、僕のお腹が神々しい光に包まれた。
「ゔ――っ、眩しいっ!」
「ヒジリ、絶対に私から離れるなっ!!」
ランハートに優しく包み込まれながら、この目も開けていられないような光の中に僕とお腹の子どもと3人で立ち尽くしていると、急に僕の腕にポスっと重みが乗っかった。
えっ? 何?
そう思ったと同時に、さっきまでお風呂場全部を包み込んでいた眩い光が消え、僕の腕に可愛い赤ちゃんがいるのが見えた。
僕とランハートと2人で抱きかかえられるようにいる赤ちゃんはキャッキャっとご機嫌な様子で僕たちを見て笑顔を見せている。
「ランハート、この子……」
「ああ、私たちの子どもに間違いない。ヒジリのお腹の膨らみも無くなっているからな」
「そうなんだ、この子が僕たちの……ああ、可愛い赤ちゃん」
僕にそっくりな顔立ちにランハートの綺麗な瞳と髪色をしている。
まさしく僕たちの子だ。
僕に伸ばしてきてくれた小さな小さな指をパクッと咥えると、赤ちゃんはまたキャッキャッと楽しそうに笑った。
「名前、決めないとね」
「ヒジリ、ずっと考えていたのだが……テオはどうだ?」
「テオ?」
「ああ、神の贈り物という意味があるんだ」
「この子にぴったりの名前だね、うん、テオにしよう」
素敵な旦那さまと可愛い子ども・テオ。
これから家族3人での新しい生活が始まる。
また思いついたら番外編を書いちゃうかもしれませんがとりあえずはここで完結ということで。
最後バタバタになってしまいましたが、喜んでいただけると嬉しいです♡
「グレイグ! グレイグ!!」
神さまと話をしてすぐに、ランハートは部屋にグレイグさんを呼んだ。
そのランハートの勢いに何事かといった様子でグレイグさんは部屋に飛び込んできた。
「旦那さまっ! どうなさったのですか? もしやヒジリさまに――」
「グレイグ! こっちだ!」
慌てふためくグレイグさんに被せるようにランハートがそう声をかけると、グレイグさんは寝室に入ってきた。
いつもピシッと綺麗に整えている髪が乱れていてグレイグさんの焦った様子がよくわかった。
グレイグさんは僕の顔を見ると、その場に座り込み
「ああ……っ、ヒジリさま。ご無事でございましたか」
と心からホッとした様子を見せた。
無事?
あ、そういえば僕、倒れたその間に神さまに呼ばれたんだっけ。
きっと意識失った時じゃないと神さまのところへはいけないんだろうけど、グレイグさんにここまで心配させていたと思うと胸が痛い。
「グレイグ、心配かけて悪かった。ヒジリは大丈夫だ。そして、ここからはめでたい報告だ」
「めでたい? と言いますと?」
「グレイグ、よく聞くんだ。今、ヒジリのお腹には私たちの子がいる」
「御子……? ……えっ? 御子が、お腹に……?」
パッとグレイグさんの視線が僕のお腹の辺りを向いたのがわかった。
その目は驚きに満ち溢れている。
「ああ。そうだ。神があの時の約束をお守りくださったのだ。ヒジリはその話を聞くために神のところに行っていた。
意識を失っていたのはそのせいだ」
「ということは本当にヒジリさまのお腹に旦那さまとの御子が?!!!」
「ああ。私もヒジリと共に神から直接お話を伺ったから間違いはない」
「旦那さまが……直接、神さまよりお話を伺ったのでございますか?」
「そうだ。神としても男であるヒジリに子を宿すのは初めての試みなのだそうだ。
ヒジリが無理をしないように大切に見守ってほしいと仰っていた。我々の子はいわば神の子でもある。
グレイグや他の使用人たちにもしっかりと周知させ、ヒジリが無事に子を産めるよう配慮してやってほしい」
「神の子……畏まりました。このグレイグ、必ずや旦那さまとヒジリさまの御子をお守りいたします」
「その決意、ありがたく受け取った。頼むぞ、グレイグ!!」
グレイグさんは涙を流しながら、固く誓ってくれた。
なんだか、自分が思っていたよりもずっとずっと大変なことになってしまっているけれど、シェーベリー公爵家にとっては待望の、そして唯一の直系なんだから、それも当然なんだろうな。
ランハートは僕が子どもを産むことができないと思っていた時は、親戚の何処かから後継を探せばいいなんて言ってくれていたけれど、僕と結婚してから5年をすぎた頃からランハートの遠戚の誰かわかんないけどそんな人たちに子どもはまだか? なんて言われたこともあった。
神さまとの約束はお父さまたちやグレイグさん以外には話していなかったし。
女性として婚姻したことになっているから普通に産めるだろうと思われていたんだよね。
まぁ言われたのは数回だったし、僕にそう言ってきた人とはあれから全然会っていないから気にも留めていなかったけれどそういえば生まれたらあの人たちにもお披露目するのかな。
きっとようやく生まれたかぁってホッとするのかもしれないな。
うーん、ここに僕たちの赤ちゃんがいるのかぁ……。
自分のお腹に子どもがいるという実感はまだあんまりないけれど、じんわりと温かい感じがして嬉しくなる。
「ヒジリさま、本当に宜しゅうございました」
「ありがとう、グレイグさん。生まれたら抱っこしてあげてくださいね」
「はい、喜んで抱かせていただきます」
グレイグさんはもう涙で顔がぐしゃぐしゃだ。
ランハートがそっとハンカチを差し出すと、
「ありがとうございます、旦那さま」
とお礼を言って笑顔で拭っていた。
「グレイグ、城に早馬を。すぐにヒジリのことをヴァージルたちに知らせるのだ」
「はい。畏まりました」
グレイグさまはまだ鼻先を赤らめたまま、部屋から出て行った。
ランハートは僕をベッドで抱きしめてから
「決して無理するでないぞ。約束してくれ」
と真剣な表情で言ってきた。
「うん、わかった。僕たちにとって最初で最後の赤ちゃんだから、大切に大切に育てないとね」
「ヒジリ……よく聞いてくれ。もちろんお腹の子は大事だが、私にとって最も大切なのはヒジリに変わりはない。
誰もなし得たことがない偉業をヒジリが達成しようとしているのだ。しかし、そこに危険が伴わぬとも限らぬ。
ヒジリは身重の女性以上に大切に大切に過ごさねば、ヒジリと子に危険が及ぶかもしれないのだよ。
子を守るためにはヒジリを守らなければいけないということだ。わかるな?」
そうだ。
僕に危険があれば、お腹の赤ちゃんだって無傷ではいられない。
いつも無理しがちな僕だから、神さまは心配してランハートにも告げてくれたんだ。
「ランハート……わかった。僕が無理しないようにいつでも見守っていてね」
「ああ、ヒジリ……わかってくれて嬉しいよ。これから半年の間、みんなでヒジリと子を大切に守っていこう」
それからの日々は毎日、毎日が僕中心に回っているようだった。
お父さまから、ランハートは子どもが生まれるまでは僕の傍から離れないようにという命令が下り、ランハートはずっと僕と同じ部屋で過ごしながら、公爵としての仕事を続けていた。
騎士団の仕事は危険が伴うとのことで演習への参加は絶対に禁止と言われたそうで、ランハートは実のところ喜んでいるみたいだ。
お母さまは毎日のように僕の好物を送ってくれたり、生まれてくる赤ちゃんのために洋服を送ってくれたり生まれる前からすっかりおばあちゃんになっている。
って、まだまだ若くて綺麗なお母さまにおばあちゃんは失礼か。
今から用意されている子ども部屋にはお母さまとランハートが競い合うように買った子ども服やおもちゃでいっぱいになっている。
レニーさんのお店はこれだけで大繁盛だろうな。
ふふっ。
今からこんなに可愛がられてるなら、生まれても幸せだろうな。この子は。
僕はといえば、この半年ほとんど自力で歩いたことがない。
転んだら危ない! と言われて、トイレに行くのもお風呂に入るのも全部ランハートに抱っこされて連れていかれるんだ。
少しくらい運動した方がいいんじゃないかなと思ったけれど、神にとっても初めての試みなのだからと言われれば反対もできない。
朝起きてから、夜寝るまで……いや、寝てからも24時間ずーっとランハートにお世話してもらいながら、僕は妊娠生活を送っていた。
そんなある日の夜、今ではもう恒例になってしまったお風呂で身体を洗ってもらっていると、
「ヒジリのお腹もだいぶ大きくなったな」
とランハートが優しく撫でてくれる。
「うん、最近はよく動くようになったしね。やっぱり公爵家の後継だから男の子なんだね、この子」
「ああ、そうだな。おっ、ほら、動いてるぞ」
ぽこっとお腹に小さな膨らみが見える。
きっと中でお腹を押してるんだろう。
「ふふっ。早く出たいのかな? そろそろだよね? 生まれてくるのって」
「ああ、そうだな。神のことだ。おそらくヒジリと子にとって良い時機を考えてくださっているのだと思うが、楽しみだな」
「あれっ? ねぇ、見て……ランハート、なんか変だよ」
「んっ? なんだ、これは……」
見ると、僕のお腹が神々しい光に包まれた。
「ゔ――っ、眩しいっ!」
「ヒジリ、絶対に私から離れるなっ!!」
ランハートに優しく包み込まれながら、この目も開けていられないような光の中に僕とお腹の子どもと3人で立ち尽くしていると、急に僕の腕にポスっと重みが乗っかった。
えっ? 何?
そう思ったと同時に、さっきまでお風呂場全部を包み込んでいた眩い光が消え、僕の腕に可愛い赤ちゃんがいるのが見えた。
僕とランハートと2人で抱きかかえられるようにいる赤ちゃんはキャッキャっとご機嫌な様子で僕たちを見て笑顔を見せている。
「ランハート、この子……」
「ああ、私たちの子どもに間違いない。ヒジリのお腹の膨らみも無くなっているからな」
「そうなんだ、この子が僕たちの……ああ、可愛い赤ちゃん」
僕にそっくりな顔立ちにランハートの綺麗な瞳と髪色をしている。
まさしく僕たちの子だ。
僕に伸ばしてきてくれた小さな小さな指をパクッと咥えると、赤ちゃんはまたキャッキャッと楽しそうに笑った。
「名前、決めないとね」
「ヒジリ、ずっと考えていたのだが……テオはどうだ?」
「テオ?」
「ああ、神の贈り物という意味があるんだ」
「この子にぴったりの名前だね、うん、テオにしよう」
素敵な旦那さまと可愛い子ども・テオ。
これから家族3人での新しい生活が始まる。
404
お気に入りに追加
4,381
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
目が覚めたら異世界でした!~病弱だけど、心優しい人達に出会えました。なので現代の知識で恩返ししながら元気に頑張って生きていきます!〜
楠ノ木雫
恋愛
病院に入院中だった私、奥村菖は知らず知らずに異世界へ続く穴に落っこちていたらしく、目が覚めたら知らない屋敷のベッドにいた。倒れていた菖を保護してくれたのはこの国の公爵家。彼女達からは、地球には帰れないと言われてしまった。
病気を患っている私はこのままでは死んでしまうのではないだろうかと悟ってしまったその時、いきなり目の前に〝妖精〟が現れた。その妖精達が持っていたものは幻の薬草と呼ばれるもので、自分の病気が治る事が発覚。治療を始めてどんどん元気になった。
元気になり、この国の公爵家にも歓迎されて。だから、恩返しの為に現代の知識をフル活用して頑張って元気に生きたいと思います!
でも、あれ? この世界には私の知る食材はないはずなのに、どうして食事にこの四角くて白い〝コレ〟が出てきたの……!?
※他の投稿サイトにも掲載しています。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。

【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。
カヨワイさつき
BL
小学生の頃両親が蒸発、その後親戚中をたらいまわしにされ住むところも失った田辺輝(たなべ てる)は毎日切り詰めた生活をしていた。複数のバイトしていたある日、コスプレ?した男と出会った。
異世界ファンタジー、そしてちょっぴりすれ違いの恋愛。
ドワーフ族に助けられ家族として過ごす"テル"。本当の両親は……。
そして、コスプレと思っていた男性は……。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる