40 / 68
番外編
ハッピーハロウィン!
しおりを挟む
今日はハロウィンということでどれかのカップルでハロウィンのお話でもかけたら……なんて思っていたのですが、時間がなくて考える余裕がなく、とりあえず思いついたこのカップルで小話を書いてみました。
めっちゃ短くて申し訳ないですが(汗)
楽しんでいただければ嬉しいです♡
* * *
<side伊織>
「Trick or Treat! お菓子をくれなきゃ、逮捕しちゃうぞ!」
料理人としての仕事を終えて一人の夜を過ごすはずの自宅に戻ると、突然目の前に、頬をほんのり赤く染めたミニスカポリスが現れた。
「えっ……?」
一体目の前で何が起こってるんだ?
どんな案件でも即座に対応してみせる私だが、この案件だけは全く頭が働かない。
わかっているのは、目の前にとんでもなく妖艶なミニスカポリスがいて、それが私の愛する悠真ということだけ。
だが悠真は今日は西表にいるはず。
なんでここに?
それに何よりあまりの可愛さに茫然と立ち尽くすことしかできない。
可愛い、かわいい、可愛い……。
これは一人で寂しい夜を迎える私の願望が見せている夢なのか?
「もう! 伊織さんったら! 私だって恥ずかしいんですよ!」
ぷくっと頬を膨らませてフイとそっぽを向いた悠真の姿に、これが夢ではないということに気づき
「――っ!! すみません! 悠真があまりにも可愛くて昇天してしまいました」
急いで駆け寄り抱きしめると、悠真はそっぽを向いていた顔をようやく私の元に向けてくれて
「驚いてくれました?」
と笑顔を見せてくれた。
「ええ、驚きましたよ。でもどうしたんですか? 今日は西表にいるはずじゃ……それに、その格好も……」
「さっき言いましたよ。Trick or Treatって」
「あっ! そうか、今日はハロウィン! 悠真のあまりにも可愛いミニスカポリス姿が衝撃的すぎて、耳に入ってませんでした」
「ふふっ。伊織さん、この格好気に入ってくれました?」
「――っ!!!」
チラリとミニスカートの裾を持ち上げて太ももをあらわにしてくる悠真の姿に興奮しすぎて鼻血が出そうだ。
慌てて鼻を抑えると、悠真は嬉しそうに笑って
「伊織さんが興奮してくれたならよかったです」
と私を見上げながら満面の笑みで見つめてくれた。
「――っ!! まさか、この格好で西表から?」
「そんなわけないですよ! ここでさっき着替えたんです。実は夏に敬介さんと会った時に今年のホテルのハロウィンイベントでどんなものがいいかって話をしていた流れで、伊織さんと周平さんを驚かせようって話になって、それで仮装して待ってたんです。普段なら絶対にやらないものがいいなって、それでこれ……。ちなみに敬介さんはセーラー服ですって」
セーラー服……それもいいな。
白いセーラー服が透けて悠真の可愛い乳首が見えるのも最高だな。
「あっ! 今、敬介さんを想像したでしょう?」
「違う! 悠真ですよ!」
「えっ?」
「あっ!」
「ふふっ。伊織さんは制服の方が好みですか?」
「いや、悠真が着ているのが全て好みですよ、もちろん、何も着ていないのももっと好みですよ」
「伊織さんったら!」
「そういえば、さっきお菓子をくれなきゃ逮捕するって言ってましたね」
「あっ、あれは……」
「弁護士である私を逮捕してもらいましょうか、寝室でたっぷりじっくり」
「ひゃあっ!!」
耳元で甘く囁いた瞬間、膝から崩れ落ちそうになっていた悠真を抱きかかえて、そのまま寝室に運ぶ。
この衣装を着せたまま、愛し合うのもいい。
明日はちょうど休みの日。
私の可愛いミニスカポリスをたっぷり味わわせてもらおうか。
めっちゃ短くて申し訳ないですが(汗)
楽しんでいただければ嬉しいです♡
* * *
<side伊織>
「Trick or Treat! お菓子をくれなきゃ、逮捕しちゃうぞ!」
料理人としての仕事を終えて一人の夜を過ごすはずの自宅に戻ると、突然目の前に、頬をほんのり赤く染めたミニスカポリスが現れた。
「えっ……?」
一体目の前で何が起こってるんだ?
どんな案件でも即座に対応してみせる私だが、この案件だけは全く頭が働かない。
わかっているのは、目の前にとんでもなく妖艶なミニスカポリスがいて、それが私の愛する悠真ということだけ。
だが悠真は今日は西表にいるはず。
なんでここに?
それに何よりあまりの可愛さに茫然と立ち尽くすことしかできない。
可愛い、かわいい、可愛い……。
これは一人で寂しい夜を迎える私の願望が見せている夢なのか?
「もう! 伊織さんったら! 私だって恥ずかしいんですよ!」
ぷくっと頬を膨らませてフイとそっぽを向いた悠真の姿に、これが夢ではないということに気づき
「――っ!! すみません! 悠真があまりにも可愛くて昇天してしまいました」
急いで駆け寄り抱きしめると、悠真はそっぽを向いていた顔をようやく私の元に向けてくれて
「驚いてくれました?」
と笑顔を見せてくれた。
「ええ、驚きましたよ。でもどうしたんですか? 今日は西表にいるはずじゃ……それに、その格好も……」
「さっき言いましたよ。Trick or Treatって」
「あっ! そうか、今日はハロウィン! 悠真のあまりにも可愛いミニスカポリス姿が衝撃的すぎて、耳に入ってませんでした」
「ふふっ。伊織さん、この格好気に入ってくれました?」
「――っ!!!」
チラリとミニスカートの裾を持ち上げて太ももをあらわにしてくる悠真の姿に興奮しすぎて鼻血が出そうだ。
慌てて鼻を抑えると、悠真は嬉しそうに笑って
「伊織さんが興奮してくれたならよかったです」
と私を見上げながら満面の笑みで見つめてくれた。
「――っ!! まさか、この格好で西表から?」
「そんなわけないですよ! ここでさっき着替えたんです。実は夏に敬介さんと会った時に今年のホテルのハロウィンイベントでどんなものがいいかって話をしていた流れで、伊織さんと周平さんを驚かせようって話になって、それで仮装して待ってたんです。普段なら絶対にやらないものがいいなって、それでこれ……。ちなみに敬介さんはセーラー服ですって」
セーラー服……それもいいな。
白いセーラー服が透けて悠真の可愛い乳首が見えるのも最高だな。
「あっ! 今、敬介さんを想像したでしょう?」
「違う! 悠真ですよ!」
「えっ?」
「あっ!」
「ふふっ。伊織さんは制服の方が好みですか?」
「いや、悠真が着ているのが全て好みですよ、もちろん、何も着ていないのももっと好みですよ」
「伊織さんったら!」
「そういえば、さっきお菓子をくれなきゃ逮捕するって言ってましたね」
「あっ、あれは……」
「弁護士である私を逮捕してもらいましょうか、寝室でたっぷりじっくり」
「ひゃあっ!!」
耳元で甘く囁いた瞬間、膝から崩れ落ちそうになっていた悠真を抱きかかえて、そのまま寝室に運ぶ。
この衣装を着せたまま、愛し合うのもいい。
明日はちょうど休みの日。
私の可愛いミニスカポリスをたっぷり味わわせてもらおうか。
166
お気に入りに追加
797
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・不定期
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
【完結】ここで会ったが、十年目。
N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化)
我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。
(追記5/14 : お互いぶん回してますね。)
Special thanks
illustration by おのつく 様
X(旧Twitter) @__oc_t
※ご都合主義です。あしからず。
※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。
※◎は視点が変わります。
僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
その溺愛は伝わりづらい!気弱なスパダリ御曹司にノンケの僕は落とされました
海野幻創
BL
人好きのする端正な顔立ちを持ち、文武両道でなんでも無難にこなせることのできた生田雅紀(いくたまさき)は、小さい頃から多くの友人に囲まれていた。
しかし他人との付き合いは広く浅くの最小限に留めるタイプで、女性とも身体だけの付き合いしかしてこなかった。
偶然出会った久世透(くぜとおる)は、嫉妬を覚えるほどのスタイルと美貌をもち、引け目を感じるほどの高学歴で、議員の孫であり大企業役員の息子だった。
御曹司であることにふさわしく、スマートに大金を使ってみせるところがありながら、生田の前では捨てられた子犬のようにおどおどして気弱な様子を見せ、そのギャップを生田は面白がっていたのだが……。
これまで他人と深くは関わってこなかったはずなのに、会うたびに違う一面を見せる久世は、いつしか生田にとって離れがたい存在となっていく。
【続編】
「その溺愛は行き場を彷徨う……気弱なスパダリ御曹司は政略結婚を回避したい」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/962473946/911896785
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる