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番外編
食事会
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「さぁ、着きましたよ」
駐車場に車を止め悠真の手を取り、家の正面へと連れていった。
今時のオシャレな家が立ち並ぶ住宅街で煉瓦造りの古びた洋館はかなり異質な存在を醸し出しているが、悠真は
「素敵なお家ですね。こういう家憧れます」
とキラキラとした目で見つめていた。
ああ、やっぱり悠真は私の運命だな。
私が初めてこの家に連れてこられた時と同じ反応だ。
嬉しくてつい『ふふっ』と笑みが溢れた。
「あ、子どもっぽかったですか?」
私が笑ったのを勘違いしたらしく少し恥ずかしそうにしている悠真に
「違うんです、私も初めてここに連れて来られたとき、同じように思ったので嬉しかったんですよ」
というと、
「伊織さんと一緒なら嬉しいです」
と笑っていた。
「さぁ、中に入りましょう」
門から玄関までの石畳を数歩歩きながら、玄関のチャイムを鳴らすとすぐに扉が開いた。
どうやら待ち侘びてくれていたらしい。
「おかえり、伊織」
「ただいま帰りました」
久しぶりの面と向かっての会話に少し緊張しつつも答えると、宗一郎さんと皐月さんの視線は既に悠真に向いていた。
「宗一郎さん、皐月さん。彼が砂川悠真さん。私の大切な人です」
「初めまして。砂川悠真と申します。この度はご招待いただき誠にありがとうございます」
笑顔を見せ、深々と挨拶をする悠真に先に口を開いたのは皐月さんだった。
「あなたが悠真くん! 伊織が言っていた通りね。凜としていて華があって、それでいて芯が強い。こんなに素敵な子が伊織のことを待っていてくれたなんて……ああ、本当にありがとう」
悠真の手をとって嬉しそうに握手をしている。
悠真は驚きつつもすごく嬉しそうだ。
「皐月、ほら嬉しいのはわかるがまだ玄関先だぞ。中に案内しよう」
「あ、そうだった。ごめんなさい。さぁ、悠真くんどうぞ入って」
皐月さんは繋いだ手を離しもせずそのまま悠真を連れてリビングへと入っていった。
玄関先にポツンと置いて行かれた私を見て宗一郎さんが
「伊織、申し訳ない。皐月はずっと楽しみにしていたものだから、しかも伊織が連れてきた子が想像以上に素敵な子で嬉しいんだよ」
と肩をぽんぽんと叩きながら、慰めてくれた。
「ほら、伊織も中に入ろう」
さっと私から荷物をとり、先へと進んでいく宗一郎さんの後を追いかけて中に入った。
リビングに行くと、悠真はもうすでにダイニングの一席に座っていた。
私が急いで悠真の隣に腰を下ろすと、皐月さんがメインの肉料理をオーブンから取り出して盛り付けをしているのが見えた。
宗一郎さんは盛り付けの終わった大皿をテーブルの真ん中に置き、
「さぁ食事にしようか」
と声をかけた。
宗一郎さんがポンとシャンパンを抜き、悠真と皐月さん、そして自分のシャンパングラスに注いでいく。
「伊織のはこっちにしておこうな」
私のグラスだけノンアルコールと書かれたシャンパンが注がれていく。
「今日は帰るんだろ?」
どうやら宗一郎さんにはお見通しのようだ。
「はい」
と返事をすると、皐月さんは
「泊まっていったらいいのに」
と残念そうな声をあげているが、流石にこの家で悠真と愛し合うわけにもいかない。
とはいえひさしぶりの逢瀬なのだから我慢もできない。
やはり今日のところは帰るのが無難なのだ。
「次はまた泊まりにきますから」
そういうと、皐月さんは嬉しそうに笑っていた。
シャンパンで乾杯をして、皐月さんの手料理に舌鼓を打ちひとしきり自己紹介なんかも終えたところでそういえばと悠真が持ってきた袋から大きな箱を取り出した。
「あの、これうちの実家が作っているマンゴーなんですけど、もしよかったら召し上がってください」
「えっ? マンゴー? 私も宗一郎さんもマンゴー大好きなんだ! 嬉しいっ!」
皐月さんと宗一郎さんは嬉しそうにその箱を開け、真っ赤に熟したマンゴーを見て目を細めている。
「そんなにマンゴーが好きだったとは知りませんでしたよ」
「ああ、今までそんなに食べたことはなかったんだが、2年くらい前かな……浅香くんのホテルに皐月と2人で泊まった時に食べさせてもらったマンゴーが絶品でね、それ以来何度か東京で買ってみたんだが、あの時のマンゴー以上に美味しいものにはまだ巡り合ってないんだ。悠真くんのご実家は宮古島だと言っていただろう? あの時のマンゴーも確か宮古島産だと言っていたから嬉しくなってしまったんだよ」
宗一郎さんの言葉に私も悠真も驚きすぎて一瞬言葉が出なかった。
まさかこんな偶然があるとは……。
私が悠真を紹介する前からこんな縁があったとは思いもしなかったな。
「んっ? どうかしたの?」
私たちの様子が気になったのか、声をかけてくれた皐月さんに
「実は、浅香さんのホテルで出しているマンゴーは悠真のご実家のマンゴーなんですよ」
と説明した。
「ええーっ! それ本当??」
「はい。だから驚いてしまって。そんなに美味しいと言っていただけるなんて、母と祖母が聞いたら喜びます」
「いや、こちらこそ嬉しいよ。思い出のマンゴーにこんな形で出会えると思っていなかったからね。ありがとう」
嬉しそうな宗一郎さんと皐月さんを前に悠真は満面の笑みを浮かべていた。
食後のコーヒーを飲みながら、
「それでこれからの生活はどうするつもりなんだ?」
と宗一郎さんが尋ねてきた。
その質問に悠真の身体がぴくっと震えた。
もしかしたら反対されるのではと思っているのだろうか。
大丈夫だから、と安心させるように私は悠真の手をそっと握った。
「西表と東京では離れすぎだろう? 何か考えているのか?」
「はい。私、近いうちに石垣島に住所を移すつもりでいます。そこなら、東京にいるよりはずっと悠真の近くにいられますから」
「石垣島? また、どうして?」
「実は石垣島イリゼホテルの料理人として採用していただけることになりまして、そこで働くことに決めたんです」
私は採用してもらった経緯について詳しく話をした。
倉橋さん直々の誘いに驚いていたが少しホッとしているようにも見えた。
「弁護士事務所の方はどうするんだ?」
「いずれ悠真と西表で生活することを決めた時には誰かに譲ることになるかもしれませんが、それまではそちらもちゃんと続けます。月の半分を東京で、もう半分を石垣でと考えています」
「そうか、伊織が悠真くんとの生活をも守るために考えたことなら私たちは反対しないよ。
悠真くんを寂しがらせることがないようにな」
その言葉に悠真はハッとした表情を見せた。
宗一郎さんも皐月さんも私たちが離れ離れになることを心配してくれていたんだとわかったからだ。
悠真はポロポロと涙をこぼしながら、
「ありがとうございます」
という言葉を繰り返した。
あっという間に夜も遅くなり、西表からの長旅をしてきた悠真にはそろそろ疲れも溜まっている頃だろう。
「宗一郎さん、皐月さん。そろそろ帰ります」
「そうか、気をつけて帰れよ。悠真くん、またぜひ遊びにきてくれ」
「はい。ぜひお邪魔させていただきます」
「ここは伊織の実家だから、悠真くんにとっても実家だからね。もし、伊織と喧嘩したらうちにきてくれていいからね」
皐月さんは少し酔っていそうだけれど、今の言葉は多分本音だろう。
私が悠真と喧嘩などすることはないだろうが、きっと宗一郎さんも皐月さんもその時は悠真の味方をするだろうな……。
そんなことを思っていると、
「喧嘩は多分しないと思いますけど、ここが実家だとおっしゃってくださって嬉しいです」
悠真が言ってくれて私は嬉しかった。
2人で車に乗り込み、少し進んだところで
「悠真、どうでした?」
と尋ねると、
「素敵なご夫夫ですごく幸せをいただきました。私も伊織さんとお二人のような時を重ねたいです」
と嬉しい言葉を言ってくれた。
「悠真……愛してます」
「ふふっ。私も伊織さんのこと……愛していますよ」
愛しい恋人からの言葉に私はまた車を停めて、唇を重ね合わせた。
悠真の甘い唾液が私を誘っているように思えて、私は唇を離すと急いで自宅へと向かったが、自宅に着いた時には長旅と緊張と酒ですっかり悠真は深い眠りについていたのだった。
駐車場に車を止め悠真の手を取り、家の正面へと連れていった。
今時のオシャレな家が立ち並ぶ住宅街で煉瓦造りの古びた洋館はかなり異質な存在を醸し出しているが、悠真は
「素敵なお家ですね。こういう家憧れます」
とキラキラとした目で見つめていた。
ああ、やっぱり悠真は私の運命だな。
私が初めてこの家に連れてこられた時と同じ反応だ。
嬉しくてつい『ふふっ』と笑みが溢れた。
「あ、子どもっぽかったですか?」
私が笑ったのを勘違いしたらしく少し恥ずかしそうにしている悠真に
「違うんです、私も初めてここに連れて来られたとき、同じように思ったので嬉しかったんですよ」
というと、
「伊織さんと一緒なら嬉しいです」
と笑っていた。
「さぁ、中に入りましょう」
門から玄関までの石畳を数歩歩きながら、玄関のチャイムを鳴らすとすぐに扉が開いた。
どうやら待ち侘びてくれていたらしい。
「おかえり、伊織」
「ただいま帰りました」
久しぶりの面と向かっての会話に少し緊張しつつも答えると、宗一郎さんと皐月さんの視線は既に悠真に向いていた。
「宗一郎さん、皐月さん。彼が砂川悠真さん。私の大切な人です」
「初めまして。砂川悠真と申します。この度はご招待いただき誠にありがとうございます」
笑顔を見せ、深々と挨拶をする悠真に先に口を開いたのは皐月さんだった。
「あなたが悠真くん! 伊織が言っていた通りね。凜としていて華があって、それでいて芯が強い。こんなに素敵な子が伊織のことを待っていてくれたなんて……ああ、本当にありがとう」
悠真の手をとって嬉しそうに握手をしている。
悠真は驚きつつもすごく嬉しそうだ。
「皐月、ほら嬉しいのはわかるがまだ玄関先だぞ。中に案内しよう」
「あ、そうだった。ごめんなさい。さぁ、悠真くんどうぞ入って」
皐月さんは繋いだ手を離しもせずそのまま悠真を連れてリビングへと入っていった。
玄関先にポツンと置いて行かれた私を見て宗一郎さんが
「伊織、申し訳ない。皐月はずっと楽しみにしていたものだから、しかも伊織が連れてきた子が想像以上に素敵な子で嬉しいんだよ」
と肩をぽんぽんと叩きながら、慰めてくれた。
「ほら、伊織も中に入ろう」
さっと私から荷物をとり、先へと進んでいく宗一郎さんの後を追いかけて中に入った。
リビングに行くと、悠真はもうすでにダイニングの一席に座っていた。
私が急いで悠真の隣に腰を下ろすと、皐月さんがメインの肉料理をオーブンから取り出して盛り付けをしているのが見えた。
宗一郎さんは盛り付けの終わった大皿をテーブルの真ん中に置き、
「さぁ食事にしようか」
と声をかけた。
宗一郎さんがポンとシャンパンを抜き、悠真と皐月さん、そして自分のシャンパングラスに注いでいく。
「伊織のはこっちにしておこうな」
私のグラスだけノンアルコールと書かれたシャンパンが注がれていく。
「今日は帰るんだろ?」
どうやら宗一郎さんにはお見通しのようだ。
「はい」
と返事をすると、皐月さんは
「泊まっていったらいいのに」
と残念そうな声をあげているが、流石にこの家で悠真と愛し合うわけにもいかない。
とはいえひさしぶりの逢瀬なのだから我慢もできない。
やはり今日のところは帰るのが無難なのだ。
「次はまた泊まりにきますから」
そういうと、皐月さんは嬉しそうに笑っていた。
シャンパンで乾杯をして、皐月さんの手料理に舌鼓を打ちひとしきり自己紹介なんかも終えたところでそういえばと悠真が持ってきた袋から大きな箱を取り出した。
「あの、これうちの実家が作っているマンゴーなんですけど、もしよかったら召し上がってください」
「えっ? マンゴー? 私も宗一郎さんもマンゴー大好きなんだ! 嬉しいっ!」
皐月さんと宗一郎さんは嬉しそうにその箱を開け、真っ赤に熟したマンゴーを見て目を細めている。
「そんなにマンゴーが好きだったとは知りませんでしたよ」
「ああ、今までそんなに食べたことはなかったんだが、2年くらい前かな……浅香くんのホテルに皐月と2人で泊まった時に食べさせてもらったマンゴーが絶品でね、それ以来何度か東京で買ってみたんだが、あの時のマンゴー以上に美味しいものにはまだ巡り合ってないんだ。悠真くんのご実家は宮古島だと言っていただろう? あの時のマンゴーも確か宮古島産だと言っていたから嬉しくなってしまったんだよ」
宗一郎さんの言葉に私も悠真も驚きすぎて一瞬言葉が出なかった。
まさかこんな偶然があるとは……。
私が悠真を紹介する前からこんな縁があったとは思いもしなかったな。
「んっ? どうかしたの?」
私たちの様子が気になったのか、声をかけてくれた皐月さんに
「実は、浅香さんのホテルで出しているマンゴーは悠真のご実家のマンゴーなんですよ」
と説明した。
「ええーっ! それ本当??」
「はい。だから驚いてしまって。そんなに美味しいと言っていただけるなんて、母と祖母が聞いたら喜びます」
「いや、こちらこそ嬉しいよ。思い出のマンゴーにこんな形で出会えると思っていなかったからね。ありがとう」
嬉しそうな宗一郎さんと皐月さんを前に悠真は満面の笑みを浮かべていた。
食後のコーヒーを飲みながら、
「それでこれからの生活はどうするつもりなんだ?」
と宗一郎さんが尋ねてきた。
その質問に悠真の身体がぴくっと震えた。
もしかしたら反対されるのではと思っているのだろうか。
大丈夫だから、と安心させるように私は悠真の手をそっと握った。
「西表と東京では離れすぎだろう? 何か考えているのか?」
「はい。私、近いうちに石垣島に住所を移すつもりでいます。そこなら、東京にいるよりはずっと悠真の近くにいられますから」
「石垣島? また、どうして?」
「実は石垣島イリゼホテルの料理人として採用していただけることになりまして、そこで働くことに決めたんです」
私は採用してもらった経緯について詳しく話をした。
倉橋さん直々の誘いに驚いていたが少しホッとしているようにも見えた。
「弁護士事務所の方はどうするんだ?」
「いずれ悠真と西表で生活することを決めた時には誰かに譲ることになるかもしれませんが、それまではそちらもちゃんと続けます。月の半分を東京で、もう半分を石垣でと考えています」
「そうか、伊織が悠真くんとの生活をも守るために考えたことなら私たちは反対しないよ。
悠真くんを寂しがらせることがないようにな」
その言葉に悠真はハッとした表情を見せた。
宗一郎さんも皐月さんも私たちが離れ離れになることを心配してくれていたんだとわかったからだ。
悠真はポロポロと涙をこぼしながら、
「ありがとうございます」
という言葉を繰り返した。
あっという間に夜も遅くなり、西表からの長旅をしてきた悠真にはそろそろ疲れも溜まっている頃だろう。
「宗一郎さん、皐月さん。そろそろ帰ります」
「そうか、気をつけて帰れよ。悠真くん、またぜひ遊びにきてくれ」
「はい。ぜひお邪魔させていただきます」
「ここは伊織の実家だから、悠真くんにとっても実家だからね。もし、伊織と喧嘩したらうちにきてくれていいからね」
皐月さんは少し酔っていそうだけれど、今の言葉は多分本音だろう。
私が悠真と喧嘩などすることはないだろうが、きっと宗一郎さんも皐月さんもその時は悠真の味方をするだろうな……。
そんなことを思っていると、
「喧嘩は多分しないと思いますけど、ここが実家だとおっしゃってくださって嬉しいです」
悠真が言ってくれて私は嬉しかった。
2人で車に乗り込み、少し進んだところで
「悠真、どうでした?」
と尋ねると、
「素敵なご夫夫ですごく幸せをいただきました。私も伊織さんとお二人のような時を重ねたいです」
と嬉しい言葉を言ってくれた。
「悠真……愛してます」
「ふふっ。私も伊織さんのこと……愛していますよ」
愛しい恋人からの言葉に私はまた車を停めて、唇を重ね合わせた。
悠真の甘い唾液が私を誘っているように思えて、私は唇を離すと急いで自宅へと向かったが、自宅に着いた時には長旅と緊張と酒ですっかり悠真は深い眠りについていたのだった。
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