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番外編

宮古島旅行※ 12

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楽しい楽しい4人でのお風呂です。
タイトルでもお分かりのように何か起きます(笑)

  *   *   *


「お風呂、こっちですよ」

案内されたのは本宅と廊下で繋がった先にある、沖縄の赤瓦に白い漆喰が美しい離れ。

これが全部お風呂なのか。
お義父さんたちがお風呂好きだと言っていたが相当だな。

温泉旅館にでもきたかのような引き戸を開けると広い脱衣所に驚く。

「すごいな」

「ふふっ。父さんがお風呂上がりにのんびり寛げるようにって、広々と作ったんですよ。今、流行りのととのうっていうやつですね」

「ああ、サウナのか? 真琴、よく知ってるな」

「はい。前に兄さんと倉橋さんと一緒にサウナに入った時に、教えてもらったんです」

「――っ、倉橋さんも一緒に?」

「はい。倉橋さん、サウナが好きで自宅にも西表の別宅にもサウナを作ってるそうですよ」

いやいや、倉橋さんのサウナ情報は今はどうでもいい。

「ま、真琴、まさか裸でじゃないよな?」

「えっ? 浴衣、みたいなやつ着てましたけど」

きょとんとした顔でそう言われてホッとしたものの、いくら浴衣姿とはいえ、汗にまみれた真琴の色っぽい姿を俺より先に倉橋さんがみていたということか?

安慶名はこのことを知っているんだろうか。

少しモヤモヤしたものを感じながら、脱衣所の中へ進む。

広々とした脱衣所は着替え場所が二箇所に分かれている。
おそらく男性陣と女性陣に分けたのだろうが、ちょうどいいな。

俺たちと安慶名たちで分かれて使えるのはありがたい。

片側に入ったところで、安慶名と悠真さんが入ってきた。
俺は真琴を奥にやり自分の身体で隠すように着替え始めると、安慶名は一瞬でその意図に気付いたようですぐに反対側に悠真さんと進んでいった。

これで着替えは気にせずに済むな。
あとは風呂場の中か……。

まだまだ神経を使うが仕方がない。

「優一さん、行きましょう」

真琴はタオルで隠しもせず俺の手を取って風呂場に行こうとする。
真琴にしてみれば自宅の風呂なのだから隠す必要を感じていないのかもしれないが、これを安慶名に見られると思うと複雑な心境が蠢く。

それでもタオルで隠してとはいえず、ギュッと抱きしめながらできるだけ俺の身体で隠すように浴室に入った。

「これは素晴らしいな」

これが一般家庭の風呂場とは思えない。
余裕で10人は入れそうな広い浴槽。

洗い場も広く、シャンプーやボディーソープ、トリートメントなんかも充実している。
これは俺たちが来るから揃えたものとは思えない。
でも普段はお義母さんとお祖母さんの二人暮らしなのに、なぜこんなに……。

「お義母さんたちはこんなに気を遣っているのか、さすがだな」

「ああ、これですか。これは全部倉橋さんが送ってくれるんです」

「えっ? 倉橋さんが?」

「はい。なんでも倉橋さんが開発したものを試作品として置かせて欲しいって無料でたっぷりくださるんですよ。母さんは肌も弱いので市販のものでいつも同じものしか使えなかったんですけど、倉橋さんのは体質に合うみたいで安心して使えるみたいですよ。特に、この宮古島の雪塩で作ったパックは母さんのお気に入りで、顔だけじゃなくて身体中に使ってるんですけど、そのおかげか、肌ももちもちになったって喜んでるんですよ」

「確かにお義母さんたちの肌艶は素晴らしかったな……」

「ですよね、これ使い始めてから母さん、僕たちの姉さんだと勘違いされて喜んじゃって」

初めてお義母さんとお祖母さんに会った時に若いなと思ったのはこんな理由があったのか……。
これほどまでに効果があるなら、かなり売れるだろうな……。
倉橋さん、凄すぎるな。

「このパックは、どうやって使うんだ?」

「この雪塩パウダーをお湯で混ぜるとトロトロになるんですよ。それを身体に塗ってマッサージするんです」

「なるほど。じゃあ、髪と身体を洗ったら真琴にやってあげよう」

「ふふっ。お願いします」

いつものように真琴を膝に乗せて椅子に座ると、風呂場の扉が開く音がした。
安慶名と悠真さんが来たか。

さりげなく真琴の身体をずらし、安慶名から見えない位置にすると、安慶名も少し離れた位置で同じように悠真さんを膝に乗せて椅子に腰を下ろした。

「成瀬さん、お風呂気に入りました?」

「えっ、ああ。広くて寛げますね」

突然悠真さんに話しかけられて驚いたが、真琴の方だけを見つめながら言葉を返した。

「ふふっ。でしょう?」

嬉しそうな悠真さんの声が響く。

「安慶名さん、目の前にあるそのパック、使ってみてください! 兄さんに使い方を聞いたらいいですよ」

今度は真琴が安慶名に話しかけると、安慶名は同じように真琴には一切視線を向けずに

「雪塩? ここの特産品ですか?」

と尋ねていた。

「伊織さん、これ……実は社長が開発したものなんですよ」

倉橋さんが開発したという話を安慶名も聞いて驚いているようだ。
でも効果は抜群だからな。

そんな話をしている間に、真琴の髪と身体を洗い終え、自分のもさっと洗い終えた。

「優一さん、お願いします」

そんな笑顔を見せる真琴はまるで小悪魔のようだ。

俺が真琴の身体をマッサージしてどうなるかわかっているだろうに。
それとも悠真さんや安慶名の前なら何もしないとでも思っているのだろうか?

俺が我慢できるかどうかは真琴の反応次第だな。

さらさらとした本当に雪のような粉を手に乗せお湯を少しかけると、まるでとろりとしたアレのようなものに変化した。
それを真琴の腕に塗り込んでいくと、もともと滑らかな肌がさらにもちもちと吸い付いてくる。

「これ、すごいな」

「でしょう?」

その吸い付くような感触があまりにも気持ちよくて腕だけでなく、背中や胸にも広げていくと

「ひゃんっ!」

真琴が可愛い声をあげた。

どうやら手が真琴の可愛い乳首を掠めてしまったようだ。

「ゆぅ、いちさん……っ」

「ごめん、わざとじゃないんだ」

そうは言いつつも、真琴の火照ったような表情に真琴の尻の下で俺のモノはとんでもない大きさに育ってしまっている。

「ゆ、ういちさん……これっ」

「真琴があまりにも可愛いから、我慢できない」

「でも、にいさんたちが……っ」

「大丈夫。真琴が声を出さなければ気づかれないよ」

そう言って、俺は安慶名と悠真さんに背を向けて真琴を向かい合わせに座らせた。

俺の昂りと同様に真琴もすでに可愛らしく勃っているのが見える。

「なんだ、真琴も同じじゃないか」

「だって……ゆう、いちさんが……」

「そうだな。だからちゃんと責任を取るよ。口押さえてろよ」

「えっ……っ」

驚く真琴を横目に、俺は自分と真琴のモノを重ねて扱いた。

「んっ……っ、んんっ……っん……っ」

俺の胸の前で両手で必死に口を押さえる真琴の可愛さにメロメロになりながら、扱く速度を早めると

「んんっ……んっ!!!」

真琴はあっという間に蜜を放った。
その可愛いい姿に俺も後を追うように蜜を放った。

どろりとした蜜が俺の手と俺たちの腹に飛び散っているが、あのパックとよく似ているから気づかれないだろう。

さっとシャワーで洗い流し、身体を清めてから俺は真琴を向かい合わせに抱きかかえたまま浴槽に身体を沈めた。
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