溺愛弁護士の裏の顔 〜僕はあなたを信じます

波木真帆

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「ああ……っ、やん……っ」

優一さんの指が僕のお尻の割れ目を何度か擦って、ぷつりと中に挿入ってきた。
こんなところに指を挿入られて気持ち悪いはずなのに、優一さんの指が中を擦るたびに身体の奥がキュンキュンと疼く。

「やぁーっ……んっ、ああっ――! ああっ……んんっ……っ」

グチュグチュとはしたない音を立てながら中をかき混ぜられてその度にあられもない声をあげて、恥ずかしくなってしまう。
刺激におかしくなりながら必死に目を開けて優一さんを見ると

「真琴……可愛いよ。もっと声を聞かせて……」

と優しい声をかけてくれる。
その間もずっとお尻の中に挿入られた指は僕の身体の中で蠢いている。

ああ、もう本当に気持ち良すぎておかしくなる。
自分でもどうなってしまうのかわからないけれど、そんな僕を好きだと言ってくれるならもういいか。
気づけば僕は感情のままに声をあげてしまっていた。

「もうそろそろいいか……」

かすかにそんな声が耳に入ってきたような気がした。
と同時に、僕の中にいた優一さんの指がゆっくりと引き抜かれた。

一気に快感が消えてしまったけれど、まだ身体の奥には優一さんの指の感触と刺激が残っている。
それがなんとも寂しくて、

「ぬいちゃ……やぁ――っ」

と声を上げると、

「ふふっ。大丈夫。今からもっと気持ちがいいの挿入いれてあげるから……」

と優しい声がかけられた。

もっと気持ちがいいもの?
その時の僕にはもうそれが何かもわからなくなっていて、ただ欲望のままに叫んでしまっていた。

「ゆ、いちさん……きもち、いいの……はや、くぅ……ほし……っ」

「――っ!! ああっ、もう煽らないでくれっ!!」

「やぁ――っ、はや、くぅ……っ」

「く――っ!」

優一さんはベッド脇に置いていたあのボトルをもう一度手に取ると手のひらにたっぷりと乗せ、それを乱雑に投げ捨てた。
それを自分の大きなモノに撫で付けると、僕のお尻の割れ目に擦り付けた。

挿入いれるぞ。力をぬいていて」

その声と同時に僕のお尻に熱く硬いものをググッと押し付けられ、言われた通りにふぅと必死に息を吐いた瞬間、その熱いモノが僕の中へ挿入りこんできた。

「ひゃあ……っん、んんっ!!」

「くっ……流石にキツいな……」

今までに感じたことのないとんでもない圧迫感なのに、どうしてだろう……すごく気持ちがいい。
僕の中が途轍もない力で押し広げられていくのに、さっきまでずっと与えられてきた刺激で僕は抵抗する力もない。

「あっ……あっ、んっ……」

「真琴……ああっ、真琴の中……気持ちがいい……」

「ああああっーーーっ!!」

優一さんの腰がググッと押されて、そのままグチュンと音を立てて硬くて熱いモノが僕の中へと挿入りこんできた。

「真琴……わかるか? 今、私と真琴が一つになってるぞ」

「ひゃぁ……っああ、んんっ……わか、るぅ……」

ググッと奥を突かれると、中にいる大きなモノがその存在を主張する。

「……ゆ、いちさん……の、おっきぃ……」

「くっ――!! あんまり煽るなって……っ、ああ、もう動くぞ」

そう言ったかと思ったら、そのまま激しく腰を振り始めた。

優一さんが動くたびにお腹の奥がゴリゴリと擦られる。

「ああ……っん……きもち、いぃ……っ」

「真琴……可愛いっ、可愛いっ」

「はぁっ……はぁっ……んっ――ああっ……も、っとぉ……おく、までぇ、きてぇ……っ」

「くそっ! 可愛すぎだろっ!!」

さらに激しく奥を擦られて気持ち良すぎてたまらない。
僕は優一さんに抱きつきながら叫んだ

「あぁ――っん、ゆ、いちさん……だい、す、きぃ……」

「真琴っ! 私も好きだっ!!」

「あっ……やぁ――っ、も、う……イくぅ……」

あまりの快感に限界を迎えた僕は優一さんに奥を擦られながら、ビュルビュルと精を放った。
さっき放ったばかりなのにいっぱい出てしまったのはそれくらい気持ちが良かったということなのかもしれない。

「真琴……お前はもう私のものだ……愛してるよ」

愛の言葉を囁かれチュッと唇にキスされた。
僕の最奥を穿つように、身体全部を激しく揺り動かされたと思ったら、優一さんの苦しげな声と共に僕の中に温かいものが拡がっていく感覚があった。

ああ、もしかして優一さんも気持ち良くなってくれたのかな……。
だったらすごく嬉しい……。

僕……本当に優一さんの恋人になれたんだ……。

僕は幸せに満ち足りた気持ちでそのまま意識を失った。

「うーん……」

目を覚ますと僕は優一さんに抱きしめられていた。
その瞬間、意識を失う前の情景が一気に思い出される。

「わっ!」

恥ずかしくて優一さんの胸に顔を隠すと、

「真琴……可愛い顔を隠さないで見せてくれ」

と甘い声が降ってくる。

ゆっくりと顔を上げると、満面の笑みを浮かべた優一さんと目があった。

「身体は辛くないか?」

そう言われて、気づいた。

「あれ? 綺麗になってる……」

「ああ、それなら私が風呂に入れたんだ」

「えっ……優一さんが、お風呂に? 全然気が付かなった」

「それくらい疲れさせてしまったってことだ。怪我しているのに悪かったな」

「そんなこと……僕、あの……幸せです」

そういうと、優一さんは何故か苦しそうな表情を見せながら

「ああ、もう本当に可愛すぎるな」

と言って僕を強く抱きしめた。
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