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ドキドキするっ!
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「あ、あの……ちょ――っ、優一さんっ」
「んっ? どうかした?」
「あの、お風呂って……」
「入るだろう? 湿布も取り替えないといけないし」
「それって……優一さんも、一緒に……?」
「もちろん。だって、真琴くんは安静にしないといけないだろう?」
何を言っているんだ、当然じゃないかとでも言わんばかりの優一さんの様子に恥ずかしがる僕がおかしいのかな? と思いつつも
「あの、ちょっと、恥ずかしくて……」
というと、
「真琴くん……お兄さんとは一緒に入らないの?」
と尋ねられた。
「えっ? もちろん、入ります。温泉も大好きだし、今借りているマンションのお風呂広いので一緒に入っておしゃべりしたりしますけど?――」
「だろう? 私は真琴くんにとって兄さんみたいなんだから、恥ずかしがることないよ。 私を兄さんだと思えば恥ずかしさなんてなくなるだろう?」
「えっ? 兄さん……?」
確かに兄さんみたいだとは言ったのは僕だ。
でも……うーん、そう、かも。
気にしている僕の方がおかしいんだ。
大体優一さんはお医者さんなんだし、僕が一人でお風呂に入れないから介助するだけで恥ずかしがることなんて何もないよね。
「あの、じゃあ……お願い、します……」
そういうと、優一さんは嬉しそうに笑った。
脱衣所にあるソファーに僕を座らせると、ささっと手際よく服を脱がされる。
下を脱がされる前にフェイスタオルよりは少し大きめのふわふわのタオルをかけられて、見えないようにさっとズボンと下着を脱がせてくれた。
「このタオル、腰に巻いておいて。私も服を脱いでおくから」
優一さんは僕に声をかけると、さっとジャケットを脱ぎネクタイを緩め、シュッと引き抜いた。
わぁっ!
大人の男って感じでかっこいいっ!
兄さんもかっこいいんだけど、どちらかというと綺麗寄りだもんな。
タオルを腰に巻いておいてと言われたのも忘れて、優一さんがシャツのボタンを外し始めたのをぼーっと見つめていると、シャツの下からびっくりするほどの筋肉が現れた。
「わぁ……すごく綺麗……っ」
ボディビルダーの様なムキムキの筋肉じゃなくて、なんていうんだろう……まるで、そう。
彫刻みたい。
身体の全てに綺麗な筋肉がつけられていて、肉体美という言葉が本当に似合ってる。
抱きかかえられていた感覚ですごく逞しくて安心感があるなと思っていたけれど、こんなに綺麗な身体をしているなんてびっくりしてしまった。
優一さんの綺麗な身体に見惚れてしまっていると、
「ふふっ。そんなに見つめられると照れるな……」
と優一さんの声が耳に入ってきた。
「えっ? あっ、ごめんなさいっ! つい……」
「いや、褒められて嫌な気は全くしないからね」
「あの、すごく鍛えていらっしゃるんですね」
「ああ。弁護士は体力勝負だし、それに……今日みたいに絡まれた時なんか必要だろう? 弁護士は結構憎まれることも多いからね」
「えっ……そう、なんですか?」
「まぁね、あっ、怖がらせてしまったかな? 大丈夫、真琴くんには絶対に指一本触れさせたりしないから安心していいよ」
にっこりと笑顔を向けてくれる優一さん。
本当、一緒にいるだけでホッとするな。
「さぁ、風邪をひくといけないから風呂に入ろうか」
「えっ、あっはい」
いつの間にか腰にタオルを巻いていた優一さんが僕の目の前でしゃがみ込んで、足に巻かれた包帯と湿布を外してくれてそのまま抱きかかえられる。
うわっ、優一さんの肌の感触が直に伝わってくる。
服の上から抱きかかえられている感じと全然違うんだけどっ!
うわぁーっ、なんだろう。
すっごくドキドキするっ!
全然兄さんと同じじゃない。
だって兄さんにはこんなドキドキなんてしないもん。
いつもおしゃべりしながらお互いに服を脱いで、お互いに身体を洗いっこして……。
でも優一さんと洗いっこ……?
全然想像つかないっ!!
お風呂場はマンションのお風呂よりももっと広くて、いい匂いがしていた。
その洗い場に置かれた椅子に僕をそっと座らせてくれて、さっとシャワーをかけられる。
そしてすぐさま、シャンプーを手に取るとささっと僕の頭を洗い始めた。
頭まで洗ってもらうなんて申し訳なさすぎて、大丈夫ですと言おうとしたけれど、なんだこれ……っ。
すっごく気持ちがいい。
「強さはどう? 痛くない?」
「……すっ、ごく……きもちいぃ……です」
「――っ、そうか。それならよかった」
こんなの美容師さんでも感じたことない。
それくらい気持ち良すぎて、なんだか眠ってしまいそうになる。
トロトロと瞼を閉じそうになったところで、シャワーで泡を洗い流された。
ああ、危ないっ。
眠ってしまうところだった。
そう思いつつも、終わっちゃったのが寂しく思ってしまう。
それくらい優一さんの指が気持ちよかったんだ。
「んっ? どうかした?」
「あの、お風呂って……」
「入るだろう? 湿布も取り替えないといけないし」
「それって……優一さんも、一緒に……?」
「もちろん。だって、真琴くんは安静にしないといけないだろう?」
何を言っているんだ、当然じゃないかとでも言わんばかりの優一さんの様子に恥ずかしがる僕がおかしいのかな? と思いつつも
「あの、ちょっと、恥ずかしくて……」
というと、
「真琴くん……お兄さんとは一緒に入らないの?」
と尋ねられた。
「えっ? もちろん、入ります。温泉も大好きだし、今借りているマンションのお風呂広いので一緒に入っておしゃべりしたりしますけど?――」
「だろう? 私は真琴くんにとって兄さんみたいなんだから、恥ずかしがることないよ。 私を兄さんだと思えば恥ずかしさなんてなくなるだろう?」
「えっ? 兄さん……?」
確かに兄さんみたいだとは言ったのは僕だ。
でも……うーん、そう、かも。
気にしている僕の方がおかしいんだ。
大体優一さんはお医者さんなんだし、僕が一人でお風呂に入れないから介助するだけで恥ずかしがることなんて何もないよね。
「あの、じゃあ……お願い、します……」
そういうと、優一さんは嬉しそうに笑った。
脱衣所にあるソファーに僕を座らせると、ささっと手際よく服を脱がされる。
下を脱がされる前にフェイスタオルよりは少し大きめのふわふわのタオルをかけられて、見えないようにさっとズボンと下着を脱がせてくれた。
「このタオル、腰に巻いておいて。私も服を脱いでおくから」
優一さんは僕に声をかけると、さっとジャケットを脱ぎネクタイを緩め、シュッと引き抜いた。
わぁっ!
大人の男って感じでかっこいいっ!
兄さんもかっこいいんだけど、どちらかというと綺麗寄りだもんな。
タオルを腰に巻いておいてと言われたのも忘れて、優一さんがシャツのボタンを外し始めたのをぼーっと見つめていると、シャツの下からびっくりするほどの筋肉が現れた。
「わぁ……すごく綺麗……っ」
ボディビルダーの様なムキムキの筋肉じゃなくて、なんていうんだろう……まるで、そう。
彫刻みたい。
身体の全てに綺麗な筋肉がつけられていて、肉体美という言葉が本当に似合ってる。
抱きかかえられていた感覚ですごく逞しくて安心感があるなと思っていたけれど、こんなに綺麗な身体をしているなんてびっくりしてしまった。
優一さんの綺麗な身体に見惚れてしまっていると、
「ふふっ。そんなに見つめられると照れるな……」
と優一さんの声が耳に入ってきた。
「えっ? あっ、ごめんなさいっ! つい……」
「いや、褒められて嫌な気は全くしないからね」
「あの、すごく鍛えていらっしゃるんですね」
「ああ。弁護士は体力勝負だし、それに……今日みたいに絡まれた時なんか必要だろう? 弁護士は結構憎まれることも多いからね」
「えっ……そう、なんですか?」
「まぁね、あっ、怖がらせてしまったかな? 大丈夫、真琴くんには絶対に指一本触れさせたりしないから安心していいよ」
にっこりと笑顔を向けてくれる優一さん。
本当、一緒にいるだけでホッとするな。
「さぁ、風邪をひくといけないから風呂に入ろうか」
「えっ、あっはい」
いつの間にか腰にタオルを巻いていた優一さんが僕の目の前でしゃがみ込んで、足に巻かれた包帯と湿布を外してくれてそのまま抱きかかえられる。
うわっ、優一さんの肌の感触が直に伝わってくる。
服の上から抱きかかえられている感じと全然違うんだけどっ!
うわぁーっ、なんだろう。
すっごくドキドキするっ!
全然兄さんと同じじゃない。
だって兄さんにはこんなドキドキなんてしないもん。
いつもおしゃべりしながらお互いに服を脱いで、お互いに身体を洗いっこして……。
でも優一さんと洗いっこ……?
全然想像つかないっ!!
お風呂場はマンションのお風呂よりももっと広くて、いい匂いがしていた。
その洗い場に置かれた椅子に僕をそっと座らせてくれて、さっとシャワーをかけられる。
そしてすぐさま、シャンプーを手に取るとささっと僕の頭を洗い始めた。
頭まで洗ってもらうなんて申し訳なさすぎて、大丈夫ですと言おうとしたけれど、なんだこれ……っ。
すっごく気持ちがいい。
「強さはどう? 痛くない?」
「……すっ、ごく……きもちいぃ……です」
「――っ、そうか。それならよかった」
こんなの美容師さんでも感じたことない。
それくらい気持ち良すぎて、なんだか眠ってしまいそうになる。
トロトロと瞼を閉じそうになったところで、シャワーで泡を洗い流された。
ああ、危ないっ。
眠ってしまうところだった。
そう思いつつも、終わっちゃったのが寂しく思ってしまう。
それくらい優一さんの指が気持ちよかったんだ。
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