何も知らないノンケな俺がなぜかラブホでイケメン先輩に抱かれています

波木真帆

文字の大きさ
上 下
6 / 10

凄すぎて目が離せない※

しおりを挟む
「う、うそ――っ!」

信じられないっ!
せ、先輩が……お、俺のをな、舐めるなんて……。

「ふふっ。ご馳走さん。濃くて美味しかったぞ」

ニヤリと嬉しそうに笑顔を向けられて恥ずかくてたまらない。

「やっぱり若いな。一度出してもまだビンビンじゃないか」

「――っ、ちがっ!」

そう否定したいのに、興奮しまくっているのは確かで……。

「違くないだろ? ほら」

「ひゃあっ!」

ピンと指で弾かれるだけで甘い痺れが走った。

こんなのもう自分の身体じゃないみたいだ。
だって、自分でやる時だって一度出したらもうそれで萎えてしまうのに。
何で今日に限ってこんなに興奮しているんだろう。

「まだまだ時間はたっぷりあるから、いっぱい気持ち良くしてやるよ」

「ひゃんっ! せ、せんぱぃ……耳元ではなさ、ないで……っ」

「ふふっ。お前、本当に可愛いな」

ギュッと抱きしめられながら耳元で囁かれると、何かがゾクゾクと背中を駆け抜けていく。

力が抜けて先輩に身を任せている間にズボンも下着も取り去られてしまって、俺は先輩に全裸を晒してしまっていた。

「せ、んぱぃ……っ、おれ……」

「大丈夫、俺に任せてくれたらいい。葉月は気持ちいいことだけ考えていてくれ」

「きもち、いぃこと……?」

「ああ。こことか」

「ひゃああっん!」

乳首をキュッと摘まれた瞬間、身体がびくんと震えた。

「本当お前、いい反応するな」

「なん、で……こんな、とこ……っ」

「そりゃあ感じてるからだろう? 俺と葉月、かなり相性良さそうだな。ほら」
「そんなわけ――っ、ああっん!」

反論しようとした途端、今度は下を撫でられて腰が跳ねてしまった。

「どうだ? 普通、嫌な相手から触られて気持ちよくなるか?」

「――っ、そ、れは……」

俺が何もかも初めてで、童貞だから快楽に弱いだけで……。
そう言いたかったのを見透かされたように

「ばーか、誰にでも反応するわけないだろ。いいか? お前は、俺が好きなんだよ。だから、黙って感じてろ」

と軽々と抱き上げられ、そのままベッドの中央に押し倒された。

「ちょ――っ、せんぱ――」
「葉月、みとけ」

「えっ?」

先輩は俺を跨ぐように膝立ちになると、腰に結んだバスローブの紐を俺に見せつけるように解き始めた。

あっ……この下には、あのおっきなモノが……。

シャワーを浴びていた時の先輩のあの裸体が頭の中に甦ってきて、思わずゴクリと息を呑んだ。

「ふふっ。期待してるのか?」

「ちが――っ!」
「ほら、どうだ?」

「わ――っ!!!」

バスローブを脱ぎ捨てた先輩の裸体は、俺の頭の中に残っているあの先輩のモノよりも遥かにデカくて刺激的だ。

臍にまで付きそうなほど大きく反り返っていて、俺の手首くらいはありそうだと思うくらい太い先輩のモノが凄すぎて目が離せなくなってしまっていた。

「ふふっ。気に入ってくれたようだな」

「なん、でこんなに……おっきぃんですか?」

「当たり前だろ、葉月のあんな可愛い姿見てずっと我慢してたんだからな」

「が、まん?」

「ああ。これでいっぱい愛してやるからな」

「やぁ――っん、そ、れ……っ!」

さっきイったばかりの俺のモノに、先輩の熱くておっきな昂りをゴリゴリと擦り付けられだけで気持ちがいい。

「ほら、葉月。自分から腰動かしてるぞ」

「そんな、こと……っ、いわ、ないで……っ」

「これで、わかっただろ? お前は、俺に愛されたいんだよ」

俺は、先輩に愛されたい……?
そう、だったのか?
なんか気持ちいいことをずっと与えられながらそんなことを言われ続けたら、そうなのかと思ってしまう。

「だから、もう何も考えるな」

先輩はヘッドボードに置かれていたボトルを手早く取り、さっと手のひらに載せたと思ったら、そのまま先輩は俺のと先輩のおっきな昂りを重ねて擦り始めた。

「ああっ、ちょ――っ、ま、ってぇ……きもち、よすぎるぅ……っ」

先輩が手を動かすたびにぬちゅぬちゅといやらしい音が響く。
裏筋の敏感な場所に先輩の大きく張り出した熱いモノがゴリゴリと擦られてまたイッてしまいそうになる。

ああ、もうおかしくなりそう……。

あまりの気持ち良さにもう抗わずにこのままもう一度イっても……なんて思っていると、突然俺のお尻の穴を撫でられている感覚があった。

「ひゃ――っ、そ、こ……っ」

自分でも直に触れたことのない場所に先輩が指を這わせている。
そんな想像もしえない事態にどうしていいかわからなくなる。
それなのに、先輩は嬉しそうに

「ここ、柔らかくしとかないとな」

と言いながら、ぷつりと指を差し込んできた。

「ああっ――!!」

本来なら出すための場所に挿入はいってくる圧倒的な違和感。
ギュッと締まった場所を押し広げられるような不思議な感覚に俺はもう声も出せなくなっていた。

「葉月、力を抜くんだ」

「そ、そんなこと、いわれても……っ」

自分の身体なのに、もはやどうやって力を抜いたらいいかもわからない。

どうしていいかわからなくなっていると、スッと先輩が僕に倒れ込んでくるように覆い被さった。

「せ、んぱぃ……」

「葉月、愛してるよ」

「ひゃあんっ!!」

耳元で蕩けるような甘い声で囁かれ耳たぶをちゅっと吸われた瞬間、一気に力が抜けたのがわかった。
と同時に俺の中を何かが蠢く感触がした。

これ、先輩の指?
こんな奥まで?

内臓をかき混ぜられるようなその感触に気持ち悪さと共に、なぜか気持ちいいと思うところもある。

何、これ……。
なんで?

いつの間にか指は一本だけでなく、何本かが俺の中をバラバラに動き回っている。
その中の一本がどこかをかすめた瞬間、ビリビリっと今まで感じたこともないような刺激がつま先から頭まで一気に貫いていった。
しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話

gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、 立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。 タイトルそのままですみません。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

幸せの温度

本郷アキ
BL
※ラブ度高めです。直接的な表現もありますので、苦手な方はご注意ください。 まだ産まれたばかりの葉月を置いて、両親は天国の門を叩いた。 俺がしっかりしなきゃ──そう思っていた兄、睦月《むつき》17歳の前に表れたのは、両親の親友だという浅黄陽《あさぎよう》33歳。 陽は本当の家族のように接してくれるけれど、血の繋がりのない偽物の家族は終わりにしなければならない、だってずっと家族じゃいられないでしょ? そんなのただの言い訳。 俺にあんまり触らないで。 俺の気持ちに気付かないで。 ……陽の手で触れられるとおかしくなってしまうから。 俺のこと好きでもないのに、どうしてあんなことをしたの? 少しずつ育っていった恋心は、告白前に失恋決定。 家事に育児に翻弄されながら、少しずつ家族の形が出来上がっていく。 そんな中、睦月をストーキングする男が現れて──!?

こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件

神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。 僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。 だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。 子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。   ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。 指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。 あれから10年近く。 ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。 だけど想いを隠すのは苦しくて――。 こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。 なのにどうして――。 『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』 えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…

月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた… 転生したと気づいてそう思った。 今世は周りの人も優しく友達もできた。 それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。 前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。 前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。 しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。 俺はこの幸せをなくならせたくない。 そう思っていた…

処理中です...