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番外編
オスのフェロモン
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朝から伊月と甘々な時間を過ごした後、慎一が仕事に行ったら……?
そんなことを思いついてしまったので書いてみました。
慎一が勤めている動物病院の院長視点のお話です。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side馬原(動物病院の院長)>
珍しいな。
甲斐くんがギリギリになっても来ないなんて。
今日はココちゃんとアリスちゃんの避妊手術が入っている。
手術予定日はいつも早めに入っているというのに、どうしたんだろう?
避妊手術自体は難しいものではないが、甲斐くんが休みとなれば私が手術を対応することになるため、その時間は外来を断らなければいけない。さて、どうしたものか……。
甲斐くんの出勤日は週に多くて三日ほどだ。
比較的患者の多い週明けの月曜日。手術日の水曜日は確実で、後は緊急手術があった日に要請するくらいだ。
だが、甲斐くんの丁寧な診察と手術は飼い主さんだけでなく、ワンちゃんたちからの信頼も厚い。正直院長である私より人気があるのではないかと複雑になることもあるが、それも甲斐くんの手腕だと思えば納得するしかない。
ヤキモキしながら一応外来の準備もしつつ、手術の準備を整えていると開院の五分前に急いた様子で甲斐くんが裏口から入ってきた。
「すみません、遅くなりました」
さっと上着を脱ぎ白衣を羽織る姿はいつもと変わらない。
だがその表情に違和感を覚えた。
いつもセンスよくセットされている髪が若干乱れている気がする。
しかもなぜかツヤツヤとした血色のいい顔で、遅れてきたというのに妙に機嫌がいい。
「いや。まだ開院前だから問題ないが、どうした? 何かあったか?」
「いえ、特には。大丈夫ですよ」
そういいつつも彼の表情が機嫌良さそうなのは変わらない。
これはきっと最近できたという可愛い恋人のことに間違いない。
その証拠に看護師たちが彼から放たれる色香に反応して目を輝かせているのがわかる。
甲斐くんがこの病院に勤めてくれるようになって長いから、誰にも反応しないことは看護師たちもわかっている。だから誰も迫ったりしないが、それでも今日は彼から放たれる男の色香と幸せオーラに反応せずにはいられないのだ。
開院早々に今日の手術のココちゃんが飼い主のママさんと共に現れた。
白衣姿で男の色香を撒き散らす甲斐くんにママさんだけでなく、ココちゃんも反応している。
まだ幼いワンちゃんまで男のフェロモンで惹きつけるとは甲斐くんもさすがだな。
甲斐くん自身はそんな周りの反応には全く気にする様子もなく、手術前の診察を終えると準備の間にスマホを眺めては幸せそうな笑顔を見せている。
やっぱり恋人さんか。きっと朝から甘い時間を過ごしてきたんだろう。
あの甲斐くんが朝から欲望を抑えることもできずに時間ギリギリまで愛し合うとは余程の相手なんだろう。
一度くらいは甲斐くんの恋人に会わせてもらいたいところだが、今の彼の様子では無理だろうな。
「甲斐くん、お疲れさん」
手術を終え、いつもの白衣姿に戻った彼にアイスコーヒーを見せテーブルに置くと、彼は余裕たっぷりな笑顔を見せた。
「馬原院長。外来は大丈夫ですか?」
「ああ。一段落したよ。少し休憩しよう」
アイスコーヒーを手に、私は先にソファーに腰を下ろした。
甲斐くんはテーブルに置いておいたアイスコーヒーのグラスを手に、私の向かいに腰を下ろす。
アイスコーヒーを口にすると、一気に半分ほど飲み干した。
「美味しいですね」
「それはよかった。さっき、ココちゃんの様子を見てきたが大丈夫そうだな」
「ええ。お利口さんだったので手術も楽でしたよ。午後はアリスちゃんでしたね。あの子もすぐに終わるでしょう」
甲斐くんの腕を持ってすれば避妊手術は簡単なものなのだろう。
だからこそ安心して彼に任せていられるんだ。
「仕事をしたら落ち着いたな」
「なんのことですか?」
私の言葉になんのことだかわからないという表情を向ける。そういうものなのだろう。
「流石に自分では気づかないか。朝からずっと男のフェロモンを撒き散らしてたぞ」
「えっ――!」
目を見開いて驚く姿につい笑ってしまう。
珍しい。甲斐くんがこんなに動揺するとはな。
「やっぱり恋人さんか」
「はい。その、可愛くてつい我慢ができなくて……」
「ははっ。甲斐くんも普通の男だったんだな。安心したよ」
揶揄い気味に告げると彼は真剣な表情で私を見た。
「実は、恋人と離れている時間が惜しくてこの仕事を辞めさせてもらおうかと思っていたんです」
「えっ? ほ、本気か?」
思わぬ言葉に今度は私の方が驚かされた。
今、甲斐くんに辞められたらたちまち困ってしまう。
なんとかして引き止めなければと思ったが、彼は笑いながら話を続けた。
「でも可愛い恋人が、獣医の俺が好きだと言ってくれたんで当分は辞めませんよ」
「えっ? 恋人さんが?」
「はい。しかも俺の夢を応援するために愛玩動物看護師の資格まで取ってくれるっていうんで、それを取ってくれるまでは獣医を続けさせてもらいます」
彼の夢はブリーダー。
それが整うまでの間うちで働いてもらうことになっているが、恋人さんはその彼の夢を応援するために国家資格まで取ってくれるというのか。
並大抵の努力では報われない。それくらい難しいことに挑戦するなんて……恋人さんは甲斐くんのことを余程愛しているんだろう。
そしてそんな恋人に心から愛を捧げる甲斐くん。
本当にいい相手に出会ったのだな……。
「これからはできるだけ迷惑をかけないようにしますよ」
「いや、みんなも見惚れているだけだから迷惑にはなっていないよ」
そんな健気な恋人との甘い時間なら失くす必要は無い。
それよりも心配なことがある。
「甘い時間を過ごした後は恋人さんは外に出さない方がいいんじゃないか?」
甲斐くんがここまでフェロモンを放っているとなるとおそらく相手もかなりのものだろう。
襲われでもしたら危ない。
「大丈夫です、当分は家から出すつもりはありませんから」
「えっ……」
サラッとすごいことを言い放つ甲斐くんに驚きながら、彼の恋人に少し同情めいた感情を抱いてしまったのは内緒だ。
そんなことを思いついてしまったので書いてみました。
慎一が勤めている動物病院の院長視点のお話です。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side馬原(動物病院の院長)>
珍しいな。
甲斐くんがギリギリになっても来ないなんて。
今日はココちゃんとアリスちゃんの避妊手術が入っている。
手術予定日はいつも早めに入っているというのに、どうしたんだろう?
避妊手術自体は難しいものではないが、甲斐くんが休みとなれば私が手術を対応することになるため、その時間は外来を断らなければいけない。さて、どうしたものか……。
甲斐くんの出勤日は週に多くて三日ほどだ。
比較的患者の多い週明けの月曜日。手術日の水曜日は確実で、後は緊急手術があった日に要請するくらいだ。
だが、甲斐くんの丁寧な診察と手術は飼い主さんだけでなく、ワンちゃんたちからの信頼も厚い。正直院長である私より人気があるのではないかと複雑になることもあるが、それも甲斐くんの手腕だと思えば納得するしかない。
ヤキモキしながら一応外来の準備もしつつ、手術の準備を整えていると開院の五分前に急いた様子で甲斐くんが裏口から入ってきた。
「すみません、遅くなりました」
さっと上着を脱ぎ白衣を羽織る姿はいつもと変わらない。
だがその表情に違和感を覚えた。
いつもセンスよくセットされている髪が若干乱れている気がする。
しかもなぜかツヤツヤとした血色のいい顔で、遅れてきたというのに妙に機嫌がいい。
「いや。まだ開院前だから問題ないが、どうした? 何かあったか?」
「いえ、特には。大丈夫ですよ」
そういいつつも彼の表情が機嫌良さそうなのは変わらない。
これはきっと最近できたという可愛い恋人のことに間違いない。
その証拠に看護師たちが彼から放たれる色香に反応して目を輝かせているのがわかる。
甲斐くんがこの病院に勤めてくれるようになって長いから、誰にも反応しないことは看護師たちもわかっている。だから誰も迫ったりしないが、それでも今日は彼から放たれる男の色香と幸せオーラに反応せずにはいられないのだ。
開院早々に今日の手術のココちゃんが飼い主のママさんと共に現れた。
白衣姿で男の色香を撒き散らす甲斐くんにママさんだけでなく、ココちゃんも反応している。
まだ幼いワンちゃんまで男のフェロモンで惹きつけるとは甲斐くんもさすがだな。
甲斐くん自身はそんな周りの反応には全く気にする様子もなく、手術前の診察を終えると準備の間にスマホを眺めては幸せそうな笑顔を見せている。
やっぱり恋人さんか。きっと朝から甘い時間を過ごしてきたんだろう。
あの甲斐くんが朝から欲望を抑えることもできずに時間ギリギリまで愛し合うとは余程の相手なんだろう。
一度くらいは甲斐くんの恋人に会わせてもらいたいところだが、今の彼の様子では無理だろうな。
「甲斐くん、お疲れさん」
手術を終え、いつもの白衣姿に戻った彼にアイスコーヒーを見せテーブルに置くと、彼は余裕たっぷりな笑顔を見せた。
「馬原院長。外来は大丈夫ですか?」
「ああ。一段落したよ。少し休憩しよう」
アイスコーヒーを手に、私は先にソファーに腰を下ろした。
甲斐くんはテーブルに置いておいたアイスコーヒーのグラスを手に、私の向かいに腰を下ろす。
アイスコーヒーを口にすると、一気に半分ほど飲み干した。
「美味しいですね」
「それはよかった。さっき、ココちゃんの様子を見てきたが大丈夫そうだな」
「ええ。お利口さんだったので手術も楽でしたよ。午後はアリスちゃんでしたね。あの子もすぐに終わるでしょう」
甲斐くんの腕を持ってすれば避妊手術は簡単なものなのだろう。
だからこそ安心して彼に任せていられるんだ。
「仕事をしたら落ち着いたな」
「なんのことですか?」
私の言葉になんのことだかわからないという表情を向ける。そういうものなのだろう。
「流石に自分では気づかないか。朝からずっと男のフェロモンを撒き散らしてたぞ」
「えっ――!」
目を見開いて驚く姿につい笑ってしまう。
珍しい。甲斐くんがこんなに動揺するとはな。
「やっぱり恋人さんか」
「はい。その、可愛くてつい我慢ができなくて……」
「ははっ。甲斐くんも普通の男だったんだな。安心したよ」
揶揄い気味に告げると彼は真剣な表情で私を見た。
「実は、恋人と離れている時間が惜しくてこの仕事を辞めさせてもらおうかと思っていたんです」
「えっ? ほ、本気か?」
思わぬ言葉に今度は私の方が驚かされた。
今、甲斐くんに辞められたらたちまち困ってしまう。
なんとかして引き止めなければと思ったが、彼は笑いながら話を続けた。
「でも可愛い恋人が、獣医の俺が好きだと言ってくれたんで当分は辞めませんよ」
「えっ? 恋人さんが?」
「はい。しかも俺の夢を応援するために愛玩動物看護師の資格まで取ってくれるっていうんで、それを取ってくれるまでは獣医を続けさせてもらいます」
彼の夢はブリーダー。
それが整うまでの間うちで働いてもらうことになっているが、恋人さんはその彼の夢を応援するために国家資格まで取ってくれるというのか。
並大抵の努力では報われない。それくらい難しいことに挑戦するなんて……恋人さんは甲斐くんのことを余程愛しているんだろう。
そしてそんな恋人に心から愛を捧げる甲斐くん。
本当にいい相手に出会ったのだな……。
「これからはできるだけ迷惑をかけないようにしますよ」
「いや、みんなも見惚れているだけだから迷惑にはなっていないよ」
そんな健気な恋人との甘い時間なら失くす必要は無い。
それよりも心配なことがある。
「甘い時間を過ごした後は恋人さんは外に出さない方がいいんじゃないか?」
甲斐くんがここまでフェロモンを放っているとなるとおそらく相手もかなりのものだろう。
襲われでもしたら危ない。
「大丈夫です、当分は家から出すつもりはありませんから」
「えっ……」
サラッとすごいことを言い放つ甲斐くんに驚きながら、彼の恋人に少し同情めいた感情を抱いてしまったのは内緒だ。
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いぬぞ〜さま。コメントありがとうございます!
いつも思い出してくれた頃に書いちゃってますよね(笑)
もう本当に以心伝心がすぎる💖
朝から時間ギリギリまで愛し合っていたらフェロモンを撒き散らしても仕方ないですね。
でもちゃんと自分たちの立場を心得ている看護師たち。最高ですね。
ワンちゃんたちにもフェロモンで魅了させちゃうシン。
それもまたすごいですよね。
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